たけるん掲示板

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自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:20:51


最初はカットで、葉ちゃんが神社に来た所から書きます!
ネタばれ注意
自然癒異変1
麗「んん~・・何か嫌な感じがする・・」
霊「掃除中に物騒な事いわないでよ、母さん」
魔「でもねーさんの勘はあたるしなぁ」
霊「ん、魔理沙きてたの?ほら暇なら掃除手伝ってよ」
魔「えー、参拝客に無理やり掃除させる神社なんて初耳だぜ」
霊「ならお賽銭いれなさい」魔「断るぜ」麗「まぁまぁww」
ここは博麗神社、いつものような一日で終わると思っていたのに・・
まさか、あんな異変の始まりなんて、おもってもいなかった・・・。
葉「はぁ・・はぁ・・」
魔「お?」麗「どうしたの?魔理沙」
わたしが魔理沙の目線にあわせると、そこには緑色の、おそらく植物の妖怪だろうか?がたっていた
葉「あ、あの・・博麗神社ってここであって・・ますか?」
霊「えぇ、そうよ」
すると女の子は飛び跳ねて、
葉「やったー!やっとついたー!」
麗「すごい喜びようね・・」
葉「えっと・・お参りしていいですか?」
麗「(おや・・律儀な子ね)」
魔「お参りー?こんな巫女さんの所なんざやめ」
ズビシィィィィ!!あ、霊夢のチョップきまった・・。
いたそー・・あら涙目になってる
霊「もっちろん!ささ、こっち!」
魔「ちぇー」麗「こっちに願えばいいのにねー」
魔「それをいっちゃあ賽銭箱の意味がなくなるぜ」
葉「・・・」霊「ん?どうしたの?」
葉「いや、その・・・みてるんですか?」
霊夢はその妖怪ちゃんをガンミしてる・・・。
霊「あ、そうよね。ごめん」
葉「よいしょ・・」
霊「・・・(ジーーー)」
麗「・・・・(見るな。)ズビシッ!」
霊夢の頭に私の手とうがいい音をたててあたった・・
葉「えっと確か、ご縁があるようにっていれるんだよね・・・」
霊「・・ちっ」麗「少し後で裏いきましょうか?霊夢」
霊「えっ!?いや何にもいってないわ!」
葉「??えっと、それ!・・幻想郷のすべての植物が、元気でありますように・・」
霊「それっぽっちの癖にずいぶん大きな願い事・・・」
麗「いいかげんにしなさい。うら、あて身」霊「あふん」
葉「えっ、あっ、やっぱりちょっと少なかったですか?」
麗「きにしないで大丈夫よ」
葉「・・しょうがないよね。皆の元気のためだもん・・・」
その子がとりだしたのは、さすがに多すぎるお金。
麗「え、あ、え?そんなに!?」
魔「おいおいやめとけって。そんな金そう簡単に集められるもんじゃないだろ?」 葉「えい!」 麗「うわぁ・・」
霊「え?何?何がおきてんの?」
麗「かくかくしかじか」
葉「これで、神様はお願い聞いてくれるでしょうか?」
こら、魔理沙、私をみないで・・。
霊「えーと・・は、話だけでもきいてあげようかな!」
葉「本当ですか!」麗「のりかかった船だしわたしも手伝うわ~」

キットカット

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:24:21

いいですよ、そうしましょう。

葉ちゃんかわいい・・ハッ!
自然癒異変・・・2
麗「はい粗茶だけど」霊「言わないで、悲しくなるから」
魔「本当に粗茶だな」霊「帰れ」
魔「またまたそんな冗談を」
霊「あいにくあんたに言う冗談は持ち合わせてないの」
葉「お、おいしいですよ、お茶」
麗「気をつかわせてどうすんの」
葉「軽く共食いな気分ですけど」
麗「・・・(霊夢のほうを見る)」霊「・・・(顔をそむける)」
魔「・・・(半笑い)」
葉「ご、ごめんなさい。軽い冗談のつもりだったんですけど・・・」
麗「ヒソヒソ(気をつかわせすぎよー!)」
霊「ヒソヒソ(ごめんなさーい)」
魔「凄いヘビーだったぜ」
麗「それで、どうしてあのお願いのためにこの神社に?」
葉「はい。・・・あ、そういえばまだ自己紹介してませんでした
瀬笈 葉っていいます」
霊「葉・・・ねぇ?ずいぶんかわった名前」
魔「じゃあ葉っさんだな、葉っさん」
麗「その腰を深く落としそうな呼び方はやめて」
魔「いいじゃん、強そうで」
霊「私は博麗 霊夢。よろしく」
魔「霧雨 魔理沙だ。よろしくな!」
麗「私は博麗 麗香、一応ここの神様よ。よろしくね」
葉「神様!?神様なんですか!?麗香さん!」
きる

Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:28:11


自然癒異変・・・3
麗「えぇ、もとは人間なんだけどね」
葉「はぁ・・やはり神様なんているんですね」
魔「まぁ、ケロケロやオンバシラもいるしな」
葉「??・・それに博麗 霊夢、さん・・・」
霊「ん?どしたの?」
葉「あ、いえ・・・。えっと・・・異変を解決する巫女さん、ですか?」
霊「呼び方は霊夢でいいわ。確かに異変を解決してるけど?」
麗「私も麗香でいいわ」
魔「私は魔理沙でいいぜ。ちなみに、私も異変解決は趣味だ」
葉「え、えっと・・・。じゃぁさん付けで。(それにしても、魔理沙さん、も・・・異変解決するんだ・・・)」
霊「私は葉って呼ばせてもらおうかな」
麗「私もそうするわ」
霊「で、どうしてこの神社までお参りに?」
葉「それが・・・私のすんでいたあたりの植物が、全部元気がなくなっちゃって」
魔「まだ冬には遠いぜ?」
葉「冬だって、植物は元気です。でも、なぜか急にみんな元気がなくなっちゃって・・・」
麗「元気がないって・・・枯れていってるとか?」
葉「枯れていったり、話す気力がなかったり・・・。とにかく、元気がないって感じなんです・・・」
魔「話す気力?植物ってはなすのか?」
葉「はいっ!向日葵さんなんか、夏は毎日熱唱してますよ!」
魔「何か近づきたくなくなるな・・・」
霊「植物には詳しくないんだけど、病気とかじゃないの?」
葉「違います。そしたら、私だけ無事な理由がありません」
麗「・・・って事は、葉は植物の妖怪ってとこね」
魔「ま、なんにせよ行ってみればいいんじゃないか?」

きるーん


Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:32:00


自然癒異変・・・4
霊「そうね・・・。じゃぁちょっと紅魔館にでも行ってみる?」
その瞬間魔理沙がひきつった笑みをうかべた
魔「え?ど、どうしてだ?」
霊「ほら、パチュリーとか結構知恵を貸してくれそうじゃない?」
魔「あー・・・・・・。そう、だな・・・・・・」
あ、顔伏せた。
麗「何よ、何かまずい事でもあるのかしら?」
魔理沙は悟った、嘘はもうつけない・・。
魔「いやぁ・・・、実はちょっと本を借りてきたばかりで・・・」
麗「アンタはもう!葉ちゃん、目と耳ふさぎなさい」
葉「え?は、はい!」
魔「お・・おちつけって!ちょ!マジでやめてくださいって!」
麗「問答無用!夢想封印!」
魔「アッー・・ピチューン・・」
それから・・
葉「本ですか。だったら、ちょうど返しに・・・」
霊「葉、魔理沙の借りるっていうのは盗むと一緒だから」
魔「ちゃんと借りてるぜ?死ぬまでな」
お灸をすえたのにまったくきいてない・・。
魔「とにかく、他いこうぜ!」
葉「ダメですよ、借りたものはちゃんと返しておかないと。魔理沙さんに誰も貸してくれなくなっちゃいますよ」
霊・麗「(もうそんな感じだけどね)」
葉「そうだ!私も手伝いますから、一緒に本を返しましょう!」
魔「いや・・・家、散らかってるし」
そうなのだ、たまには私が掃除に向かうが見るも無残で探し物が見つかる可能性は低い
葉「私、探し物を見つけるのは上手だって褒められました!」
魔「~~っ。わかったぜ・・・。後悔するなよ?」
いって後悔する家って・・どんなんよ。はい、笑いこらえてます。
霊「ブハッ!!ww」あ、霊夢吹いた。
魔「・・・っ!」魔理沙、凄く霊夢をにらんでます。あ、こっち見た
麗「く・・ブハッ!ww」もう無理・・。
霊「後悔するほどなのね・・・。まぁいいわ」
麗「まずは魔理沙ん家ね」
魔「・・ああ。(覚えてろ)」
コネタだ~!!
霊「ん?何これ・・」
お賽銭箱に漆黒の闇が広がっている。
麗「え~?どれど・・!!」
きがつくと目の前には、よくわからない空間がひろがっていた
魔「おわ~、まさかこんな場所があったなんてな」
麗「あれは水晶かしら?何か彫ってあるわね」
霊「何、このあきらかにおかしい紫の水晶は?」
「これを見ているって事はその空間にいるって事かしら~?
皆のアイドルゆかりんよ~?その水晶にはあるシカケがあるのよ~
とある条件をみたすとわれるみたいね~
ためしにつくってみたわ~。じゃあ、これは魔法の森をこえたらわれる。という条件にするわぁ~。もちろんアイテムを奥においておくわ
他のは陣形が手に入るみたいよ?それじゃあがんばって水晶わってちょうだーい~♪  by永遠の17歳、ゆかりん」
麗「ふ~ん、まぁいいわ。外にでましょうか」
コネタおわり
麗「ふんー、裏には何があるかし・・」
霊「どったの?」
魔「何だぁ?あの木」
麗「実がなってるわね?」

きる!


Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:34:19


自然癒異変・・・5
移動中・・
目の前には植物系の妖怪がまちかまえている
葉「こんにちは」
麗「え~?」魔「・・・普通に挨拶した奴は初めてだぜ」
葉「え」 霊「う~ん。結構、葉って扱いづらいわね・・・」
葉「ご、ごめんなさい・・・」魔「ま、いいけどな。それに余所見してると危ないぜ?」葉「へ・・・・・・ぎゃ!?」
麗「油断大敵よ~。ほぉ、つるをつかうのね~」
葉「な、なんで」霊「それは、下級妖怪同士で何か会話できない訳?」葉「・・・えっと。・・・魔理沙さんが嫌いみたいです・・・」魔「また私かよ?」麗「あんた何したのよ!?」
魔「何もしてないぜ!?」霊「とりあえず魔理沙のせいってわけね。
全く・・・。ま、いいわ。いつもどおりやるわよ」
魔「オーケー。後腐れなくいこうぜ」
麗「まったく、おとなしく退治されてね?」
霊「葉、あなたも神社まで来たぐらいだから、やり方わかってるでしょ?」
葉「え!?じ、実は仲間におしえてもらって、こういうのは避けてきましたから」
キリリング



Re: Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:36:02


自然癒異変・・・6
麗「あらら」魔「ひたすら攻撃しまくって勝てばいいのさ。単純だろ?」麗「まぁ、そうだけどね~」
魔「ま、私も霊夢とねーさんもついてる。葉は気楽にしてればいいぜ」
葉「は、はいっ!頑張ります!」
妖「シャァァァッ!」麗「油断はしちゃだめよ?」
葉「何でそんな話ながらよけれるんです!?」
麗「勘よ」魔「よっと」
魔理沙のレーザーが妖怪のつるを焦がす
妖「ギッ!?」麗「下級が私達にかなうとでも?」
葉「片手で・・」地面をえぐるほどの威力を持つつるを彼女は片手でつかんでいるのだ。
葉「私も!」もっていた扇で雷をはなつも余り効いてない・・。
麗「はぁ!」麗香さんがお札をまく、妖「ギャァァ!」
霊「まだまだね、はぁ!」霊夢さんのお札がとどめとなったようだ
魔「うーん・・・。まぁ、最初はそんなもんだな」
葉「・・・っ、余裕そうです・・・ねっ・・」
霊「なれっこだからね、こういうの」
麗「葉ちゃんも、そのうち慣れるわよ」
魔「こっちもスペルカード準備してなかったけど、お前はどうした?」
葉「えっと・・・、そういうの全く必要なかったので・・・」
霊「のんびりしたところにいたのねぇ」
魔「ま、いいか。こういうのは私達にまかせとけ」
葉「は、はいっ」
霊「じゃ、めんどくさい場所にある魔理沙ん家にいきましょうか」
魔「ああ。葉は・・・植物の妖怪だから、胞子は平気なのか」
葉「はい。なんだかふわふわな気分になってきました」
魔「・・・・・・本当に大丈夫か?」
麗「大丈夫だ、問題ない。ま、本当にヤバそうだったら気絶させて運べばいいでしょ」
霊「何それ?」麗「変な電波を受信したわ」
魔「じゃあいくぜ」
~何かおこるまでカット~
麗「流石魔法の森、植物系がうじゃうじゃね」
葉「はぁ、はぁ。何で麗香さん息ひとつあげないんですか?」
麗「鍛えてるからね、体力には自信があるの」
魔「お、なんだなんだ?やる気か?」
目の前のは鳥系の妖怪がいた
葉「はふ~・・・襲わないで~・・・」
霊「襲うなよ 絶対にだぞ 襲うなよ」
魔「何一句詠んでんだよ」
霊「と言う訳でほら!構えて!葉!」
葉「は、はい!」
しばらーく
麗「通常弾が効いてない!?」
霊「こまったわねぇ・・・」
麗「今スペルもってないわよ」
魔「同じく」 霊「以下同文」
麗「・・・・。」
「「「にげるんだよぉぉぉぉ~」」」
葉「えっ!?はやっ!」 妖「キシャァァ!!」
葉「・・ま、まってくださーい!!」
すぐそこで魔理沙さん達は立っていた。
葉「はぁっ!はぁ・・・・っ!」
魔「いい逃げっぷりだぜ、葉!」
霊「しっかし、めんどくさいやつがいるわねぇ・・・」
魔「いつもならスペルカードで蹴散らしてるからな・・・」
霊「めんどくさいし、魔理沙の家は寄るのやめよっか?」

きりー

Re: Re: Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:38:06


自然癒異変・・・7
魔「おー霊夢~ねーさん~」
麗「!忘れ物は見つかったかしら?」
魔「あぁ、そっちの準備は?」
麗「まぁあの程度の雑魚なら楽勝でしょう」
魔「・・・もうねーさんのスペルだけでよくね?」
葉「何でですか?」霊「だって強いもん。それだって一番弱小のヤツでしょう?」麗「まぁ・・ね。手加減はするわ、つまらないもの」
魔「・・まっ、いいさ。よっしゃ。じゃぁ行くか。」
スペカ確認・・
魔理沙「ノンディレクショナルレーザー」
霊夢「封魔陣」
麗香「咲きほこる赤の華」
葉 まだなし
その後~~
魔「今度は思いっきりやっちまうぜ」
霊「手間かけさせたことを後悔するのね」
葉「(あ、あれ・・・?なんか怖い。)」
麗「それじゃあ、さっさとやりましょう。かかってらっしゃい」
戦闘開始。
妖「キィィィィ・・ギャォォォォォ!!」
麗「・・隙多いわよ~」
麗香さんが妖怪の頭に蹴りをいれる・・って!蹴ったよこの人!
妖「ぎっ!!・・」
妖怪が吹き飛ぶ・・どれぐらいつよいんですか・・。
妖「シュゥゥゥ・・キィィ!!」
妖怪が体制を持ち直して爪を光らせながらこちらへ向かってくる
霊「あら?貴方の相手は母さんだけじゃないのよ?
スペルカード 「封魔陣」」
弾幕が妖怪にはじけ飛ぶ!
妖「ア・・ガッ・・」
魔「甘いぜ?一斉にだ!スペル「ノンディレクショナルレーザー」
カラフルなレーザーが妖怪を焼いていく・・。
葉「はわぁ・・次元が違うなぁ・・。」
妖「グ・・ギギッ!・・ガァァァァ!!!」
妖怪は最後の力をふるしぼりたちあがるも・・もうおそかった・・
妖怪の目の前で赤い華が咲く。しかしそれは、妖怪を吹き飛ばす
あたり一面には赤い華のような弾幕が咲きみだれでいた・・
そう、妖怪には最初から・・逃げ場などもうないのだ・・。
麗「スペル・・「咲き誇る赤の華」。あふれる死の美しさに溺れなさい・・。」
そのまま妖怪は赤い世界に飲まれていった・・・
麗「おわったわね~」
きるーん

Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:39:47


自然癒異変・・・8
葉「や、やっと魔理沙さんの家にいけますね・・。」
魔「そうだな」
霊「(でもこんな強力な妖怪がなんでこんなところに・・・?異変でもおきたのかしら・・・?)」
考え込んでいると、魔理沙にチョップされた・・いたひ・・
霊「わっ!いきなりなにするの!?」
魔「(あんまり難しい顔すんじゃねーよ。お前がそんな顔すると、葉が心配するだろうが)」
魔理沙は葉に聞こえないようにヒソヒソと話してきた
霊「は?・・・!魔理沙、あんたも気づいてるの?)」
魔「(当たり前だっつーの。でもここでわたしたちまで深刻な顔したら、葉がもっとしんどいだろ?)」
霊「・・・・」
魔理沙はどこかするどい所があるから、異変は気づいているんじゃないかと思っていた。でも、ここまで考えているとはおもわなかった・・。
魔「(今までだってなんとかなってきたじゃねーか。だから今は平気な顔していよーぜ?)」
霊「(・・・・・・お優しいことで。モテる女性は違うって?)」
葉「あの、二人で一体何を・・・?」
麗「そーよ、母さんさびしくてしんじゃうわ~。」
魔「兎かっ!しかもあんた殺しても死なんだろ」
麗「(ま、全部きこえてるわ~。・・優しく育ったわね・・。二人共・・。)」
葉「(ごめんなさい。そこの草木から聞いちゃいました・・・
・・・・・・。ありがとうございます)」
魔「どーした?私ん家はすぐそこだぜ」
霊「ま、ついてからが問題だけどね。さっさといきましょ」
麗「おいていっちゃうわよ~?」
葉「あ、はい!」

Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:43:33


自然癒異変・・・9
魔「ここが私ん家だ」霊「じゃまするわ~」葉「お、お邪魔しまーす」
麗「相変わらずね・・。」
魔理沙の家はあいかわらずグチャグチャ、本があちこちに乱雑においてある。魔理沙らしいというか、なんというか・・・。
葉「こ、これは・・・・・・」
霊「ちょっとは掃除しなさいよ」
魔「いやぁ、すぐにこんな風になると掃除する気も・・・な?」
麗「ちゃんとすればならないわよ・・」
魔「ここになるやつがいるぜ~」
霊「さて、葉。あんたが言ったんだから責任もって探しなさいよね」
葉ちゃんもまさかこんな有様だとはおもってなかったのだろう。
苦笑いだ・・。
葉「は、はい・・・・・・」
葉ちゃんは本棚?らしき道をあるいていった
葉「うーん・・!」
麗「ん?どうかした?」
葉「いえ・・・今どこからか声が聞こえたんですけど・・・・・・」
魔「何も言ってないぜ?」
葉ちゃんはキョロキョロとあたりを見回す。
私にだって声は聞こえなかった。
葉「確か、こっちから・・・・・・」
葉ちゃんがとある本棚の近くへいき、本をもちあげるとそこには草がはえていた・・・。
葉「やっぱり!草さんがいました!」
霊「どんだけ汚いのよここ!?」
魔「結構生える」
霊「掃除しろよ!」
魔「いや、結構食えるんだぜ。煮たり、焼いたり」
いや、焼いたら燃えない?
霊「食うな!私に寄越せ!」
麗「えっ!?霊夢も食べるの?」
魔「おすそ分けしてほしいなら素直にそういえよ・・。」
葉「・・・そうだ! 草さん、魔理沙さんが借りてきた本が何処にあるかわかりませんか?・・・ふむふむ・・ありがとうございます」
魔「なんだ、わかったのか!?」
葉「魔理沙さんは、いつも読み終わったらぽい投げするから奥の方にあるだろうって言ってました」
麗「何故かしら、想像できるわ・・。」
霊「へぇ、植物もよく見てるのねぇ」
魔「植物の声が聞ける程度の能力か。以外と便利かもしれないなー」
葉「とりあえず、その本を探してきますね」
きりーんぐ


Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 17:46:26


自然癒異変・・・10
バサ、バサッ・・ドシャ!葉「!?ゲホゲホッ!!」
霊「植物の声・・・っていうよりは、意思を汲み取ってるって感じね」
あれ?むせてる葉ちゃんは無視ですか
魔「でも、紅茶は普通に飲んでたぜ?」
麗「お茶も普通に飲んでたし、相手は生きてる植物だけってとこかしら・・・」
魔「そういや、結界が弱まった時に植物とかも色々あったよな?」
霊「あれは別に植物の元気がなくなるってわけじゃなかったし・・・
病気じゃないとしたら、何が原因なのかねぇ」
魔「ま、そればっかりはまだなんとも。困ったとき、頼れるのが知識人だぜ」
葉「・・よいしょ・・あっ!」
麗「ん?何かあった~?」
葉「はい!魔理沙さん、この本ですか?」
魔「・・!・・懐かしいな、それだそれだ。サンキュー」
霊「さて、じゃあ・・・・・・」
魔「おっと、まだ待ちたまえ紅白巫女達」(わき巫女w)
霊「まさかあんたにそう呼ばれるとはね。あと()は余計」
麗「私も懐かしい呼ばれ方だわ」
魔「葉、実はまだもうちょっと探してほしい物があるんだけどなー?」
葉「え、えぇ・・・?」
魔「いやー、そこの草にも協力してもらってさー」
葉「は、はぁ・・・・・・。わかりました」
~3時間後~









Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 18:07:35


自然癒異変・・11
葉「はぁ、はぁ・・・・・・・。こ、これで全部、ですか・・・?」
魔「ああ」
麗「あんた頼むばっかで一回も手伝わなかったわね・・・」
魔「いやぁ、私が弄ると余計手間がかかりそうだったからな」
霊「納得」 魔「おい!?」
魔「ま、いいや・・・さて、んじゃ葉。ちょっとこっちに寄ってみそ?」
葉「え。ま、まだ何か?」
魔「違う違う。お前もスペルカードを用意しないと、色々危ないだろー?」
麗「ん、まぁ、あった方が安全よね。妖怪もいるし」
魔「教えるから、チャチャッと作るぜ」
葉「は、はい・・・。」

魔「ここがこうで・・・・」
葉「は、はひ!」

霊「・・・暇ねぇ・・」麗「寝たいわ」

数分後
魔「ん~・・・、なんかパッとしない感じだな~」
麗「あんまり、はかどってないわね~」
魔「いやぁ、こいつセンスないみたいだぜ」
葉「ご、ごめんなさい・・・・・・。」
麗「ひどいことをサラッというな!」ベシッ
魔「あてっ!」
霊「っていうか、あんたが拘りすぎてんじゃないの?」
魔「その、とりあえずは私が原因、みたいな流れはもうやめてくれよ」

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 18:09:43


自然癒異変・・・12
霊「どーせ派手なのとか作ろうとしてんじゃないの?」
麗「ありうるわ、葉ちゃん、ちょっと自分だけで作ってみたらどう?」
葉「は、はいっ!」
数分後?
葉「で、出来たーっ!」
魔「・・・・・・。一瞬で出来たぞ」
霊「人並みのセンスあるじゃない。やっぱり魔理沙の教え方が・・・。」
魔「でもいいのか?そんなんで。弱っちぃぞ?」
葉「こ、これからがんばります!」
魔「・・・。ま、いいか。使いたくないスペルカード作っても仕方ないからな」
霊「さ、さっそく紅魔館に・・」
ドカァァーン!!
麗「!?この音は!」
霊「近い・・・わね」
葉「!・・・」
麗「・・わかってるわよ。そんな顔しなくても」
葉「!」 霊「あんた、本当に優しい性格してるわね」
魔「しゃーない、行く前にひと仕事だな」
麗「いいことあるかもよ?」
魔「ははっ!そりゃ楽しみだ」
葉「・・・。」
霊「ほら、いくんでしょ」
葉「・・・はい!」

葉、スペル「新緑の温もり」使用可能。

?「っ・・はぁはぁ・・何でこんな妖怪がっ!?」
妖「グルル・・ガァァ!」
?「!?しまっ!」
麗「・・止まりなさい」
あたりに殺気があふれかえる・・。
妖「!?」
妖怪は殺気にあてられたのか、おとなしくなっている
麗「私の知り合いに何してくれてるのかしら?
このまま去るならよし。」
妖「グルル・・ナメルナ人間フゼイガァァァ!!」
妖怪はとびかかるが
麗「去らないのならば・・・。」
妖怪が背後を取り、勝ったと笑みを浮かべた瞬間・・
麗「退治するまでよ」
見事に妖怪の頭に回し蹴りが決まった

妖「ソッ・・ソンナチカラヲモツトハ・・。」
麗「さて、大丈夫?奏」
奏「イテテ・・麗香さん。助かりました。」
葉「知り合い・・ですか?」
奏「ん?知らない顔ですね」
麗「あぁ、今日しりあったの」
葉「瀬笈 葉です」
奏「あ、僕は柿音 奏といいます」
魔「ところでどうしたんだ?らしくないぜ?お前が妖怪に襲われるなんてさー」
奏「仕方ないじゃないですか、もう何十対も倒したんですよ?」
葉「な、何十対もですか!?」

Re: Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/07 (Mon) 18:11:40

自然癒異変・・・13
麗「そこまで驚く?現役のころならそれぐらい・・」
奏「いやいや!体のつくりが違いますからね!?」
麗「冗談よ、最近まぁまぁ強い妖怪が出没しているようね」
霊「えぇ、でもとりあえず今は葉の事を解決しないと」
奏「??何かあったんですか?」
魔「実はだな、かくかくしかじか」
奏「ふむ、植物が枯れていっていくのですか」
霊「できれば人手がほしいの。奏、力を貸してくれないかしら?」
葉「私からもお願いします」
奏「いえ、僕が断る理由なんてないじゃないですか!
    もちろん力をかしますよ!」
麗「助かるわ」 奏「いえいえ」
魔「それじゃあ」麗「あ、私少し抜けるわね」
霊「え!なんで?」麗「神社があけっぱだし・・少し博麗の代の資料でも目に通してあることをしようかなぁ・・と」
魔「ま、博麗神社に何がおこるかわからんしな」
麗「そういう事で、紅魔館にいって何かわかったら神社に戻ってきて頂戴。こっちでも昔の資料から何か植物の事でも調べておくわ」
霊「了解よ。ついでに誰か人手を探しておくわ」
葉「お気をつけて」
魔「一番ねーさんに似合わん言葉だなww」
麗「失敬な!これでも女よ?
   じゃあ、奏。頼んだわよ? じゃあね~」
こうして、麗香は神社に飛んでいってしまった
奏「じゃあとりあえずいきましょうか」
霊「こうなったら何が何でも情報を得て母さんに褒めてもらうわ!」
魔「そうだな!」 葉「?? お、おー!」
 きる

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/07/12 (Sat) 23:42:30

自然癒異変・・・・14
そして麗香とわかれた奏達は紅魔館へ向かうべく妖怪の山の麓へとたどりつくが、そこはいつもの妖怪の山の面影はなく、深い霧に包まれていた

魔「・・・ここって、こんな霧濃かったか?私の記憶にも霧がかかったのか?」
霊「んなわけないでしょ。それと記憶にかかるのは霧とは言わないわね」
奏「もやだね」
魔理沙のボケに霊夢がすかさずつっこむ
葉「えっ、違うんですか?」
葉は真面目な顔で奏にとう
全「・・・・」
葉「えっ」
奏「葉ちゃん、天然発覚だね」
葉「ずっとそうだと思ってました・・・(赤面)」
霊「まぁ、話を戻しましょう」

葉「すごい霧ですねー・・・」
霊夢は顔を少し険しくさせて
霊「もうちょっと視界は良かった気がするんだけど・・・」
魔「だよなー?こりゃ巫女の出番か?」
霊夢は少しムッとして
霊「妖怪の仕業っていいたいの?」
と魔理沙に言うが
魔理沙はやれやれというふうに手をあげて
魔「他に理由思いつくのか?」
と霊夢にといかける
霊「ふぅ・・・。わかったわよ、一応気をつけながら行けばいいんでしょ」
奏「霊夢さん怪我したら、僕麗香さんにはったおされるよね・・・」
魔「便利屋と奏の苦労、ここに見たりって感じだな」
霊「あー?」
レイムが魔理沙を思いっきり睨むが魔理沙はどこふく風という感じで
魔「冗談だよ。さ、行こうぜ」
葉「・・・・」
奏「あ、待ってよ二人共」

冗談を言い合いながら歩いていく二人をあわてておいかけていく奏、あわてていたから葉ちゃんがついてきていないことを知るのは後のお話

葉はそこに生えていた草と話していたのだ

葉「へぇ、そうなんですか。もうここに生えて10年・・・
え?仲間の人がいっちゃった?」
葉は先ほどまで奏達がいた場所を見渡すが
そこにはもう誰もおらずもぬけのからだ
葉「・・・・・・・・うそ」
葉は顔を真っ青にし、あわててみんなの名前をさけぶ
葉「れ、霊夢さーん!魔理沙さーん!奏さーん!」
だがもはやすべてが遅い、もう葉の声は霊夢達には届かない
葉「ど、どうしよう・・・。置いていかれちゃった・・・」
葉はまた草のところに戻ると血相を変えて訪ねる
葉「ど、どうしましょう!雑草さん!
そう、ですか?今から急げば追いつけますか・・・?
よ、よし。じゃぁ急いで追いかけます。また今度合いましょう!」

