たけるん掲示板

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\(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/02/22 (Sun) 20:52:40

雑談スレで言った通り、作ってみました(スレ立て方法が分からなかったなんて言えない

注意!
この小説には、
キャラ崩壊
オリキャラ設定少ししか理解してない
とか、いろいろ含みます(説明面倒になった・・・
小説初めてなので、これ小説なの?みたいなことになるかもしれませんが、ご了承下さい

上記がOKの方は、ゆっくり見ていってね
(尚、アイコンは面倒なのでつけません。)

自分が作ったオリキャラ使うけど設定被ってないことを祈るぜ

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/02/22 (Sun) 21:53:51

東方海遊船第一話
ある日の幻想郷。霊夢は、相変わらず縁側に座って茶を啜っていた
霊「今日も平和ねー(実は暇)」
すると、そこへ魔理沙がやってきた。
魔「霊夢ー!!いるかーーー!!!!」
霊「五月蝿い。少し黙ってもらえないかしら」
魔「そんなこと言ってる場合じゃないぜ」
霊「じゃあ、ご用件を聞かせてもらおうか」
魔「何だその言い方は・・・まあ、いいぜ。」
魔「ついさっき、幻想郷に船が上陸して
きたんだぜ。」
霊「ふーん、それで?」
魔「それに乗ってる奴ら、海賊みたいなんだよ。」
霊「ワ○ピースのあいつとは違うの?」
魔「全然違う。あとそれ危ない」
霊「で?」
魔「まだ分からないのかよ・・・海賊といったら物を盗んでくイメージがあるだろ?」
霊「確かに」
魔「だからいろいろ物が盗まれるかもしれないってわけだ。」
霊「私の神社に盗みたくなる物なんてないでしょ」
魔「それもそうだが、お前が良くてもこっちは困るんだ。この事件、解決してくれないか?」
霊「私の仕事は異変解決と妖怪退治。事件解決は職業じゃないわよ」
魔「そこをどうにか頼む!!」
霊「だーかーらー、事件解決は私の・・・」
麗「まあまあ霊夢、そう言わずに、引き受けてあげたら?」
魔「お、ねーさんじゃねえか」
霊「でも・・・」
麗「あなたも暇なんでしょう?」
霊「・・・仕方ない。やってあげるわ。」
魔「お、ありがとな。お礼にさっき拾った毒キノコをあげるぜ」
霊「食えるかそんなもん」
魔「だよなー・・・なら、あとでお賽銭入れてやるぜ」
霊「よろしい。それじゃ、行くわよ」
魔「んじゃ、レッツ・ゴー!!」
霊(やけにハイテンションだなぁ・・・)
こうして、霊夢たちは異へ・・・事件解決に行くのであった・・・



ふう・・・一話終わったー!!まだ一話なのに早速腕が痛い・・・しかも自分のオリキャラ出てないな。多分次回もでないですね。
次回は明日書きます。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/02/24 (Tue) 17:23:19

東方海遊船第二話

あらすじ
謎の海賊船が幻想郷に現れたとのこと。霊夢は魔理沙の依頼を渋々聞いて、異変・・・ではなく、事件解決に行くのであった。

さて、霊夢達が(とは言っても二人だが)神社から出ると・・・
文「話は聞かせてもらいました!!」
魔「あんたなんかに聞かせた覚えはないぜ」
文「まあ、それは置いておいて・・・ 魔「置くな」
魔「あんた、人の話を勝手に盗み聞き・・・ 文「まあ、まあ、その話も置いておいて・・・」
魔(こ、こいつ・・・・)
霊「ところで文、用件は何?」
文「その事件解決、私にもついて行かせてくだs」 二人「だが断る」
文「えー、いいじゃないd」
二人「だめよ(だめだぜ)」
文「くぬぬ・・・そう簡単にはついて行かせてくれませんか。なら、力ずくです!」
魔「お、やる気だな。」
霊「売られた喧嘩はもちろん買うわよ」
文「行きますよ!!」

魔「よし、早速やるぜ!恋符『マスタースパーク』!」
文「おっと、危ない」
霊「霊符『夢想封印』」
文「痛っ!やりますねー・・・突符『天狗のマクロバースト』!!』
霊「『二重結界』」
魔「隙あり!魔砲『ファイナルスパーク』!!
文「しまっt(ピチューン

文を倒した!!

文「あやや・・・負けてしまいましたか」
霊(魔理沙、まだ序盤なのにあんな大技つかっていいの?)
魔(大丈夫だ、問題ない)
文「何コソコソやってるんですか?」
霊「おっと、それじゃ、そこ退けてくれる?」
文「仕方ないですねー・・・悔しいですが」
魔「それじゃ、さっさとあの船へゴーだ!」

~五十分くらい後・・・~

霊「やっと着いた・・・(何でこんなに遠いのよ)」
魔「と、とにかく。これがこの前言った海賊船だぜ。」
霊「海賊船・・・?いや、どう見ても客船に見えるけど」
魔「中に居る奴が海賊らしいからな。一応海賊船だぜ。」
霊「ところで・・・今目の前に居る兵士気取りの奴は誰?」
そこには、4人の普通の大きさの兵士?とかなり大きい兵士?がいた。
兵「兵士気取りとか言うな!本物の兵士だぞ!!」
霊「兵士・・・古いイメージがあるわね」
兵「そうなの?」
魔「そんなことより、今あんたたちの後ろにいる割とでかい兵士は誰だぜ」
兵(大)「俺はこの雑魚兵軍団の隊長だ!!」
霊「ふーん」
魔「へー」
兵(大)「何だその薄いリアクションは!!」
兵「とにかく!ここから先は通さないぞ!」
魔「あ、やっぱりそういうポジションなのね」

霊「『夢想天生』!
魔「お前も人のこと言ってられないじゃねーか」
霊「いいじゃない、別に・・・減るもんじゃないし」
魔「MPとか減るだろ」
兵「こらー!!戦いに集中s」
魔「ちょっと黙ろうか」
兵「酷っ!さすがにその態度はないd」
魔「黙れっつってんだろ。彗星『ブレイジングスター』」
兵4「ギャアアアアアァァァァァァァ・・・・・」
霊「今の悲鳴、どこぞのボスに似てるわね」
兵(大)「くそう・・・喰らえ!捨符『適当槍投げ』!」
魔「こんなにかわし易い攻撃は初めてだな」
霊「トドメ!霊符『夢想封印』!!」
兵(大)「グハァッ!!」
雑魚兵隊長は、その場に倒れた・・・

魔「早速中に入るぜー」

ー海遊船内部ー
??「おや、侵入者ですかね?」
魔霊「だ、誰!?」
??「・・・・・・」

次回!謎の女の正体とは!?

戦闘シーン雑だな・・・
ーお詫びー
さて、今回は二つぐらいお詫びがあります。
1、前回、月曜に投稿するとか言っておいて、結局今日になってしまいました。ごめんなさい
2、前回、何の許可もなしに人のオリキャラを使ってしまいました。そこの点も、お詫び申し上げます。

また、次回からは不定期投稿とします。一日に二回投稿するかもしれないし、はたまた一ヶ月以上かかってしまうかもしれません。
以上です。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/02/25 (Wed) 17:03:14

自分暇人なので更新速度は速いと思っている。今回はオリキャラが出てきます。

東方海遊船第三話
あーらーすーじー(ゼルダ風に)
ブン屋とか雑魚兵士軍団とか倒してとうとう船の内部へ向かう霊夢達。と言ってもまだ二人d(ry
しかし、中には女がいた。さて、こいつは誰だ?

二人「さっさと名乗れ」
清赦「私はここ海遊船の船長・・・の妹、清赦です。次女ですが。」
清「ところであなたたち、侵入者ですか?」
霊「いや、何で聞くのよ。どこからどう見ても侵入者じゃない。」
清「いやでも、もしかしたら、といったこともありますし・・・でも、侵入者のようね。」
清「さあ・・・あなたたちには、地獄を見てもらうよ!」
魔「何だこいつ、侵入者と分かったとたん、急に喋り方変わったぞ。」
清「しかし・・・ここじゃ不利ね。」
すると清赦は走り出した!
魔「こら、待て!!」
魔理沙が追いかけると、清赦は甲板で止まった。
清「ここなら私のほうが有利ね。」
魔「な、何を言っているんだぜ・・・」
霊「来る!!」

清「海風『波乱の海、荒野の風』」
魔「作者の奴、スペルのネーミングセンスが・・・」
霊「言ってる場合か。」
清「斬符『高速のエックス斬り』」
霊「うわっと!!」
清「・・・強い・・・もう残り一枚じゃない、スペル・・・」
清「天空斬『天昇地着斬』」
すると清赦は空高くジャンプした!
霊「あいつジャンプ力高っ!!」
魔「くそ・・・どこいった??」
しかし魔理沙は何かを感じ取ったかのようにその場を動くと、
魔「上から来るぞ!気をつけろ!!」
霊「ゑ?」
すると上から急降下してきた清赦が霊夢の頭に切りかかった!
今の状況はこんな感じ
      清↓
      
 魔    霊
(図が下手ですね。ごめんなさい)
しかし霊夢はギリギリでかわした、が、動揺が隠せない様子。
霊「親方ァ!空から女の子がぁ!」
魔「ラ○ュタか!!」
清赦は、まだ攻撃を繰り返している!
魔「くそ・・・霊夢は混乱してるし、空にいるから通常弾もなかなか当たらないし・・・今は攻撃を何とかかわせてるが、このままじゃ体力切れて攻撃当てられてやられてしまうぜ。まだ中盤なのに・・・」
魔理沙がいろいろ言ってる間にも、清赦は攻撃を繰り返している・・・
魔「仕方ない、MPがかなり減るけど、使うしかないな。」
魔「邪恋『実りやすいマスタースパーク』ッ!」
魔理沙は、それを空に向かって打った!!
清「しまった、これではかわせn(ピチューン
魔「ふう・・・倒せたのはいいのだが・・・」
魔「私はともかく、霊夢のHPがすごく削られてるな・・・」
霊「・・・はっ!!」
魔「お、気づいたか」
霊「あれ?あいつは?」
魔「ああ、あいつならもう倒したz」
清「・・・まさか、負けるとはね。でも、これで終わりじゃないよ・・・!!」
すると清赦は空高くジャンプすると、どこかへ逃げていった・・・
魔「こら!逃げるな!!」
霊「あいつとはまた会いそうな気がするわね・・・」
魔「んー??別の奴の声が聞こえる。誰だろう?」
魔理沙と霊夢が声のするほうにいくと、そこにも一人の女がトランシーバー的なので誰かと話し合っていた・・・
次回!ついに長女の正体が明らかに!?



今回初めてオリキャラ、佐々波清赦(さざなみ せいしゃ)が出てきました。今やってる海遊船シリーズが終わったらそのシリーズにでてきたオリキャラをオリキャラ設定置き場に設定をまとめて書き込もうと思います。以上です。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/02/27 (Fri) 22:22:56

さてさて、今回もオリキャラ登場です!!
ただ、スペルが思いつかないZOY。
必殺!とにかく思いつきでスペル作成!(おい

東方海遊船第4話
あああああらああああすううううじいいいい(五月蝿い

前回、海遊船に侵入した霊夢たちは清赦を倒した!!
そして、今回。長女の正体も分かりますよ~

??「ありゃりゃ・・・本当に来ていたとは。」
魔「誰だお前は!!」
陽理「私は佐々波陽理(さざまみようり)よ。」
陽「それじゃあ、ここであなたたちには引き返してもらうわ。」
すると陽理は光り輝く弓矢を発射した!!
魔「うわわわわわわ」
魔理沙、霊夢は避けたが、遠くにあった木に当たり、その木は粉々に砕け散った。
霊「なんて威力・・・!!」
魔「勝てるのか、これ。」
陽「ふう・・・やはりかわしますか。」
魔「当たり前だろ!あれに当たったら全身粉々になって死んでまうわ!!」
陽「次は当てますよ。」
陽理はよくよく狙ってから・・・
陽「それっ」
魔「うおおお!?(すぐそこにあった板でガード)
魔理沙は無事だったが、板は粉々だ。
魔(ビクビク)
霊「霊符『夢想封印』!」
陽「おっと、危ない」
とか言いつつ、陽理は余裕の表情で弾幕を回避した。
霊「嘘ぉ!?」
魔「何だあいつ・・・」
陽「海麗『出でし陽の光』」
魔「うおっ、眩しい・・・」
陽「はい、隙あり。(ひゅっ)
魔「しまった!!」
霊「油断してるんじゃないわよ!!」
霊夢は魔理沙を思い切り押した!!
魔「うわあああ」
ゴツン!!
魔「ああ・・・目の前に星が見える~・・・」
霊「『夢想天生』」
陽「うわっ!!」
陽理に大ダメージを与えた!!
陽「やっぱり一筋縄ではいかないか・・・EXモード、チェンジ!!」
魔「え?」
霊「は?」
すると陽理の背中には大きな羽が生えて、靴にも羽が付き、手に持っていた弓もかなり大きくなった。
そして、陽理は空高く飛び上がった!!
霊「今ポケモンの空を飛ぶを思い出したのは私だけじゃないはず」
魔「言ってる場合かぁ!!」
すると、陽理はすごく光り輝く大きな矢を放った!!
霊「うわっ!!!!!」
これはなんとか避けた。しかし床が大きく凹んだ。
陽「連矢『無限矢雨地獄』」
霊夢と魔理沙は、避けようとした。が、無駄だった。
霊&魔「うわああああああ」
すると・・・
??「麗符『咲き誇る赤い華』」
霊「!!」
魔「ね、ねーさん!!」
麗「心配だから来てみたけど、まさかこれ程とはね・・・」
陽「・・・誰?」
麗「おっと、自己紹介がまだだったわね、私は博麗 麗香、博麗の神よ。」
陽「・・・げ、ヤバイの来たかな・・・」
陽「じゃあ・・・まとめて片付けてやる!!」
麗「やれるものならやってみなさい。」
陽「Lastshot『神の宿りし弓矢』
すると、とんでもなく大きく、目が眩むような光を宿した矢が高速でこちらに向かってくる・・・!!
?「ちょ、痛い!!直撃避けたけど痛い!!」
陽「今度は誰よ!?」
オワタ「痛え・・・」
霊&魔&麗「だ、だ、だ、誰だこいつ!!」
霊「シンプルな衣装!!」
魔「シンプルな茶髪!」
麗「そして頭に生えた触角!しかもそれに・・・」
全員「目が付いてるうううううう」
オワタ「ちょちょ、そんなに大騒ぎしないでもらいたいな!!」」
陽「いや、普通大騒ぎするでしょう!ゴキブリのような人間がいきなり現れたら誰だって!!」
オ「自分は終崎オワタだ!作者の化身とでも思っておけ!!」
作「でも自分と苗字不一致じゃん」
オ「そうだけど!!本当の苗字出しちゃだめだから!あと引っ込んでろ!!」
作「酷い!!」
陽「なんかよく分からないけどもう一発!!」
霊「二重結界!!」(符題分からないので付けてません。)
陽「結界はブレイクするものです!!」
バリーン!!
霊「嘘ぉ!?」(本日二回目)
麗「隙あり。神符『神のうばいし物』」
陽「ぐはぁ!!」
オ「追い討ち!終蹴『オワタキック』!」
陽「まずい!HPが・・・」
魔「トドメだ!!恋符『マスタースパーク』!!!」
陽「くっ・・・」
陽(お兄様、ごめんなさい。足止めしか、できなかったようです。)
そういうと、陽理は空から堕ちていった・・・
魔「終わった、な。」





霊「で、これからどうすればいいのかしら」
オ「おーい、ここに階段があるぞー!!」
魔「お、本当だぜ。」
麗「それじゃあ、行くわよ・・・!」
続く。





はい、今回は自作オリキャラを二人登場させて、
ついでに麗香もまた使わせて頂きました。じゃんじゃん使用していいと言っていたので大丈夫のはず。
ちなみに今日登場した陽理、あいつの名前は妹が付けたものなんですよね、これが。
さてさて、物語も終盤ですよー。もうすぐ海遊船も終わりですが、最後まで読んでいただければ嬉しいです~(終盤早いぞ、おい)

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/02/28 (Sat) 15:32:31

さて、早くこのシリーズ終わらせて別のシリーズを書きたいのでちゃちゃっと進めちゃいます(おい

東方海遊船第5話
あらすじ  オワタ「さすがにネタ切れのようだな」
作「五月蝿い」
前回、陽理を倒した霊夢と魔理沙は、麗香を仲間にし、階段を進むのであった・・・
オワタ「おい!!自分は!?」

霊夢達は階段を下りていった。すると、ドアのある広間に来た。そこのドアには、
船長室
そう書かれてあるプレートが付いていた。そしてそのドアの前に、一人の女がいた。

霊「もう分かった、あなた、ここの船の船員の一人でしょう。」
??「・・・何言ってるのよ、こんな船の船員?私が?」
麗「え?違うのかしら?」
??「貴方達も侵入者かしら?私をここの船員と勘違いする船員なんて、ここにはいないし。」
魔「じゃあ、誰だよ!!」
春祢「私は桜揮春祢。(さくらぎはるね)間違っても春音と書かないで頂戴。」
魔「船員じゃないなら、何でこんなところにいるんだぜ。」
春「私の呪われた片目が見えないのかしら?」
霊「いや、片目隠れてるじゃない。」
それを聞いた春祢は、さっと片目を隠している布のようなものを取った。
魔「うっ・・・」
オワタは、それを見た瞬間、ぶっ倒れた。
霊「なぜ・・・目玉が、無いのよ・・・」
そこには、目玉は無く、血が流れていた。
春「私の目玉が無い理由、分かるかしら・・・?」
霊「・・・何故?」
春「私だって・・・元は、ある船の歴とした、船員だったわよ。」
魔「それで・・・?」
春「昔は・・・私たちの住んでいた世界の海は、争いの音が止まなかったさ。」
麗「ふうん・・・」
春「私も、戦場で生きる者だった・・・懐かしいわねえ。」
春「だけど!!その戦で、私は目を失った!!ある船の船長によって!!」
春「目を失っても戦おうとしたさ。夏侯惇みたいにね。(夏侯惇の説明は下へ)だが・・・私は、目だけでなく、命も失ったの。ここの船長、佐々波 剣牙
のせいでね!!」
霊「ここの船長・・・そんな名前だったのね。」
魔「じゃあ、何で死んだのに、ここにいるんだぜ。」
春「私は、気づけば天国にいた。その天国で、私は恨み続けた・・・あの、船長だ。と威張ってる奴を、ね。」
魔(ここの船長、そんな性格なのか・・・?)
春「そして、ある日。私はその日も奴を恨んでいたさ。そしたら・・・いつの間にか、この船の前にいた。」
春「私は、これは運命。そう思ったわ。そして、そこに浸入した。そして、負けた。」
魔「全然ダメじゃないか。何で諦めないんだぜ。」
春「いいかしら、黄色。」
魔(き、黄色・・・だと!!)
霊(本当のことだけど、酷い呼び方ね。)
春「私はね・・・復習のために生き返った。そういってもいい程なのよ。」
魔「・・・・・・」
春「奴に復讐するまで、私は諦めない・・・絶対に!!!」
霊「・・・じゃあ、私たちt
春「それはお断りよ!!」
霊「・・・な、何で・・・?」
春「これは、私一人の問題。貴方達のではない。」
麗「何勝手なことを・・・・!!」
魔「・・・それでも私たちが行く、と言ったら?」
春「それでもというなら、潰す。」
霊「やる気ね?」
オ「復活!!」
魔「コテンパンに叩きのめしてやるZE!」

春「針草『心貫く薔薇の花』」
霊「しまった!!」
霊夢の胸に、その弾幕はずぶりと刺さった!
霊「ぐ・・・」
魔「天儀『オーレリーズソーラーシステム』!」
全員の体力が回復した!
霊夢は痛みで動けない!!
オ「蛍洩『洩矢キック』」
春「余裕、余裕。」
麗「麗符『咲き誇る赤い華』!!」
春「これも余裕ね。」
魔「す、素早い・・・」
春「そちらが遅すぎるのよ。春輝『陽向く向日葵』」
オ「ああ、目が、目がぁー!!」
麗「言ってる場合!?」
春「花波『コスモスの海』」
魔「強いぞこいつは・・・」
霊夢は、動けるようになった!!
霊「この程度の敵にてこずってるんじゃないわよ!!

霊「ほれ、魔理沙!準備!!」
魔「ゑ?お、おう!!」
春「散失『全ての花が散りし時』」
霊&魔「連携符『封陣落魔砲』!!」
春「まずい!!桜符『桜の花弁は落ちて泣き』」
霊&魔「はあああああああっ!!」
春「く・・・くうう・・・ううううう・・・」
春「アアアアアアアアアアアアア!!」
春祢の悲鳴は、海遊船全体に響き渡った・・・







麗「・・・・・・よし、後は、船長だけね。」
霊「そうね・・・」
魔「早速入るz
??「させるか!!侵入者!アンタ達はここで朽ちるのよ!!」
オ「だ、だ、だ、誰だ・・・?」
次回、奴が、また・・・






第五話終了です!!あともう少しで完結かな?今回はネタ要素みたいなのが少なかったですね。

最後に、説明
夏侯惇とは
昔、中国には三国時代という時代があったそうな。
その時代より少し前に、(だっけ)
呂布という天下無双と呼ばれた武将がいた。
呂布は、数々の武将を敵に回していました。
その武将の一人に、曹操という人がいました。
んで、曹操の部下に夏侯惇という武将がいて、
夏侯惇は、呂布と戦ってる途中、左目に矢が当たってしまいました。その刺さった矢を抜いた後、
「親からもらった目ん玉だ、捨てるわけにはいかねえな」
のような事を言って、その目玉を飲み込み、戦いを続けたという話があるそうです。

以上、僕のどうでもいい説明でした。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/01 (Sun) 13:20:37

暇なのでさっさと進めるよ~

東方海遊船第6話

あっらっすっじー
春祢とかいう奴倒した。けど・・・・?
オ「適当なあらすじだな。」
作「五月蝿いお。」




魔「!!この声は・・・まさか・・・!!」
霊「また、会ったわね」
??「ここまで進んできた侵入者なんて、さっきの奴とあんた達位しかいないわよ。」
麗&オ「えっ?えっ?誰?え?」
清「おっと、あんたたちは初めてだったかな?私は
佐々波清赦。ここの船長の妹。」
麗「何よ、その態度・・・。」
清「侵入者に対する礼儀など、ない。」
オ「こいつ・・・・!!!」
霊「?あれ、この前と何か違う・・・」
清赦のは妖夢の幽霊のようなものを5体ぐらい纏っていた。
清「この子達は私の翼になったり、第3の剣になったり、あんた達の動きを封じることだってできるのよ?」
魔(どこぞの剣使いとは違うみたいだな)
霊「どうせ、アンタのことよ。そこを退けといっても退かないのでしょう?」
清「侵入者に情けなど、ない。」
魔「だよなー・・・」
麗「こうなったら力尽くよ!!」
霊「行くわよ!!」
三人「おう!!」


清「斬水『水波両断華』」
麗「神符『神のみちびき』!!」
清赦は幽霊を使って攻撃を防御した!!
魔「恋符『マスタースパーク』!!!!!」
清「反剣『海遊の剣~反逆~』」
魔「何ッ!弾幕が、跳ね返された・・・?」
清「弱すぎる。魂剣『海遊の剣~霊華』」
すると清赦は先ほど言った「第3の剣」を使って攻撃してきた!!
オ「畜生!!龍星『厭い川の流星』」
清「反剣『海遊の剣~反逆~』」
オ「跳ね返すなぁぁぁぁぁ」
魔「そんなこといっても無駄に五万円を賭けたぜ。」
オ「賭けてんじゃねえよ!あと何時から賭けを始めたし!!」
魔「さっき」
霊「言ってる場合かっ!!」(エキサイトトルネリング頭突き)
魔「何だその謎過ぎる頭突きはァァ!!」
清「隙だらけよ。速剣『海遊の剣~早斬~』」
麗「麗符『夢想天生』!!」
清「何ッ・・・私に攻撃を当てたのは、あなたが二人目ね。」
清「ただ・・・これほどの傷を受けさせたのは、あなたが始めて、ね。」
霊「自慢か??」
清「そう解釈して結構。」
魔「腹立つなあ・・・」
清「さて、そろそろまずいかな。」
清「必斬『海遊の剣~殺断~』」
清赦はすごい素早さで・・・霊夢に、切りかかった!!
霊「うわああああああああっ!!」
三人「霊夢ううぅぅぅぅぅ!!」
清「・・・博麗の巫女とは言えど、さすがにこの剣の切れ味には敵わなかった様ね。」
魔「この野郎・・・!!!!」
清「雑魚には黙ってもらいますよ。」
すると・・・霊夢にやったように、清赦が切りかかろうとした・・・
魔「・・・クソッ!」
その時!!
?「霊符『夢想封印』!!」
魔「!」
オ「??」
麗「!?」
清「な・・・な・・・」
霊「私がやられたなんて・・・何時から誤解していた?」
清「ナニィィィィィィィッ!!!!」
魔「私の見ているものは幻か?」
霊「人を勝手に幻にしないで。」
オ「あー!まさかこいつ!斬られそうになったまさにその瞬間、結界を張ったな!!」
霊「ご察しの通り。」
清「畜生・・・!!!」
霊「さあ、どうする?」
清「・・・勝ったつもりになってるんじゃないよ、馬鹿が。」
オ(ば・・・馬鹿、だと・・・・)
清「もう忘れたのね・・・私には、“秘技”の様なものがあることを。」
麗(秘技の“様な”もの・・・?)
清「天空斬『天昇地着斬』!!!!」
魔&霊「あ、ああああああっ!!」
オ「え?ええええ?アイツは?」
麗「や、屋根を突き破って、空に・・・!!」
魔「クソッ・・・あの技の存在、忘れてたっ!!」
霊「でも、あの技には弱点があったはず!!」
そういいながら、霊夢はアミュレットを空に向かって発射した!!
が・・・
清赦の周りにいた幽霊により、防がれてしまった!!麗「げっ。」
魔「皆!上から来るぞ!!」
オ「うおっと!!」
清「チッ。かわしたか・・・」
魔「当たり前だろ!!あんなのに当たったら、頭が四つに割れるわ!!」
オ「チャンス!!」
清「え」
オワタは清赦を取り押さえた!!
オ「今だー!!僕に当たらないように、やっちゃえ!!」
三人「わ、分かった!」
霊「『夢想天生』!!」
魔「『ダブルスパーク』!!」
麗「『咲き誇る赤い華』!!」
清「しま・・・った・・・」
バタン!!
魔「倒した・・・・・・な。」










オ「おい・・・お前らァ・・・・」
三人「?」
オ「当てないようにって言っただろうがァァァァァ!!!!」
三人「知ったことじゃないわね。(知ったことじゃないな。)」
オ「酷ええええええぇぇぇ!!」
霊「まあ、それは置いといて(おい!?
魔「とうとう・・・ラスト・ボスだぜ!!」
麗「無理に格好つけなくていいから。」
霊「それじゃあ・・・行くわよ?」
魔「ラスボス部屋へ・・・」
全員「レッツ・ゴー!!!!!!」
続く・・・・・・。






次回!海遊船最終回です!!早かったですねー・・・自分のストーリー構成が悪いだけですが・・・。

次のシリーズは・・・多分、長くは続きませんね。今回みたいに一桁で終わりそうです。
次回まで、ゆっくりしていってね!!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/02 (Mon) 20:14:46

さて、今回、海遊船最終回ですよっと。
あと、次のシリーズの目標も一応、決めておきました。下のほうで言っておこう。
それじゃ、ゆっくり見ていってくださいね!!
いざ、南無三ーー!!(何故に