葉はよし!と顔をあげると少し歩き出すが・・・

葉「と、とにかくなんとかして皆さんに追いつかないと
・・・。大丈夫かなぁ・・・」
肩をがっくりおとし、とぼとぼ目の前にあった階段をおりていった

階段をくだりおえるとあたりは霧でおおわれて視界はさらに悪くなっていた
葉「うっ・・・。もう何も見えないよ・・・。霊夢さーん、魔理沙さーん、奏さーん!・・・」
葉の叫び声はただ響くだけで、誰からも返事がかえってくることはない
葉「うぅ・・・。行かなきゃ・・・。皆さんに追いつかなきゃ
・・・」
葉は泣きそうになるのをこらえながらテクテクと歩き出す
しばらく歩いていると何かにぶつかりしりもちをつく
葉「痛っ!」
葉はうった腰をさすりながら立ち上がる
葉「いてて・・・。何かにぶつかった・・・?」
妖「シャアァァァァ!!!」
葉「ひあぁ!?」
葉がぶつかったのは、鼠のような姿をした妖怪だった
ぶつかられた妖怪はおこっているようでジリジリと葉ににじりよる
葉「よ、妖怪さん!?ご、ごめんなさい・・・っ!!」
妖「ガアァァァァ!」
葉「ぎゃー!ダメダメ私食べたって草の味しかしないよおいしくないよ!」
葉ちゃんは首をぶんぶんとふってジリジリと後退する
葉「むしゃむしゃもっさもっさな食間だから不味いよだからお願い食べないでーっ!!」
妖「大丈夫だ、問題ない」
葉「!?」

妖「シャアァァァ!!」
妖怪は一気に葉へ飛びかかる
葉「いやぁぁもうダメぇぇぇぇ!!」
葉は猛ダッシュでもときた道を戻っていく

葉「がふぁっ!!」
葉はまた誰かとぶつかりしりもちをつく
?「いたた・・・。一体何?」
葉「挟み撃ち!?もう無理ごめんなさい霊夢さん魔理沙さん奏さん私はここでつままれるみたいです・・・」
咲「・・・あいにくだけど妖怪を食べたりしないわ」
葉「・・・へ?」
葉は目の前に現れたメイド姿の女の人を見てほうけた顔をする
咲「こんな視界が悪いのに、どうして走るの?危ないでしょう」
葉「え、いや、だって、その、妖怪に食われちゃう・・・」
咲「・・・妖怪って・・・それかしら?」
葉「うぅ万事休す・・・。こうなったら私の命に代えても・・・!」
葉は目の前に現れた女性の前に立つと
葉「ここは私が押さえます!だからさぁ逃げべて・・・噛んだ」
咲「下級妖怪に守られるほど弱いつもりはないんだけど・・・」
葉「・・・?」
女性は目をスッととじて、また目をひらく
そしてその目は、赤くなっていた
咲「悪いけど、いつものように対応しているわけにはいかないの。そこをどいてもらうわ!」
女性は太もものところからナイフをとりだして妖怪につきつけた

きる
目があぁ、目があぁぁ
しょぼしょぼする

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/08/19 (Tue) 15:07:40

さて、すいませんがちょっと参加者チェック
過去の雑談スレ参照
パチェさんが正体不明の子と言ってましたが多分クロだよね、うん
たけるんさん=たけるん
べにさん=レオナ
柿チョコさん=奏
鈴さん=零夜
ちょこさん=エル
ハルさん=刹那
愛緑者さん=芯苗
確か前の小説でユマユマさんも参加してたはず!
んででる場所は鈴仙の場所だから・・・
ユマユマさん=優真
っとこんな感じですかね?
誰か足りないとかありましたらまたおしえてくださいな
さて、本編を書くとしますか

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/08/19 (Tue) 16:06:46

自然癒異変・・・・15
咲夜が妖怪に向けてナイフをつきつけると
葉はその隣に立って、扇をかまえる
咲「・・・。手伝ってくれるの?」
葉「あ、だ、ダメ・・・ですか?」
咲「・・・・・。(逃げてたのに。まぁいいわ)
ありがとう。無理はしないで」
咲夜は葉にニコッと笑顔を向けると、葉は嬉しそうに笑って
葉「はいっ!(優しくて親切な人だぁ・・・)」

そして咲夜は妖怪のほうへ目線をかえるとナイフをかまえ、一直線に妖怪の脳天へむけナイフをなげる
妖怪は命の危険を感じ、逃げようとするが葉の攻撃によりうまく逃げる事ができずそのままナイフは妖怪の脳天へ突き刺さり、妖怪はギィィィィ!!と叫び声を上げながらそのまま動かなくなった

その咲夜のナイフ裁きを見た葉は目をキラキラさせる
葉「お強いんですね!」
咲「メイドだから」
葉「(え、そうなの?)」
メイドって強いもんなんだと葉がまた新しい思いこみをしたところで
咲夜は妖怪からナイフを抜き取り、綺麗に血をぬぐいとってまたケースになおしこんだ
咲「さて、紅魔館に戻らないと・・・」
葉「!紅魔館の人なんですか?」
咲「えぇ。それが?」
葉「えっとですね。私も紅魔館に向かっている途中なんです」
咲夜は少し難しい顔をして
咲「・・・あなたじゃ、美鈴すら突破できないと思うけど」
葉「美鈴・・・?」
咲「あー・・・いや。確か美鈴も寝込んでたかしら・・・」
咲夜ははぁ、頭をかかえる。
そして顔をあげると
咲「とにかく。今、紅魔館はとても招かれざる客を接待している余裕はないの。また今度にしてくれないかしら?」
葉「で、でも霊夢さんや魔理沙さん、奏さんも一緒ですし・・・」
咲「なんですって!?」
葉「ひぁっ!?」
葉が霊夢達の名前を出した瞬間、咲夜は驚いたように目を見開いた
咲「奏は大丈夫として、あ、あの二人が来るとろくなことにならないっていうのに・・・!
こうしてはいられないわ!道中気をつけて!それじゃさよなら!」
葉「え、あの・・・。ありがとうございましたっ!!」
咲「どういたしましてぇええぇ!」
そう叫ぶと同時に、咲夜の姿がパッと消える
葉「・・・消えた?・・・幻想郷ってすごい人達ばかりなんだなぁ・・・っと。私も早く三人に追いつかないと・・・!」

そうして葉はまた洞窟を歩き出す

そのころ

霊「夢想封印!」

霊夢達はこの霧を出した元凶と戦っていた
まぁもう終わったのだが
霊「はい、終了」
魔「三人でかかるのは反則だったかもな」
奏「めったうちだったもんね・・・」
霊「いーのよ、異変が解決すれば」

魔理沙は霊夢の発言に苦笑しつつ、おそらく隠れているであろう葉を呼ぶ
魔「葉ー。もう出てきていいぞー?」
しかし反応はない
魔「・・・あれ?」
霊「全く気配がしないけど」
奏「音も声もしないよ?」
魔「まさか霊夢・・・」
霊「な、なによ?」
魔理沙は霊夢の肩に手をポンっとおきつつ
魔「・・・あまりに貧困極まったからって食うことないだろ・・・?」
霊夢は黒い笑みを浮かべたあと魔理沙に回し蹴りを食らわすが魔理沙はそれをひょいっとしゃがむだけでよけてみせる
魔「冗談だよ」
奏「よくよけれたね・・・」



霊「マズイわねぇ。置いて来ちゃったかしら・・・?」
魔「お、なんだ。お前が心配するなんで珍しいな」
霊「私をなんだと思ってるの?」
魔「聞きたいか?ならば聞かせてしんぜ・・・」
霊「言ったら覚悟することね」(黒笑)
魔「とても神に仕えてるとは思えない発言だぜ。今更だけど」
奏「(無言でうんうんとうなずく)」
魔「お、そろそろ霧がはれるか?」
霊「そしたら探索ね。どっかの妖怪に食われてなきゃいいけど」
魔「あいつそこらの下級並みだもんな」
奏「そんな物騒なこといわないでよ・・・」

そんな話をしているうちに霧がはれていく

魔「おぉ晴れた晴れた。おてんと様が拝めるぜ」
霊「さて、それじゃあ散策・・」
?「その必要はないよ」
全「!?」
?「もうすぐ葉はここにくる。君たちはここで待ってればいいよ」
奏「き、君は?」
芯「私は樹羅 芯苗。葉の守護者」
霊「葉の・・・」
魔「守護者?」

続くー

あ、愛緑者さん
芯苗の口調がわからないです・・・
イメージ的にクールというか落ち着いてる感じでいこうかなと
能力が感情を力にかえる程度だからこんな感じでいかがでしょう?
葉ちゃんとは顔見知りでいいでしょうか?
また何かあれば作者交流所でおしえてくだされば助かります

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/08/23 (Sat) 23:12:58

芯苗がこんなに早くでたのは、最初のほうから参加希望をしてくれていたからですww

自然癒異変・・・16
全員が芯苗の登場により唖然としているところに葉がゼェゼェと肩を揺らしながら洞窟の出口のところから走ってくる

葉の登場に、霊夢達は芯苗そっちのけで葉のところへかけだしていく



葉「や、やっと・・・。お、追いつきました・・・」
魔「よっ」
霊「どうしてはぐれたの?」
葉「ちょ、ちょっと雑草さんとお話していたら・・・」
霊「あんた・・・」
魔「よく無事だったな。おそわれたりしなかったのか?」
葉「おもいっきりむしゃむしゃ食べられそうになりましたよ!でも紅魔館の親切なメイドさんが助けてくれて・・・」
霊「紅魔館に親切なメイドなんていたっけ?」
魔「いるわけないぜ。人の顔見りゃナイフ投げてくるメイドはいたけど」
奏「それは君が本を盗むからでしょ・・・」
魔「盗んでないぜ、借りてるだけだぜ」
霊「よく言う・・・」
葉「あ、あれ?とっても親切なメイドさんだったんですけど・・・」
霊「見間違いじゃないの?名前は?」
葉「聞いてません。三人の名前を出したら血相を変えて言ってしまって」
魔「おいおい。私たちが行くからって言ったら歓迎しろって言ってるようなもんだぜ」
霊「有名人は辛いよ、って感じね・・って何よ奏。その目は」
奏「べ~つにー・・・」
葉「へぇ!じゃああのメイドさんは三人の歓迎の準備をしなきゃって帰ったんですか。道理で急いでたわけですね!」
魔「そうだな・・・。派手な歓迎があるだろうなー・・・(目線をそらしながら)」
霊「ま、今は何か揉めているわけでもなし。そんな派手には・・・」
霊夢はそこまで言うと、はたと動きをとめて魔理沙を見る

魔理沙「?」←紅魔館から本を盗んできた

葉「葉。いざとなったら魔理沙を盾にしていいから」
奏「うん、思う存分つかっていいよ」
魔「いい加減私以外のヤツが原因になってほしいぜ」
葉「じゃぁ行きましょう!なぜか急に霧もはれましたし!」
霊「(人の苦労も知らずに・・・)」
芯「おい」
魔「(でも、あーいう笑顔は悪くねーな)」
芯「おーい」
奏「(うん、苦労は吹き飛ぶっていうか)」
霊「(笑顔じゃ腹は膨れないってね)」
魔「(素直じゃないなー)さ、行くぜ!」
芯「無視をするなぁぁ!!」






葉「えっと・・・どちら様で?」
芯「樹羅 芯苗、文花から聞いてはいないか?」
葉「芯苗さん!はい、お姉ちゃんからお聞きしています。仲の良いお友達だと!」
芯「と、友達か」
葉「?違うのですか?」
芯「あ、あぁ、昔仲良くしていたよ。それでな、今回は文花から君を守って欲しいとお願いされたんだ」
葉「私をですか?」
奏「何故葉ちゃんを?」
芯「!えっと・・・ほら、葉はまだ弱いだろう?文花も心配なんだろうきっと」
霊「まだ?後から何かあるみたいな言い方ね」
芯「・・・まぁ、何だ、これから君を命をかけて守ろう。君の姉さんのためにも、君のためにも」
魔「ま、味方になってくれるなら助かる。こっちだって調べるなら人手がほしいからな。何せ今は情報がすくなすぎる。」
芯「ありがとう。ついていく以上君たちにも手をかそう。これからよろしく頼むよ」
霊「(うーん・・・なんか隠してそうなんだけど・・・でもだましてるとか悪意はないみたいだし・・・一応信じてみてもいいヤツみたいね)」
魔「それじゃあ気をとりなおして!いくぞ!」
葉「はいっ!」

きります

口調こんなんでいいのかな・・・芯苗
こうなりゃヤケでいきます!

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/08/29 (Fri) 13:15:45

自然癒異変・・・17
葉「流石妖怪の山、妖怪がうじゃうじゃいますね」
奏「ま、そのほとんどが知能がない低級の妖怪なんだけどね」
霊「弱いぶんめんどくさいのよね、いちいちとびかかってくるから」
魔「ショットぐらいでたおせるけどな」
と魔理沙は答えながら、近くにあった宝箱を勝手にヒョイッとあける
魔「おっ、やりー。200金だってよ」
霊「魔理沙・・・あんた」
魔「今は異変を解決してるんだぜ?いいじゃないかちょっとぐらい」
奏「あれだね、RPGで宝箱をあける勇者と同じ感じだね」
芯「私もこんなのをひろったのだが」
霊「は?あんたもなの・・・ってこれ神社の裏にあったやつじゃないの?」
奏「あ、これ多分幻想の果実ってやつだよ。なんかでみたことある。これのなる木は幻想郷中にあるんだけど各地に一本ずつで、とても見つけにくい場所にあるんだって」
芯「道理で岩の隙間の奥にあったわけだ」
霊「えぇー・・・そんなとこにあんの?」
魔「まぁそれもいきがてら探そうぜ、なんかいいことでもあるかもしれないからな・・・おお、気つけ薬」
と魔理沙はまた宝箱をあけながら霊夢にそう言った
霊「腐らないの?それ」
奏「大丈夫らしいよ」
葉「普通の果物にしかみえませんねぇ」

と、しばらく雑談しながらあるいていると

魔「なんだ、通せんぼか?」
霊「命は大事にした方がいいと思うわよ」
葉「やる気満々ですね・・・霊夢さん」
奏「霊夢はこういうぶっとばせばオーケーっていう簡単なのがすきだからねぇ・・・」
魔「こういう通せんぼの度に蹴散らして押し通ってきた。その名も博麗霊夢である。なんて」
霊「その上物を盗む。その名も霧雨魔理沙ってね。」
奏「どっちもどっちじゃないか・・・」
霊「ま、なんにせよ」
芯「ここ通らないと紅魔館とやらに行けないからな」
魔「蹴散らすぜ」
葉「(魔理沙さんも芯苗さんもなんだか嬉しそう。
奏さんははぁ・・・ってため息ついてるけど・・・
もしかして・・・幻想郷ってそんな人ばっかり?)」

続く
(長すぎたので3話にカット)

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/08/29 (Fri) 14:14:44

自然癒異変・・・18

戦闘開始~

魔「そうだ!霊夢、【アレ】やってみようぜ!」
霊「【アレ】?」
魔「この前チルノを二人がかりで遊んだ時に、お遊びで使った【アレ】だよ」
奏「そんなことしてたの!?」
霊「え、あんなの実戦に向かないわよ」
葉「(二人【がかり】で【遊んだ】・・・?)」
魔「ま、物は試しって言うだろ?行くぜ!」
霊「比重は明らかにあんたが重いから、私は別に構わないけどね・・・」
魔「んじゃあ早速やるぜ!」
そう言うと魔理沙は箒を取り出し空へ飛び上がる
霊夢はお祓い棒を取り出すと、妖怪を円のような結界で包み込み、身動きをとれなくすると
その結界をだんだんと小さくし、完全に動けない状態にした
しかもその結界はふれていると被弾扱いのようでどんどん妖怪に体力は削られていく
完全に霊夢の結界が小さくなり、妖怪は自由にうごけるようになったが、魔理沙が上空で待機しているのを忘れてはならない
魔「いくぜ!」
魔理沙は八卦路を構えると、完全に油断している妖怪に向けて太いレーザーを放つ
妖怪は完全に魔理沙をみていなかったせいで、避ける事ができず、そのまま被弾してしまった
そしてレーザーがやむと、そこには完全にのびている妖怪がころがっていた

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/08/29 (Fri) 14:16:18

自然癒異変・・・19
、魔理沙は上空から地面へと降下する
魔「よっと・・・うん、実戦でも使えるみたいだな」
霊「そりゃ威力は前よりあげたし」
奏「てかこんなのをチルノ相手につかってたのか・・・」
芯「鬼畜だな・・・」
魔「?何ブツブツいってんだ」
霊「ま、いっちょあがり、と」
魔「どうした葉?変な顔して」
葉「あ、いえ・・・。やっぱりお二人は強いなぁと」
霊「たいしていいことないわよー?」
魔「・・・あんま気にするなって」
葉「え?」
魔「今度また色々教えるぜ?葉も頑張ればなんとかなるって」
葉「・・・えっと、魔理沙さん?別に弱いことを気にしてるんじゃなくて・・・」
魔「違うのかよ」
葉「その・・・好戦的な人が多いなぁって」
霊「結構みんなこんな感じだけど」
奏「それ僕はいってるの?」
葉「やっぱりそうですか・・・」
魔「まぁ問題が起こればとりあえずスペルカードで決闘だしな」
芯「それに関しては私もびっくりしたよ・・・」
霊「神社を壊されたりしたけどね・・・(黒笑)」
奏「あの時は凄かったよね、麗香が鬼並みの怪力ですいかと一緒にチャッとなおしちゃったけど」
芯「ほぉ、そんなことがあったのか」
葉「麗香さん・・・凄い怪力なんですね」
霊「あたりまえよ、母さんなんだから」
奏「でもその際に大きな角材を倒して神社をまたこわしかけたよね」
葉「・・・おっちょこちょいさんなんですね」
霊「・・・忘れてあげて・・・あれ結構きにしてたから」
奏「(してたんだ)」
葉「・・・よし。私も今日から好戦的になります!」
霊「・・・いや。葉はやめといた方がいいと思う、絶対」
葉「え、えぇ・・・?せっかくの決意が」
魔「だってお前【蹴散らされる側】だろ」
葉「・・・・・」
奏「魔理沙そんな言い方はないよ、いくら葉ちゃんが弱いからって・・・」
葉「・・・(グサッ)」
霊「フォローになってないわよ。
慣れないことはしない方がいい。特にはみたいな妖怪はね」
魔「今度、なんかの異変中にお前が出てきても普通にけちらしちまうぜ?」
葉「・・・田舎に帰りたい」
霊「紅魔館に言って、神社で母さんと合流したあと向かうから我慢しなさい」
魔「さー、サクッと行こうぜ」
そうして一同は歩みを進める
紅魔館で、おこっていることもしらずに・・・

今回は魔理沙が妖怪の山からパク・・・ごほんごほん
借りた物は
200金 気つけ薬 改良霊薬 爽快薬 改良傷薬
使用可能になったスペカ
連携符【封陣落魔砲】

次回は麗香さんパート
多分ここで何人かだせるかな・・・

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/09/27 (Sat) 13:49:17

自然癒異変・・・20
麗香パート

麗香は霊夢達とわかれた後、しいな達とともに神社の奥の書庫で探しものをしていた・・・


麗「この異変に関して何かないかしら?」
し「主~、何もありませんよー」
瑠「ほこりっぽいですし、もうあきらめませんか?」
麗「ここは数々の異変を記録してある書庫よ?昔似たような異変があったかもしれないじゃない」
し「それはそうですけど・・・」
麗「もう少ししたら流石にあきらめるわ、はやく霊夢達とも合流したいし」
麗香がそう言いながら上のほうに手をのばした瞬間頭の上にクモが麗香の目の前におちてきた
麗「・・・・」
ちなみに麗香の嫌いなものは虫、特に『クモ』が苦手である
麗「キャアァァァァ!!クモぉぉぉ!」
パニックをおこした麗香は思わず本棚にぶつかってしまい、もちろん本棚は倒れる。麗香のほうに
麗「ぎゃふん!」
見事麗香は本棚の下敷きになるが、流石神といったところか、怪我はないが完璧目を回して気を失っている
麗「きゅー・・・」
し「主ー!」
瑠「麗香様しっかりー!」

そんな騒動をききつけて神社の扉が乱暴に開かれてだれかがこちらに駆けつけてくる

零「何事ですか!?」

それはおそらく偶然ここにきた零夜だった
その後ろには眠たそうにあくびをしている刹那の姿が

刹「博麗の神、大丈夫か?」
零「うーん・・・完全にのびてますね」
し「とりあえずひきずりだしましょうか」
瑠「手伝ってよね」
零「了解です」
刹「はいよ」


数分後

麗香を引きずり出し、布団に寝かせることができた一同はフゥと一息はきながら机をかこんでいた

零「なるほど、異変の調べものですか」
しいなと瑠璃はこくりとうなずく
刹「異変ねぇ」

と刹那が何気につぶやいた瞬間
エ「異変ときいて!」
とエルが障子がスパーンっ!と豪快にあけながら登場する

零「エルさん!?」
刹「お前どこにいた!?」
エ「天井裏」
し「それはまたどうして?」
エ「あそびにきてたら麗香達がかえってきちゃってさ、怒られるかと思って隠れたの」
瑠「まさかあの麗香様の不幸は・・・」
エ「YES!私の能力の仕業!」
そんな胸をはれることではないだろうに・・・

続く

蜜柑さんごめんなさい!ちゃんとだしますからねー!!