東方海遊船最終話
あらすじ
逆襲してきた清赦を倒した霊夢たち。そして、遂に・・・。



魔「す、すげえ・・・。」
霊「機械が一杯ね・・・。」
オ「機械・・・得意じゃないなあ。」
麗「さて、船長は・・・ん、そこにいる人かな?」
剣牙「驚いた、まさかここまで来るとはね。」
霊「今のどこかで聞いたことがあるようなないような。」
剣「さて・・・俺の名前は、聞いてるだろ?」
魔「おう。」
霊「さて、佐々波剣牙・・・だったかしら。どうして、幻想郷に上陸してきたのよ?」
剣「ここに珍しいお宝が眠っているかもしれないだろ?」
オ「できれば、もうちょっと詳しく。」
剣「はいはい、分かりましたよ。」
剣「俺はいつも通りこことは別の世界で航海してたさ。・・・お宝求めて。」
オ「ふうん。」
剣「その途中、変なもの見つけて。空間の破れ目・・・と言ったら分かるかな?」
魔「はあ・・・」
霊(空間の・・・破れ目?)
剣「んで、中に入ったらさ、この湖の上にいたわ
け。」
麗「それで?」
剣「空間の破れ目から入れる世界なんて、何か珍しい物があるに違いない。そう思ってね。」
霊「ちょっと、さっきの空間の破れ目って言葉に引っかかるわねえ・・・」
魔「その空間の破れ目とやら、こんなものか?」
そういうと、魔理沙はどこに入れていたのかは知らないが、メモ帳に紫のスキマを書いて見せた。
剣「違う。目なんてなかったぞ。」
霊「そもそもスキマは空間の破れ目ではないでしょう。空間の裂け目、よ。」
霊「母さん。博麗大結界確認しに言ってくれる?何か起きてるかも。」
麗「・・・了解。調べにいってくるわ。」
剣「お、一人いなくなった。これはチャンスk」
オ「ちょっとジッとしておいてもらおう。」
剣「え?ちょ・・・zzz・・・」
魔「何で眠り薬なんて持ってるんだぜ。」
オ「企業秘密。」
霊「まず、何でもっと早く使わなかったのよ。」
オ「これ、一個しかないし、量少ないから一人までしか眠らせられないのよ。」
魔「へー」
麗「調べてきたわよ。」
魔「お、来たか。」
オ「そろそろ起きてもらうか。」
ベシッ!!
剣「痛ぁぁぁぁっ!!!!」
霊「ところで、どうだった?」
麗「特に異常はなかったけど・・・?」
魔「じゃあ、何でコイツは外から幻想郷に来れたんだ?」
麗「・・・見当もつかないわね。」
剣「さて、お喋りはそこまでだ。」
魔「お、やる気か?」
霊「いや、やらないといけないから。」
麗「さて、さっさと終わらせるわよ!!」
オ「うおっしゃー!!やってやるぞぉぉ!」


剣「泡符『バブルストライク』」
霊「これぐらいちょろいわね。」
魔「星符『サテライトイリュージョン』」
剣「ぐ、やるね。」
麗「麗符『咲き誇る赤い華』」
剣「ぐ・・・」
魔「相手、動きがもの凄く遅いぜ・・・」
剣「じゃあ、これ、使わせてもらうかな!!」
すると、剣牙は腰に付けていた杖を取り出した!
霊「何あのボロい杖」
剣「杖符・火『ファイアリングシャワー』」
魔「熱っ!!」
剣「杖符・樹『リーファースプラッシャー』」
オ「痛っ!何だこの葉っぱ!!」
霊「しかもその傷口に塩水を掛けてくるとは・・・酷いわね。」
剣「杖符・風『スプリンストーム』」
魔「!!皆!伏せろ!!」
麗「と、飛ばされる・・・!!」
オ「しかも勢いに乗って飛んできた水が痛い!!」
剣「どうした?その程度か?」
魔「くそっ!彗星『ブレイジングスター』!!」
剣「杖符・地『アクアクエイク』」
オ「うわああ、流されるうう!」
オワタは、流されてどこかへ行ってしまった!!
剣「まだまだ!!杖符・雷『ライジングウェイバー』!!」
魔「また流し系か!?」
霊「しかも痺れる!!」
霊(は、張れてるかな・・・。)
剣「?・・・まあ、いい。喰らえ!!
杖符・全『マルチタイパーバブル』!!」
魔「うわあああ!!」
麗「・・・。」







剣「さて・・・それじゃ、早速お宝でも探しに行くか。」
その時!!
霊「『夢想天生』!!」
魔「魔砲『ファイナルスパーク』!」
麗「神符『神のみちびき』!!」
剣「な・・・ぐはぁっ!!」
クリティカル!!
霊「油断大敵ってやつね。」
魔「勝った気でいるからこうなるんだぜ。」
麗「本当にね。」
剣「な、何故・・・?痺れているから、かわせないと思ったんだが・・・」
霊「いい?私たちにはね、結界という便利なものがあるのよ。」
剣「畜生・・・。」
魔「さて、さっきの攻撃でかなり削ったはずだぜ!!」
剣「そっちこそ勝ったつもりでいるな!!
『退魔の剣』!!」
霊「攻撃速度が遅い。5点。」
魔「かわし易すぎる。3点。」
麗「剣の使い方が悪い。-10点。」
剣「・・・・・・EXモード、変身!!」
魔「え、こいつにもEXモードあったの??」
すると、剣牙の額には角が生え、退魔の剣はパワーアップして別の剣になった!!
剣「来い!!」
霊「霊符『夢想封印 集』!!」
魔「魔符『スターダストレヴァリエ』!」
麗「分符『黒麗連携術』」
しかし・・・
剣「へえ・・・その程度?」
三人「え。」
剣牙は、手に持っていた剣で全ての攻撃を受けていた・・・
三人「嘘でしょ!?(だろ!?)」
剣「杖符・火樹風地雷『ファイブ・オブ・シャイニング』
三人「ギャアアアアアア!」
剣「ふっふっふ・・・さすがに、耐えれなかったみたいだね。」
剣「さて・・・そろそろいk」
??「・・・残念。そうはいかせない。」
剣「!?お、お前・・・さっきやられたはずじゃ!」
??「馬鹿野郎。戻ってきたわよ。今回は奴らがいなかったからね。戻ってくるのも簡単だったさ。」
春祢「あのときの仕返し、まだだったねえ?」
剣「!!」
春「華符『自由奪いし朝顔の蔦』」
オ(戻って来たはいいけどこれどういう状況?)
霊(詳しい話は後。あと手に持ってるのは何?)
オ(あ、これ?救急箱。)
魔(よし、今のうちに傷を治すぜ。)
剣「んぬ・・・『封印退魔鬼殺しの剣』!!!」
春「ぐはっ・・・・・・っち、今日もダメだったか・・・」
麗(え、ダメだった?まだHP残ってるじゃない。)
春「嫌だけど・・・後は任せたよ、あんたたち。」
春「捨身『火に炙られたラフレシア』」
剣「!!」
春祢は火と弾幕を纏って剣牙に突進した・・・
剣「ごふあああっ!!」
魔「まさかあいつに、借りを作るとはな。」
霊「・・・でも・・・」
オ「これで反撃できるな!!」
麗「大逆転の始まりね!!」
霊「霊符『夢想封印 散』!」
魔「恋符『マスタースパーク』!!」
麗「麗符『夢想天生』」
剣「ぐッ・・・・・・・・・・・・とうとう、後一枚だな。」
剣「ここまで来たのは・・・あんたたちが初めてだ。」
魔「なんと言ったって、今まで数々の異変を解決して来た奴の集まりなんだぜ?(一人除く)お前みたいな
ちっぽけな船の船長なんかが勝てるわけないだろ。」
剣「だが、後一枚残っている。この一枚に・・・我が力、全て注ぐ!!」
剣「『ファイナルアクアストーム ー最後の水風ー』
四人「げっ!!」
その攻撃は、全員に大ダメージを与えた・・・
剣「この攻撃をもろに受けたんだ。耐えれるわけがないさ。」
しかし・・・煙の中、一人立っている者が・・・
霊「・・・耐えれるわけが・・・ない・・・かぁ。でも、こうして・・・耐え・・・ちゃった・・・のよねぇ。」
剣「えええええええぇぇぇぇぇぇえっ!!!!」
霊「これぞ・・・結界の・・・力よ・・・!!」
剣「こ、これは・・・いろいろやばい気がs」
霊「神・・・霊・・・夢想・・・封印・・・瞬!!!」
剣「しまっt」
ーしかし、重い剣を持っていた剣牙はかわせず、反応が遅れ防御もできなかったー
剣「ぐ・・・・ぐ・・・・ぐ・・・・ぐ・・・・ぐ・・・・」
ドタッ・・・











霊「終わ・・・・った・・・」
ドタッ・・・

~数時間後~
?「・・・夢。おい、霊夢!!」
霊「ん・・・!?ここはどこ!?私は霊夢!?」
魔「何だよ!!呼んでるんだから、返事くらい・・・」
オ「できるわけないでしょうが。気絶してたんだから。」
麗「ちなみに、ここは魔理沙の家ね。」
魔「ところで何あったんだよ。私たちが目覚めたとき、船長室の床の真ん中にぶっ倒れてたぞ。」
霊「あー?それはかくかくしかじか・・・」
少女説明中・・・

魔「チッ、何でいつも霊夢はいいとこ取るかなー・・・」
霊「五月蝿いわね。私がいなかったらどうするつもりだったのよ。あんたも倒れてたんだから、助けを呼ぶにも呼べないし、そこに助けが来る可能性だってないわけじゃないけど来なかったら負けてたのよ。」
魔「それは・・・むむ・・・。」
文「どーもー。」
オ「ん?ブン屋か。」
文「インタビューしに来ましたー。」
魔「残念ながらお断りだぜ」
霊「同じく」
麗「右に同じ」
オ「以下同文」
文「ううー・・・いいじゃないですかぁ・・・」
魔「だから出て行けって。」
文「いいえ、インタビューに答えてくれるまで帰りまs」
魔「魔砲『ファイナルマスタースパーク』!!」
霊「あ、いや、ちょっと、いくらなんでもそれはやめ」
ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!
四人「ぎゃああああああああああああああああああ」
魔「やっちゃったZE☆」
霊「やっちゃったZE☆・・・じゃなああああああああい!!」
魔「うわあああああああああああ」


おしまい













というわけで・・・最終回、終了ですーー!!
自分のストーリー構成が下手すぎて、全然長く続かなかったですがね。あはは・・・
次のシリーズも多分短いかな?
次のシリーズの目標
一日一回投稿

を目標に頑張ろうと思います。
次のシリーズ開始までは結構長くなると予想。


それじゃ、次のシリーズまで、ゆっくり待っていってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/07 (Sat) 11:35:05

そろそろ新シリーズ始めるか。前のシリーズ終了から6日しか経っていないけど・・・まあ、いいか。
今度はせめて15話までは行きたいところ。
それでは、始まり始まり~






闇之竜異変 プロローグ(題名が変なのは気にしないで下さい。今思いついたものなので。)

~とある人里~

ある日、私は呼び出された。そして、こんなことを頼まれたのだ・・・。
「・・・博麗の巫女を?」
「その通り。」
「しかし・・・何故?」
「・・・・・・」
「答えてください。でないと、連れて・・・」
「・・・さっさと、行け。行かなきゃ・・・どうなるか、分かっているだろう。」
「し、しかし・・・」
「行けと言っている。聞こえないのか?」
「・・・・・・はい・・・」
断りたかった。しかし、私は、逆らえないのだ・・・ここの、村長に。

~とある道~
あの日から、一日経った。しかし、神社は見えてこない。
「はあ・・・博麗神社・・・まだなのかなぁ・・・」
村長は、こんなに遠くの神社に行くのに、何も持たせてくれなかった。
「食べるもの・・・無いよ・・・」
・・・前を見てみると、道が分かれていた。
「こっち・・・かなぁ・・・」
私は・・・神社と、まるっきり反対のほうへ行ってしまった・・・。




~博麗神社前~
途中、迷ったり、休憩を挟んだため・・・人里から出てきて、四日は経った。そして・・・やっと、神社が見えてきた。
「やっと・・・見えてきた・・・」
しかし、食料を持ってきていない。貰ってもいない。そのため、もう腹ペコだ。
「お腹・・・空いたなぁ・・・」
とたんに、人里が恋しくなった。あんな酷い人里でも、恋しくなるときはあるものだ・・・
「・・・帰りたい・・・よぉ・・・」
もう、神社は目の前なのに・・・意識が朦朧としてきた。
そして、とうとう、私は・・・気を失った。私は、こんなことで、こんなところで死ぬのか・・・
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・









プロローグ、短い上に雑ですね。
一話は、今からすぐに投稿しますっ!!
というか、一話見ないと全然このプロローグの意味が分からないですしおすし。

見てろぉぉ!!ここから後3分くらいで一話の投稿に取り掛かってやるぅぅ!!(五月蝿い


三月二十一日
プロローグを少々修正。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/07 (Sat) 11:59:05

闇之竜異変 第一話{出会いは、突然に}

霊「暇ねぇ・・・」
ここは博麗神社。今日は、葉が遊びに来ているらしいが、それでも霊夢は暇そうな顔をしながらお茶を啜っている。ちなみに、麗香は留守の様だ。
葉「霊夢さん。お賽銭、入れておきますね!」
霊「うん。ありがとう。」
霊夢は、ちょっぴり笑顔を見せた。
しかし、その笑顔は、一瞬にして壊れた。
?「霊夢うぅぅぅぅ!!!!!」
霊「何よ!!いきなり!!」
ここで、よく見るパターン。魔理沙が博麗神社に来たようだ、が、やけに慌てている。
魔「そっちこそなんだぜ!!神社の前で人が倒れているんだぞ!!」
霊「え・・・人・・・?」
霊夢は、驚きを隠せないようだ。
魔「そうだ!!人だ!!」
すると、霊夢はすくっと立ち、
霊「分かった。すぐに行くわ。」

~博麗神社前~
霊「誰よこの子。」
魔「捨て子か?」
葉「それは無いかと。」
霊夢達の前には、一人、少女が倒れていた。
魔「とにかく、なんか食わせるもの無いか?」
葉「何故ですか?」
魔「お腹が空いて、力が出ない・・・可能性があるってことだ。」
霊「それ、某顔が食えるヒーローの言葉に似てるわよ。」
魔「それのつもりで言ったからな。」
葉「あれ、○ソ○ソ○ソってお腹が空いて力が出なくなったことってありましたっけ。」
魔「知らん。あと、さっきの危ないからやめろ。」
霊「ギリギリセーフじゃない?」
魔「もう目の前の子そっちのけだな。」
葉「おっと、忘れてました。とりあえず・・・葉乱『リーフストーム』」
魔「忘れちゃいかんだろ。あと私達も回復させてどうするんだぜ。」
葉「作者曰く。深緑の温もりの符題忘れたんだそうです。」
魔「ダメダアイツ」
霊「何故棒読み」
すると、目の前の少女が目を覚ました。
??「うう・・・ここは・・・?」
魔「お、目が覚めたみたいだぜ。」
霊「そこの子。」
?「は、はい?」
霊「歩ける?」
?「多分・・・」
しかし、立った瞬間、その子はクラっとなり倒れてしまった。
魔「やっぱり腹減ってるんだぜ。」
そう言いながら、魔理沙は誰かに作ってもらったであろうキノコ炒めをその子にあげた。
?「あ、ありがとうございます・・・」
魔「礼は要らないぜ。」
霊「とりあえず、立ち話も疲れるでしょう。中で話をしましょう。」
そういって、霊夢達は神社内に入っていった。
続く。








一話終了。あれ?まだプロローグのときの状況が分からなかった・・・だと・・・?二話は明日書きます。次こそはプロローグのときどんな状況だったのか明らかになるかと。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/09 (Mon) 17:42:19

琴月だけじゃなく昨日書くはずだった小説も忘れている自分って・・・・ごめんなさい。

闇之竜異変 第2話〔謎の少女、亜流波〕
あらすじは・・・一応、しておきます。
神社に倒れている人発見。以上。(適当すぎる。



神社に入った霊夢たちは、まず、自己紹介をすることにした。
霊「私は博麗霊夢よ。よろしく。」
魔「私は霧雨魔理沙だ。」
葉「瀬笈葉って言います。」
亜「私は破咲亜流波って言います!!よろしくお願いします!!」
魔「んで、早速だが。何で神社の前で倒れてたんだぜ。」
亜「はい。それは・・・」

亜「私、ある人里に住んでいるんです。そして・・・そこで、ある頼み事をされて、ここに来たんです。」
それを聞いていた霊夢は、どこからか地図を持ち出し、言った。
霊「その人里って、どの辺り?」
すると、亜流波は博麗神社から一番遠い西の人里を指した。
亜「ここです。」
葉(西・・・人里・・・)
魔「多分、あのときの異変の人里とは違うと思うぜ。
んで、その人里で何を頼まれたんだぜ?」
亜「・・・博麗の巫女を連れてこい、と。」
魔「ああ、なるほど。だからこの妖怪と縁有りすぎの嫌な神社に・・・」
そう言ったとたん・・・
ゴツン!!ボキッ!!
葉「今、聞いちゃいけない音を聞いてしまった気がします・・・」
霊「気のせいじゃないかしら?」
亜「え、さっき私ハッキリとm・・・はい、何でもありません。」
・・・どうやら、誰かさんの殺気を感じたらしい。
葉(怖い・・・)
魔「んで、何で霊夢を連れて行かなきゃいけないんだぜ?」
亜「(復活速いなあ。)さあ・・・・話してくれませんでしたし。」
霊「話を変えるけど・・・そんな遠いところから行くのに、何で食料も飲料も何も持ってきていないのよ。」
亜「私の住んでる人里・・・住人同士の差別がひどくて。村長や、その友人は、私たちのような一般住民を、タダ働きさせるんです。」
魔「酷いなそれは・・・」
亜「昔はそんなことなかったって、姉ちゃんが言ってました。」
葉「姉がいるんですね。」
亜「はい。少し前に、人里から脱出しましたが。」
魔「・・・今は、どこにいるんだぜ。」
亜「さあ・・・いろいろ送ってくれるんですけど・・・場所が、掴めなくて。」
魔「ちょっと待て、いろいろ送る?」
亜「はい、運んできてくれるんです。未来の物で。」
葉「み、未来の物?」
亜「そのまんまです。姉ちゃんは未来のものを再現する程度の能力を持つんです。」
霊「ふうん・・・・・・話を戻すわよ。ということは、その差別のせいで?」
亜「はい、おにぎりも、米一粒もくれませんでした。」
魔「地獄だ・・・」
霊「そりゃまあ、倒れますわな・・・」
すると、亜流波が急に話し掛けた。
亜「あの・・・」
亜流波が言い出そうとする前に、霊夢が口を開き、言った。
霊「分かったわ。んじゃ、行くわよ。人里に。」
亜「何で分かったんですか!?」
霊「頼まれたんでしょ?私を連れてこい、と。」
亜「は、はい。そうですが・・・」
霊「じゃあ、さっさと行くわよ。」
魔「お供させてもらうぜ。」
亜「構いませんよ。」
葉「じゃあ、私も。」
魔「それじゃあ、4人でレッツゴーだな。」
霊夢達は、人里へと急ぐのであった・・・
葉(なんだろう・・・嫌な、予感が・・・)

続く。









これで少しはオープニングの状況が分かったかと思います。多分。
また・・・明日に投稿する、と断言しておいて結局できてないですね・・・。やっぱりそういうのは決めないほうが、いいのかなぁ・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/11 (Wed) 16:30:39

目標とはなんだったのか

闇之竜異変第三話〔囚と逃〕

10秒も経たない内に読める(はずの)前回のあらすじー
自己紹介&人里紹介&いざ、人里ーー!!
終了。


~とある人里~
霊「疲れたー・・・」
魔「どんだけ遠いんだぜ。」
亜「東京ドーム50万個分でしょうか?」
葉「根拠の無いこと言わないで下さい。」
すると、人里にある家から一人の男が出てきた。
?「連れてきたか。」
霊「アンタ?私を連れてこい。って命令したの。」
?「その通り。」
葉「ところで、貴方誰ですか。」
ソンチョ「私はこの人里の村長だよ。」
魔「へえ・・・・・・って、名前は?」
ソンチョ「そんなのとっくの昔に忘れたな。」
葉(冗談かな・・・?)
しかし、顔を見てみると・・・冗談ではないようだ。
葉(本当に忘れたんだ・・・)
霊「で、村長さんよ。用件は?」
ソンチョ「おっと、そうだったね。それじゃあ・・・」
ソンチョ「お前ら!こいつを捕まえろ!」
霊「っ!?」
村長が叫んだ瞬間、村人たちがロープを持ってやってきた・・・!!
魔「亜流波・・・ハメたか?」
亜「いやいや、誤解ですよ!!何も知りませんっ!!」
魔(本当・・・なのか・・・?)
霊「ちょっと!!助けなさいよ!!」
魔「あ!悪い!!今助ける!!」
そして魔理沙は、八卦炉を村長達に向けた。
ソンチョ「ふっ・・・残念だが、お前らには、勝ち目は無い。」
葉「行きますよ!!」

村長とその仲間が現れた!!(戦闘はRPG風で。)

魔「ところで亜流波、お前、スペルとか持ってるか?」
亜「一応、持ってますよ!・・・一枚。」
葉「じゃあ、使ってみてください!!」
亜「ならば、行きますよぉ・・・!」
亜流波のインフィニティスパーク!
亜流波は、紫色に近い極太レーザーを放った!が・・・
村長とその仲間に0のダメージ!!
魔「えーと・・・その・・・」
魔「弱くね?」
葉「・・・この子、戦闘には向いてないですね。」
魔「仕方ない。私たちが処理するか。」
魔理沙のマスタースパーク!
しかし、吸収されてしまった!!
葉のリーフスパーク!
しかし、吸収されてしまった!!
魔「・・・アレレー、ナンデキカナイノカナー(棒)」
葉「・・・ソウデスネー、ナンデデショー(棒)」
亜「二人とも!!何やってるんですか!!」
亜流波のインフィニティスパーク!
魔理沙と葉に0のダメージ!!
魔「・・・クソッ!これじゃあ、勝てない・・・!!」
葉「こうなったら・・・」
亜「お、何か秘策があるんですか!?」
魔&葉「分が悪いので逃げるっ!!」
亜「え、」
亜「ええええええええええええええええええぇぇぇぇぇっ!!!!!!!」
それでも、亜流波はそっちのけで魔理沙と葉は全速力で走っている・・・
亜「ちょ、ちょっと待ってくださぁぁい!!」
続く













第三話終了。腕痛い・・・
オワタ「これ位で弱音吐いてどうするんだよ。」
作「アナタニハワカラナイデショウネ!!」
オ「野○村ネタぶち込むな!!あと、これよりもたくさん書いてる人だっているんだぞ!!」
作「アn」
オ「黙れ!!」
その後、作者はパンチを思いっきりぶつけられたとさ。めでたしめでたし・・・ゑ?

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/12 (Thu) 19:46:15

闇之竜異変第四話〔愉快な神様〕

あらすじ
霊夢が村長に捕まってしまった。霊夢を助けるべく魔理沙は村長達に戦いを挑む。しかし、敵が強すぎた。というわけで・・・


~人里~
魔理沙達は、とにかく逃げ続け、民家が集まっているところに辿り着いた。
魔「・・・逃げてきたはいいけど・・・」
魔「ここどこだYO!?」
魔理沙は、少々慌てている。
葉「どうやら、人里みたいですね。」
さすが葉っさん。冷静である。
魔「とりあえず、ここで休ませてもらうとして・・・」
突然、魔理沙は怖い目をして、言った。
魔「亜流波。本当にお前、何も知らなかったのか?」
魔理沙の目を見て、亜流波は何かを悟ったかのよう、言った。
亜「・・・私を、疑ってます?」
葉「当然でしょう。」
亜「で、でも!!本当に、何も知らなかったんですよ!理由を聞いても、答えてくれなかったし・・・本当です!!信じてください!!」
亜流波は、とても必死だ。
魔理沙は、しばらく考えてから、言った。
魔「分かった・・・アンタを、信じよう。」
亜「あ、ありがとうございますっ!!」
葉「・・・しかし・・・霊夢さんをどう助けましょう?」
魔「そこだよなぁ・・・」
すると、魔理沙の後ろから声がした。
?「・・・いい考えがあるよ。」
魔「何ッ!教えてくれ・・・って、誰だ?」
?「ちょっと・・・酷いなぁ。マリちゃん。私のこと、忘れるなんて。」
三人の目の前にいたのは、かなり背の高い紫髪の人だった。
葉(ま、マリちゃん・・・?)
魔「あ・・・お前、確か・・・。」
すると、突然その女の人は笑顔になり・・・
界「久しぶり~!どう、元気してた?」
亜「えーと、どちら様?」
界「おっと・・・初めまして。私は愛世界瑠。よろしく~。」
魔「えーと・・・一応、これでも神様だ。」
亜「えぇぇ~っ!!か、か、神様ァッ!?」
亜流波は、凄く驚いている・・・
界「そんなに驚くことないよ~。この幻想郷には、
神なんて他にもいるよ?」
亜「そ、そうなんですか・・・?」
界「うん。ところで、そちらの二人の名前は?」
亜「あ、破咲亜流波っていいます。」
葉「瀬笈葉です!!」
魔「話を変えるが、いい考えって?」
界「いろんな人に協力してもらうの。」
葉「あー・・・成程・・・。」
魔「でも、協力してくれる人、少ないんじゃないか?」
界「・・・まあ、協力してくれなかったときはその時に考えよう?」
亜(・・・頼りない神様だなぁ。)
魔理沙は、また、しばらく考えると、言った。
魔「でも、それ、いい考えだな。採用させてもらうぜ。」
葉「ところで、どこから行きましょう?」
界「そうねぇ・・・紅魔館とかどうかな?」
魔「・・・いいけど・・・紅魔館に協力してくれそうな人っているか?」
界「いるじゃない。あの子が仲間になれば他の人たちも仲間にするのは簡単になるよ。」
葉「ああ・・・あの子・・・」
亜(え?コウマカン?あの子?え?)
しかし、そんな亜流波はそっちのけで・・・
魔「それじゃあ、紅魔館にレッツゴー!だな。」
亜「ちょ、ちょっとぉ~!!待ってくださぁぁ~い!」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/15 (Sun) 00:26:24

闇之竜異変第五話〔突撃!!紅魔館〕

あらすじ・・・面倒になってきた。次回からはあらすじ書かないようにしたほうが・・・いいのかな?
前々回、逃げた魔理沙達。逃げた先は人里。そこで界瑠という神と出会い、いろいろあって紅魔館へ行くことになったのであった。




~紅魔館・門前~
美「zzz・・・」
・・・ほとんどの人が分かっていただろう。こんなことになることを。
魔「寝てるな。」
葉「寝てますね。」
界「寝てるね。」
亜「誰ですかこの人。」
魔「おい亜流波。空気読め。」
亜「え!あ、はい。スイマセン・・・。
すると、この空気をぶっ潰すかのように、葉が大声を出した。
葉「美鈴さーーーーーーーーーーーーーーん!!起きてくださーーーーーーーーーーーーい!!」
魔「馬鹿か!!こいつスルーしていけると思ったのに!!」
魔理沙は葉を殴った。
葉「イテテ・・・すいません。」
その時・・・
おや!?美鈴の様子が・・・
おめでとう!!美鈴はハッキリと目を開けた!!
美「はっ!!い、何時からそこに・・・と、とにかく!!ここ、ここは通しません!!」
魔「理由を。」
美「門番は人を通さないのが仕事です!!」
美鈴はキッパリと答えた。
界(・・・さっき、寝てたけどね。とは言わないでおこう。)


ほんめーりんが現れた!!
美鈴「何で平仮名なんですか!?」
勿論、誰も答えてくれない。
魔「さて・・・よく居眠りしている3ボスでも、一応門番だからな。長い戦いになりそうだ。」
界「・・・え?一撃で突破できるよ。」
魔「はあ?おい。いくら神様だからって、そんな・・・」
界「・・・私を舐めないでほしいな!」
魔「そんなに言うなら、見せてもらおうか。」
勿論、魔理沙は疑っている。
界「やれやれ・・・それじゃ、行くよ~。」
界瑠の、大破壊「全惑星爆破術」!
界瑠の後ろに、太陽系惑星全てが輪を描くように集まる・・・・!・・・と思いきや、本物じゃない。というか、本物だったら困る。
すると・・・それ全部、一斉に爆発した!!
そこから出てきた弾幕が、美鈴に直撃した。
美「ぎゃああああああああa(ピチューン
葉(本当に一撃に!)
亜(すごく・・・ヤバイです。)
魔(これは夢だこれは夢だこれは夢だ)
・・・勿論、夢ではない。
界瑠除くその場にいた全員が、驚きの顔で呆然と立っていた・・・。

美「・・・負けてしまったからには仕方ありませんね。通しますよ。」
魔「あ、さっきの事、メイド長に伝えておこうか。」
美「それだけはやめてくだs(グサッ!!
美鈴の頭に思いっきりナイフが刺さった。
咲「・・・この門番。クビにしようかしら・・・あ、貴方達は通って頂戴。」
魔「じゃあ、お邪魔するぜ~」
葉「またフランさんに会えるかなー?」
亜「なんかよく分からないけどレッツゴー!」
界「さて、仲間になってくれるといいけど。」
美「誰か助けて~・・・」
グサッ!グサグサッ!グサグサグサグサ・・・
咲「あら、ちょっとやりすぎたかしら。」
・・・美鈴の体には、何億もの刺し傷が・・・
咲「まあ、いいか。」
美(ちょっとぉぉ~!!?)
グサッ!
美(酷い・・・)
――――――――――――――――――――――――
~紅魔館・大図書館~
魔「・・・さて、どの本から・・・」
界「こらこら。それよりも・・・あの子、どこかしら?」
亜「あの、ずっと気になっていたんですが・・・」
魔「ん?」
亜「“あの子”って、誰ですか?」
魔「ああ、それは・・・」
?「・・・この子のこと?」
大図書館の奥のほうから、紫の髪をした人がやってきた。
界「あら、パチェちゃんじゃない。」
亜「この人、誰ですか?」
パ「・・・あら、この子は?」
魔「コイツは、亜流波だ。かなりのヘタレだぜ。」
亜(酷い言われようだけど本当のことなので反論できない)
界「で・・・そのパチェちゃんの後ろに隠れているのが・・・」
葉「クローバー・ノーレッジさん。例のあの子です。」
ク「にゅう~・・・(チラッ
界「・・・初めまして。私は愛世界瑠。よろしくね!」
ク「あ、は、初めましてですっ!私の名前は・・・」
界「知ってるよ。クロバちゃん、これからよろしく!!」
しかし、その瞬間・・・
おや?周りの様子が・・・
魔「・・・。(目背け)」
葉「・・・。(遠い目)」
亜「・・・。(白目)」
パ「・・・。(目丸く)」
ク「・・・!?(驚きの表情)」
・・・完全に冷め切っている。
界「えーと、何かおかしいことでも・・・?」
魔「いや・・・普通、クロだろ。」
葉「そうですよ。」
パ「何よ、クロバって。」
亜「某玉獣XYのライバルの名前に似てますよ。」
ク「もっと良いあだ名はなかったんですか?・・・ですぅ。」
界「・・・と、とにかく!もうクロバちゃんでいい?」
ク「にゅう~・・・」
パ「ところで、クロがどうかした?」
魔「それは・・・。」
少女説明中・・・
魔「・・・というわけだ。」
パ「成程・・・・・・・・・・・・・クロ。」
ク「は、はいっ!」
パ「さっきの話は聞いてたわね?」
ク「はい。・・・ですぅ。」
パ「・・・どうするの?」
ク「・・・・・もちろん。ついて行かせてもらいますです!」
パ「そう・・・じゃあ、私も行くわ。」
界(計画通り。)
しかし・・・
レ「話は聞かせてもらったわ。」
魔(ゲッ・・・)
亜「えーと、どちら様?」
レ「私はレミリア・スカーレット。この紅魔館の館主。」
亜「はあ・・・私h」
レ「それは聞いていたからいいわよ。」
レミリアの隣には、勿論咲夜がいる。
亜(さっき魔理沙さんが言ってたメイド長さんかな?)
葉「ところで・・・何ですか?レミリアさん、咲夜さん。」
亜(咲夜さんって言う名前なのか・・・)
レ「それ・・・」
魔(見透かされたか・・・!?)
レ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
界(ゴクリ)
レ「私も行かせなさい。」
魔「え」
界「ふぁ?」
亜「ほげぇ?」
咲「勿論私も。」
魔「逆に・・・」
界「良い展開に・・・なった・・・!?」
さっきまで汗びっしょりだった二人の顔が、すごく安心したような顔になった。
レ「さあ、さっさと行く!」
界「レミちゃん、喋り方荒いよ。」
亜(ガタガタガタガタガタガタガタ)
亜流波、たけし状態である。
レ「おっと、御免なさい。」
――――――――――――――――――――――――
~紅魔館・外部~
魔「さて・・・どこから行くかな。」
界「私、グループ分けしたらいいと思うな。」
パ「良い考えね。」
ク「どんなグループにしましょう?・・・ですぅ。」
界「とりあえず・・・こんな感じかな。」
Aグループ 咲夜、レミリア、魔理沙、亜流波、葉
Bグループ クロ、パチェ、界瑠
魔「うーん・・・できれば両方同じ人数にしたいんだが・・・」
亜「じゃあ、さっきの門番さんを・・・」
レ「美鈴はお留守番よ。」
亜(あの門番さん、美鈴さんって言うのか・・・)
界「まあ、仕方ないよ・・・。」
そして、魔理沙達が歩き出そうと上を向くと・・・
亜「・・・ん?」
レ「あの子は・・・」
ク「霊蘭ちゃん・・・ですぅ。」
亜(霊蘭さん・・・かあ。)
すると霊蘭は近づいてきて、口を開いた。
蘭「あ、あのっ!」
魔「何だぜ。」
蘭「私も・・・ついて行って、いいですかっ!」
レ「・・・魔理沙、どうするの?」
魔「・・・・・・・・・・・」
ク「魔理沙さん!お願いしますですっ!」
魔「・・・・・・分かったぜ!これで仲間がまた増えたな!」
界「だってさ!良かったね~蘭ちゃん!」
亜(もっといいあだ名はないのか)
咲(せめて霊ちゃんにして欲しいわね。)
葉(この人には何を言っても無駄な気がします。)
蘭「よかったぁ・・・」
魔「ということは・・・」
葉「両グループ、平等になりましたっ!」
魔「アホか、Bグループ、あと一人足りないぞ。」
界「まあまあ、そんなこと気にしない気にしない!」
パ「戦闘力チート級が3人いるのよ?安心よ。」
魔「・・・それも、そうだな。」
界「それじゃあ・・・・何時、どこで集合する?」
レ「じゃあ・・・こっちは3人、そっちは4人仲間を探して頂戴。仲間を探せたらここへ集合よ。」
ク「了解ですぅ~!」
魔「それじゃあ、また後で。」
界「よーし、張り切っちゃうぞぉ!」
パ「張り切りすぎで技をはずさないで頂戴ね。」
蘭「それ、某玉獣です。」
葉「と、とにかく!両グループ、頑張りましょう!」
全員「えい・えい・おー!!」
続く










今回、オリキャラを二名使わせて頂きました!
パセリさん、わかなさん、ありがとうございました!
霊蘭の口調・・・これでいいんでしょうか。
他にも皆さんのオリキャラを使わせて頂くと思います!・・・いつかは分かりませんが。
次回から2グループに分かれます。
さて、両グループ仲間を見つけられるかな?
では、次回までゆっくり待っててください!・・・と言っても、多分明日の投稿になりますけどね。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/15 (Sun) 10:19:29

さて、どんどん募集したキャラを使わせて頂きますよ。
ちょっと不安なことと言ったらキャラの登場場所は僕が決めて問題あるのか、ないのか・・・

闇之竜異変第六話〔仲間探し〕

あらすじは、もう要らないような気がしてきたので、やめます。

さて、AグループBグループ共に動き出そうとした、そのとき。
亜「あ、あのっ!パチュリーさん!」
パ「何かしら。何でも聞くわよ。答えるとは言ってないけど。」
亜「その・・・魔法使い、なんですよね?」
パ「ええ。それが?」
亜「その・・・魔法、とやらを教えてほしいのですが。基礎だけでいいです。」
パチュリーは、少し考えた。そして、言った。
パ「分かったわ。但し・・・基礎だけよ。」
亜「ありがとうございます!」
魔「やれやれ・・・」
少女授業中・・・
亜「ありがとうございました。」
魔「結構成長したな。・・・中身だけ。」
界「人は外見だけじゃダメらしいよ?」
レ「中身だけでも問題だとは思うけど。」
亜流波は、簡単な授業を受けた!
特殊攻撃力、スキル効果が上がった!
スペル、エレメンタル・スターロードを習得した!
魔「じゃあ、今度こそ行くぞ~」
――――――――――――――――――――――――
Bグループ
~太陽の畑~
パ「よりによって、なんで彼岸に行くのよ。」
界「なんと言ったって、一番の友達もいるし。」
ク「その友達とは何です?」
界「四季ちゃんだよ。」
パ(なんかすごい友達持ってるわね。)
界「しかも、ここを通れば幽ちゃんも仲間にできるし、三途の川も通ればこまっちゃんも仲間にできるかもよ?」
パ「だからもっとマシなあだ名を・・・」
ク「パチュリー様。この人には何を言っても無駄ですぅ。」
界瑠達が話をしていると、人影が見えてきた。
幽「♪~」
蘭「ウワサ的なことをすれば何とやら、ですぅ。」
幽「あら、界瑠じゃない。」
界「幽ちゃん、久しぶり!元気だった?」
幽「・・・久しぶりって、一ヶ月前に会ったばっかりじゃない。」
パ(会った“ばっかり”はないと思うわよ。)
幽「何か言ったかしら?」
幽香がパチュリーを睨んだ。
界「まあ、まあ。それよりもさ。聞いてくれる?」
幽「何かあったの?」
界「それが・・」
少女説明中・・・
幽「へえ・・・・・・・・最近、暇だったのよ。もちろん、ついて行かせてもらうわ。」
・・・目が怖い。
パ(何かすごいオーラを感じるッ!)
ク(悪意に満ちてますね・・・ですぅ。)
界「よし、まずは一人、と・・・」
~続いて、再思の道、中有の道は飛ばして、三途の川~
小「zzz・・・」
まあ、これも、いろんな人が想像していたことだろう。
界「相変わらずだなぁ。」
界瑠は、小町にビンタした!
小「痛ぁっ!」
界「久しぶり~」
小「ああ・・・界瑠か。一年ぶりだっけ?」
界「多分。」
小「酷いなぁ。四季様とは何回も会ってるのに、私とは会ってくれないなんて。」
界「ゴメンゴメン。それでね、ちょっと頼みがあるんだけど。」
小「なんだい?頼みって・・・」
界「それはかくかくしかじか」
小「何だ、そういうことか・・・最近はこっちの仕事もないし、行くとするかね。」
パ(本当に仕事ないのかしら・・・)
ク(本当に無くしてるのかも・・・)
・・・全員、疑いの眼である。
~彼岸~
界「ラッキー。四季ちゃんだけでなく・・・もう一人いるね。」
映「・・・おや?界瑠さん。また来たのですか。」
界「ふふ、来ちゃいましたよ。」
映「ところで、何か御用でも?」
界「それは・・・かくかくしかじかまるさんかく。」
映「分かりました。力を貸しましょう。」
映姫は、すぐ答えた。
パ「ところで・・・そちらの方は?」
界「ああ、こちらは花季ちゃんね。」
ク「ちゃん付けやめましょうよ・・・ですぅ。」
界「無理!」
即答・・・。
風「あれ・・・貴方、どこかであったこと、あるっけ・・・名前は?」
界「いや・・・一応、初めましてだね。愛世界瑠だよ。よろしく。」
風「へえ・・・私はk」
界「知ってるって。」
パ(誰でも知ってるのかしら、コイツ。)
界「さっきの話は聞いてたでしょ?」
風「口使いをどうにかしなさい。」
界「だが断る。」
風「地獄行きね。」
界「どうぞご勝手に。」
風「だからもっと丁寧な言葉遣いを・・・」
ガミガミガミガミガミガミ・・・
界「じゃあ、行こうか。(聞いてない)」
風「何を言って・・・!閻魔様のありがたい話を聞かないとは何事!?」
しかし、界瑠は聞いていない。
界「そうだ、さっきの話、聞いてたでしょ?」
風「・・・一応。」
界「後で説教聞いてあげるからさ、ついていく気はない?」
風月はしばらく考えると、言った。
風「仕方ない。その代わり、絶対にありがたい話を聞かせてやりますからね。」
界「よし・・・これで・・・」
蘭「四人、仲間にできましたですっ!」
パ「それじゃあ、集合場所に行くわよ。」
――――――――――――――――――――――――
~どこかの人里~
さて、ここは人里の店。今日も声を張ってる奴もいれば、おとなしく誰かが買ってくれるのを待つ奴もいる。
八百屋の店長が、ぶつぶつ呟いている。
テンチョ「やれやれ・・・最近、野菜がどんどん減っている気がする・・・お金は一向に増えないんだが・・・」
すると、そこにやってきたのは・・・
麗香だ。
麗「キャベツと、人参を。」
テンチョ「あいよ。」
店長が余所見をしている間に・・・トマト、きゅうりなどが取られていた。
テンチョ「毎度あり・・・ああっ!野菜がまた減ってる!!」」
店長はとてもあわてている。しかし、麗香は冷静だ。
麗「・・・そこにいるのはわかってるわよ。美衣」
美(えっ・・・なんで分かったの!?)
麗「何か気配を感じたから。」
麗「店長さーん、ここにドロボーがいまーす。」
テンチョ「何ッ!ど、どこだ!」
美(やばい逃げ・・・)
しかし・・・
美(しまった、足捻った・・・)
美衣は、思いっきりすっ転んだ。そして・・・姿を現したついでに、野菜を落としてしまった。
テンチョ「泥棒だー!!」
美「げ、ヤバ・・・」
美衣は逃げようとしたけど、そこを通りかかった村人に取り押さえられた。そして、博麗神社に連れて行かれた。
麗「さて・・・アンタへの罰は・・・」
美「・・・。」
麗「霊夢を助けて頂戴。私も行くから。」
美「え?」
麗「霊夢、捕まったらしいのよ。」
美「え、え、え、」
美「えええええええぇ!」
続く











今回もオリキャラ、使わせて頂きました!
さて・・・次回は明日に投稿・・・するはず。
次回まで、ゆっくり待っててくださいな。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/03/16 (Mon) 17:09:43

闇之竜異変第七話〔仲間探し・弐〕

美「な、何で捕まっちゃったんですか!強盗!?殺人!?スピード違反!?」
麗「いや・・・そういう意味じゃなくて・・・まず、この幻想郷に車なんてないはずよ。」
美「じゃあ、何で!?」
麗「落ち着いて聞きなさいな・・・」
少女?説明中・・・
美「はあ・・・でも、捕まえる理由が分かりませんね。」
麗「確かに、そうね。まあ、そこはいつか分かるでしょう。」
美(何の根拠もないのに・・・)
――――――――――――――――――――――――
~魔法の森~(Aチーム)
亜「ここどこですか。」
魔「魔法の森って言う森だ。」
レ「ここに来てどうするのよ。」
魔「アリスの家と、香霖堂に行って、仲間を増やすつもりだ。」
レ「そう。」
魔理沙達がしゃべりながら歩いていると、屋敷が見えてきた。
咲「あそこね。」
・・・?ドアに張り紙が・・・。
魔「えーと、どれどれ。」

魔理沙達へ
霊夢を助けに行くと疲れそうなので、代わりにこの人形を連れてやってください。
アリスより

葉「あの、魔理沙さん。何でアリスさん、私たちが霊夢さんを助けに行ってるの知ってるんですか。」
魔「私が知ってるわけ、ないだろう。」
レ「・・・上海人形と蓬莱人形があるわね。」
魔(チッ、ゴリアテはないのか。)
咲「自爆したら困るでしょ。」
魔(ゴリアテって、爆発するっけ・・・)
上海「バカジャネーノ!」
魔「・・・。」
上海人形と、蓬莱人形が仲間になった!
葉「次は、香霖堂ですね。」
~香霖堂~
魔「またドアに張り紙が・・・」
魔理沙達へ
アリスから聞いたんだが、君たちについていくと面倒なことになるらしいから、代わりにこの子を連れて行ってやってくれ。
霖之助より
亜「あの・・・。」
魔「何だぜ。」
亜「誰ですか?アリスさんに、霖之助さんって。」
魔「ああ・・・」
少女説明中・・・
亜「成程。」
レ「ところで・・・そこに暇そうにして立っている人はどうするの?」
見てみると・・・
魔「あれ、零夜じゃないか。」
零夜が立っていた。・・・フラフラしている。
零「あ、魔理沙さん。聞いてくださいよ!霖之助さん、酷いんですけど。10日前から「ここで魔理沙たちが来るのを待っていてくれ。来たらついて行ってあげてくれ。」とか言って・・・食べ物も残さず、どこかへ行っちゃったんですが。かなりお腹空いてるんですけど。」
レ「後で食べ物あげるから・・・ついて来てくれるわね?」
零「ええ、まあ、いいですけど。要件は霖之助さんから聞いてますし。」
零夜が仲間に加わった!
魔「よし、これで三人(?)仲間にできたな。」
亜「大丈夫なんでしょうか。この人形。」
レ「大丈夫だと思う。問題ないと信じたい。」
葉「余計不安になるんですがあの。」
魔「とりあえず・・・集合場所に行くぜ。」
――――――――――――――――――――――――
~???~
霊「やれやれ・・・ここに閉じ込められてもう三日よ。あいつらの目的は何なのかしら・・・?」
すると、誰かが入ってきた。
?「おい、巫女さんよ。」
入ってきたのは、村長だ。
霊「あ、村長・・・1つ聞きたいのだけど。」
ソンチョ「何だ?」
霊「何で私を捕まえたの?」
すると、村長は、まるで霊夢がそういうのを予想していたかのような顔をして、言った。
ソンチョ「やっぱりか・・・それはだな・・・。」
ソンチョ「お前、異変解決が得意だろ?」
霊「・・・得意、かは知らないけど。それで?」
ソンチョ「そうか。・・・そろそろ、理由を教えてやろう。それは・・・」
「お前を、こき使うためだ。」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/ URL

2015/03/18 (Wed) 19:33:33

闇之竜異変第八話〔何かが動き出す〕

~紅魔館・外部~
魔「仲間は増えたか?」
界「うん。」
映「ところで・・・なんですか。その人形は。」
映姫は、上海人形と蓬莱人形を見ている。
魔「アリスの代わり・・・らしいが。」
幽「使えるのかしら、これ。」
・・・全員、何も言わない。
魔「じゃあ、燃やすか。」
零「せっかく仲間にしたのに、それはないでしょう。」
小「でも、使えないだろう?」
風「じゃあ、どうするんですか。」
魔「燃やす。」
幽「蹴る。」
小「ぶった切る。」
映「黒!」
・・・マシな返答がない。
葉「なんでこうなったんですか。」
小「四季様ってボケキャラだっけ?」
すると・・・上海と蓬莱が、誰か連れてきた。
魔「ん?希彦に・・・奏?」
希「離してくださいー・・・(ジタバタ)」
奏「食べても美味しくないよー!?(ジタバタ)」
咲「人形は人を食べないのだけれど。」
魔「人食い人形とか作ってるかもよ?アリスが。」
葉「アリスさんそんなことしないですよ。というか人食い人形って何ですか。」
とか言ってる間に、希彦と奏は地面に落とされた。
希「ふぐっ」
奏「痛っ!」
葉「だ、大丈夫ですかー!?」
数分後・・・
魔「お前等、どうして人形に連れてかれてたんだよ。」
希「いや、それがですね?いきなりたくさんの上海人形が現れて、私を連れて行ったんですよ!」
奏「僕は蓬莱人形に・・・」
魔「ふうん・・・そうだ、聞いてくれないか?」
希「え?何ですか?」
少女説明中・・・
奏「え、霊夢さんがっ!?」
魔「YES。」
希「分かりました・・・力を貸しましょう!」
希彦、奏が仲間に加わった!
魔「今度こそ、これは要らないな。」
人形を燃やした。
亜「の、呪われませんよね・・・?」
レ「そんなわけないじゃない。」

レ「さて、ここからどうしましょう?」
界「まずは、グループ整理だね。」
魔「今、16人だから、それを4つに分けるぜ。」
A魔、葉、亜、幽
B風、映、希、奏
Cク、パ、蘭、界
D零、レ、咲、小
葉「こんな具合ですかね。」
界「ここからは、仲間を集めるというか、協力者を増やす、ってことになりそうだね。」
魔「これ以上グループは増えないということか。」
界「そういうこと。それじゃ、ここで一旦お別れだね。」
レ「集合はするの?」
界「しない。それぞれ独自の行動をとって。」
界瑠以外の全員「了解。」
界「後・・・すでに協力してくれてる人が、二名いるんだ。」
魔「誰だ?」
界「麗香ちゃんと、美衣ちゃん。」
魔「お、ねーさん、やっぱり協力してくれるのな。」
咲(当然だと思う)
界「それじゃあ、またいつか。」
――――――――――――――――――――――――
~守矢神社~
はいどうも。清く正しい射命丸です。・・・今、守矢神社の中は大変なことになっています・・・。
神「・・・誰だ、お前は?」
ソンチョ「そんなことはどうでもいい。それよりも・・・」
ソンチョ「お前たちも、私の配下にしてやろう。」
え、いきなり何言い出してるんですか、あの人。
諏「私たちは神よ?そんな簡単に・・・」
ソンチョ「それなら・・・やれ、霊夢。初仕事だ。」
ほげ!?れ、霊夢さん!?
神「な・・・。」
早「あ、あの霊夢さん、いつもと違う気が・・・」
それを見て、諏訪子が突然、言った。
諏「早苗!逃げて!!」
早「え?え?で、でも・・・」
諏「私たちは大丈夫。だから、逃げなさい!」
早「は、はいっ!」
ソンチョ「逃がさん!」
神「させるか!御柱『メテオリックオンバシラ』」
うわうわ、すごいことになってます。
ソンチョ「おっと・・・・・・逃がしたか・・・。まあ、いい。こいつらで十分だ。」
諏「・・・。」
ソンチョ「さあ、喰らえぇ!はぁっ!」
な、何ですか、アレは・・・
村長は、影のような弾を神奈子、諏訪子に命中させた。
ソンチョ「これで、お前等は私のものだ・・・!」
えーっ!嘘でしょ!?
・・・二人の目は、紫色に染まっていた・・・
続く。












ちょっと雑だなぁ・・・まあ、いいか。(良くない。
今回も、二名のオリキャラを使わせて頂きました!
残り二人・・・エルと華緋は協力者、ですね。次回、出します。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/ URL

2015/03/21 (Sat) 19:04:20

前回、登場していないオリキャラは残り二人、といいましたが、実際は三人でした。すいませんでした。

闇之竜異変第⑨話〔神社乱闘・前編〕
~妖怪の山(Aグループ)~
亜「ここが・・・妖怪の、山・・・」
魔「その名の通り、天狗や、河童などの妖怪がいるな。んで、その河童に協力してもらうわけだ。ついでに、神様にも。」
亜「河童・・・・・・・・・・抜かれませんよね?」
魔「お前は抜かれないぜ。・・・・多分。」
亜(不安だ・・・)
葉「にとりさんそんなことしますかね・・・?」
魔「・・・しないといいな。」
しばらく歩いていくと、玄武の沢が見えてきた。
魔「にとりー!!いるかー!!」
に「そんな大声で呼ばなくてもいいと思うんだけど。」
亜「・・・河童といったらお皿なのに、帽子のせいで見えませんね。」
亜流波はにとりの帽子を見つめている。
に「・・・見せられないよ?」
魔「言うと思った。それよりな、お前に頼みがあるんだ。」
に「何?」
少女説明中・・・
に「・・・了解。だけど、1つだけ言わせて。」
魔「何だぜ?」
すると、にとりは急に怖い顔をして、言った。
に「悪いことは言わない。協力はするから、今すぐに引き返せ。」
魔「・・・は?何で・・・」
魔理沙が質問しようとする前に、にとりが口を開いた。
に「二回も言わせないで。協力はする。だから、今すぐに引き返せ。」
葉「な、何でなんですか!」
に「・・・また、言わせるつもり?」
葉「・・・っ!」
魔「悪いが、引き返すつもりはないぜ。」
に「・・・そうかい。じゃあ、力ずくだね。」
魔「できるものならやってみな!」

河城にとりが勝負を仕掛けてきた!

幽「さて、私のパワーを見せるときが来たわね!」
魔「パワーじゃ負けないぜ?」
幽「・・・なら、見せてくれるかしら?貴方のパワーを。」
魔「よし、なら・・・見せてやるぜ!」
魔理沙の、魔砲「ファイナルスパーク」!
にとりに40900のダメージ!
幽「ふふ、一撃にはできなかったわね。」
魔「・・・チッ。じゃあ、次はあんたのパワーを見せてもらうとしようか。」
幽「分かったわ。・・・目に焼き付けておくことね。」
幽香の、幻想「花鳥風月、嘯風弄月」!
にとりに40900のダメージ!
魔「・・・私と同じくらいじゃんか。」
幽「・・・五月蝿いわね。」
葉「じゃあ、次は私、行きまーす!」
葉の、葉符「リーフスパーク」!
にとりに30000のダメージ!にとりを倒した!
魔「あちゃー、いいとこ持ってかれたな。」
亜「私の出番はないんですか、そうですか。」
幽「貴方、雑魚じゃない。」
亜(これまた酷い言われようだけど事実なので反論できない)

に「・・・まさか、一回も攻撃させてもらえないとは。」
魔「敵に攻撃させるほど私たちは馬鹿じゃないぜ。」
に「それはともかく・・・負けてしまったら仕方がない。通してやるとするか。・・・・・・・気をつけてよ。神社のほう、大変なことになってるらしいから。」
葉(一体・・・何が起きて・・・)
~守矢神社、境内~
魔「・・・あの時のような、嫌な空気だな。」
亜(あの時・・・?)
勿論、自然癒異変のことだ。しかし、亜流波は知らない模様。
葉「・・・?誰か来ますよ。」
向こうから・・・どこかで見たことのある、緑のロングヘアーの人がやってくる。
早苗だ。ものすごく慌てている。
早「あ!魔理沙さんたちじゃないですか!」
亜「あの、誰ですか?」
早「そんなことより!助けてください!」
亜(スルーされた・・・。)
葉「ど、ど、ど、どうしたんですか!そんなに慌てて!」
早「か、神奈子様と、諏訪子様がぁぁぁ!」
魔「ダニィ!?」
幽「こんな状況で竜玉のネタやらないで頂戴!」
魔「・・・・・・・・・来る・・・。」
亜「え?」
葉「構えてください!」
幽「了解。」
そこに、神奈子と諏訪子がやってきた・・・!

神奈子と諏訪子が現れた!
魔「神様二人と対決か・・・苦しくなりそうだ。」
幽「でも、やるしかないわね。」
亜「・・・大丈夫かな・・・。」
魔理沙の、恋符「マスタースパーク」!
神奈子、諏訪子に0のダメージ!
葉の、邪道「スターソードの誤法」!
神奈子、諏訪子に0のダメージ!
葉は、反動ダメージを受けた!
幽香の、花符「幻想郷の開花」!
神奈子、諏訪子に0のダメージ!
亜流波の、星道「エレメンタル・スターロード」!
神奈子、諏訪子にダメージを与えられない!
魔「な・・・」
幽「つ、強い!」
葉「負ける気しかしません。」
亜「言ってる場合ですか!来ますよ!」
神奈子の、神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」
魔理沙に9999999のダメージ!
魔理沙は倒れた!
幽香に9999999のダメージ!
幽香は倒れた!
諏訪子の、祟符「ミシャグジさま」
葉に9999999のダメージ!
葉は倒れた!
亜流波に10000000のダメージ!
亜流波は倒れた!