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/10/15 (Wed) 16:01:48

自然癒異変・・・21

葉ちゃんpart

通せんぼも無事切り抜け、ついに一同は紅魔館の前にたどりつく
霊「あいかわらず魔理沙は宝箱をいっぱいあけてたけど」
魔「やっと着いたぜ・・・」
霊「思ったより時間かかったわね」
奏「おもに魔理沙が宝箱をあけてたせいなんだけどね」
芯「(こくこく)」
葉は目の前の赤い屋敷を目をパチパチさせながら眺める
葉「えっと・・・。このお屋敷が紅魔館なんですか?」
霊「そ。吸血鬼の主人がいる屋敷よ」
葉「!!吸血鬼って、アレですよね!?口がぐぱぁって裂けてお前の血を吸わせろォ!とかいう・・・」
芯「私もそんなイメージしかないな、実際見たことがない」
魔「知識としてはそんなズレてない。けどそんな怖いもんではない」
奏「カリスマブレイクなんていつものことだもんね」
霊「まぁ、子供だからね」
葉は手をポンっとうち
葉「あ、なるほど。ドーベルマンも子犬の頃は可愛いですからね」
魔「甘く見てのされないように。プライドはいっちょまえだからな」
と話終えると霊夢はキリッと表情を引き締めた
霊「ま、それはそれとして・・・・・。いないわね」
魔「いつかクビになるんじゃないかと思ってたんだよなー」
奏「居眠りばっかだったもんね、これは否定できないや」
葉「どういう意味ですか?」
魔「普段どおりなら、ここに門番がいるはずなんだよ」
葉「それって、黒服で逆三角形の理想的なマッチョな人とかですか!」
霊「幻想郷にいてほしくないわね、そういう人・・・」
魔「・・・名前なんだっけ?ホ・・・チェ・ホン・・・」
霊「全然違う!」
奏「あと著作権的に色々と危ない!」
霊「紅 美鈴でしょ」
芯「ちなみに美鈴とうつのにみすずとうったのは内緒だ」
葉は先ほど助けてくれたメイドがいっていた名前に美鈴という人物を思い出す
葉「! 助けてくれたメイドさんが言っていた名前です、それ!」
魔「いやぁ・・・わかってたって。でもほら、流れってあるだろ?」
霊「何ワケわかんないこといってんの。それよりずっと気になってるんだけど」


ほいほいきりやす

Re: 自然癒異変 - 人形

2014/11/30 (Sun) 23:14:46

前の投稿からかなりたってますねぇ
ごめんなさいね、愛緑者さん
亀更新で
ちなみにオリキャラを混ぜ込んでいるのでセリフに少し改良を加えたりしてます
それ以外はそっくりそのままです

自然癒異変・・・22

全「……」
全員の視線がぽつんとおかれた看板にあつまる
魔「門番の代わり、ポツンと置いてある看板・・・」
霊「実に怪しい・・・。なんて書いてある?」
魔理沙が看板に近づき書いてあることを読み上げる

『紅魔館は閉店いたしました。長らくのご愛顧、ありがとうございました。   店主 レミリア』

奏「・・・」
霊「店じゃないだろ!」
魔理沙が苦笑いをうかべながら看板を調べていると
ペラリと紙がめくれて、紙の裏から紙がもう一枚あらわれた
魔「・・・ん?裏にもう一枚紙が貼ってあるな。一枚目か?」

『お帰りくださいませ、お客様』

奏「シンプルすきるでしょ!!」
霊「だから店じゃなぁい!!」
魔「そんな力強く言わなくても、誰だってわかってるぜ」
芯「お店だったのか」
葉「へぇ、紅魔館ってお店なんだぁ。そういえばどことなくおしゃれなお店っぽい名前かも・・・」
魔「いたよ、信じちゃったヤツが二人も」
葉「あ・・・魔理沙さんが本を盗んだってことは書店・・・?しかも魔理沙さんは万引き犯・・・!?」
奏「えっ、何その想像力の豊かさ」
霊「なぜかしらね。飛躍しているのに行き着く理論に異論がないわ」
奏「まぁそれは同意」
芯「(話に入っていけないし・・しばらく黙ってよう)」
魔「借りると盗むは全然違うぜ」
霊「そうでしょうね。あんたのは後者だから」
魔「うっ…まぁ。で、どう思うよこの看板」
奏「(あ、話そらした)」
霊「確かにちょっとおかしいわね。あのレミリアがこんな看板を許すとは思えないけど」
葉「へ?じゃぁ今まで看板なしでお店やってたんですか?」
霊「あぁ・・・葉の思考がとうとう私たちとズレはじめた・・・」
魔「とりあえずここは店じゃない。たくさんの本とナイフが蠢く人の家だ」
芯「なんだ・・・お店じゃないのか」
葉「えぇ・・・?ちょっと残念です」
芯「そうか・・・それじゃあ話をもどそう」
葉「・・・!」
奏「そうだね、霊夢、魔理沙。どうする?」
霊「そうねぇ・・・魔理沙、いつものように入るの?」
魔「返す時も乱暴に入らないといけないのか?複雑だぜ」
霊「こんだけ騒いでも、咲夜すらでてこないってのも怪しいわ」
奏「いつものなら『門の前で騒がないでください』って目の前に一瞬でナイフ持ちながら現れるもんね」
魔「門番はともかく、あいつは仕事量すごいからなー・・・」
霊「ん~・・・。なーんか嫌な予感がするのよねぇ・・・」
奏「なんか霊夢がいったらあたりそうでやだなぁ」
魔「・・・・・・。お前の勘はよく当たるんだから、やめてほしいぜ」
霊「私だってこんな勘働いてほしくないわよ・・・」
芯「しかし何かあってからじゃ遅いしな」
魔「ま、気になるなら仕方ない。いつもの方法でいくか」
霊「そうしますか」
葉をのぞく全員が門の方向へ向くと、葉は館のほうを向いてじーっとかたまっていた
霊「葉?どうしたの?」
葉「・・・すごく、嫌な感じがします
みなさんが、すごく気持ち悪そうにしている・・・」
霊「みなさんって・・・植物のこと?」
魔「いよいよヤバいんじゃないか?」
霊「えぇ。ただの杞憂では終わってくれないみたい」
奏「うえぇ・・・僕戦うの苦手なのに」
魔「よっしゃ、私に任せとけ!」
魔理沙はミニ八卦路を構えると、いつもより威力を低めにしたマスタースパークを放つ
門はあとかたもなく吹き飛んだ
霊「さ、中に入ってさっさと帰るわよ」
魔「了解だぜ」
奏「うん」
葉「はい」
芯「了解」

そうして門を壊したことによって開かれた紅魔館への道を霊夢達は進んでいく
さて、霊夢の勘はあたるのでしょうか?


続く

さって次回はあるオリキャラさんをだしますよぉ!

Re: 自然癒異変 - 人形

2015/02/13 (Fri) 22:44:03

予告通り、父が釣りにいきましたし。運よくパソコンが出されていましたので、愛緑者さん、お待ちかねの投稿です!