早「み、皆さん!起きてください!」
神「・・・。」
早「ど、ど、ど、どうしましょう・・・。」
諏「・・・。」
早「神奈子様ー!諏訪子様ー!返事をしてください!」
勿論、返事はない・・・。
諏訪子が、早苗に攻撃しようとしている・・・!
早「きゃああああああああああっ!」
・・・その時!
??の、真符「ミニスパーク」!
??の、呪符「笑う狂った藁人形」!
神&諏「!?」
そこにいたのは・・・エルと、ハルだった。
――――――――――――――――――――――――
~永遠亭(Bグループ)~
Bグループは、永遠亭組に協力してもらうことにしたようだ。
奏「鈴仙さーん。いますかー。」
鈴「・・・?どうかした?」
奏「それがですね・・・」
少女・・・違った。少年説明中・・・
鈴「分かったわ。あとで師匠と、てゐに言っておくわね。」
希(相変わらずネトゲしたり妹紅と戦ってたりするのんですかね。、あの姫様は。)
映(ネトゲは二次設定でしょう。)
鈴「そうだ。折角だし、あがっていってくださいよ。」
奏「おっ。じゃあ、お邪魔しまーす。」

鈴「餅、置いておきますね。」
風「ありがとうございます。」
風月が顔を上げると、部屋の隅っこに、誰かいることに気づいた。本を読んでいるようだ。
・・・華緋だ。
華「あ、どうも。」
希「あ、どうも・・・・・・・・」
かなり低レベルの会話だ。すると、希彦は、思い出したかのように言った。
希「あ、そうだ。」
華「?何よ。」
希「実はですね・・。」
少女説明中・・・
華「ふーん。」
奏(冷たいなぁ。)
映「それで・・・どうするんですか?華緋さん。」
華緋は、かなり考え込んだあと、答えた。
華「やれやれ・・・仕方ないわね。協力してあげるわよ。」
希「あ、ありがとうございます。(それでも冷たいなぁ)」
風「とにかく、協力者は増えましたね。」
奏「それじゃあ・・・・次は、どこに行こう?」
希「そうですねー・・・どこにしましょう?」
映「餅を食べながら考えましょうか。」
風「そうしましょう。頂きます。」
奏「お、美味しいね、これ・・・」
続く













プロローグ、雑すぎたので修正しました。これで少しは良くなってるといいなぁ。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/ URL

2015/03/25 (Wed) 19:37:11

闇之竜異変第10話〔神社乱闘・後編〕


~守矢神社(Aグループ)~
ハ「これぐらいに手こずってるの?バカナノ?」
幽「これぐらいって・・・相手は神よ?」
エ「本当だ。私たちの攻撃でも100しか受けてない。」
神二人のHPはまだまだ残っている。
ハ「ヤバイね。いつになったら倒せるのやら。」
魔「戦いに集中しろよ!」
神奈子の、「マウンテン・オブ・フェイス」!
エルは攻撃をかわした!
ハルは攻撃をかわした!
神「・・・・。」
葉「す、素早いです・・・!」
ハ「弾幕速度が遅すぎるぞー(笑)」
諏訪子の、土着神「ケロちゃん風雨に負けず」!
エルに9999のダメージ!
ハルは攻撃をかわした!
エ「イテテ・・・」
魔「・・・だんだん、あの二人もキツくなってきたかな・・・。」
葉「こ、このままじゃやられちゃいますよ!?」
エ「こうなったら・・・能力発動だー!」
ハ「what!?」
亜「な、な、な、何が起きるんですかっ!」
すると・・・上から、何かが落ちてきた!
?の、後光「からかさ驚きフラッシュ」
ハ「うおっ!眩しっ!」
亜「目が!目がぁぁ!」
魔「おいおいおい、あの化け傘、こんなに強かったっけ!?」
小傘が落ちてきたようだ。
小「どう!?どう!?驚いた!?」
全員「・・・。」
小「ね、ねえ!?聞いてる!?」
全員「いや、全然。」
小「ひどっ!絶対驚いたでしょ!」
全員「ナンノコトカナー。」
小「カタコトじゃんか!」
これは酷い。
すると、突然、魔理沙が口を開いた。
魔「志○ー!!後ろー!!」
小「え?」
後ろには、スタンバイしていた神奈子が立っていた。
神奈子の、神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」!
小傘に99999のダメージ!小傘は倒れた!
葉「今のうち!」
葉の、「誕生花(ライフリサイクラー)」!
葉は、復活した!
魔理沙は、復活した!
亜流波は、復活した!
幽香は、復活した!
魔「よっしゃ!神二人!これを喰らいやがれぇ!」
魔理沙の、恋心「ダブルスパーク」!
神奈子、諏訪子に0のダメージ!
魔「え。」
葉「まだ倒れないんですか!」
ハ「腹が立つほどの耐久力だな。」
エ「100時間はかかりそうだよね。」
魔「根拠もないことを言うな。」
亜「魔理沙さん!危ないです!」
魔「え、」
諏訪子の、土着神「七つの石と七つの木」!
しかし、そこに・・・誰かが飛び込んできた。
早「やめてくださいぃぃぃっ!諏訪子様ぁぁぁっ!」
魔「早苗!?何馬鹿なことやってるんだ!」
早「これも・・・諏訪子様のため、ですから・・・。」
葉「さ、早苗さん!?」
すると・・・突然、神二人の様子がおかしくなった。
神「・・・っ!」
諏「・・・ぅ」
・・・苦しんでいるように見える。
魔「・・・・・・チャンス、だ!」
幽「さあ、パーティーの始まりよ・・・!」
亜(怖い・・・。)
魔理沙の、恋心「ダブルスパーク」!
神奈子、諏訪子に5000のダメージ!
葉の、邪道「スターソードの誤法」!
神奈子、諏訪子に5109のダメージ!
葉は、反動ダメージを受けた!
幽香の、花符「幻想郷の開花」!
神奈子、諏訪子に7000のダメージ!
亜流波の、星道「エレメンタル・スターロード」!
神奈子、諏訪子に1のダメージ!
エルの、真符「ミニスパーク」!
神奈子、諏訪子に6900のダメージ!
ハルの、鋏符「鋏も積もればなんとやら」
神奈子、諏訪子に6999のダメージ!
神奈子、諏訪子は動けない!
魔「・・・それじゃあ、葉。やっちゃおうか。」
葉「そうですね。あ!幽香さんもやりましょうよ!」
幽「そうね・・・やらせてもらうわ!」
魔理沙、葉、幽香の、
連携符「三大マスタースパーク」!(自作)
魔理沙はマスパ、葉はリスパ、幽香は元祖マスパを同時に放った・・・!
神奈子、諏訪子に99999のダメージ!
神奈子、諏訪子は倒れた!

魔「・・・勝った・・・。」
葉「長かったですね・・・。」
エ「ところで、早苗は?」
思い出したかのように、エルが言った。
ハ「あと、神二人。奴らはどうした?」
葉「あ、回復させておきました。今は休ませています。」
エ「そう。ならよかった。」
亜「・・・。」
亜流波は、ボーっと、下を向いている。
魔「おい、亜流波。何ボーっとしてるんだ?」
亜「いえ・・・なんでも、ないです。」
魔(どうかしたみたいだな。)
神「やあ、先ほどはごめんな。」
神奈子が話しかけてきた。どうやら、回復したらしい。
葉「大丈夫ですよ。」
魔「・・・1つ、聞きたいことがある。」
神「何か?まあ、神社でゆっくり話そうか。」
~守矢神社内~
神「じゃあ、聞きたいこととやらを聞かせてもらうかな。」
魔「何で、あんなことに・・・?まるで、操られているみたいだったぞ。」
神「ああ、それか。それは・・・。」
神奈子は、突然、村長と名乗る人物と戦い、負けたことを魔理沙達に話した。
魔「・・・あの村長・・・。」
葉「・・・この異変・・・動き出してるみたいですね。」
神「どうした?そんな深刻そうな顔をして。」
魔「実は・・・。」
少女説明中・・・
神「そうか・・・分かった。協力しよう!」
エ「私も~。」
ハ「俺も。暇だし。」
葉「ありがとうございます!」
神「折角だし、泊まっていけ。」
亜「あ、いいんですか?」
神「アンタ達にはいろいろ助けてもらったからね。そのお礼さ。」
幽「それじゃあ、遠慮なく。」
魔「よし。晩飯食って寝るぜ。」
葉(ギュルルルルル・・・)
神「誰かさんの腹もなってるみたいだしな。晩飯を用意しておくよ。」
魔「サンキュー。」
こうして、1つの乱闘?は幕を閉じた・・・。
―――――――――――――――――――――――
~天界~
はい。清く正しい射命丸です。天界も、大変なことになっております・・・。
あ、衣玖さん逃げた!逃げました!
天「ちょ、衣玖!?どこ衣玖のー!?」
・・・つまんね。
とか言ってる場合じゃない!あの黒ローブの男・・・
守矢神社で見た・・・!
ソンチョ「さあ、天人も仲間にできるとは幸先がいいな・・・そりゃぁ!」
で、で、で、出たぁ!あれに当たると・・・!
天「ぐは・・・・。」
・・・天子の目は、神奈子、諏訪子の時のように紫に染まっていた・・・。

きゃー!天子さんまで!?に、逃げます!逃げるが勝ちですぅぅぅぅぅぅ!
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/ URL

2015/03/26 (Thu) 12:41:08

暇なので投稿しまーす

闇之竜異変第11話〔天界大惨事〕

~守矢神社内(Aグループ)~
魔「ぷは~、食った食った。」
魔理沙は、満足そうに腹を摩っている。
葉「食べすぎじゃないですか?魔理沙さん。」
魔「そっちだって、そんだけしか食わないのか?」
葉「もうお腹一杯ですよ・・・。」
神「・・・・・・はぁ。」
魔「どうした?ため息なんかして。」
神「・・・お前が食いすぎるせいで、ここの食料がほとんどないのだが。」
魔「大丈夫だろ?」
神「大丈夫なわけないでしょう。腹が減っては戦ができぬ。」
魔「それなら戦をやらなければいいんだぜ。」
神「そういう問題じゃなくて・・・。」
魔理沙は、神奈子はそっちのけで、亜流波のほうを見た。
魔「?亜流波、食わないのか?」
亜「・・・。」
・・・返事がない。
魔「おい。亜流波?」
亜「え、あ、は、はい・・・。」
魔「どうしたんだぜ。さっきっから、様子が変だぞ?」
亜「な、何でもありません・・・。じゃ、じゃあ、私はそろそろ寝ますね!」
魔「・・・・・・。ああ、おやすみ。私も寝るかな・・・。」
神(どうしたんだ?あの子・・・。)
――――――――――――――――――――――――
亜「・・・。」
皆は・・・頑張ったのに。私だけ、何も・・・。

そこに、葉が来た。
葉「まだ寝てなかったんですか。」
亜「・・・。」
葉「・・・・・・先ほどから、様子が変ですが・・・どうか、しました?」
亜「・・・実は・・・。」
私は・・・誰かに、何もできなかった。
とても・・・、悔しかった。
私だけ・・・ダメだったんだ。
魔理沙さんも、葉さんも、幽香さんも、エルさんも、ハルさんも、皆、頑張ってくれてたのに・・・
私は、回復も、攻撃も、全然。皆さんに何も、してあげられなかった・・・。
亜「・・・・・・どうせ、足手纏いですよね。私。皆さんの足を引っ張ることしか、できないし。」
葉「・・・私にも。」
亜「?」
葉「私も・・・昔は、とても弱くて、皆さんの足を引っ張ってばっかりでした。」
亜(そんなことが・・・)
葉「それでも・・・霊夢さんたちは、私を、信じ続けてくれて・・・皆さんのおかげで、ここまで強くなれたんです。」
亜「・・・。」
葉「大丈夫ですよ!いずれ・・・あなたも、強くなれます!」
亜「・・・ありがとうね。葉っちゃん。」
葉「は、葉っちゃん?」
亜「私だって・・・いつか、皆より強くなってみせる!」
葉「そ、その意気です!」
亜「あ、だけど・・・その時までは、よろしくね?」
葉「はい!」
亜流波の能力が上昇した!
スペル、燃え行く本能寺を習得した!
――――――――――――――――――――――――
~守矢神社・境内(Aグループ)
魔理沙の提案で、神奈子は妖怪の山の防衛を頼まれた。神奈子は、妖怪の山前まで見送ってくれた。
神「気をつけてよ。」
魔「そっちこそ、妖怪の山の防衛は任せたぜ。」
神「任せておきなさい。」
亜「それで・・・どこへ?」
魔理沙は、少し考えて言った。
魔「・・・歩きながら考えるか。」
幽(あ、さっき考えてなかったわね。)
――――――――――――――――――――――――
~天界(Cグループ)~
界「さて、天ちゃんはいるかな~?」
どうやら、天界に協力を求めに行くようだ。
パ「いい加減、やめたら?その変なあだ名。」
界「それは、無理!」
ク「・・・。」
喋りながら歩いていると、向こうから、誰か来た。
衣「ぜえ、ぜえ・・・」
界「あれ?どうしたの?衣玖ちゃん。」
衣「く、黒いローブつけて、村長とか名乗ってた奴に、総領娘様が・・・。」
界「何ですって・・・?」
蘭「す、すぐに行きましょうです!」

天「・・・・・。」
パ「・・・!」
天子の目は、紫に染まっている。しかも、緋想の剣を持って暴れている。
界「・・・やれやれ・・・ついに、動き出したね。」
ク「何がです?」
界「・・・異変が、ね。これは・・・早く協力者を集めないと、どんどん広がっちゃうね。」
パ「大変ね・・・ところで、目の前の天人はどうするの?」
界「やるしかないね。」

比那名居天子が現れた!
界「さて、能力は上がってるだろうし、これ使うか。」
パ「じゃあ、私から・・・。」
パチュリーの、日符「ロイヤルフレア」
天子に0のダメージ!
パ「え、嘘・・・?」
天子の、非想「非想非非想の剣」!
界瑠に99999のダメージ!
パ「滅茶苦茶ね・・・。」
辺りには何かの破片が散らばっている。大惨事だ。
界「いてて・・・。パチェさんや。その方法じゃ無理だって。じゃあ、天人さんや、これでも喰らいな!」
界瑠の、世波「全世憂鬱の波動」!
天子の能力が大幅に下がった!
界「今だ、やっちゃえ!」
クロの、樹符「エメラルドフラッシュ」!
天子に99999のダメージ!
霊蘭の、「幻想・蜃気楼」!
天子に99999のダメージ!
パチュリーの、火水木金土符「賢者の石」!
天子に100000のダメージ!
天子は倒れた!

衣「総領娘様!大丈夫ですか!」
衣玖が天子に近寄ってみると・・・
天「zzz・・・」
寝ていた。
パ「寝たわね。」
ク「寝ましたです。」
蘭「寝ました。・・・ですぅ。」
界「寝ちゃったね。」
衣玖は、ため息をつきながら言った。
衣「ふう、やれやれ・・・ところで、貴方たちは何の御用で?」
パチェは、すっかり忘れてた的な顔をして、言った。
パ「おっと、そうだったわね。それは・・・」
少女説明中・・・。
衣「なるほど・・・・・・・・・・・・・・分かりました。天界は任せてください。」
界「頼んだよ~」

ク「次は・・・どこに行きましょうです?」
界「そうだねー・・・どこがいいと思いますか実況のパチュリーさん。」
パ「人を実況者にしないでくれるかしら。・・・そうね、白玉楼とかどうよ。」
界「お、いいね。それで決定~」
パ(いいのか・・・?)
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/01 (Wed) 13:01:14

久しぶり・・・のはずの投稿やで。とは言っても、4,5日ぐらいしか空けてないけど。

闇之竜異変第12話〔追い詰めて、追い詰められて〕

~魔法の森・どこか~
魔法の森に、二人の人物が歩いている。
・・・アリスと、霖之助だ。
霖「いやはや、助かったよ。後もうちょっとで面倒な旅に巻き込まれるところだった。」
ア「こっちもよかったわよ。嫌な予感がしたから、博麗神社の賽銭箱に人形を入れておいて。」
霖「だけど・・・霊夢は気の毒だな。」
ア「それはそうだけど・・・。」
・・・どうやら、霊夢たちが神社を空けている間に賽銭箱に盗聴用の人形を入れておいたようだ。
しかし・・・
?「やれやれ・・・やっと見つけたよ。」
突然、どこから声が聞こえてきた。
霖「!?だだだ、誰だっ!」
霖之助が辺りを見回すと・・・男がいた。
その男は、言った。
村民「名前なんかどうでもいいだろう。それより、上の命令だ。あんたたちを捕らえてやるよ。」
アリスは、ため息をつきながら、言った。
ア「何言ってるのよ・・・・仕方ない。目を覚ましてあげましょうか。」

村民が現れた!
ア「厄介ごとは避けたかと思いきや、無理矢理巻き込まれたわ。」
霖「どうにかするか・・・。あ、公式のスペルがない。」
ア「じゃあ、あなたは通常攻撃するしかないわね。」
霖「むむ・・・まあ、仕方がないか。」
アリスの試験中「ゴリアテ人形」!
しかし、吸収されてしまった!
ア「ちょ、人形が!」
霖「固体まで吸収できる・・・だと?」
霖之助の攻撃!
しかし、かわされてしまった!
霖「な・・・素早い!」
村「ふん、その程度か・・・くらえ!」
村民は、影玉を発射した!
霖「うわあああああああ!」
しかし、吸収されてしまった!
ア「え・・・?」
そこにいたのは・・・Dグループの4人だった。
零「危ない危ない・・・。」
咲「間に合わないと思ったわ・・・。」
小「私の能力のおかげさね。」
村「誰だお前ら!?・・・・ま、獲物が増えたし、いいか。」
村民は、零夜たちをジロジロ見ている。
レ「何言ってるのかしら。そして、何見てるのかしら。」
咲「勿論、させないわよ?」
咲夜の、時符「咲夜特製ストップウォッチ」!
村民の時が止まってしまった!
零「今だ!」
零夜は、吸収した影玉を発射した!
村民を無理矢理仲間にした!
零夜たちの勝利!

~魔法の森・アリスの家~
ア「助かったわ。ありがとう。」
霖「あの人・・・こんなもの持ってたよ。」
そういうと、霖之助は三つ何かを取り出した。
霖「まず1つ。影玉が発射できるブツだ。」
レ「ふうん。」
霖「次に二つ目。どんな飛び道具も吸収できる小さなブラックホール的なのを作れるブツだ。」
ア「ゴリアテって飛び道具かしら・・・?」
霖「最後に・・・よく分からないけど、これはスーツかな。」
小「光学迷彩か何かかね。」
霖「通常攻撃を透かせるとか何とか。」
咲「む、この三つは使えるわね。」
すると、突然零夜が言った。
零「ところで・・・霖之助さん?」
霖「?」
・・・零夜からすごい怒気が感じられる。
零「何で置いていったんですか・・・(怒)」
霖「いや、ごめんごめん。」
零「ふう、まあ、いいですけど。」
小(いいのか。)
零「あ、忘れてた。」
ア「何?」
少j・・・失礼。少年説明中・・・
ア「ああ・・・そのことね。」
霖「勿論、協力させてもらうよ。」
小「・・・ところで、店主さんや。あんた、通常攻撃しかないんだって?」
小町が、思い出したかのように言った。
霖「まあ、そんなところだが。」
小「じゃあ、あの装備。あんたが付けたほうがいいんじゃないかな?」
霖之助は、少し考えてから言った。
霖「それもそうだな。使わせてもらおう。」
レ「・・・それじゃあ、そろそろ行かないと。」
霖「礼を言うよ。」
小「魔法の森の護衛、頑張ってくれ。」
ア「任せておきなさい。」
咲「それじゃ、またいつか。」
そういいながら、Dグループの4人は、魔法の森を後にした。
――――――――――――――――――――――――
~?????~
「ええい、また失敗かっ!」
「はあ・・・らしいですね。」
「操るどころか、逆に操られている奴もいるし・・・・」
「これじゃあ、幻想郷征服なんて夢のまた夢のまた夢じゃないか!」
「しかし・・・あいつらは強すぎます!」
「仕方がない・・・また、使うとするか・・・ウチの人里の兵器・・・」
「兵器?そんな物が・・・?」
「ああ、その名前は・・・」
        「博麗霊夢」
続く

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/09 (Thu) 16:17:04

八日間も開けちまった。目標完全無視だね。
ストーリーが決まらなかったという裏事情。(おい

闇之竜異変第13話〔人里幻想郷征服計画、第三段階〕
~人里~
ここは、とある人里、その人里を、丘から一人の巫女が見つめていた。
霊「ツギハ・・・ココ。」
その巫女は、丘から飛び降り、人里へと走った。

「ぎゃー!!」
「!?は、博麗の巫女・・・?」
「うちの子に何をっー!」
「やめてください許してくださいお願いしますうわああ」
人里から、数々の悲鳴が聞こえてくる。
しかし、その巫女は、そんな悲鳴を無視し、人々を殺り続ける。
そして、その光景を、一人ガクガク震えながら木の後ろで見ていた。
・・・オワタだ。
オ「ううう・・・・飛び出す勇気なんかでるかっ!死んじまうぞ!」
・・・一人、ブツブツ呟いている。
すると、突然、人々の悲鳴が聞こえなくなった。
オ「?」
オワタが、そーっと人里のほうを見ると・・・。
霊「・・・モウ、イナイ。ツギ、イコウ。」
そういいながら、霊夢は空高くに飛ぼうとした。
オ(ヤバイ。出て来るべきか?出ないべきか・・・。)
しかし・・・
オ(あれ、考えるより先に体が・・・。)
そして・・・
オ「こら待て博麗!自分が相手だっ!(いや無理に決まってるだろうがっ!!)」
・・・もう、遅い。
霊「ダレ、アンタ。」
オ「名乗ってる暇なんかあるかっ!」

博麗霊夢が現れた!
オ「うあー・・・・死ぬー・・・。」
オワタのスペル合成能力!勝手に霊夢の夢想封印と妖夢の未来永劫斬を合成して霊剣「夢想永劫斬」
にしてしまった!
オワタの亡霊変化能力!オワタは亡霊化した!
オ「準備万端・・・かな?」
オワタの、霊剣「夢想永劫斬」!
霊夢に100のダメージ!
オ「あ、おわた。」
霊夢の妖器「無慈悲なお祓い棒」!
オワタは攻撃を透かした!
オ「あぶねー・・・。」
霊夢の「夢想天生」!
オ「え、ちょ、DAとか鬼畜・・・じゃなくて!急いでスペル合成スペル合成・・・。」
オワタのスペル合成!霊夢の二重結界と紫の深弾幕結界~夢幻泡影~を勝手に合成させた!
オワタの終崎奥義「新二重弾幕結界~無限泡影~」!
オワタは結界を張った!
オワタに999のダメージ!
オ「・・・心臓に悪い・・・。」
霊夢の神霊「夢想封印・瞬」!
オ「TAだとぉぉぉぉぉ!?」
オワタに999のダメージ!結界が壊れた!
霊「マダ・・・コワレナイノ?」
オ「壊れてたまるかぁぁぁ!」
オワタのスペル合成!
リグルの季節外れのバタフライストームと諏訪子のオールウェイズ冬眠できますを勝手に合成した!
オワタの蛍休「季節はずれの冬眠できます」!
オワタは地面を掘って逃げ出した!
霊「・・・?ドコヘイッタノ?」
オ(死ぬかと思った・・・。)
が、
?「逃げるなー!」
オ「ふげ!?」
誰かに思い切り蹴られた。
オ「だ、誰だよ・・・・」
オワタが目を向けた先には、エルとハルがいた。
ハル「あなた馬鹿なの?自分から飛び出しといて逃げるとか。」
オ「うっ。」
エル「そのうえ後で大変なこと起こす原因になる奴を無視しちゃうの?」
二人に突っ込まれて、オワタは渋々戦いの姿勢をとった。
オ「ううううう・・・。(やるしかないのかよ・・。)」
ハ「よし、ちゃちゃっとやってやるよ!」

改めて戦闘再開!
ハルの罠符【ブラフの上にも3兆年】
霊夢に500のダメージ!
エルの真符「ミニスパーク」!
能力発動!
オ「え、いや、ちょ。」
霊夢に100000のダメージ!
人里の家がぶっ壊れた!
エ「やっちゃった☆」
オ「後で人里から修理代請求書が来たら、なんとしてでもアンタに押し付けるからな・・・。」
ハ「おお、怖い怖い。(棒)」
オワタの、終蹴「オワタキック」!
霊夢に490のダメージ!
オ「だめだ。これじゃむっちゃ時間が掛かる。」
ハ「じゃあ、俺、あれ使うわ。」
エ「あれ?」
オ「あ、じゃあ自分もあれとあれを合成させるか・・・。」
エ(ちょっと、私だけ置いてけぼりとか酷くない?)
スペル合成!白蓮のアーンギラザヴェーダと神子の聖徳太子のオーパーツを合成させた!
オワタの「アーンギラ・ザ・オーパーツ」!
霊夢に10000のダメージ!
ハルの終点「終わりと始まりの境界の先」
霊夢に10000000のダメージ!


オ「おいおい・・・」
ハ「嘘だろ・・・?」
オ&ハ「まだ倒れないのかよ・・・!」
エ「天の助けだ・・・!」
エルの、真符「ミニスパーク」!
霊夢に999のダメージ!霊夢を倒した!


オ「クソッ、いいとこ取りめ・・・。」
ハ「え?」
エ「一度は逃げた奴が」
ハ&エ「何言ってるの?」
オ「ぐふぉぉぉぉ・・・。」
オワタの脳内
こんなとき返す言葉で検索中・・・。
核等する情報が見つかりませんでした。
三人がいろいろ喋っていると、霊夢が目を開けた。
霊「五月蝿いわねー・・・。あら?何やってるのよあんた達。」
エ「あ、起きた。」
ハ「はい、事情説明頼む。」
オ「自分がか・・・。」
かくかくしかじかまるさんかく。
霊「へー。」
身も蓋もない返答である。
ハ(礼もなしか。)
オ(返すものがないんだろう。)
霊「何喋ってるのかしら?」
ハ&オ「いや、別に。」
すると、遠くの人里から、何か足音がしてきた。
霊「?ま、まさか・・・」
霊夢は、少し焦って音がするほうを見る。
エ「どうしたの?霊夢。」
霊「あいつ等・・・遂に、本格的に動き出したみたいよ。」
ハ「マジで!?」
ハルは驚く。
が・・・・・途中参戦のオワタには何も分からないようだ。
オ「え、え?何の話?」
霊「知らないほうがいいこともあるわよ。」
オ「えー・・・。」

――――――――――――――――――――――――
~???~
「何?霊夢が?」
「は。ある三人組に。」
「くそ・・・このままじゃ本当に失敗するぞ・・・。」
「ですので・・・今、この人里の住人を全員出撃させたところです。」
「そうか・・・。」
「ところで・・・この前から気になっていたのですが。」
「何だ?」
「村長・・・」
     「あなたは一体、何者ですか?」

続く・・・・・・・・・。










はい、全く同じ終了パターン、使いましたよ。
ストーリー構成が雑な気がしてならぬ。
次回は今のところ一回しか登場してないあのお二人が登場しますぜ。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/10 (Fri) 19:11:59

闇之竜異変14話〔不死鳥は死なない〕

~???~
「どういうことかね。それは。」
「この人里に昔から居る村民は、言います。
 『今の村長は昔の村長とはまるで別人だ。』
 と。」
「・・・。」
「そこで・・・1つ、確認がしたい。あなたは本当に今までの村長ですか?」
「・・・何を言っている。私はこの人里の村長だ。・・・今は。」
「い、い、今は・・・?どういうことですかっ!」
「・・・貴様は、知ることはないだろう。なぜなら・・・」
「貴様には、あることを守ってもらわなければならないからだ。」
「・・・?」
「永遠の沈黙を。」
「な・・・・・」
「お前が死んだのは俺のせいじゃない。あんな変なことを聞いてきた、お前のせいだ。」
「・・・・・・・!」
「来世で会おうか。・・・お前如きに来世があるとも思えんがな。」
「ぐはっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
――――――――――――――――――――――――
~迷いの竹林~
魔「なーんで喋りながら歩いてたらこんなところにきちゃうかなぁ・・・。」
幽「知らないわよ。貴方がちゃんと行き先を決めなかったからでしょう?」
魔「歩きながら考えようって言ったじゃないか。」
亜「まあ、まあ・・・。」
どうやら、歩いているうちに迷いの竹林に来てしまった模様。
葉「植物さん、変わったこと、ないですか?」
幽「あるわけがな・・・「えぇ~っ!」いと思ってたのに。」
魔「どうしたんだぜ。葉。」
葉「す、す、す、すぐに永遠亭へっ!」
魔「何・・・・?」
~永遠亭前~
亜「熱っ!?」
魔「ど、どういうこっちゃ・・・。」
永遠亭は・・・・燃えていた。
永「・・・!あ、あなたたち!助けなさい!」
魔「その前に事情説明をっ!」
輝「も・・・妹紅が・・・!」
葉「何ですって!?」
亜「す、すぐに行きましょう!(妹紅さんって誰っ!?)」
~永遠亭・内部~
魔「あぶねぇ!」
入った瞬間、火を纏った弾幕が飛んでくる。
希「あ、皆さん!」
どうやら、Bグループが対応しているようだ。・・・慧音と華緋も居る。
慧「む・・・あの時、私がちゃんとしていればっ・・・!」
亜「な、何があったんですかっ!」
慧「黒ローブの男が・・・妹紅を・・・!」
魔「チッ、面倒だな。」
亜「やるしかないでしょう!」

藤原妹紅が現れた!
幽香の花符「幻想郷の開花」!
妹紅に1000000のダメージ!
妹紅を倒した!
魔「ちょっと待て、さすがにこんなに弱いわけが・・・」
妹紅の、「フェニックス再誕」!
全員に9999のダメージ!
葉「ぐっ・・・。」
奏「倒しても倒しても、復活される。これの繰り返しです・・・。」
亜「な、何か対策は・・・。」
数時間後。まだまだ戦闘は続いているが、圧倒的に妹紅のほうが有利だ。
風「く・・・」
映「な、何度やってもっ・・・!」
希「スペル封印があれば・・・。」
慧「何・・・。スペル封印、だと?それだ!」
魔「え」
慧音の、虚史「幻想郷伝説」!
妹紅に1000のダメージ!
フェニックス再誕を封印した!
葉「やややや、やりましたっ!」
魔「・・・どうだろうな。」
亜「え?」
魔「いいか?スペルは、1つじゃない。」
亜「あ。」
妹紅の、蓬莱「凱風快晴ーフジヤマヴォルケイノー」
魔「終わったな。」
亜「神様・・・お助け下さい・・・。」
その時。
??の、麗符「咲き誇る赤い華」!
妹紅に1000のダメージ!
弾幕が打ち消された!
亜「本当に神様が助けてくれたっ!?」
魔「死ぬかと思ったぞ。私は。」
麗「さすがにちょっと油断しすぎよ。」
美「はあ・・・暑い・・・・」
映「言ってる場合ですか。」
魔「よし・・・一気にいくぜ!」
一同「おーっ!」
魔理沙の、魔十字「グランドクロス」!
妹紅に9999のダメージ!
幽香の、元祖マスタースパーク!
妹紅に10000のダメージ!
葉の、葉符「虫食い黄葉」!
妹紅に6000のダメージ!
亜流波の、幻夢「インフィニティスパーク」!
妹紅に999のダメージ!
希彦の、恐怖「異次元の扉」!
妹紅に6100のダメージ!
奏の、音符「メロディーウェーブ」!
妹紅に6820のダメージ!
映姫の審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」!
一撃必殺!
妹紅は復活した!
風月の懺悔「死者選別の棒」!
妹紅に999999のダメージ!
妹紅は倒れた!
妹紅は復活した!
残り復活回数0!
華緋の、魔符「オーロラスパーク」!
妹紅に6120のダメージ!
慧音の、産霊「ファーストピラミッド」!
妹紅に5999のダメージ!
麗香の、麗符「夢想天生」!
妹紅に10002のダメージ!
美衣の、自符「灼熱武士」!
属性ダメージ半減!
妹紅に2566のダメージ!
妹紅を倒した!

妹「くっ・・・・・・・」
バタン!
魔「全く、余計なことしてくれたもんだよなぁ。こいつも。」
幽「ところで、先ほどから気になっていたのだけれど。」
急に幽香が、永淋に言った。
永「?」
幽「あの兎は?」
永「ああ、鈴仙?実は、薬の・・・・・・に、・・・ちゃったのよね。」
魔(聞き取れなかった部分があるけど、大体予想できるな。)
しばらくすると、先ほどまで倒れていた妹紅が起きた。
妹「うーん・・・。あれ、あなたたち。居たの?」
輝「そりゃまあ、いるでしょう。」
葉「あ、妹紅さん!大丈夫ですか?」
妹「・・・正直、ちょっと痛いかな。」
すると、突然・・・
亜「・・・・・・できたっ!」
亜流波がご機嫌そうに何かを持っている。
魔「なななな、何だ何だ。」
亜「新しいスペルですよ!今回の戦闘で、いろいろ参考にしてもらったので作ってみたんです!ちょっと使ってみますね!」
魔「あー、いや・・・。後にしてくれ。」
亜「あ、はい。スミマセン・・・。」
亜流波は、スペル、豪羽「我が羽は不死鳥の如く」
を習得した!
妹「しかし五月蝿いわねー・・・。」
亜「え、何がですか?」
妹「聞こえてこない?足音が。」
魔理沙達が耳を澄ますと、大群が迫ってくるかのような足音が聞こえる。
魔「確かに・・・・・・・・・・・・・・・・まさか。」
葉「この異変も終盤。そういうことですね。」
麗「そうね・・・。」
その瞬間・・
美「ああああああああああああああああっ!!!!!」
美衣が叫んだ。
魔「何だなんだっ!」
美「霊夢さん!霊夢さんはどうするんですかっ!」
全員「あ。」
魔「おい、どうするんだよ。これ。」
葉「あわわわわわわ・・・。」
亜「どど、どうしましょう・・・。」
っと、皆が焦っていたその時。
?「お前らが探してるお荷物って、こいつのことk「誰がお荷物だっ!」格好付けた結果がこれだよ・・・。」
そこに居たのは・・・霊夢、ハル、エル、オワタだった。
麗「霊夢!」
霊「あ、お、、お母さん!」
亜「れ、霊夢さん!大丈夫ですk」
霊「この裏切りものがっ!」
亜「だから誤解ですってばぁぁぁぁ!」
少女説明中・・・
霊「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう、ごめんなさいね。」
亜(誤解が解けてよかった・・・)
魔「おい霊夢!まずは説明頼む!」
霊「あいよ。まず・・・あいつらの狙いは、私をこき使って異変解決の報酬をもらうつもりだったらしいわ。でも・・・もらえることなんて、ほとんどないって教えてあげたわよ。そもそも、異変解決は依頼されるというより自分からやるようなものだからね。そしたらそれじゃあ話は変わるなとか言って・・・・。変な影玉当てられて、その後こいつらに倒された。それだけ。」
魔「へえ・・・・・」
しばらくして、慧音が言った。
慧「どれ、お前たちは確か、協力者を集めているんだったな?」
奏「ええ、まあ。」
妹「私たちも、協力させてもらうわね。」
希「あ、ありがとうございます。」
亜「さて・・・霊夢さん救出も成功したし、後は・・・。」
オ「ラスボス、だな?」
霊「アンタは行けないけどね。」
オ「うっ。」
そして、魔理沙は、四人に言った。
魔「それじゃあ、ねーさんに、美衣に、ハル、エル。人里は任せたぜ。」
麗「分かったわ。」
美「任せて頂戴!」
ハ「そこいらの雑魚ぐらい、簡単に蹴散らしてやるさ!」
エ「そっちも頑張れ~」
オ「ちょっと待て、自分はどうすればいいんだよ。」
霊「そこら辺ほっつき回ってたら?」
オ(くそぉ・・・。仕方がない。自主的に紅魔館の護衛でもしとくか。)
亜「さて、準備はできました。」
魔「じゃあ、いくぞ。」
霊「全ての悪夢と、物語の始まりの・・・」
葉「あの、人里へ・・・・!」
続く

















最後の方ちょっと雑ですね。
次回、最終回・・・・・・・・ではありません。まだCグループ、Dグループの行動が残ってます。でも、後3~5話ぐらいで終わるかな?
物語は終盤ですよ~。そろそろ次のシリーズの事考えなきゃかな?(まだ早いわ
だが、次のシリーズのストーリーが決まってない・・・。しばらく空けることになりそうです。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/12 (Sun) 11:36:19

目標の15話達成。でもまだ続くよ?

闇之竜異変15話〔忠実なる庭師〕

~白玉楼(Cグループ)~
界「白玉楼にやってまいりました~。パチパチパチ-。」
・・・しーん。
界「ちょっと。誰か反応してよ。」
パ「何でそんなに陽気でいられるのよ・・・。」
ク「そうですよ。妖夢さん達が操られてたらどうするんですか。」
界「いつものやり方で。」
パ(弱らせて攻撃するあれか・・・。)
それこれいってるうちに、西行妖が見えてきた。
が、そこで見た光景に、彼女たちは目を疑った。
界「・・・・・・!妖夢ちゃんと・・・、ゆゆちゃん?」
二人の目は、既に紫に染まっていた。
パ「すでに手遅れ、しかも・・・。」
そこにいたのは、たくさんの人里の住人だった。
村A「お、誰か来たぜ。飛んで火に入る夏の虫ってか。」
村B「こいつらまとめてやっちゃおうか。」
パ「やるしかないの?」
蘭「やるしかないですぅ。」

妖夢、幽々子、人里の住人たちが現れた!
界「まずはこれだね。それっ!」
界瑠の、世波「全世憂鬱の波動」!
相手の能力大幅低下!
パチュリーの、月符「サイレントセレナ」!
相手に9999のダメージ!
クロの、虹符「ザ・賢者の石」!
相手に100000のダメージ!
霊蘭の、「エアー・ザ・ワールド」!
相手に100000のダメージ!
界瑠の、惑符「堕ちる彗星、燃え尽きる太陽」!
相手に100000のダメージ!
相手を全員倒した!

パ「何でかしら。このグループ、最強に思える。」
界「戦闘力チート級三人=最強!ってこと。」
蘭「自分で言いますかそれ。」
ク「それよりも、この二人はどうすればいいです?」
クロは、そこに倒れていた妖夢と幽々子を指差した。
界「そうだね、この子達は寝かしておいて・・・そこの住民たちは・・・」
界瑠は、マッチを取り出して、村民たちを燃やした。
界「これでオッケー!」
・・・周りの様子がおかしい。
ク(怖いですぅ・・・。)
パ(神様のすることじゃない!)
蘭(あんな人が神様で本当にいいんですかぁ・・・?)
界「あの、皆なんで黙り込んじゃってるのかな・・・・・・・・・・・・・ん?」
パ「?、どうかした?」
界「・・・。行こう。人里へ。」
ク「え、何でですか?」
界「嫌な予感がするっ!(びゅーん)」
パ「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
ク「置いていかないでくださいですー!(びゅーん)」
蘭「く、空気で羽を作って・・・(ばびゅーん)」
パ「ちょっと!待ちなさい!私は飛べるっちゃあ飛べるけどそんなに早くは・・・・・・」
――――――――――――――――――――――――
~紅魔館~
所変わって紅魔館。美鈴が暇そうに立っている。
美鈴「ふああ・・・・・・・皆、どこいっちゃったんだろう・・・・・。妹様はいるだろうし一緒に遊んでやるかな?」
美「いや・・・・やめよう。またナイフが刺さる。」
美「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・暇。」
結局、遊ぶことにしたようだ。
美「妹様ー。いますかー。」
「何ー?」
美「ちょっとだけまりつきで遊びましょうかー。」
フ「はーい!」
数分後・・・。
どうやら、つまんなくなってきたようだ。
フ「はあ・・・・・・・。」
美「・・・?ちょっと待って、何か聞こえる。」
足音のような音が聞こえてきた。
フ「お姉様かな?」
美「・・・・・・・」
美鈴は、音のする方へ目を向けた。黒ローブの人たちが歩いているのが見える。
美「違うみたいですね。」
フ「あれ・・・こっちに近づいてくるよ?」
美「!!!!」

村民たちが現れた!
美「戦闘いきなり過ぎない!?」
フ「わーい。壊し放題だー!」
美「言ってる場合ですか!」
フランの、QED「495年の波紋」!
能力発動!
敵は破壊されてしまった!
が、まだまだいる。
美鈴の、気符「地龍天龍脚」!
敵に6666のダメージ!
敵は全員転倒してしまった!
敵は立ち上がった!
数時間後・・・・
美「はあ・・・はああ・・・・何人来るんですか!」
フ「壊し放題とはいえ、さすがに来過ぎだよ・・・。」
っと、そこに・・・
麗「麗符「咲き誇る赤い花」!」
美衣「自符「灼熱戦士」!」
美鈴「!」
オ「えーと、スペル合成スペル合成・・・できた!
超QED「495年の聖白蓮」!」
麗香、美衣、触角のついた誰かさんが現れた。
麗「ちょっと、あんたが何でいるのよ。」
オ「いやだって、どこも護衛は間に合っているとか言うから、仕方ないから自主的にここに来たの。」
美衣「こっちも間に合ってますよ。」
オ「ふん!もう自分は除け者じゃないぞ!」

戦闘再開!
美鈴の、彩華「虹色太極拳」!
相手に10000のダメージ!
フランの、禁忌「フォーオブアカインド」!
相手に100000のダメージ!
麗香の、遊符「ワイトルーム」!
相手に199991のダメージ!
美衣の、武符「地も切り裂く神の土堀具」!
相手に120000のダメージ!
オワタの、超日「ロイヤルファンタスティカ」!
相手に100000のダメージ!
相手を倒した!

麗「やれやれ・・・・終盤だけに、だんだんと厳しくなってきてるわね。」
フ「え、何の話?」
美衣「えーとですね。」
少女説明中・・・
フ「へええええ・・・・。」
美鈴「じゃあ、お嬢様たちは?」
オ「その異変の解決に行ってるってわけだ。」
フ「お姉様は大丈夫なの?」
麗「多分、ね。」
麗香は、イマイチはっきりしないように言った。
フ「ふうん・・・。」
オ「さてと・・・ここも用済みらしいし、自分は命蓮寺に行くとするか。」
そう言うと、オワタは命蓮寺に・・・いや、まるっきり反対のほうへ行った。
麗「ちょっとー。命蓮寺はそっちじゃないわよー。」
それを聞いたオワタは、慌てて方向を変えて今度こそ命蓮寺に行った。
麗「じゃあ、私もそろそろ行こうかしらね。」
フ「うん。ありがとうね。」
美衣「次はどこへ?」
麗「・・・人里に行きましょうか。」
美衣「了解。早速行きましょう!」
そう言うと、二人は紅魔館を後にした。
――――――――――――――――――――――――
~マヨヒガ~
はいどうも、清く正しい射命丸です。しかし・・・・・・・なんで、私の行くところ、あの黒ローブの男がいるんですか。
紫「強い・・・・・貴方達は逃げなさいな。」
藍「え、」
紫「このスキマの中に入れば逃げれるから、さ、早く。」
橙「ゆ、紫様m「し、しかし・・・・・・!」藍様。最後まで言わせてください・・・。」
紫「これは命令よ。」
藍「・・・・・・・・・・・・・・・分かりました。行きますよ、橙。」
橙「ううう・・・・」
くう~。さすが幻想郷最強妖怪!シビレますねー。
さて、藍さん、橙さんがスキマに入ったところで・・・・
紫さん・・・大丈夫でしょうか。
紫「・・・・・・。」
ソンチョ「ちっ、一人だけかよ・・・。まあ、いいか。それっ!」
紫「ぐ・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ソンチョ「じゃあ、俺はこれで失礼。」
ヤバイ!逃げましょうそうしましょおおおおおお!
続く

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/17 (Fri) 18:53:18

闇之竜異変16話〔最強と最速〕
~どこか(Dグループ)~
零「はあ・・・・もっとマシな意見はないんですか?」
Dグループは、どうやら次に行くところについて話し合っているようだ。
レ「じゃあ、紅魔館に帰って紅茶でも飲みましょうか。」
零「やってる場合ですか・・・・。」
しかし、結論が全くでないようだ。
小「でも、行くとこないし・・・ん?スキマがでてきたぞ・・・・?」
そのスキマから、突然藍と橙が出てきた。
藍「あ、お前達!助けてくれないか!」
零「え?」
藍「紫様が・・・・・・!」
小「何だって・・・・・・?」
零「ど、どこで!?」
藍「マヨヒガだ!」
咲「え、でもここからマヨヒガは・・・・」
そう。今零夜達がいるところは、マヨヒガより何km
か遠いのだ。
橙「このスキマから行ける!早く入って!」
~マヨヒガ~
スキマワープした先には、当然紫が居た。
しかし、周りの木などは壊れていない。
紫「あ、あなたた・・・ち!どうして・・・・戻ってくるの・・・よ!」
紫は、自我を忘れまいというかのように、プルプル震えながらも必死に堪えている。
藍「当然でしょう!」
零「まだ間に合います!強い攻撃を与えれば・・・・・!」
レ「月は出ていないけど・・・楽しい昼になりそうね。」

八雲紫が現れた!
零夜の、剛弓「グランド・レイ」!
紫に100000のダメージ!
レミリアの、「レミリアストレッチ」!
紫に99999のダメージ!
咲夜の、時符「プライベートスクウェア」!
紫に8729のダメージ!
小町の、死神「ヒガンルトゥール」!
紫に9999のダメージ!
藍の、式符「アルティメットブディスト」!
紫に5777のダメージ!
橙の攻撃!
会心の一撃!紫に2000のダメージ!
紫の、魔眼「ラプラスの魔」!
零夜に100000のダメージ!
零夜は倒れた!
レミリアに100000のダメージ!
レミリアは倒れた!
咲夜に100000のダメージ!
咲夜は倒れた!
小町に100000のダメージ!
小町は倒れた!
藍に100000のダメージ!
藍は倒れた!
うまくピントが合わず、橙への攻撃は外れた!
橙「どどどど、どうしよう!ちょっと!そこに居るのは分かってるわよ!天狗、出てきなさい!」
橙は近くの木に叫んだ。
っと、そこにあった木から文が出てきた。
文「あやややややや・・・・気付かれていましたか・・・・。あまり戦闘は好きではないですが、やるしかないですかね。」

戦闘再開!
紫の、紫奥義「弾幕結界」!
橙に999999のダメージ!
橙「きゃ!」
橙は倒れた!
文は攻撃をかわした!
文「橙さん!?うわ・・・・どうしよう・・・・でも、これくらいは軽いですね。」
文の、「幻想風靡」!
紫に999のダメージ!
コンボ!紫に2000のダメージ!
トリプルコンボ!紫に5678のダメージ!
紫の、「深弾幕結界~夢幻泡影~」
ミス!文にダメージを与えられない!
文「これでトドメ!」
文の、突符「天狗のマクロバースト」!
紫に1000のダメージ!
コンボ!紫に2000のダメージ!
トリプルコンボ!紫に3000のダメージ!
フォアコンボ!紫に4000のダメージ!
紫を倒した!

紫「ごふっ・・・・・・・・・・・・ぅ」
バタン!
文「ふえええ・・・・・紫さんが本気だったら負けてた・・・・・。」
文は、そっと胸を撫で下ろした。
すると、戦闘不能になっていた人達が目を覚ました。
零「うーん・・・・あれ、文さん。」
小「何かあったのかい?」
文「それは・・・かくかくしかじか。」

咲「ふうん・・・・・あなたがそんな野蛮なことするとは思わなかったわね。」
咲夜が文を睨みながら言った。
文「やりたくてやったわけじゃないですよ・・・・。」
その時。
突然、ざっざっと何かが聞こえてきた。
小「な、何だ、これ・・・。」
藍「足音が聞こえる・・・。」
人里のほうから聞こえる。
すると、文の鼻息が荒くなった。興奮しているようである。
文「スクープの匂いがプンプンします!行ってきます!
文はさっさと行ってしまった。
零「あ、待ってくださいよ!」
レ「こら、待ちなさい!」
咲「急がなければ!」
藍「私もついて行かせてもらうか・・・・!」
橙「あ、藍様!待ってくださいよぉ!紫様が起きましたよぉ・・・・・・・」
いろいろ言いながら、皆人里へ行ってしまった。
それで、紫が目を開けると・・・・あたりに、何故か誰も居ない。
紫「うーん・・・・あら、皆は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・足音が聞こえる。多分、皆人里ね。行きましょう。」
さすがスキマ妖怪。勘がいい。
そう言いながら、紫はスキマに入った。
・・・ちょっと、ため息をつきながら。

~人里~
さて、ここは人里。霊夢が暴れていた、あの人里・・・のすぐ近くの人里だ。
そこには・・・・何故か、たくさん人が居た。
界「あれ、皆来ちゃったの?」
界瑠が周りを見回しながら言う。
どうやら、全員1つの人里へ集合してしまったようだ。・・・・Aグループを除いて。
パ「らしいわね・・・・。皆、あの足音が気になったのでしょう。」
紫「はあ・・・・ここからだとはっきり見えるわね。あの群集。」
この人里を通って、村民達は幻想郷を征服するつもりらしい。
ちなみに、Bグループも何故か来ていた。
華「・・・・にしても、敵が多いわね。」
美衣「勝てるかな・・・・?」
ハ「大丈夫だろう。こっちも大勢だからね。なるようになるさ。」
界「じゃあ・・・・今から、防衛する場所を決めるよー。Bグループと華緋ちゃんは西。Dグループとゆかちゃん、藍ちゃん、ちぇっちゃんは東。
南は麗香ちゃん、美衣ちゃん、ハルちゃん、エルちゃん、文ちゃん。頼んだよ。私達は北をやるから。」
蘭「了解です~」
ハ「分かったけど・・・・俺、男だからちゃん付けはやめてくれ。」
ハルが、顔をしかめて言った。
界「無理だね。」
界瑠がきっぱりと答える。
ハ「えー・・・・。」
エ「酷い神様だね。」
希(この人には何を言っても無駄ですね・・・。)
そんなおしゃべりをしている間にも、村民達は近づいてきている。
麗「おっと、おしゃべりはここまでのようね。」
小「どれ、軽く捻ってあげますか。」
そう言いながら、小町は鎌を構えている。
すると、突然レミリアが皆にカップを配りだし、言った。
レ「士気上げに、紅茶なんてどう?」
ク「いい考えですぅ!」
界「おおー。これはいいね!いい緊張感の解しにあるよ。」
橙「それじゃあ、そうと決まれば早速入れますねー。」
というわけで、咲夜、橙、藍が紅茶を入れていった。
数分後。
皆のカップに紅茶が注ぎ終わった。
早速、皆が紅茶を持って・・・・紫がカップを高く上げた。
紫「それじゃあ、幻想郷の平和の為に、いざ・・・・」
全員「乾杯~!」
続く。
















次回、最終回です。
ただ、次回はかなり視点変更が多いと思います。
次回まで、ゆっくり待っていってね!
(結局長続きしないのが自分の小説である。)

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/18 (Sat) 20:03:45

さてさてさてさて、今回ついに・・・・・最終回ですよー。
闇之竜異変最終話〔地を駆けしアルファ線〕

遂に、この時が来た。
幻想郷の人々だけでなく、妖怪も、神も。
皆は思った。遂に、この時が来たのだ、と。
~人里B(南)~
麗「残り、後・・・・一分で到着かしら。」
ハ「全ての終わりの始まりは近づいているっていうことか。」
エ「どれ、小手調べに1つ・・・・」
美「やめて。嫌な予感しかしない。」
そんなおしゃべりをしつつ、皆は遠くの群集を見つめている。
麗「・・・・・・・・・・後・・・・10秒・・・・!」
とうとう、決闘へのカウントダウンが始まった。

~妖怪の山~
妖怪の山では、にとりと早苗が皆に呼びかけてくれたおかげで、秋姉妹、雛、椛を仲間にすることができた。
に「準備完了!空中魚雷、セットオーケー!」
にとりが大砲を構える。
早「相手は人間だけども、装備のおかげで強くなっているはずなので、危険ですね・・・」
早苗が、少々心配そうに言う。
しかし、神奈子はまるで緊張していない。
寧ろ、楽しんでいるように見える。
神「装備は突き破る。そいつが、私のルールだ。」
諏「よく堂々と言えるよね。そんなこと。」
諏訪子がため息をつく。
すると、叫び声が聞こえる。
天狗「敵が接近している!全員、戦闘体勢になるように!」
雛「さて、おしゃべりをしている暇なんてないわよ?」
静「分かってるって。」
穣「よーし、捻り潰すわよ!」
穣子はやる気だ。ものすごい熱気を感じる。
しかし、皆はこう思っていた。
(1ボスにそんなことできるのか・・・・?)
と。
神「それは置いといて・・・・もう、決闘のときは近づいてるよ。」
遠くの群集の足音は、どんどん大きくなっていっていった・・・。

~紅魔館~
紅魔館にも、一応村民たちが接近していた。しかし、やってくる村民が少ない。
フ「さあ、大破壊の始まりね!」
美「破壊のし過ぎでもう少ししかいませんよ・・・。」
美鈴がため息をつきながら、遠くの村民たちを睨む。
フ「まあ、まあ。破壊できるっちゃあできるわけだし・・・。」
二人がいろいろ雑談をしている間にも、村民たちは近づいてくる。
美「雑談はここまでのようですよ。妹様。」
美鈴が、先程までよりキリッとした表情になる。
フ「ん、そうみたいだね。」
フランも、先程の表情とは一変。むっちゃ怖い表情になった。
フ「さあ、今度こそ、大破壊の始まりね!」

~永遠亭~
妹「まあ、今回のところは仕方がない・・・。」
輝「そうね。今回だけよ。」
どうやら、慧音と永淋の説得で二人が一時的に和解をしたようだ。
慧「やれやれ・・・・。戦いはやっぱりコンビネーションだからな。コンビネーションが滅茶苦茶だと味方の同士討ちとかで相手が有利になってしまうし。」
慧音がちょっぴり安心したような声で言う。
永「まだ安心はできないでしょう。安心するのは、全てが終わってからにして。」
永淋がちょっと怖い顔で言う。
て「ところで、鈴仙は?」
てゐが永淋に聞く。
永「今、中で休ませてるわ。」
永淋が見向きもせずに弓を構えながら答える。
て(・・・・!どうやら・・・・もう、すぐ近くみたいだね。あいつらは。)
永淋を見て、てゐはそう悟ったようだ。
輝「妹紅・・・・今回だけよ?さっきから言ってるけど。」
輝夜が妹紅を睨む。
妹「分かってるって。」
妹紅も輝夜を睨み返す。
慧(今回だけじゃなくて、毎日こうだったらいいのに)
慧音は、ため息をつきつつも、遠くにいるであろう群衆を睨んでいた。

~天界~
さて、天界では、天子が大騒ぎしていた。
天「まだ?まだ来ないの?」
どうやら、村民達が来るのを待っているようだ。
衣「えー、少々お待ち下さい・・・・」
衣玖は、能力を使って群集がどこにいるかを確かめている。
衣「む、もうすぐ来ますね。あと30秒くらい経てば来るでしょう。」
衣玖が、ちょっと心配そうに言う。
天「よし、そうと分かれば、準備しないとね!」
天子は満面の笑みを浮かべながら、皆に準備するよう呼びかけを始めた。
それを見て、衣玖はため息をついていた。