自然癒異変・・・23

一同が中に入るとやはりいつも通りの赤々しい屋敷
そして階段の近くで背をむけていたのは
魔「なんだ、普通にいるなら返事くらいしてくれよ、レミリア」
魔理沙がそう呼びかけると、レミリアはくるりと振り返り、にこやかな笑顔で答える
レ「いらっしゃい、霊夢、魔理沙、奏。それと誰だったかしら?」
霊・魔・奏「!」
芯「樹羅 芯苗だ」
葉「瀬笈 葉っていいます!(可愛い子だ~。主人なんて言うからもっと怖いと思ってたけど・・・。)」
霊・魔・奏「・・・。」
レ「ようこそ、紅魔館に。私はレミリア。レミリアスカーレットよ。・・・それでね。いきなりだけど」
葉「?」
魔「下がれ葉っ!」
その声を聞き、芯苗が葉を抱え後ろに飛ぶと、そこを容赦ないレミリアの弾幕がたたき込まれるが奏が同じように弾幕を放ち相殺させる
霊「ほんと、いきなりなご挨拶ね」
魔「笑顔が引きつってるぜ」
奏「頬が痙攣してるよ・・・。」
レ「あら、うまくできたと思ったのだけれど・・・。演技の才能はないのかしら?」
レミリアは手を頬にあてため息をつく
魔「で、どういうつもりだ?こっちは別に事構えるために来たんじゃないんだがなー」
魔理沙は八卦路をレミリアに向け、警戒したままレミリアに訪ねる
レ「そう、なら、今から言う言葉をよく聞いて。
・・・今すぐこの紅魔館から出て行きなさい・・・!」
レミリアは今までのどこか抜けた感じを豹変させ
、その迫力はすさまじかった
全「!」
霊「用件も聞かず追い出すなんて主人としての才能もないわよ?」
レ「・・・もう一度だけ言うわ。今、あなたたちに構っている時間はない。さっさと出て行け・・・!」
レミリアは少し焦った様子で霊夢達に圧力をかける
そしてその迫力は霊夢、魔理沙、奏などそういうのに慣れたものさえ怯むほどだった
魔「・・・っ!」
霊「・・・どういう事情か知らないけど本気ってわけね。ならこっちも用件だけ伝える。パチュリーに会いたいのだけれど?」
レ「・・・会わせられないわ」
魔「そりゃまたどうして?」
奏「少しだけでいいんだ」
レ「・・・それは・・・っ。私はさっき命令したわ。この館から出て行きなさい・・・!」
全「・・・。」
魔「ちぇー。出直すか?」
霊「なんか気分悪いけど、まぁ・・・仕方ないわね・・・」
奏「仕方ないよ、何かあるんだろうし」
全員が踵を返そうとしたとき、ずっと沈黙していた葉が口を開いた
葉「・・・あの、霊夢さん」
霊「本とかパチュリーはまた今度ね」
葉「いえ、そうじゃなくて・・・レミリアさん、苦しそうじゃありません?」
レ「!」
霊「は?」
魔「何言ってんだ。ほとんど不死身みたいなヤツだぜ?」
奏「そうだよ、そんなことないと思うんだけど」
レミリアは焦った様子で霊夢達をせかす
レ「・・・聞こえなかったの?この館・・・からっ・・・っ・・・っ!」
レミリアは苦しそうに顔をゆがませた
霊「・・・レミリア?」
レ「・・・・クロや咲夜に・・・これ以上負担は・・・っ」
レミリアは顔をうつむかせた
魔「・・・どうした?」
奏「まさか本当に具合が?」
レ「・・・・っ!」
レミリアが顔をガバリと起きあがらせると
まわりの空間はぴしりと音をたて砕け散る
そして一気にレミリアから邪悪なオーラが漏れだした
魔「っ!なんだ急に・・・!?」
霊「レミリア!?」
レミリアは反応しないままゆらりと体を動かし、ドンッと一気にこちら側に飛びかかってきた
葉「・・・・!来ます!!」

続く

名前しかだせてないよおぉぉぉぉっぉお!?
次回こそは出せるかな、多分ね


Re: 自然癒異変 - 人形

2015/03/15 (Sun) 14:32:54

役一ヶ月ぶりの投稿です
戦闘中って会話ないので勝手に私がつくってます

自然癒異変・・・24
~戦闘開始~
魔「おいレミリアっ!!」
レ「・・・・・」
魔理沙が必死に呼びかけるも、レミリアは反応せずこちらの様子をうかがっている
霊「まるで反応がないわね・・・。全く来て良かったわ。レミリアが暴れだしたら収拾つかないもの」
魔「しかし・・・どうにかできんのかこれ?」
霊「できるのかじゃないわ、しなきゃいけないのよ!」
そういうと霊夢は一気にレミリアの懐に飛び込むと足に霊力をためて思いっきりレミリアを蹴るが、レミリアは簡単にその足を片手でとめて霊夢を投げ飛ばす
霊「っち・・・そんな簡単にはいかないか」
魔「レミリアにそんな単純な攻撃がきくか!」
魔理沙は追撃しようとしたレミリアをレーザーで食い止める
その隙に霊夢は体制を整え懐からお札を取り出す
霊「ちょっとぐらいは効いてよね!!霊符『夢想封印』
!」
霊夢の十八番の夢想封印がレミリアに炸裂するが、レミリアは自分の羽をブンッとふり、全ての弾幕を消滅させる
霊「やっぱり弾幕勝負用じゃ効かないか・・!」
葉「えい!」
葉も自分の扇をふり、レミリアに攻撃をはかるがレミリアは軽々よけて葉を弾幕で蹴散らすと
魔理沙へ突撃する
魔「なっ・・」
魔理沙は避けきれず軽々ぶっ飛ばされる
霊「魔理沙っ!」
芯「霊夢!よそ見をするな!」
霊「なっ」
くるりと方向回転したレミリアは霊夢の目の前に一瞬で到着し霊夢を地面にたたきつける
霊「かはっ…!」
そしてそのまま体を捻り芯苗をけりつけた
芯「ぐっ・・・」
芯苗は手を前で交差させてガードの姿勢をとるが
レミリアははずみをつけていたため、ガードしきれず吹き飛ばされる
そしてレミリアはのこった奏にむかって飛びかかる
奏「この・・!音符『メロディーウェーブ』!」
奏が音符弾を自分の周りに出現させ、円の形で放つがレミリアは上へ飛び上がり、一気に急降下し、スキマなく弾幕を放つ
奏「それはずるくないか!?連符『サウンドマシンガン』!」
奏も負けじと弾幕を放つがじょじょに押され始める
レミリアは急降下しながら放っているため、重力がレミリアに味方するのだ、それに比べ奏は上へ、重力にさからいながら攻撃しているため、奏は不利なのだ
そしてついに奏がおしまけて、弾幕に被弾する
レミリアの弾幕にはかなりの殺傷能力がついていたが、サウンドマシンガンでかなり威力をそげていたようだ、奏は無傷とはいかなかったがそこまでのダメージをくらってはいなかった
~戦闘終了~


Re: 自然癒異変 - 人形

2015/04/22 (Wed) 16:29:47

自然癒異変・・・25
ガラガラと音をたてて魔理沙が瓦礫から這い出てくる
それとともに霊夢もふらふらと何とか立ち上がる
奏もなんとかレミリアの攻撃に耐えたが、満身創痍に近い状態で、立っているのがやっとだ
芯苗はかなり遠くにとばされたようで、こちらにくる気配はない
魔「っぁ・・・!」
霊「こ、こいつ・・・!」
葉は気を失っているのか、ぐったりとしている
レミリアはふらりと葉の方を見ると、ゆっくり葉へ近づいていく
霊「!葉を狙ってる・・・!!」
奏「葉ちゃん!」
魔「起きろ、葉!!」
霊夢達がとめるべくとびかかるが、レミリアに邪魔をするなとばかりに簡単に吹き飛ばされる
霊「・・・!」
魔「どーなってる・・・!?」
そしてそのままレミリアは葉に近づいていくと、葉の手にかみつき、血を吸い出す
レ「・・・!?」
するとレミリアはハッとした顔になり、先程のオーラが消えていった
霊「・・・!?レミリアの様子が変わった?」
魔「錯乱して妖怪の血なんか吸うから・・・」
レ「・・・」
魔「・・・?」
レ「あら・・・?私・・・は・・・」
霊「・・・レミリア?」
霊夢達はそろそろとレミリアに近づいていく
レ「私・・・血を・・・?」
霊夢ははぁ・・・と安堵したのか肩をおろすと今頃先程やられた時の傷が痛むのか顔を少ししかめた
霊「いてて・・・。全くどうなっているのよ。急に暴れ出したりして・・・」
レ「暴れた・・・?なのにどうして私は無事なの・・・?」
魔「はぁ?錯乱して妖怪の血を吸ったからじゃないのか?」
奏「え、妖怪の血って回復できるもんなのかな」
レミリアは納得しないような顔で首をかしげる
レ「妖怪・・・この甘いのが血・・・?」
魔「甘い?」
魔理沙はとことこと葉の近くによると
魔「どれ、傷口からちょっと拝借」
霊「とうとう血まで盗むかあんた」
魔理沙は指で血を拭って、ぺろりとなめる
魔「!甘い!甘いだけじゃなく美味い!・・・どれ、もう一口」
霊「やめなさい」
レ「・・・」
魔「あれ?それになんだか・・・」
魔理沙はうん?と首をかしげる
魔「なんだか、体が楽になった・・・ぜ?」
レ「一体、この子は誰・・・?」

続きます

Re: 自然癒異変 - 人形

2015/05/30 (Sat) 15:29:21

自然癒異変・・・26
霊「とにかく、まずは起こそう」
霊夢は葉に近づいていき
奏「霊夢、何を「それ、気つけ」
そういいながら葉の頭に手刀をくらわせた
葉「はぅあっ!!」
葉はよほど痛かったのか、一瞬で目を覚まし、額をおさえた
魔「今の絶対適当だろ」
奏「痛そ~・・・」
霊「起きればいいのよ」
葉は目の前にレミリアがいることに気づくと、さっと顔を青ざめさせて、慌てて霊夢の後ろに隠れる
葉「食われるっ!食われるっ!!」
霊「もう食われたけどね」
葉「そんなっ!」
魔「私もちょっと食った」
奏「みんな言い方が残酷」
葉「魔理沙さんまで!・・・あれ?」
葉はそーっとレミリアのほうを見ると、首をかしげる
レ「・・・」
葉「・・・襲って、こない?」
レ「悪かったわね。えっと・・・瀬笈 葉でよかったかしら?」
葉「あ、はい・・・」
もう襲ってこないと安心したのか、葉は霊夢の後ろからそろそろとレミリアの前に出てくる
レ「霊夢、この子は?」
霊「見ての通りの普通の妖怪だけど」
レ「妖怪・・・。何の?」
魔「植物の声が聞こえるんだとさ。だから植物じゃないか?」
レ「植物・・・。何かの薬草か何かかしら・・・?」
魔「かもな。血吸ったらずいぶんすっきりしたし」
奏「血で回復ってなぁ・・」
葉は魔理沙の発言を聞いて、グイッと顔を覗き込んだ
葉「・・・血、吸ったんですか?」
魔「ちょ、ちょっとだけ。ほらレミリアだって吸ったし」
葉はハッとした顔になり、レミリアに近づいていく
葉「そういえば!レミリアさん、体調の方はもう大丈夫なんですか?」
レ「えぇ、おかげさまで。・・・そこでちょっと頼みがあるのだけど」
霊「へぇ、あのレミリアが【頼み】ね?」
レミリアはムッとした顔になる
レ「私は葉に頼んでいるのだけど?」
霊「はいはい」
レミリアは調子が狂うと頭をくしゃくしゃとしたあとに、葉に改めて向き合うと
レ「葉、あなたの血をもう少し・・・いや、人数が人数だから、かなり分けてほしいのだけれど」
葉「?」
レ「実は、パチェや美鈴、フランも私と同じようになってしまってね・・・」
魔「おいおい、マジかよ・・・」
レ「咲夜とクロが頑張っていてくれたのだけれど・・・。どうにも対処ができなくて困っていたの。かくいう私も、ちょっと調子が悪くてね・・・。まさか私も暴れてしまうとは思わなかったけど」