~命蓮寺~
さて、またまた視点変わって命蓮寺。
今日は、オワタが来ていつもより騒がしいようだ。
白「だから間に合ってますよ・・・・。」
・・・護衛の話のようだ。
村「大体、ここにはこんなにたくさんの人々がいるんだから。あんたは必要ないよ。」
一「そうね。雲山もいるし。」
いろんな人に拒絶されているオワタであった。
オ「そこをどうにか・・・・・まあ、いいか。自主的にやっておくから。」
オワタは、もう懲りたようだ。しかし、命蓮寺の護衛は諦める気はないらしい。
ナ「だから必要ないって・・・・・・」
ナズーリンの言葉は無視して、オワタはさっさと護衛に回ってしまった。
星(やれやれ)

~人里(東)~
レ「はあ・・・・やっと、この物語に終止符が打てるわけね。」
レミリアが、ため息をつきながら胸を撫で下ろす。
零「安心するのが早すぎますよ。まだ、黒幕を倒してないじゃないですか。」
レ「あ。」
レミリアが、忘れてた・・・というように口をぽかーんと開ける。
小「ちょ、そんなことも忘れてたのか。この吸血鬼・・・。」
小町が驚く。
それを聞いて、レミリアは苦笑いをした。
咲「・・・・そろそろ来ますよ。」
咲夜が遠くを睨む。
紫「そうね。皆、気を引き締めなさい。」
小「あいよ。」
零「さあ、最後の戦いまで、もうすぐですね。」
戦場には、足音が響き渡っていた・・・・。

~魔法の森~
さて、アリスに霖之助は、戦闘準備をしていた。
ア「ゴリアテと、露西亜人形と、オルレアン人形と、上海人形と、蓬莱人形。セット完了よ。」
アリスが、人形を生成する。
霖「これには・・・この装備を。こっちには・・・・この装備を。」
霖之助は、人形に装備を付けているようだ。
そして・・・・数時間後。
とうとう、全人形に装備が付け終わった。
そんなアリス達の耳に、あの足音が聞こえてくる。
霖「む・・・・遂に来るね。」
ア「そう、ね。」
その瞬間、二人の表情が硬くなった。
もう、村民達は目と鼻の先に見えていた。

~人里(西)~
希「ふう。無理矢理人形に連れてかれてからもう何日か経ちますが・・・・・遂に、ここまで来たんですね。」
映「そういえば、お二人は人形に連れて行かれたのでしたっけ。」
奏「まあ・・・。そういったところですね。」
風「それよりも、こんなところで雑談してていいんですか?」
風月がツッコミを入れる。確かに、もう村民達はさっきまでほんの少し見える程度だったが、今ははっきりと見えるくらいに近づいていた。
映「おっと、それもそうでした。」
映姫が、村民達のほうを向く。
それに続いて、奏達も村民達のほうを向き、戦闘体勢をとった。
決闘の始まりは、もう、近い。

~人里(北)~
さて、またまたまたまた視点変わって人里の北。
Cグループだけが陣取っている。
界「いやー、これまでいろいろあったね。」
界瑠がしみじみと言う。
パ「もう昔のことみたいに言わないでくれるかしら。」
そこにため息をつきながらパチュリーが突っ込む。
それを聞いていて、クロは思い出したかのように言った。
ク「一番衝撃的だったのは、あの私の変なあだ名ですぅ・・・・。」
界「あー、あれか・・・。」
界瑠様、どうやら忘れていたようだ。
蘭「え、なんのことですか?」
霊蘭は、その後に来たので知らないらしい。
界「うん、それはね・・・。」
少女?説明中・・・・
蘭「へえ・・・・・・・そんなことがあったんですか。」
パ「流石にあれは引いたわねー・・・・。」
パチュリーが界瑠をチラチラ見る。
界「五月蝿いなー。いいじゃない?別に。」
蘭「良くないですぅ。もう少しマシなあだ名はなかったのですか・・・?」
界「無い。」
界瑠がきっぱりと答える。
パ(きっぱりと答えるところかしら。)
雑談をしている間にも、村民達は近づいてきていた・・・。

~???~
「えーと、ここかしらねぇ・・・・?」
「どこにあるんだぜ。全く。」
「にしても変な構造の家ですねぇ・・・・」
「隠し扉とかあるんじゃないですか?」
「可能性はあるわね。」
五つの人影が、ある家をうろうろ歩き回っている。
どうやら、何かを探しているようだ。
「はあ・・・・(壁に手を付ける)」
その瞬間。
キイ・・・・・・と音がした。
「え、嘘だろ?」
「こんなところに隠し扉がっ!」
「勘が・・・・当たった・・・・?」
「偶然って怖いわね。」
全員、驚きを隠せないながらも、隠し扉に入っていった。
~????~
5人は、隠し扉の中にあった階段を下りていった。そこには、まるで異次元のような部屋が広がっていた。
そこには、一人の男がいた。
?「驚いた。まさかここが分かるとは。」
?「たまたまなんだけどな。」
?「久しぶりですね・・・・・・・村長さん!」
5人のうちの一人が男を睨んだ。
ソンチョ「やれやれ・・・・。なかなかしぶといね。お前らも。」
村長は、5人・・・・・Aグループと霊夢に向かって、言った。
葉「まあ、こちらも負けっぱなしじゃたまりませんので。」
葉が落ち着いて答える。
ソンチョ「でも・・・・何をやっても、雑魚は雑魚だ。俺には勝てない。」
村長が挑発する。
それを見て、一番心の中で怒った者がいた。
亜流波だ。
亜「・・・・・・・・・・・」
殴りかかろうとする亜流波を、魔理沙が宥める。
魔「落ち着け。今は。暴れまわるなら後だ。」
亜「くっ・・・・・・・・・。」
亜流波は、後ろに一歩下がった。しかし、それでも村長も睨んでいる。
その後も、睨み合いが続いた。
しばらくすると、外の足音が聞こえなくなった。
そして、魔理沙が口を開いた。
魔「さて、後、五秒だぜ。」
霊「何がよ?」
霊夢が首を傾げる。
魔「決闘の始まりまでだ。」
ソンチョ「それでは・・・・・」
魔「5」

麗「4」

奏「3」

文「2」

零「1」

全員「さあ、最後の戦いの始まりだ!」

~人里(南)~
南方面では、文が上手く囮をして、その間に麗香達が攻撃するという作戦に出ていた。
文「ふん、私に追いつこうなど4兆年早いです。」
美「今のうち!自符「灼熱武士」」!
見事に村民に直撃。しかも火の粉が周りに飛んだ。
村民A「ぐはぁ!」
村民B「あっつ!」
ハ「まだまだ!罠符「ブラフの上にも3兆年」!」
エ「真符「ミニスパーク」!」
そこにハル、エルが追撃する。
麗「よし、いい調子ね!」
南から攻めてきた村民たちはばたばた倒れていった。
残り5人ぐらいになり、麗香が攻撃した。
麗「トドメよ!麗符「咲き誇る赤い華」!
そして・・・・・遂に、敵は全滅した。
文「あやややややや、もう全滅ですか。」
麗「作戦勝ちってところね。」
ハ「他のところは大丈夫かな。」

~人里(東)~
一方、東にはほとんど村民がいなかった。というのも
紫がほぼ全員スキマ送りにしたからである。
それに、あの影玉を零夜が吸収し、敵に発射。
そうすれば、敵のほとんどを味方にできる。
後は、そいつらを盾とか囮とかにするという邪道な戦法するだけだった。
かわされる心配もない。なぜなら、咲夜がいるからだ。
後の四人は見物するだけ。敵をさっさと処理できる。
レ「おー、敵がばったばった倒れていくわね。」
小「私の出る幕はなさそうだな。」
そんなことをしゃべっている間に・・・・・敵が全滅した。
紫「さて、敵は全滅、かしら。」
紫が胸を撫で下ろす。
藍「他のところは大丈夫だといいが。」
紫「・・・・・霊夢たちだけが心配ね。」

~人里(西)~
西のほうも、割と順調であった。
奏「音符「メロディーウェーブ」!」
弾幕は、人里の家に直撃し跳ね返る。
こうすることで、普通に敵に当てようとするよりも効率がよくなる。跳ね返った弾幕がついでに当たるからね。
風「審判「テストジャッジメント」」
そこに風月が追撃。さらに映姫も攻撃する。
映「審判「ラストジャッジメント」!」
段々、全滅も近くなっていく。
華「さあ、チェックメイトね。光符「静穏のイザヴェル」!」
希「ついでに私も。希望「エスポワールロンド」!」
二つの弾幕が村民たちに直撃。もちろん、敵は全滅だ。
映「やりましたね!」
華「あとは、他のところが何とかなるといいけど。」


一方、妖怪の山も、にとりの兵器と神、天狗というとんでもない多さ+強さで軽く全滅させ、紅魔館はそもそも来た村民が少なすぎたのですぐに全滅。
永遠亭では、妹紅と輝夜が意外なコンビネーションを見せて全滅。
魔法の森では二人が戦うことがほとんどなく、ほぼ全員人形が処理した。全滅。
命蓮寺ではただでさえ人数が多いのに余計な助けが入ってきたので全滅。天界は、ギリギリ全滅。
他のところに比べて割と少なかったからである。
そして、残りは二つ。
人里の北、それと、村長だけだった。

~人里(北)~
界「な・・・・・・・・・・なんでだろう・・・」
こちらではなかなか苦戦していた。というのも、
能力低下が効かないからである。
パ「このグループ、チートキャラだらけだから研究されたのかもね。」
ク「余所見してる場合じゃないですっ!」
ここに来た村民達はなぜか他の奴より異様に強い。
村民A「くらえっ!」
そう言いながら村民は攻撃した。
パ「ぐ・・・・・・・・・・・・・・っ!」
界「!!」
蘭「つ、強い・・・・!」
ク「にゅう・・・・・」
しかし、その間にも敵は攻撃を繰り返す。
村民B「まだまだぁ!」
村民Bは、人里の住人たちに向かって弾幕をばら撒いた。
住A「うわわわ!何をす・・・・・(ばた)」
住B「やめ・・・・・(どた)」
住人たちは、次々に倒れていく。
その光景を見ていた四人は、その行為に怒りを覚えた。
四人「・・・・・・・・・・・・」
その時、界瑠の口から、こんな言葉が零れた。
『絶対に許さない』、と。
界「貴様等に、この地・・・・幻想郷に、立つ資格はない。」
突然、界瑠の性格が一変した。
パ「ちょっと、界瑠?」
界「さあ、さっさと消えてもらおうか。幻想郷から・・・・・いや、この世界から!」
村民C「あ、頭が壊れたか!?」
敵も焦っている。
界瑠の目は紅く染まり、羽も四つに分かれた。
界「惑符「光無の月、輪の無き土星」」
それを撃った瞬間、目の前にいた村民たちが一瞬にして倒れた。
ク(か、神様のやることじゃない・・・!)
界「まだまだ。貴様等の犯した罪はこれだけでは償えない。力防脳技速護符「神は我が心に、仏は我が魂に」」
界瑠は、まだいる村民達だけでなく、すでに倒れている村民にも攻撃した。
ク「まだいますです!紅符「幼きスターロード」!」
パ「土金符「エメラルドメガロポリス」」
蘭「トドメです~!「紅い羽」!」
三人が追撃して、見事に村民達は全滅した。
が・・・本気モードから戻った瞬間、界瑠は倒れてしまった。
ク「ちょっと、界瑠さん!」
蘭「パワーを使いすぎたみたいですぅ。」
そんな二人はそっちのけで、パチュリーは考えていた。
パ(なんだったんだろう。さっきの界瑠・・・・。)
パチュリーは、そんな疑問を持ちながら、言った。
パ「さあ、後は・・・黒幕だけのはずよ。」
ク「頑張ってください・・・霊夢さん達!」

~???~
ソンチョ「さあ、そちらからかかってこい!」
魔「じゃあ、行かせてもらうぜ。恋符「マスタースパーク」!」
しかし・・・・軽く、かわされてしまった。
魔「な・・・・・攻撃が当たらねえ!」
ソンチョ「ふん、その程度かよ?」
霊「む・・・・・!夢符「二重結界」!!」
ソンチョ「軽い、軽い。」
これもかわされる。
村長の動きは素早過ぎて、全然攻撃が当たらず、ただMPがじわじわ削られていくだけだ。
ソンチョ「それで終わりか・・・・くらえ!」
村長が攻撃をすると、幽香は倒れてしまった。
幽「ぐ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁ。」
葉「幽香さん!?」
霊「まだ来る・・・・!」
次の攻撃は魔理沙に直撃。もちろん魔理沙は倒れた。
魔「な・・・・・・・・・・・・・。(ドタッ)」
葉「ま、魔理沙さんまで!?」
霊「つ、強いっ・・・・!」
亜「くっ・・・・。」
ソンチョ「まだまだだ!」
村長は、その後、葉に攻撃した。
葉「きゃああ!?」
葉は倒れる。
霊「ま、まずい・・・・・・・・!」
亜「幻夢「インフィニティスパーク」!」
ソンチョ「効かない、効かない。」
村長は、亜流波に攻撃しようとした。
亜「・・・・・・。」
亜流波は、目を閉じた。何かを覚悟したかのように。
だが・・・・・亜流波には、当たらなかった。というのも・・・・
亜「れ・・・・・れいむ、さん?」
霊「ふん・・・・・後は、任せた・・・・わよ?」
そういいながら、霊夢も倒れた。
亜「れ、霊夢さああああああああああん!!!!」
しかし、その光景を見ていた村長は・・・・笑っていた。
ソンチョ「ケッ!博麗も馬鹿だな。お前みたいな奴に任せるとは・・・・」
亜「貴方・・・・えい!星道「エレメンタル・スターロード」!」
が・・・もちろん、効かない。
ソンチョ「はっ!そんな攻撃・・・・通用しないんだよ!最初に言ったろう?所詮・・・・・雑魚は、雑魚なのさ!」
亜流波は、その言葉を聞いて・・・・頭に、怒りと・・・・・・・悔しさの感情が駆け巡った。
私だけ、皆さんに迷惑を掛けてばかり。私だけ、皆さんに頼ってばかり。
それが・・・悔しすぎて、仕方がなかった。
ソンチョ「それじゃあ、これで終わりだ。喰らえ!」
その瞬間・・・・亜流波は、思った。
もう、今までの私じゃないんだ、と。
村長の攻撃が、亜流波に当たった。
ソンチョ「所詮・・・雑魚は、雑魚だった。ただ、それだけのことさ。」
そして・・・・土ぼこりが払われた。が、そこにあった光景が、村長には信じられなかった。
ソンチョ「な・・・・・・・・何故だ・・・・・・・・何故・・・・立っているっ!!!」
そう、亜流波は・・・・倒れていなかったのだ。
亜「もう、私は・・・いつもの、皆さんの足を引っ張ってばっかりで、皆さんに引っ張られてばっかりな私ではないってことですよ。村長さん。」
ソンチョ「ええい、もう一発っ!」
亜「遅い。」
亜流波は、軽く攻撃を避ける。
ソンチョ「お、お前如きが・・・・・・俺の攻撃を、避けた、だと・・・・!それも、軽く・・・・!」
亜「それでは、こちらから。豪羽「我が羽は不死鳥の如く」!」
ソンチョ「はっ、そんな攻撃・・・・・ぐはぁ!?」
亜流波の攻撃は、村長に大ダメージを与えた。
ソンチョ「く、くそお・・・・。貴様如きがあああああああ・・・・・!」
亜「五月蝿い。焼消「燃え行く本能寺」」
村長に密度の高すぎる炎弾幕が襲い掛かる。
ソンチョ「ぐふ・・・・・おお・・・・・」
亜「どうしました?さっきまでの威厳はどこへ行ったんでしょうね。」
ソンチョ「く・・・・・・くそぉ・・・・・・・・・・・(バタン)」
村長は倒れた。が・・・・喜ぶ間なんてなかった。というのも・・・・
その村長から、竜が飛び出したのだ。
そう、闇のような黒色の、竜が・・・。
亜「!?」
闇之竜「あっはっはっはっはっは!ここまで来たのはあんたが初めてだねぇ・・・・。」
亜流波は、その時思った。
亜(おかしいとは思っていた。元は、物凄く優しかったと聞いていた村長さんが、これほどまでに酷い性格だなんて。これが・・・その理由、か!)
闇之竜は続ける。
闇之竜「ふう、ちょっと、あの男の体も、ちょっと窮屈になってたところだったんでな。礼を言おう。」
亜「・・・。」
闇之竜「さあ、お礼と言っちゃ何だが・・・・お前を倒してあげようか。」
亜「礼になっていませんね。まあ・・・受けて立ちますよ。」

闇之竜が現れた!
闇之竜の攻撃!
亜流波に999999のダメージ!
亜「・・・・・・・・・・・・・強い・・・・・・。」
闇之竜「ハッ!所詮・・・・・・・・貴様は、この程度なんだよぉ!トドメだぁ!」
闇之竜がトドメを刺そうとしたとき・・・・亜流波の耳に、何かが聞こえてきた。
これは・・・・自分を呼ぶ、声?
それを聞いた瞬間・・・・亜流波の口が動いた。
「私はこんなところでやられちゃダメなんだ。」
闇之竜の攻撃が炸裂する。しかし・・・・
闇之竜は、目を疑った。
闇之竜「うそ・・・・・だろう・・・・?」
亜流波は・・・・・立っていた。
・・・まるで、別の姿で。
亜「はああああああああああああっ!!!」

改めて戦闘開始!
亜流波の、天剣「タイガレス」!
闇之竜に10000のダメージ!
コンボ!闇之竜に100000のダメージ!
トリプルコンボ!闇之竜に1000000のダメージ!
虎型弾幕発射!闇之竜に1000のダメージ!
コンボ!闇之竜に2000のダメージ!
闇之竜「な・・・・・・・・・強くね!?」
闇之竜の攻撃!
亜流波はダメージを受けていない!
亜「これで・・・・終わりです!」
亜流波の、銀河「ギャラクシー・ガルドムーン」!
闇之竜に、10000000のダメージ!
闇之竜を倒した!

闇之竜「そんな・・・・アホなぁぁ!この・・・この・・・・闇之竜がぁぁぁ・・・・・・!お前如きに・・・・・雑魚にぃぃぃぃぃぃ!」
亜「闇之竜。確かに貴方は強い。しかし・・・・貴方には足りないものがある。それは・・・・『仲間』です。」

闇之竜は、その言葉を聞いた瞬間・・・・消滅してしまった・・・・。
その時、全てが終わったのだと、その異変の関係者たちは、そう思った・・・・。
何故か?それは・・・・今まで幻想郷に取り巻いていた、重い「空気」が消えたからであった・・・・。


~博麗神社・境内~
翌日・・・・博麗神社にて、宴会が行われた。
勿論、異変解決の祝いだ。
霊「はあああ・・・・宴会って、片づけが面倒なのよねぇ・・・・。」
とか言っている霊夢だが、実は心底、楽しんでいた。
魔「まあ、そういうこと言わずにさ、食えよ。」
早苗がため息をつきながら言う。
早「守矢神社であれほど食べたのに、まだ食べれるんですか。」
魔「ま、あれから何日か経ってるし。腹も減るぜ。」
すると、霊夢が何かを感じたかのように言った。
霊「はあ・・・・あと、そこにいるのは分かってるわよ。
紫。」
すると、すぐそこから紫がでてきた。
紫「さすが霊夢ね。すぐ見破った。」
霊「普通見破れるわよ。料理が食べてもいないのにどんどん減ってるのよ?」
零夜が料理に目を向ける。
零「あれ、本当だ・・・・いつの間にかこんなに減ってる。」
すると突然、エルが話しかけてきた。
エル「ところで、葉と亜流波は?」
霊「・・・あら?いないわね・・・・どこかほっつきまわってるんじゃないかしら。」
っと、そこに、文がやってきた。
文「どうもー。インタビューしに来ましたー。」
魔「断る。」
文「ええーっ!いいじゃないですかぁ、もぉ。」
まるで駄々っ子だ。
ハ「ダメと言ったらダメだ。」
霊「それより、さっさと帰れ。」
文「いいえ、インタビューするまで帰りまs」
無茶苦茶しぶとい天狗に、流石に魔理沙はキレた。
魔「魔砲「ファイナルマスタースパーク」!」
霊「いやちょっと待って、流石に宴会の場でそれは・・・・」
どっかああああああああああああああああああん!!
神社は一部崩れて、料理の置いてあった皿は割れた。
魔「やっちゃった☆」
霊「やっちゃった☆・・・・じゃなああああああああい!!!」
魔「うわあああああああああああ!」
オワタ(あれ、このパターン、どこかで見たことがあるような無いような・・・・)







~博麗神社裏~
「葉っちゃん?」
葉「あ、亜流波さん。」
亜「えへへ、ゴメンね。勝手に呼び出して。」
葉「いやいや、大丈夫ですよ。こっちも暇ですし。それで・・・・・用件は何ですか?」
亜「うーん、大したことじゃないんだけどね・・・・あの・・・・。」
葉「?」
亜「えーと、その・・・・」
葉「何ですか?言ってみてくださいよ。」
亜「それじゃあ・・・・聞きたいことがあって。」
葉「何でしょう?」
その後・・・しばらく、沈黙が続いた後、亜流波は言った。
   「ずっと友達でいてくれますか?」


おしまい。

















――――――――――――――――――――――――
亜「はい。何で始まったかは知りませんが・・・・」
オ「後語りのコーナーでえす!」
界「ぱちぱちー(棒)」
亜「いやはや、やっぱり長続きしないシリーズでしたね・・・・(汗)」
オ「ま、作者のストーリー構成がダメなだけだけどね。」
作「ううう。」
亜「それに・・・・ネタの使いまわし・・・・私は、どうかと思いますがね!」
界「もう、最終回とかさ、無茶苦茶時間掛けてたよねーw」
作「途中、PCが固まってしまったときは、心が折れかけたよ・・・・・まあ、途中まで書いた内容が残っててよかったけどね。」
オ「その間、三月精復讐録やって動くのを待ったけど、結局動かなかったので電源切ったんだよね。確か。」
作「おおむね、そんな感じだけどね。ただ、電源を切ったのは自分じゃなくていつの間にか切れてたって言う。」
亜「まあ、それはとにかく・・・。」
四人「ここまで見てくださって、ありがとうございました!」

































EXへ続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/19 (Sun) 20:05:23

終わったと思いましたか?残念、まだまだ続きます。
いや、気づいた人多いか。最終回の一番下のほうに思いっきりEXに続くって書いてあったもんね。
ですが、EXは言わばオマケです。
プロローグ、前編、後編に分けて書きます。

闇之竜異変EX プロローグ

私の名前は亜流波。今は・・・・人里に住んでいる。勿論、一人で。
だが、大抵は家にいない。いつも、妖怪の山などに出向いて、修行をしている。
だが・・・・さすがに一人だと、寂しくなるときもある。そのとき、思い出すのだ。
行方不明になった、姉の顔と、妹の顔が。
どこかで生きている。それだけは分かっていた。それでも、不安だった。
しかし、もう二度と会うことはない。そう思っていた。
そう、私の元に、あの知らせが届くまでは・・・・


――――――――――――――――――――――――――――――
相変わらず雑ですね。
もう目標とかは決めませぬ。全然達成できなかったからね・・・・。
気になった人少ないと思いますが、二話で亜流波に姉がいることが明言されてるんですよね。
妹の存在は明かしてなかったですが。
それでは、前編まで、ゆっくり待っていってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/21 (Tue) 18:40:39

闇之竜異変EX前編

亜「はぁ、疲れた。」
今日も、いつも通り修行を終わらせて帰ってきた。
普段なら、ここで散歩に行くところなのだが、今日はいつもよりハードな修行をした為、一旦休んでから行くことにした。
んで、ベッドに寝転がって、しばらく寝ていたら・・・
何か声が聞こえてくる。
外からのようだ。
亜(また文さんか・・・・)
あの異変が終わってから、なぜかは知らないが文さんが毎日新聞勧誘に来たり、スクープを私に聞かせてくる。
亜「はあ・・・・こっちは疲れているんですがね。」
そう言いながら、鍵を開けて、ドアノブに手を掛けた。
が・・・・その瞬間、すごい勢いでドアが開いて、私はそれに当たって10cmくらい飛ばされた。
文「スクープスクープ!大スクープですよっ!」
今度はすごい勢いで文さんが入ってきた。
亜「分かりましたから取り敢えず落ち着いてください!」
そして、私と文さんはすぐそこにあった椅子に向かい合って座わった。・・・・にしても、痛い。
亜「それで・・・・スクープって?」
文「実はですね。最近幻想郷に突如、謎の二人が現れたのです。」
亜「ふうん。」
大抵、文さんの言うスクープは私には興味のないものばかりなので、今回も聞き流すことにした。
文「んでですね。その二人の正体が・・・・・なんと!あなたのお姉さんと妹さんだったんですよ!」
亜「へええ・・・・・・・・・・・・ゑ?」
私は、目を丸くした。
亜「そそそ、それって・・・間違いありませんかっ!」
私は、先程の文さんみたいに興奮し始めた。
文「え、ええ。間違いありません!何なら、この私の首を切ってやったっていいんですよ?」
亜「いくらなんでもやりすぎです。」
そう言いながらも、私はさっき文さんが言ったことを気にしていた。しまった。聞き流さなきゃよかった。
文「それでは、伝えることは伝えましたので、私はこれで!」
文さんが家を出て行く。そして、文さんが確かにいなくなったのを確認して、私はもう一度考えた。
亜(あの二人が・・・今、幻想郷に?)
その後もしばらく考えていた。考えている内に、いつの間にか考える人みたいになっていた。
亜「まあ、考えていても仕方がありませんね。行きますか。」
私は、散歩ついでに二人を探すことにした。

そして、50分後。結局見つからないので、家に帰ることにした。
亜「はあ・・・・やっぱりガセか。」
そう言いながら私はトボトボ帰っていった。
~人里~
亜「ただい・・・・」
私はそこまで言った後、口を閉じた。なにやら聞き覚えのある声が聞こえてくる。
店のほうからのようだ・・・。
亜「・・・行ってみますか。」
私は、その店に入り、すぐそこにあった柱の陰に隠れた。二人の人が、なにやら話している。
見えたのは・・・・その店の店員と・・・・・・・・・・・・・・・・・・
亜「!?」
なんと、妹、眼魔セラナだ。
妹といっても、義理だ。勿論、姉も。その為、苗字が皆違う。
そのまま私は、声を出そうとするのを抑えて、そのまま柱に隠れて二人の会話を聞いていた。
眼「さすがにちょっと薬草が900円って高くない!?300円くらいにまけてもいいじゃないのよ!」
店「いや・・・・しかし、まけるわけには・・・・。」
眼「じゃあ、理由を言いなさいよ!り・ゆ・う!」
店「あの・・・・こちらも厳しいんで・・・。」
眼「言っておくけどこっちだって厳しいの!こうなったらここの店皆に宣伝してあげようか!勿論悪い評価で!そうすればこの店の売り上げに新たなドラマが起きるはずよっ!」
店「ぎゃー!分かりました!半額にしますからそれだけはやめてくださいぃぃぃぃぃ!」
・・・見苦しいなあ。
さて、妹が満足そうに薬草を買ったので、私はさっさとその店から出ることにした。
が・・・・
眼「あれれれ、姉貴。こんなところにいたの?」
しまった。見つかった。
亜「ま、まあね。」
私、少々慌て気味だ。
眼「あ・・・もしかして、聞いてた?」
亜「ええ。まあ。」
嘘をつくわけにもいかないし、私は答えた。
眼「あちゃー。店員以外には聞かれてないと思ったけどねー。」
亜「そうだ、家、寄ってく?」
なんとなく思いついたので、私は言った。
眼「お、じゃあ、行きますかね。」

~亜流波宅~
眼「へえ、姉貴、やっと自分の家見つけたんだ。」
セラナはいろいろなところを見回している。
まあ、普通の家を珍しく思うのは当然だろう。私たちの生まれた人里の家は、まるで収容所のようだったから。
亜「まあ・・・・ね。そっちはどうせ厳しいから歩きながらう○い棒食べたりしてるんでしょう?勿論まけてもらったのを。」
眼「ん、勘がいいね。」
亜(別に勘じゃないんだけど)
そんなこと思っていたら、セラナが急に話し掛けてきた。
眼「でもさ。姉貴みたいな雑魚が、よく家を手に入れたよね。」
亜「・・・・・・・・・・。」
悔しいけど・・・・私は、昔は妹よりも弱かったのである。
眼「どうやったのさ?」
セラナが聞く。
亜「・・・もう私は雑魚じゃないってことです。」
眼「マジで!?じゃあ早速弾幕ごっこやろうよ!」
セラナが目を光らせて言う。
亜「分かったよ・・・・。ちょっと待ってね。」
私は、取り敢えずミネラルウォーターを飲んで、外へ向かった。

~どっかの平地~
眼「それじゃあ、早速やるよ!」

セラナの、逆時「バック・ワールド」!
セラナがスペル宣言をした瞬間、過去を刻む時計の逆回りのような弾幕が放たれる。そのうえ、過去に放たれた弾幕もついでに襲い掛かってくるのでほぼ隙間がない。
しかし、亜流波は弾幕が多く展開されるより前に隙間を見つけて回避する。
眼「へえ・・・・・マジだったのね。」
亜「じゃあ、こちらも。」
亜流波の、星道「エレメンタル・スターロード」!
突然、大量の弾幕が展開される。
が、弾幕のない道ができる。
眼「ふん、スペルのほうはまだ雑魚だったみたいだね?」
そのまま、セラナは余裕の表情で私に接近してくる。
が、私の思うツボだ。そこで、弾幕のない道を垂直に曲がらせる。
眼「え?」
見事に引っかかり、セラナは大量の弾幕に被弾しながらも道に戻ってきた。
そして、今度はその道から外れないよう慎重に行き始めた。が、これも私の思うツボ。
そこに弾幕を発射する。密度は小さいが。
眼「おっと、危な・・・・・しまった。」
やっと気づいたようだが、もう遅い。これまた引っ掛かり、道に外れないようにするという気持ちが途切れ、かわしたはいいものの見事にまた道から外れてしまった。
眼「いって・・・・。力だけじゃなく、知識も高くなってる・・・・。スペル一枚しか使ってないけど、もう降参だね。」
私は驚いた。あのとっても粘り強い妹が降参などと言うもんだから・・・・。でも、やっと私はこの子の“姉”になれた気がした。
続く







―――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい、前編終了です。
EXは短めでやっていこうと思います。
あと、あれ以外にもセラナのスペルありますがそれはこの小説では紹介しません。理由?面倒k(殴
その代わりオリキャラ設定置き場に設定を置いていこうと思います。
次回でEXも終わり。今度こそ闇之竜異変は完結します。(最早EXは異変じゃない)

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/23 (Thu) 22:56:17

今度こそ最終話ですよ~。
今回、何が起こるのかは・・・ほとんどの人が分かっているはず。最初は茶番から入りまーす。

闇之竜異変EX後編

「えええええええええええええええええええええ!」
「うわっ、うるさっ!そんなに驚く!?」
「いやいやいや、驚くに決まっているでしょうが!」
えー、なぜこうなったか説明すると。
突然妹、セラナが家を買うとか言い出しました。
眼「昨日、姉貴が寝ている間に妖怪を倒しまくってお金稼いだんだからね!」
ああ・・・・だからいなかったのか・・・・。
亜「じゃあなくて!そもそもどこの家を買うの!?」
眼「えーと、あっち。」
そういいながら、セラナが指したのは・・・・
すぐ隣の家。
亜「いやいやいやいや、流石に近すぎませんかねえ!?」
眼「いやー、明日からついに一人暮らしかー。」
・・・聞いてない。
亜「それに、まだ12なのに一人暮らしってどうかと・・・」
※茶番終了。

~どこかの食店~
ここの食店は、客が暴力的なまでになかなか来ない。
別に、不味いわけじゃない。寧ろ、その逆だ。
ただ・・・・目立ちにくいところに建っている為、気付かれ難いのだ。
しかし・・・その店には常連がいる。その人のおかげで、何とか今まで営業できたらしい。
その常連と店長のおっさんが、何か話している。
おっさん「ヘイお待ち。豚骨ラーメン。」
おっさんがラーメンを客に渡す。
?「ありがとうございます。」
その客は、力なく、麺を啜る。
おっさん「何だ、アンタ。いつもよりも元気がないぞぉ?」
それを見ていたおっさんが客に顔を近づける。
?「あれ、分かっちゃいましたか。」
おっさん「そりゃまあ、常連さんだからなぁ。」
?「実は・・・・」
客は、ため息をつきながら話し始めた。

おっさん「なにぃ?妹二人をぉ?」
おっさんがまた客に顔を近づける。
?「ええ、情けない話ですよね。妹一人は、あの・・・・人里に置いていって。」
それを聞いていたおっさんが目を丸くする。
おっさん「おい、その人里って・・・・」
?「ええ。」
それを聞いたおっちゃんが少々怒っている。
おっさん「アンタ、アホか。あの人里に妹を残すなんて。んで、あと一人は?」
?「脱出した後、しばらくして逸れてしまいまして・・・・・・」
客が俯きながら言う。
おっさん「そうか・・・・。なら、探せばいいじゃないか。」
?「無理です・・・・!」
おっさんが聞いた瞬間、客はおっさんを睨みつけながら叫んだ。
おっさん「?!何故・・・・!」
?「私は・・・・・私は、あの子達を・・・見殺しにしたんですよ!い、いくら、実の妹でなくても・・・ゆ、許されるわけがないでしょう!顔も、合わせられるわけ・・・・ないでしょう・・・・・・。」
客は、涙を流し始めた。
豚骨ラーメンのスープに、その涙が零れ落ちる。
おっさん「・・・・泣くんじゃねえよ。せっかくのラーメンが冷めちまうじゃねえか。」
おっさんは、そう言った後、続けた。
おっさん「いいか?そういうもんは・・・これ一つで、済むことがあるぜ。『謝る』それで、問題は、解決するかもしれないし、しないときもある。だが・・・・・・・一言は、言っておけ。ごめんなさい、とな。」
客はその言葉を聞いた後・・・・席を立ち、言った。
?「・・・ありがとう。」
その客は、店の扉をゆっくりと開けて、走っていった。

~人里~
眼「ほらほら、もたもたしてるんじゃない!さっさと行くよ!」
今日、私たちは・・・・姉様を探すことになった。
目的も、一応、あった。
私が・・・弱すぎて。姉様は私を置いていくしかなかったのだ。
それなのに、姉様は・・・・罪悪感を感じている。そう、思ったのだ。
なので・・・・妹と一緒に、探しに行くことにした。
亜「ちょっと待って。これ飲んでから・・・・」
私は、ミネラルウォーターをいっぱい飲んで、それが入っていたペットボトルを持って家を出た。
が・・・・出ようとした瞬間。
眼「うわわわわああああああああ!?」
妹が、突然ドアを開けて家に戻ってきたのだ。おかげで、私は5cmほど飛ばされた。
亜「い、いててて・・・・どうしたの?」
眼「ねねねねねね、姉様ぁぁぁぁぁっ!?」
亜「なんですっとおおおおぉぉぉぉ!」
私も、妹も、それはそれは驚いた。
だって・・・・家の前に、姉様が立っているんだから。
?「・・・久しぶり。亜流波。」
姉の名前は、ベータ・シャロラ。
私の・・・・義理の姉。
その昔、あの人里から見事に脱出した、かなりの実力者。
三姉妹の中でも、一番強く、昔の私だったら多分一撃で倒れているだろう。
亜「姉様!あの・・・・そのぉ・・・・」
私が、謝ろうとした・・・・その時。
ベ「おっと、その前に・・・・私から、一つ、言わせて。」
     「ごめんなさい。」
その言葉を聞いた瞬間、私は驚いた。
亜「え・・・・。い、いや・・・・謝るのは、私のほう・・・・」
しかし、姉様は続ける。
ベ「私は・・・あなたを、見殺しにしたのよ!なぜか?それは・・・・私が、弱かったからよ!いくら、義理の妹であろうと・・・・そんなこと、許されるわけが・・・・・・・・・・・」
姉様の目には、涙が見えた。それを見て、私は俯いた。
が・・・その空気を、誰かが破った。
?「ほーら、またそうやって自分を責める。」
ベ「!!」
その言葉を発したのは・・・・
眼魔だった。
眼「昔だってそうだったよねー。姉様は。別に、自分のせいじゃないのに。確かにやっていたとしても、別に、そんなに引きずらなくてもいいのに・・・・いっつもいっつも、そうやって後になって、自分を責める。私達妹・・・・姉貴がどう思っているかは知らないけど、私にとってはとても見苦しいよ。」
ベ「で、でも!」
眼「ちょっと黙ろうか。まだ話している最中よ。」
眼魔が、ベータを睨む。
年上なのに、ベータは返す言葉もなかった。
眼「過去のことなんか忘れて、もっと人生楽しもうよ!その為に、私たちは生まれてきたんじゃないの?」
ベ「・・・・。」
眼「少なくとも、私はそう思う。だからさ!そんな暗い顔しなさんなって!」
眼魔は、ベータの肩をぽんと一回叩く。
その瞬間・・・・ベータの目から、また・・・・涙がこぼれだした。
亜「・・・・?何か、悲しいことでも?」
亜流波が問う。
ベ「・・・悲しくなんかないよ。これが・・・・あの嬉し涙ってやつじゃないのかな。」
ベータが、にっこりと微笑みながら言う。

眼「あ、そうだ!姉貴、かなり強くなったんだよ!姉様、ちょっと戦ってみたら?」
眼魔が突然話しかける。
ベ「あら、そうなの?」
ベータが亜流波を見る。
亜「ええ・・・・・・・・一応。」
亜流波が自信が無さそうに答える。
それを聞いたベータは、とてもやる気になっていた。
ベ「それじゃあ・・・・・早速、やらせてもらうかな!」

戦闘開始!
ベータが、突然手から何かを出した瞬間、辺りの風景が変わった。未来のものを使い、戦いの舞台を変えたのである。
ベ「さあ・・・・行くよ!」
ベータの、可符「未来結界」!
ベータがスペル宣言をすると、ベータの前に壁ができた。結界というより防壁に近い。
亜「結界ですか・・・・。」
亜流波の、幻夢「インフィニティスパーク」!
ベータに1のダメージ!
眼「固ぁッ!」
亜「なんて防御力・・・!」
ベ「まだまだ!」
ベータの、天地剣「ハイエレス」!
ベータは、どこからか剣を抜き取り、切りつけてくる。
四発飛んできたが、そのうちの二つを回避した。しかし、それでも残りHPは少ない。
亜「っ・・・・!?」
ベ「お、倒れないのか・・・・体力もずいぶん成長したね。」
亜「流石、姉様。今の私にはとても、追いつけない。」
ベ「へえ・・・・今の、か。」
亜「それでは・・・行きますよ。EXモード、チェンジ!」
ベ「!?」
眼「な、なんだなんだ!」
亜流波は、光に包まれたかと思うと、別の姿になりベータの前に降りてきた。
亜「さあ・・・・ここからが本番です!」
亜流波の、天剣「タイガレス」!
亜「はああああああああああっ!」
亜流波の剣による攻撃が、ベータに連続して当たっていく。
最初のうちは、結界のせいでノーダメージだったが・・・
ベ「くっ・・・・なんて攻撃回数・・・結界が持たない・・・!」
そして・・・しばらくすると、バリンと、何かが割れるような音がした。
眼「結界がっ!?」
しかし、それでも尚、亜流波は攻撃を繰り返す。
亜「まだまだ!」
ベ「そろそろ止めてやらないとね・・・!」
ベータの、未来「時の先の可能性~夢幻~」
突然、いろいろな種類の弾幕が出てきて、割れていく。
亜流波は、少し被弾しながらも、直撃は避けていく。
亜「どうですか?姉様・・・。」
なんとか突破した亜流波がベータに聞く。
ベ「ふう、どうやら、これが最後のようだね。」
両者、残りHPが少ない。次で決着がつくだろう。
二人「これで最後だ!この一撃こそ、勝負!」
亜流波の、銀河「ギャラクシー・ガルドムーン」!

ベータの、時空「スペイスタイム・βバースト」!

二つの弾幕がぶつかり、辺りに風が吹き荒れる。
眼「うわああああっ!」
眼魔は吹き飛ばされそうになるも、必死で耐えた。


とてつもない光を発する草原で、三人の者が声を上げる。
そんな三人を、夜空に浮く月が優しく照らしていた。

おしまい














――――――――――――――――――――――――――――――
後語りのコーナー

亜「本編だけでなくEXも見てくださった皆様、ありがとうございました!」
ベ「最後のほう、どのような光景を表現しようか悩んだらしい。」
眼「今回もここから先、どうなったかはご想像にお任せします的な終わり方だなぁ・・・。」
作「ああいう終わらせ方をやってみたかったんだよね。」
亜「もう、一回やってるじゃないですか。」
作「五月蝿い。」
ベ「にしても文才がないよね。作者の奴。」
眼「途中から地の文が亜流波視点から変わってるしね。」
作「まだまだひよっこですし。」
亜「それで済む問題ですか。」
眼「作者曰く、もしかしたらこれが自分の小説の一番の大作かもだとか何とか。」
作「まあ、それでも短いけどね。これ以上も作れるかもしれないし。次のストーリーも一応決まったけど、短くならないように工夫しなければ・・・。」
亜「まあ、それはいいとして・・・・」
四人「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!また、オリキャラを使わせて頂いた方、ありがとうございました!」
作「あ、しまった!」
眼「どした!?」
作「オリキャラ設定を載せる時間がない!」
三人「アホだコイツ。」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/30 (Thu) 15:44:08

ふーははははははははh(殴
新シリーズの始まりじゃあ!ふーはははははh(殴
シリーズ三作目ですぜ。
・・・・・・ケッキョク、ナガツヅキシナインダロウナァ
とにかく、始まり始まり~(プロローグは短いですがね。いつも通り。)


東方狂界録 プロローグ
昔々。ある神、××によって作られた、ひとつの世界がありました。
その世界は、争いがない、平和な世界でした。
しかし・・・そんな世界で、争いが起きます。
それを、××は止めようとしました。
ですが、その行動は、ある悲劇を生んだのです。
勿論、これは昔の話。その悲劇は既に、終わった“はず”でした・・・。
こ××語は・・・・×りし××の×語・・・。











相変わらず雑なうえ下手ですな。うん。
最後の×のところは伏せているわけですが・・・特に、意味はありません。
×の文字・・・分かる人は分かるのではないでしょうか。
それじゃあ、今日のうちに一話は書きますぜ。
オ「そう言いつつ結局明日になるのがオチだろ?」
いやいやいや、ならないからね!?
というわけで・・・次回まで、ゆっくり待っていってね!
・・・今回のシリーズの目標はせめて二十話は行きたい。適当に伏線張って無理矢理伸ばすっていうのも有りだな・・・(有りなわけあるかっ!

え?プロローグより最後の茶番のほうが長い?いやまあ、それはその。(汗)

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/04/30 (Thu) 19:41:17

宣言通り、早速一話を書いていきますよー。


東方狂界録一話〔愛世界瑠の謎〕
~紅魔館・大図書館~
私は今、あることについて調べている。
愛世界瑠・・・・・・彼女について、だ。
この前、起こった異変・・・最後の戦いのとき、彼女の様子がおかしくなった。
いつもは、陽気な彼女の、あの口調の変化・・・どう考えても、おかしい。
彼女にはまだ何かある・・・そう思い、調べることにしたのだ。
小悪魔にも協力してもらい、過去に同じようなことがなかったか、調べていた。
それっぽい資料はあった。しかし、界瑠だとは断定できない。
どの資料も、古い。肝心なところが破れてたり、汚れてたりして読めなかったり、
世界を作り出す神としか書かれておらず、界瑠のことと判断するのは難しかったのだ。
そして、何よりも・・・どの資料にも、恐ろしいことが書かれていたからだ。
争い、狂心、殺・・・・・・書いてあるワードが尋常じゃない。
とても、そんなことをする奴には・・・見えなかった。
小「どうしましたか?さっきから、全く動きませんけれど。」
小悪魔がパチュリーに話しかける。
パ「ええ・・・ちょっと、ね・・・。」
小「・・・あの異変のこと、まだ気になるのですか。」
小悪魔が見透かしたかのように言う。
パ「むきゅ、鋭いわね・・・。」
パチュリーが少し驚く。
小「いやいや、その話をしてくれたのは、パチュリー様じゃないですか。」
あ、そうだった。
パ「ああ・・・忘れてたわ。」
小悪魔が、やれやれ・・・と言いたげな顔をしながら、私の机にたくさんのビラを置いた。
小「他にも資料を集めておきました。しっかり目を通しておいてくださいね。」
パ「むきゅ、ありがとう。」
しばらく私は、小悪魔がくれた資料を真剣に読んでいた。
途中、咲夜が呼んでいたけど。資料を読むことに集中していた為、聞き流していた。
後で何のことか聞いてみたけど・・・レミィのことだった。

数分後
パ「ふう・・・。」
やっと資料を読み終わったらしい。パチュリーは、必要そうな資料を簡単にまとめた後、椅子から立ち、小悪魔に伝えた。
パ「ちょっと、用事があるわ。すぐ戻ってくるから、待ってて頂戴。」
小「?分かりましたけど・・・用事って?」
小悪魔が首を傾げつつ聞く。
パ「ちょっと、界瑠にね・・・。聞きたいことがあって。」
小「そうですか・・・。」
パ「それじゃあ、留守はお願いね。」
パチュリーが図書館から出て行こうとした瞬間、小悪魔が言った。
小「あの・・・ついていっては、ダメですかね?」
パ「え、うーん、そうね・・・・」
パチュリーは少し考えた。突然言われたもんだからね。
数十秒後、パチュリーが答えた。
パ「・・・仕方がないわね。紅魔館は美鈴がなんとかしてくれるはずだから、行きましょうか。」
それを聞いた小悪魔は、何か生き生きとしていた。
パ「それじゃあ、少し急いで行くわよ。」
小「はいっ!」
小悪魔が元気よくパチュリーを追いかけて行った。

~紅魔館・門前~
パ「それじゃあ、美鈴。任せたわよ。」
パチュリーが美鈴をチラッと見る。
美「はっ!どこぞの白黒なんぞ、華麗に追い返して見せます!この拳で!」
美鈴が拳を突きつけてくる。
いつもよりやる気だ。これなら安心だろう。
・・・いつもこうだったらいいのに。
パ「さて、行きましょうか・・・・・・・。」
パチュリーが言葉を発した瞬間、辺りはしいんと静まり返った。
何故か?それは・・・
小「何ですか、今の爆発音・・・・。」
そう、彼女たちの耳に、突然爆発音が聞こえてきたのである。
どうやら、魔法の森を出てすぐのところから聞こえてきたようだ。
パチュリーが何かを感じたかのように走る体制をとる。
パ「嫌な予感がする・・・!」
そう言いながら、パチュリーが走りだした。・・・全速力で。
しかし・・・・50メートル程走って、パチュリーは座り込んでしまった。理由は当然・・・
パ「げほっ、げほっ・・・・・」
喘息の悪化。
激しく体を動かすからこうなる・・・・。
小「だだだ、大丈夫ですか!パチュリー様ぁぁぁ!」
小悪魔は、慌ててパチュリーの近くまで走っていった。
その光景を、門番は焦りながら見ていた。
続く













――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
一話終了。主役はパチュリーさんですぜ。
新しいシリーズも始まったので、またオリキャラを募集しようと思います。
前回、募集したオリキャラのうち一人だけ忘れてしまっていたので・・・今度はそういうことが無いように注意します。
(そういうことがあった時点で問題だろうが!)

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/01 (Fri) 19:00:12

パチェ主人公にしたからには全話で出さないと。
勿論、今回も出ますよ?
・・・最近、急にこの掲示板の画面が大きくなったんで戸惑ってる。原因が分からぬえ・・・。(そういう話は雑談スレでやりましょう)

東方狂界録第二話〔敵であり、友であり〕
~紅魔館・大図書館~
ク「にゅう・・・パチュリーさま、どこ行っちゃったんでしょう・・・?」
クロが大図書館を見回っている。パチュリーを探しているようだ。
ク「ま、まさかこれが世に言う神隠し・・・・」
クロが焦りながらそう言いかけた瞬間、扉が開き、咳き込むパチュリーとそのパチュリーを支えている小悪魔が戻ってきた。
小悪魔の息が荒い。
小「あ、ちょっと!薬持ってきてくれますか?」
小悪魔がクロに言う。
ク「あ、はい!」
クロは慌てて薬が入れてある引き出しを開けて薬を取ると、全速力で戻ってきた。
ク「持ってきましたですっ!」
クロが薬を小悪魔に渡して、小悪魔はそれをパチュリーの口の中に入れた。

・・・数分後・・・
どうやら、咳は収まったようである。
しかし、全員疲れ気味だ。
パ「はあ・・・やっぱり、いきなり体を動かすもんじゃないわ・・・。」
パチュリーがため息をつく。
小「そういえば・・・あの爆発音、なんだったんでしょうね・・・」
小悪魔が爆発音が聞こえた方角を見る。
その瞬間、パチュリーが思い出したかのような顔をすると、ガタッっと席を立った。
パ「そうね・・・確かめに行きましょうか。」
パチュリーが扉に手を掛ける。
小「あ、待ってくださいパチュリー様!」
ク「私もお供しますー!」
二人は、大図書館から出たパチュリーを追いかけた。

~魔法の森前~
パチュリー一行は、魔法の森前まで来た。
しかし・・・
ク「な、何ですか、これは・・・・」
魔法の森の木が、ほぼ全部倒れており、辺りの草は散乱していた。
そして・・・彼女たちが、一番驚いたのは・・・
魔法の森の前に倒れている人だった。それも、二人・・・
どこかで見たことのある白黒・・・
どこかで見たことのある水色のリボン・・・・
それを見たパチュリーが、それを見て・・・呟いた。
パ「ま・・・り・・・さ・・・・?」
そう、そこに倒れていたのは・・・
魔理沙と、チルノだった。
しかし、三人はチルノには見向きもしない。
小「だ、大丈夫ですか!」
三人が魔理沙に近寄る。まだ・・・かすかに、息はしていた。
魔「おう・・・・・・お前ら・・・・・か・・・。」
魔理沙は、辛うじて口を開いているようだ。・・・時間がない。
ク「だ、誰がこんなことをっ・・・!」
小「い、急いで・・・救急箱を!」
二人とも、体を震わせる。
魔「そんな・・・・ことより・・・逃げたら、どうだ・・・・。」
ク「む、無理に決まってるでしょう!」
小「せ、せめて襲ってきた奴の名前を・・・!」
小悪魔が簡単な回復魔法を使いつつ、聞く。
魔「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
魔理沙は・・・・・・何も言わずに、目を閉じた。
パ「・・・!?ちょっと、魔理沙・・・嘘でしょう?ねえ・・・嘘でしょ!?聞いてる!?」
パチュリーが魔理沙の耳元に顔を近づける。
しかし・・・魔理沙は、答えない。
ク「すすす、すぐに回復魔法を・・・・!」
クロが回復魔法を使う。しかし・・・魔理沙は動かなかった。
ク「そ・・・・・そんなぁ・・・」
パ(・・・・・・・・・)
パチュリーの頭の中に、二つの文字が駆け巡った。
・・・“後悔”・・・
私が、あの時・・・もっと早く来ていれば。
この・・・敵であって、友でもある・・・彼女を、救えたかもしれないのに・・・・。

――――――――――――――――――――――――
~過去~
大図書館の扉が開けっ放しになっていて、辺りの本が散乱している。
魔理沙がまた・・・本を盗みにきたのだ。
パ「こら!待ちなさい!」
私は追いかけた・・・でも、追いつかない。
魔「ふん、遅い。それじゃあ、この魔道書・・・死ぬまで借りてくぜ!」
小悪魔がそれを追いかける。
小「こらー!待て・・・・・・・・・・・あでっ・・・。」
小悪魔に通常弾幕があたり、小悪魔は気を失ってしまった。
そして・・・また、図書館の本が少し、減った。
結局、逃げられた・・・・そんな思い出もあった・・・
――――――――――――――――――――――――
パ「・・・死ぬまで借りていく、って言ってたわよね・・・。死ぬのなら・・・本を、返してからに・・・しなさいよ・・・・。」
パチュリーの目から、雫が零れ落ちる。
その雫は・・・ただ、魔法使いの服を濡らして、消えていった。

パ「泣いてても仕方がないわ・・・行くわよ。黒幕探しに。」
ク「・・・・・・・・・・・・はい。」
パチュリーは前を向くと、そのまま進んでいった。
それを・・・二人は、涙を堪えながら、歩いて追いかけた。

続く・・・
――――――――――――――――――――――――
二話終了。魔理沙を殺した奴は分からなかったけど、勘がいい人は気づくかもなの~。あ、分かってるとは思いますが、分かっても言わないでくださいね?ネタバレになって楽しさ半減ですので。
オ「この小説、元から楽しくないからさらに大変なことになるな。楽しさ5が2.5になるようなもん。」
五月蝿い。
っと、それは置いといて・・・
今回のシリーズはちょっと暗いお話です。ネタ要素は少なめ・・・のはずだ。でも、こういうコーナーではかなりあるかも。
昨日に募集を始めたばかりなのに、もう既に5人もオリキャラ希望を・・・。
勿論、全員使用させて頂きます!
あと、勿論四人一斉参加とかでもいいですよ!ただ、流石に六人以上はやめてくだしあ。
そんなに多いと使い切れなくなっちゃうので・・・。
明日からGWですね。その期間内は投稿できない可能性が高いです。出来るケースと言ったら・・・そうですね。宿泊先にパソコンがあれば・・・無いかw
もっていくのも親が許してくれないと思いますし。
明日旅行先が異常気象に見舞われて中止・・・なんてこともないはず。
それでは、次回までゆっくり待っていってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/04 (Mon) 00:08:22

GW旅行終了のお知らせ。意外に早く終わったのねん。
今回、ちょっとだけグロ表現があるかも。
まあ、それほどグロくはないはず・・・多分よ。多分。

東方狂界録第三話〔博麗の危機〕

~博麗神社・境内~
パチュリー一行は、暗い顔をしながらも博麗神社に来た。
理由もある。あの魔理沙を倒せるほど黒幕は強力なわけだから、霊夢等の協力が必須だと考えたのだ。
パ「お邪魔するわよ。」
早速三人は神社に入った。
そこには・・・麗香、瑠璃、秕がいた。
麗「いらっしゃい。どうしたの?そんなに暗い顔をして・・・・・。」
パ「・・・理沙。」
パチュリーが俯きながらボソッと呟く。
しかし、麗香には聞こえてないようだ。
麗「??もう一回言って?」
パチュリーが、先ほどより深刻そうな顔をして言う。
パ「魔理沙が・・・・・・死んだわ。」
それを聞いた式二人が身を乗り出す。
秕「なななな、何ですって!?」
瑠「しししし、死んだ!?」
二人が騒ぎ始める。秕が騒ぐなんてあまりないと思うのだが・・・。
麗「お、落ち着きなさい!」
麗香が騒ぎを止めようと叫んだ瞬間、辺りの騒ぎは止まった。

パ「で・・・話を戻すけど。」
パチュリーがため息をつく。
小「今回の事件・・・その犯人は、とても強いと思うんです。」
そして、小悪魔がそれに繋げて言おうとしたが・・・
麗「ふむふむ・・・だから、協力してほしいと?」
さすが麗香。小悪魔が言おうとしたことを読んでいたようだ。
パ「ええ。」
ちょっと驚きながらも、パチュリーがうなずく。
それを聞いていた麗香は、少しも考えすに言った。
麗「分かったわ・・・力を貸しましょう!」
ク「あ、ありがとうございますですっ!」
クロが麗香にお辞儀をする。
が・・・ここで三人は、あることに気付く。
パ「ところで・・・・・・霊夢は?」
パチュリーが聞くと、麗香の顔が少し青ざめた。
麗「そ、それが・・・今日、魔理沙が来ないから、何かあったのかもとか言って、魔法の森に・・・」
それを聞いた三人の顔も青ざめる。
ク「これ以上犠牲者を増やすわけには!」
クロが走り出す。
パ「急ぎましょう!」
パチュリーも走る。
小「ま、待ってください!」
小悪魔も薬を抱えて追いかけた。
麗「私たちも行きましょう!」
麗香が式二人を引っ張る。
式二人「ぎゃー!離してくださぃぃぃぃぃぃぃ・・・」
式二人は引きずられながら麗香に叫ぶが、麗香の耳にはまるで届かなかった。