眠たいのできります



Re: 自然癒異変 - 人形

2015/06/27 (Sat) 13:16:46

自然癒異変・・・27

霊「・・・じゃあもしかして、暴れそうだったから、私たちを追い返そうとしたってこと?」
レ「そうよ。無様な姿を晒すわけにはいかないもの」
霊夢ははぁ…とため息をつくと、レミリアをびっと指で指し、呆れた様子で
霊「アンタねぇ…。少しは自分の力を自覚しなさいよ。アンタが暴れたらタダじゃ済まないんだから。
そういう時は、大人しく誰かを頼れっての。異変が起きたらまた私に迷惑がかかるでしょうが」
葉「(…私に、なんだ)」
奏「(途中までよかったのに…)」
レミリアはキョトンとした顔になると、フフフっと微笑して
レ「そうね。考えておくわ。それで、葉。どうかしら…?」
葉「い、いいですけど…。どのくらいとっちゃいます?」
レ「そうねぇ…。たぶん、死なないと思う程度ね」
奏「多分って…」
葉「…」
魔「まぁ、美鈴やパチュリーがやられたってことは、下っ端のも当然全滅してるんだろ?」
レ「えぇ、残念なことにね」
奏「えぇ!?あの大量の妖精達も?それだったら本当に大量な血がいるよ?」
葉は苦笑しながら、覚悟を決めたようで
葉「えっと…それじゃぁ、用意してほしいものがあるんですけど…」
レ「なにかしら?」
葉「栄養満点の土をください。あ、水分もたっぷりお願いします」
レ「…そんなものでいいの?」
葉「食べ物より、そういったものから栄養取るほうが早いので…」
レ「わかったわ。…咲夜、クロ」
咲「お呼びですか?」
ク「は~い」
レミリアが呼んだ瞬間、咲夜はレミリアの背後に瞬時に現れて、クロはふわふわと二階からおりてくる
葉は咲夜を見た瞬間、あの洞窟での出来事を思い出した
葉「あ、親切なメイドさん」
それを聞いた瞬間、隣にいた霊夢と魔理沙は驚愕を顔に浮かべた
霊「(親切…だと…?)」
奏「霊夢、内心だだ漏れ」
レミリアはそんな霊夢をスルーし、咲夜とクロに淡々と指示を出す
レ「パチェ達を治してあげられるかもしれないわ。至急、栄養と水分をたっぷり含んだ土を用意して、クロは血を貯める容器等を用意してちょうだい。」
ク「了解いたしましたです!」
咲「3分くださいますか?」
レ「えぇ」
咲「ありがとうございます」
そういうと咲夜はパッと消えて、クロは調理場のほうへ走っていった
レ「早速だけど、採血の準備に入るわよ」
葉「は、はいっ!」
魔「手伝うぜ」
霊「…死なないでね」
葉「ボソッと不吉なことを言わないでください…っ!」
奏「短い間だったけど楽しかったよ…」
葉「奏さんまで!私死にませんからねっ!?…多分」

Re: 自然癒異変 - 人形

2016/06/21 (Tue) 22:26:32

自然癒異変・・・28

血の採血が終わり、葉の血がたっぷり入った血をクロと咲夜が館の者たちに配りにいく

その間に霊夢たちは応接間に案内された

レ「霊夢、魔理沙、奏…今回は助かったわ」
霊「どういたしまして。…って言いたいところだけど」
奏「僕たち何もしてないよね…」
レ「確かにそうね」
魔「レミリア、お前が言うなよ…」
レ「そろそろ、全員に血が行き渡った頃かしらね…」
霊「どこが【死なない程度】よ。葉の3人分は吸い出したでしょ」
奏「葉ちゃん土に突っ伏しておきないよ……?」
レミリアはまるで心外だと言うように肩をすくめ
レ「【ま、まだまだ…ヒュゥゥ…まだ出せます…ヒュゥゥ】って言ってたじゃない」
霊「よかったわねぇ、葉が植物の妖怪で。普通だったらあんなにピューピュー血を出せないわよ」
奏「隣でクロが【えっ…まだ出すのですか?えぇぇ、大丈夫ですか?死にませんか??】って顔真っ青にしてたね」
魔「まぁ、葉じゃなければ血を採ろうなんてことにはならなかったけど」
レ「…そういえば、霊夢たちはどうして葉と一緒に行動してるのかしら?」
魔「あぁ、それは…」

カクカクシカジカシカクイムー…奏「それ以上は駄目だッ!」

霊「何、あれ↑」
魔「気にしちゃ駄目だゼ☆」

Re: 自然癒異変 - 人形

2016/06/21 (Tue) 22:29:05

自然癒異変・・・29



レ「植物の元気がなくなる、ね…」
霊「そのことで、とりあえずパチュリーあたりに知恵を借りようと思ってね」
レ「でも珍しいじゃない。麗香や、奏ならまだしも、妖怪は私の敵って豪語している霊夢が、妖怪を自分から助けるなんて…」
魔「あぁ、それはたんまり賽銭を…」
霊「人の体面を考えず、物をよく盗ってキノコが好きな魔法使いって、とても嫌われるのよ?」
魔「どうしてだろうな?それだと一人しか名前が思い浮かばないぜ」
奏「ダレダロー、サッパリオモイツカナイヤ」
レ「葉には悪いことしてしまったわね」


失礼いたします
失礼いたしますです!

応接間の扉が開き、クロと咲夜がフランをつれて入ってくる
咲「フランお嬢様が回復されました。特に後遺症などはないようです」
ク「皆さんも順調に回復してますよ!」
フランはひょこりと咲夜たちの後ろから出ると、嬉しそうに顔を輝かせた
フ「あ、奏に霊夢と魔理沙もいたんだ」
魔「さすが妹君だな。さっき血をもらったばかりだってのに、もう治ったのか」
レ「もう体は平気かしら?」
フ「ちょっとだるいけど、血をもらう前と比べたら全然よ、お姉様」
レ「そう、よかったわ」
フ「ねぇ、あの血って誰の?とっても美味しかったんだけど…」
霊「目の前に倒れてるでしょ?この妖怪の血よ」
フ「へぇ〜…そっか〜」
フランはじりじりと倒れている葉に近づいていくが
霊「まだ回復中なんだから、これ以上血をもらおうとか考えないことね」
フランはちぇーっと口をとがらせる
フ「じゃあ霊夢のは?」
霊「あ”?」ドスのきいた声
フ「はいはい、言ってみただけだよ。いいもーん、奏にもらうー」
奏「え”っ、僕?」
フ「あー、奏は吸ったら倒れちゃいそ。やめとこ」
奏「それはそれでひどいね!?」


はぁぁ、疲れた疲れた

はやく麗香さんだしたいなぁ

Re: 自然癒異変 - 人形

2017/09/01 (Fri) 23:15:30

自然癒異変・・・30

魔「そーいや咲夜。結局この現象の原因はわからないのか?」
咲「それが全く。私とクロだけが無事だったっていうことぐらいしか判明していないわ」
ク「それ以外の方達は全滅ですぅ」
霊「人間には起こらないってこと?」
奏「うん、今のところ共通点といえばそれぐらいだよね」
魔「そーいや、妖怪の山にも変な霧を出す妖怪がいたっけ」

レミリアはふむ…と考え込む仕草をすると
レ「…何かの異変かもね、これも」
霊「ちょっと…変なこと言わないでもらえる…?」

魔理沙は、あははとかわいた笑いをうかべる

魔「そうだぜ。下手すっと幻想郷の全ての妖怪が暴れだすってことになるだろ」
霊「考えただけでもゾッとするわ」
レ「…でも解決方法が一つだけわかっているじゃない」

レミリアは土に突っ伏している葉をチラリとみるが
魔理沙は手を広げながらやれやれといった様子で首をふる

魔「おいおい、葉の血をそんなに大量に配れるわけじゃないだろ?」
レ「何も、全ての妖怪相手に等しく配る必要はないわ」
霊「あんたやフランみたいな強いのには多く。弱いのには少なく、でしょ?」
奏「でも幻想郷には数え切れない程の妖怪がいるんだよ?葉ちゃん一人じゃ到底賄いきれないよ」
レ「何も、血を使わなくてもいいはずよ。…全く同じ成分のものを作れば」
魔「!!」
霊「作るって…パチュリーは薬とかの精製は苦手…ん、薬?」
ク「!永琳さんですね!」
魔「そうだよ、永琳だよ。あいつならこの手の話にはもってこいだぜ」
霊「あー、なるほど」
奏「でも協力してくれるかな?」
魔「あいつらだって万が一って可能性があるだろ?」
霊「ん~…、まぁ、そう…かも?」
レ「葉には世話になったから。こっちもこっちで協力してあげなくもないわ」

ふふんっと翼を広げカリスマオーラ全開のレミリア

霊「いや、そこまで偉そうにする理由が見当たらないけど?」
レ「体面を気にせず、巫女とは思えない言動をする主に紅白な女性は嫌われるわよ?」

霊夢の額にはピキピキと青筋が浮かび上がる
今にもキレそうな霊夢が次の言葉を発する前に、魔理沙がレミリアと霊夢の間にわりこんだ

魔「でも、何を協力してくれるんだ?」
レ「そうね…例えば…」
葉「ん…ふぁう…」

起き上がった葉に全員の視線が集まる

葉「あ…おはようございます」

葉はその視線に驚きながらも立ち上がり、ぺこりと挨拶をする

レ「体調のほうはどうかしら?」
葉「あー…すごいクラクラします…」
ク「無理もありませんです!だってあんな量の血をとられたら誰だってしんどいです」
葉「あ、さっき色々看病してくれた方ですね」
ク「クローバー・ノーレッジといいますです!よろしくお願いします」
葉「あ、瀬笈 葉っていいます!」

二人はにこにことしながら握手をかわした

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