~魔法の森~
六人は魔法の森に着いた。
瑠「ううう・・・痛い・・・。」
瑠璃が腹の辺りを摩る。
麗「ごめんなさい。少々やりすぎたわ。」
麗香が手を合わせて謝る。
パ「さて、霊夢を探すわよ・・・・。」
そう言った瞬間、パチュリー達は言葉をしばらく失った。何故ならば・・・
秕「こ、これは・・・・・?」
魔法の森の木は・・・全て、消滅していたのだ。
小「な・・・何、これ・・・。」
辺りの草は全て抜けて、土が広がっており・・・
その、魔法の森があった場所の真ん中には・・・霊夢が倒れていた。
麗「れれれ、霊夢っ!」
麗香が霊夢に駆け寄る。
霊「お、おかあさん・・・来ちゃ・・・ダメ・・・!」
霊夢が麗香を止めようとする。
霊夢の体は・・・ボロボロだった。
口、左目からは血が流れ出し・・・
右手の中指、左手の小指は切断されていた。
そして・・・霊夢の前には、謎の黒い影があった。
麗「霊夢をこんな目に合わせたのはアンタか・・・!」
麗香が影を睨みつける。
その黒い影は、麗香を見た瞬間、飛び上がり、姿を消した。
ク「だ、大丈夫ですか!」
クロは、影が飛び立ち見えなくなった後、霊夢に駆け寄る。
霊夢は目を閉じ、答えない。だが、息はしている。
まだ間に合うようだ。
パ「急いで回復すればまだ大丈夫よ!」
パチュリーが叫ぶ。
瑠「れ、霊夢様をすぐに神社へ・・・!」
瑠璃が急いで霊夢を担ぐ。
それを見た秕も担ごうとする。しかし、
瑠「私一人で大丈夫よ!」
瑠璃が秕に怒鳴る。
秕「何言ってるんですか!じゃああなたは主の娘を見捨てろというのですか!」
秕も負けじと反論する。
瑠「貴方が持ったら落とすかもしれないでしょうが!」
・・・二人の喧嘩はどんどんヒートアップしていく。
麗「あーもう!二人とも霊夢を下ろして!私が神社まで連れて行くわ!」
それを見ていた麗香が遂にキレた。
さっきまで喧嘩していた式二人も、主の命令にはとても逆らえなかった。
パ「さあ、行くわよ!」
パチュリー達は神社へ急いだ。

~博麗神社・境内~
六人は救急箱、回復魔法などを使い霊夢の回復に専念していた。
ク「ここまですれば、目が覚めるはずですぅ!」
そして、数分後・・・
霊「う・・・・ん・・・・・・・・・」
麗「霊夢!!」
霊夢はやっと目を開けた。
パ(よ、よかった・・・・・・・・!)
パチュリーが胸を撫で下ろす。
霊夢が口を開く。
霊「・・・お母さん・・・私・・生きてるのね?」
霊夢が泣きそうな顔で麗香を見つめる。
麗「ええ、ええ・・・。」
麗香がうなずく。
それを・・・式二人とパチュリー達は、静かに見ていた。

パ「ところで、霊夢。あなたを襲った人の顔、覚えているかしら?」
パチュリーが突然霊夢に聞く。
それを聞いた霊夢は、俯く。
霊「ごめんなさいね。覚えてないわ・・・・。」
無理もないだろう。あんなにまで傷つけられているのだから・・・。
それを聞いていた皆は、黒幕にさらに怒りを覚えた。
秕「絶対に・・・倒してやりましょうね。黒幕。」
パ「ええ。やってやるとしますか・・・!」

―――――――――――――――――――――――――
~人里~
所変わって人里。なにやら怒鳴り声が聞こえてくる。
眼「いくらなんでもこれはどうかと思うわよ!?傷んでいるキャベツを売るとかどうかしてるわ!」
・・・セラナが店員に怒鳴りつけているようだ。
店「は、はああ・・・」
眼「はああ・・・じゃないでしょうが!これだからここの店の売り上げは悪いんじゃないの!?これからはよくよく商品の質を見てから売ることね!」
店員さんは言葉を無くしてしまった。
その間に、セラナはキャベツを1つ貰って、そこを立ち去ろうとしたが・・・
?「・・・罪深きものに、死を。」
突然、耳元に誰かの声が聞こえた。
眼「!?」
その瞬間、セラナは何者かに攻撃され、そこに倒れてしまった。
セラナを攻撃した者は、人里を消えるように去っていった。
・・・何か一言、呟きながら。

続く・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/04 (Mon) 15:52:42

一日二回?いいえ前回の投稿に時間が掛かっただけです。
警告!警告!
今回もグロ要素有り!無理な方はブラウザバック推奨だ!

東方狂界録第四話〔神の死〕
~博麗神社前~
パ「さて・・・次は、どこに行こうかしらね。」
パチュリーが地図を広げる。
ク「ううん・・・・・・どうですか?秕さん。」
クロが秕に聞く。
秕「(何で私に・・・。)そうですねぇ・・・ここはどうですか?」
秕が白玉楼を指差す。
それを見た麗香が少し考える。
麗「そうね・・・まあ、行く当てもないし。行くとしますか。」
小「それじゃあ、白玉楼に決定ですね!」
ということで、パチュリー達は博麗神社を後にした。
・・・直後、誰かの声が聞こえてきた。
瑠「うわ!何だ何d・・・」
瑠璃が言い終わらないうちに、誰かが飛び込んできた。
エルだ。なにやら騒いでいる。
エ「大変大変!大変だよおおおおお!」
パ「あああ!分かったからとりあえず落ち着きなさいな!」
パチュリーが止めようとする。
麗「とにかく用件を聞かせて頂戴!」
麗香がついでみたいにエルにビンタする。
エ「いててて・・・分かったから、落ち着いて聞いてよ・・・。守矢神社が、大変なことになってるんだよ!」
その言葉の直後、辺りはしばらく静まり返り・・・。
七人「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!」
七人が一斉に声を上げる。
エ「うわ、五月蝿っ!そっちこそ落ち着いてよね!」
エルが顔をしかめる。
霊「その情報は確かなの!?」
霊夢が身を乗り出す。
エ「うん。べにが言ってたし・・・」
エルがそこまで言った瞬間、辺りは冷め切った。
麗「・・・あの人の言葉、大抵嘘なのよねぇ・・・。」
パ「ねぇ・・・。」
二人が顔を合わせる。
エ「で、でも!行って見る価値はあるでしょ!」
その場にいる全員が考える。(エル除く)
小「まあ・・・行くとしますか。」
小悪魔がため息をつきながら言う。
麗「白玉楼は後回しね。」
というわけで・・・パチュリー一行は、妖怪の山及び守矢神社に行くことにした。

~守矢神社~
八人は、やっとのことで守矢神社に来た。
ここに来るまでの道は、昔とはまるで違った。
道中には血が飛び散り・・・
自らの作った武器に刺さっている河童・・・
黒い羽がちぎれ、体に大量の刺し傷がついた血まみれの天狗・・・
そして、何より今までと違ったのは・・・
今までよりもとても強力になった妖怪だった。
その妖怪たちを何とか振り切り、やっと八人は神社に来たのである。
パ「・・・一体・・・何があったの?この妖怪の山・・・幻想郷に・・・」
パチュリーが呟く。
そのとき・・・その場にいた全員の頭に、あるワードが連想された。
・・・・“異変”・・・・
霊「早く解決してやらないとね。母さん。」
霊夢が麗香の肩に手を掛ける。
麗「ええ。やってやりますとも。」
八人が神社内に入る。が、そこで見たものは・・・
信じ難い光景だった。
ク「うっ・・・・・。」
クロが手で口を塞ぐ。
中には、四人の人物がいた。
そのうちの三人は、死んでおり・・・両目の眼球がなかった。
残りの一人は・・・死んだ三人のうちの一人の近くにしゃがんでいた。
べ「ううう・・誰だ?諏訪子をこんな目に合わせたのはっ・・・!」
そのうちの一人は・・・べにだ。
倒れている三人は、神奈子、諏訪子、早苗だった。
麗「ちょっと、貴方達!大丈夫!?」
べにはその声に気付かない。
神三人は誰も返事をしない。当然だろう。死んでいるのだから。
しかし、ある疑問が生まれる。
秕「あの・・・神奈子さんって、信仰がなくならなければ死にませんよね・・?」
これはどうしたことだろう。神も死ぬことはある。しかし・・・そんな簡単に死ぬものなのだろうか。
小「この異変の黒幕・・・一体、どんな奴なんでしょう・・・・・・?」
小悪魔が首を傾げる。
しばらくして、やっとべにがパチュリー達に気付いた。
べ「あ、あんたたち!頼むからさ・・・諏訪子をこんな目にあわせた・・・黒幕を探してくれないか?俺も協力するからさ!ね?」
べにがパチュリーたちに頼む。
パチュリーたちは・・・静かにうなずいた。
瑠「絶対に、征伐してやりましょう。」
瑠璃が左手をグーにする。
べ「そうと決まれば・・・俺も協力するよ。」
べにが立ち上がる。
麗「それじゃあ・・・行きましょうか。今度こそ・・・」
全員「白玉楼へ。」
続く・・・
――――――――――――――――――――――――
相変わらずの文才の無さ。
べにさんのキャラってこんな感じでいいのかな・・・?
違ったら指摘お願いします。

ほとんど思いつきのストーリーなんで、つまらないですよね。はい。
さて、次回からもオリキャラをどんどん使っていきますよー。
次回まで、ゆっくり待っていってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/05 (Tue) 12:28:10

暇なのねん。てなわけで、投稿していきますよ。
こんな時間に小説投稿する程度の能力。(そんな能力いらねぇ。

東方狂界録第五話〔次々に死んでゆく人々〕

~人里~
今、人里は大変なことになっていた。
人々の前で・・・殺人が行われているのだから。
亜「ねねね、姉様!」
ベ「く・・・・つ、強い・・・・!」
三人のうちの一人の女・・・ベータが、たくさんの切り傷を負っている。
「罪深き者に、死を。罪無き者に、生を。あんたの罪は、死んで償ってもらう。」
三人のうちもう一人が、ベータを睨む。
ベ「わ、私が、何をしたと・・・!」
ベータが叫ぶ。
「自覚がないのか・・・それこそ、罪だな。」
攻撃している奴が顔をしかめる。
ベ「・・・・!?」
ベータは言葉を無くす。
亜「姉様を殺すなら私を・・・!」
ベータの隣にいた亜流波が庇おうとするが、蹴られて払われてしまった。
「言ったはずだ。罪無き者に、生を。あんたには、生きてもらわなきゃいけないわけだ。」
そいつは、亜流波に向かって少し笑顔を見せる。
亜「な、何を言って・・・じゃあ、姉様は一体、どんな罪を犯したと・・・!」
「・・・覚えがないか。記憶を封印したか?」
彼がため息をつく。
ベ「!!ま、まさか・・・」
ベータが何かを思い出す。しかし・・・
「思い出すのが遅すぎだ・・・あばよ!」
その瞬間・・・人里に血が飛び散った。
ベータの息が一瞬にして止まる。
そして・・・彼は、消えるように去っていった。
その光景を・・・亜流波は、絶望したかのような目で見ていた。
――――――――――――――――――――――――
~道中階段~
べ「この先に黒幕がいるのかっ!?」
白玉楼へ行く途中、べにがパチュリーに聞く。
パ「こんなに早く黒幕が見つかるとは思えないけど・・・可能性はあるわ。」
パチュリーが白玉楼を見上げつつ答える。
が・・・なにか、ゴロゴロ音が聞こえてくる。
霊「?雷かしら?」
霊夢が耳を澄ます。
しかし・・・
麗「!!皆、伏せて!」
麗香が何かに気付いたのか突然叫ぶ。
それを聞いた皆が急いで伏せた。
・・・一人だけカリスマガードをしているが、気にしないでおこう。
しばらくして・・・
ごろん!どかん!
重い音が突然彼女たちのすぐ上から聞こえた。
瑠「うわわ!何々!?」
瑠璃が顔を上げる。
べ「まさか、エル・・・アンタの能力じゃ・・・」
べにがエルを睨む。
エ「いやいやいや、私じゃないからね!?」
エルが慌てて説得する。
でも、やっぱり皆は先ほどの音が気になった。
ク「にしても・・・なんだったんでしょう?」
クロが首を傾げる。
パ「分からないわね・・・」
パチュリーが何の気もなしに後ろを見ると・・・
パ「!?」
パチュリーが声も出さず驚く。
なぜなら、階段の下のほうには・・・
岩が転がってきたのか、木が岩にぶつかり折れていたのである。
霊「まさか・・・」
霊夢が恐る恐る言いかける。
麗「あ、あなたの考えてることはきっと正しいわ。霊夢・・・。」
どうやら上のほうで戦闘が起きているらしく、その衝撃で岩が転がってきて・・・
霊夢たちのすぐ上を跳ねて転がって行ったらしい。
全員、しばらくガタガタ震えていたが、しばらくして全員があることに気付いた。
全(もしかしたら・・・上の方が危ない!)
そういうわけで、全員白玉楼へ急いだ。

~白玉楼~
パチュリーたちが、全速力で白玉楼に走ってきた。
が・・既にいろんなところが破壊されていた。
しかし、パチュリーたちはそれを無視する。
彼女たちが何より確かめたかったのは・・・ただ1つだけだった。
べ「妖夢ー!幽々子ー!いるなら返事をしてくれー!」
べにが大声で呼ぶ。
しかし・・・返事がない。
麗「ざっと見てみたけど・・・あの二人は、瓦礫の下にいるわ・・・!」
麗香が言う。
それを聞いた皆は、瓦礫をどかし始めた。
しばらくすると・・・エルが、あるものを見つけた。
エ「これ・・・妖夢の剣じゃん!」
白桜剣と桜観剣が瓦礫の下で発見。となると・・・
パ「エル!その近くをよく探して!妖夢がいるかも
!」
パチュリーがエルに叫ぶ。
エ「分かった!」
エルは、その近くを探し始めた。すると・・・
エ「あった!」
エルが妖夢を見つけた。しかし・・・
エ「・・・・・・・・・・・嘘でしょ!?」
既に、息はしていなかった。

一方、幽々子は・・・発見されなかった。
幽々子も、死んでしまったようだ。
いや、元から死んでいるが・・・犠牲になったことは確かだろう。
秕「また・・・犠牲者を増やしてしまいましたね・・・」
秕が俯く。
その言葉の直後・・・辺りは、しばらく静まり返った。

パ「絶対に・・・敵を討ってやるわよ。」
パチュリーが顔を上げる。
ク「絶対に・・・絶対に・・・やっつけてやらないとですね!」
クロも顔を勢いよく上げた。
小「ところで、次はどこへ・・・?」
小悪魔が霊夢に聞く。
霊「次は・・・紅魔館に行くわよ!」
霊夢が勢いよく答えた。
パ「むきゅ!?・・・そ、そう。」
パチュリーがちょっと焦る。最初に既に行った・・・というか、元から自分のいるところだし。
しかし、そんなパチュリーは皆そっちのけだ。
秕「そうと決まれば早速、行きましょうか。」
ということで・・・パチュリー一行は、紅魔館に行くことにしたのだった。
――――――――――――――――――――――――
~どこか~
さて、ここは幻想郷のどこか。
一人、仙人(?)が妖怪相手に少々苦戦していた。
・・・希彦だ。
希「こんなに強かったっけ、妖怪って・・・これは・・・もしかして、異変では・・・」
そう呟きながらも、希彦は妖怪の弾幕を避けつつ、弾幕を当てていく。
しかし・・・それでも、妖怪は倒れない。
希「やれやれ・・・仕方がない。これで締めますか。」
そう言うと、希彦はスペルを一枚取り出した。
希「希望「エスポワールロンド」・・・!」
続く
――――――――――――――――――――――――
今回、オリキャラを出していないことに気付いたので、最後に希彦さんを出させて頂きました。
(なんと無理矢理な・・・)
さて、自機組が片端からやられていきますね・・・
次回は誰が死ぬのでしょうかねぇ・・・?
それでは、次回まで、ゆっくり待っていってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/06 (Wed) 23:09:48

目標を決めないほうがスイスイ進む。不思議。
グロ要素が今回もあると予想されます。

東方狂界録第五話〔さらに深まる謎〕

~紅魔館・門前~
さて、パチュリー一行は、あんなことやこんなことが起きているとは露知らず、紅魔館に来たのだった。
パ「さて・・・戻ってきたけど・・・」
パ「美鈴、何を慌てているの?」
パチュリーが美鈴にツッこむ。
美「いや、えーとですね?」
美鈴がさっきから冷や汗を流している。
パ「正直に言いなさい。怒らないから。・・・タブン」
パチュリーが笑顔で言う。しかし・・・目が笑ってない。
美「え、えーと・・・・実は・・・」

~数分前~
あーあ、パチュリー様が出てから、何時間か経ってるけど・・・
美「はああ・・・・何で頑張ろうとしているときだけ白黒も何も来ないの・・・」
空を見ていても・・・鳥も全く来ない。
段々と眠くなってくる。
美「はっ!いつもこういうときに寝ちゃって、その間に侵入されたり咲夜さんに言いつけられたりするのよね・・・。我慢我慢。」
私は、また何の気もなしに空を見た。そしたら・・・
空から、誰か来る。
美「はっ!構えて構えて・・・」

美「それで・・・・そのまま近づいてくるまで待ってたんですけど・・・。」

しかし・・・なかなか、門の前に降りてこない。
しばらくすると・・・
そいつは、門を通らず・・・窓を突き破って入ってきたのだ。
美「きゃわはあああああ!?窓からなんて反則ですよぉぉぉぉぉぉぉ!?」

霊「というところに、私たちが来たわけね・・・」
霊夢がため息をつくが・・・その瞬間、ハッと顔を上げる。
霊「中が危ないかもしれないわ!ちょっと美鈴、鍵開けて!」
霊夢が叫ぶ。
美「へっはぁ!?」
美鈴が鍵を出す。
霊夢はそれをひったくると、門を開けて、パチュリーたちと吸い込まれるようにドアに入っていった。

~紅魔館・内部~
一方その頃。中では・・・咲夜が誰かと戦っていた。
しかし・・・傷だらけである。
咲「つ、強い・・・・・・!」
咲夜が後ずさりする。
その目の先には・・・四枚の影のような羽を広げた、誰かがいた。
咲「しかし!ここで負けるわけにはいかないっ・・・!
メイド秘技「殺人ドール」!」
咲夜が弾幕を出す。
しかし、相手はかわそうとせず、左手を挙げる。
すると・・・相手に左にいた人物がため息をつきながら前に出る。
?「はあ・・・人使いが荒いですよ・・・でも、使ってくれないと寂しいけどね・・・・・・・・・・能力発動!」
その人物が能力を使うと・・・弾幕が一瞬にして消えた。
咲「!!!!!!????」
驚きながらも咲夜はまた一歩下がる。
しかし・・・そこに、もう一人の狐の耳と尻尾を付けた人物の弾幕が飛んで来た。
それを見た咲夜は・・・気を失ってしまった。
その時!
?「「「「「そこまでよ!!!!」」」」
そこに現れたのは・・・
パチュリーたちだった。
?「だ、誰よこいつ!?」
さっき咲夜に弾幕を放った人物がもう一人に聞く。
?「知らないわよ!私に聞かないでよね!」
もう一人が叫ぶ。
?「あなたたち、何者なの?一体・・・」
敵が聞く。それにパチュリーたちは一斉に答えた。

全「「「「ふっふっふ・・・私たちは・・・」」」」
すると、パチュリーたちが次々に言い始めた。

パ「動かない大図書館、パチュリーパープル!」
小「その司書、コア・クマー!」
ク「え、えーと・・・パチュリー様の弟子、クロパープル!」
霊「博麗の巫女、イムレッド!」
麗「博麗の神、レイカレッド!」
瑠「麗香様の式一号、ルリホワイト!」
秕「麗香様の式二号、シイナブラック!」
エ「厄介ごとの発生源、エルブルー!」
べ「朽ちた人間の末路、ベニピンク!」
全「「「「色が被ってるけど気にするな!」」」」
全「「「「9人合わせて・・・」」」」
全「「「「・・・・・・思いつかぬ。」」」」
その場にいた敵全員がずっこける。
しかし、それを無視する8人。
?「だーもう!何なのこの茶番は!こうなったら・・・」
一人が少し怒り出す。
麗(な、何をやるつもり・・・?)

?「界瑠様の部下A、緑湖柴螺果!(りょくこ しらか)」
?「界瑠様の部下B、詞溌唖華音(しはつ あかね)!」
「「二人合わせて・・・」」
「「界瑠様親衛隊!(と言っても二人だが)」」
二人も、謎の自己紹介を始めた。
が・・・それを聞いていた8人の顔が突然変わる。
パ「ちょっと待ちなさい。あなた、何の部下と言った?」
パチュリーが睨む。
柴「え、いきなり怖い顔してどうしたの・・・・・・界瑠様の部下、と言ったけど。」
それを聞いた瞬間・・・八人が一斉に叫んだ。
全「「「「かかかかかか、界瑠ですってえええええぇ!」」」」
柴「うわ、五月蝿い!狐は音に敏感なんだから、もう少し小さい声で言ってよ!」
柴螺果が叫ぶ。
パ(と言うことは・・・そこにいる人は・・・)
・・・・・・・・・界瑠・・・・・・・・・?
そう、皆が思った。しかし・・・疑問は、・・・1つしか消えなかった。逆に、疑問が二つ増えた。

何故、界瑠があんな姿なのか?
何で界瑠が咲夜に攻撃しているのか?

しかし・・・考えている暇などない。
今は・・・敵を倒そう。そう、皆は考えた。
霊「さあ・・・あなたたちも敵でしょ?軽く捻ってあげるわ!」
唖「なかなか威勢がいいわね。かかって来な!」

戦闘開始!

麗「相手は三体、こちらは九人・・・数は有利ね。」
麗香が自陣と敵陣を確認しながら言う。
霊「数はね、数は・・・・・・・・力は分からない。」
エ「まあ、やるしかないでしょ!真符「ミニスパーク」!」
エルの弾幕は敵に向かっていく。しかし・・・
その弾幕は、一瞬にして消えた。
エ「!!??」
パ「じぇじぇじぇじぇじぇ!!」
麗「どこかの連続ドラマみたいなこと言わないで頂戴!麗符「咲き誇る赤い華」!」
しかし・・・その弾幕も一瞬にして消える。

唖「ふん、私の能力、弾幕を消す程度の能力に、そんな攻撃効かないよ?」
霊「な・・・何ですって・・・」
柴「じゃあ、こっちの番だ。狐符「孤独のフェネック」!」
柴螺果が大声を上げ、それが弾幕として飛んで来た。
そして・・・霊夢たちに弾幕が当たる。
べ「!?・・・ちっこいくせに、なんて攻撃力・・・!」
柴「界瑠様の神力をおすそ分けして貰ったもの。これぐらいはしないとね!」
霊「弾幕は効かない。敵の弾幕は効く・・・逃げるが勝ち、かしら・・・」
霊夢が諦めかける。



しかし・・・
突然、バリーン!と音が響き渡る。
そして、窓から誰かが乱入してきた。
麗「あ、あなた達は・・・」
そこに現れたのは、ハルと希彦だった。
ハ「これくらいで諦めるとか・・・頭大丈夫?」
希「霊夢さん!諦めちゃだめですよ!弾幕が効かないなら・・・こうしてやるまでです!」
すると・・・希彦がキック、ハルが鋏で攻撃をした。
これは弾幕ではないので、二人は普通に当たってしまった。
唖「いった・・・」
柴「ちょ、これやばくない!?」
二人が慌て始める。
霊「そうか!!それならば・・・これを使うのみ!」
霊夢がお払い棒を取り出す。
唖「と、取りあえず・・・界瑠様!私はこれで失礼いたします!」
柴「私もっ!」
霊「ああっ!こら、待てぇっ!」
しかし・・もうすでに二人は、逃げた後だった。
麗「逃げ足だけは速いわね・・・」
十一人は取り逃がしたので少し悔しかったが、犠牲者を出さなくてよかった。そう思っていた。
しかし・・・
ハ「ちょっと待て。」
ハルが目を細くする。
ハ「ところで・・・俺たちの目の前にいる奴はどうするのさ。」
ハル達の目の前には・・・
界瑠がいる。
パ「・・・あ。」
さっきまで黙っていた界瑠が、喋り始めた。
界「全ク・・・これグらいで逃げルとハね・・・。」
少し、苦労して話しているようにも見える。
希「・・・・・この人はどうします?」
希彦が聞く。
霊「勿論・・・倒すに決まってるでしょ!」

再度戦闘開始!
ク「それでは早速・・・」
クロがスペルカードを取り出そうとする。しかし・・・
突然、体が動かなくなってしまった。
ク「・・・!?」
霊「ちょっと、クロ?」
霊夢がクロに駆け寄ろうとしたが・・こちらも、体が動かない。
霊「ど、どうなってるのよ・・・!」
パチュリーが界瑠の方を向く。
しかし・・・パチュリーが界瑠の瞳を見た瞬間。
パ「・・・!?体が動かない・・・?」
べ「あいつの能力のせいかもしれないな・・・。」
べには、瞳を見ないように目を隠しているようだ。
界「ふう・・・邪魔者はこれデいなクなっタはずよ。」
界瑠の姿が鳥のように変化していく。
麗「しまった!このままじゃあ・・・攻撃されるっ!」
しかし・・界瑠が向かっていく先には・・・
咲夜がいた。
霊「ししししししし・・・」
九人「「「「しまったぁぁぁぁぁぁ!」」」」
界瑠が咲夜に思い切り突っ込む。
すると・・・ボキボキと何かが砕ける音がした。辺りには赤色の何かが散乱し、霊夢の目の前には、眼球のようなものが落ちてきた。
界瑠は、そのまま窓から去っていった。
その光景を見ていた霊夢達の目は・・・絶望の色に染まっていた。

―――――――――――――――――――――――――
~??~
はいはい、いつも通り雑なストーリー構成ですよっと。
ネタもあったね・・・つまらないかもだけど。
戦闘シーンは地の文を少なめにするらしい。戦闘シーンだからこそ増やして欲しいんだけどね・・・
あーあ、また増やしちゃったみたいだね・・・犠牲者。
おっと、失礼。自己紹介は・・・要らないか。自分のことはこの小説を今まで見てくれてた人なら誰だって知ってるでしょ?ちゃっかり全シリーズで登場しちゃってるけど。
んで、何してるかって言うとさ・・・
見物って言うのかな。とても正気で見れたもんじゃないけど・・・
要するに自分、隠れて今までの光景見てきたわけね。ビ○スが仲間たちをどんどん倒しているというのにそれをしばらく見物していたカ○○ットと一緒ね。
出ようとしてないんじゃない。出させてくれないんだ。
ま、自分のでる幕はまだなさそうだね。今シリーズも後半出場になるかな・・・
実はこれ、いつもやってる後語りのコーナーなわけよ。
だからさ、ここで話していることはあんまり関係ない話ってことさね。・・・たまにヒントがあるけど。
しかし、まさか一番最初の犠牲者のせいでこんなことに発展するとはね・・・
おっと、もう時間か。それじゃあ、これからの後語りは自分がやるんで・・・宜しく。
自分が本編に登場したらいつも通り作者の後語りに戻るけどね。
それじゃあ・・・また次回、会いましょう。アディオス!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/08 (Fri) 19:13:43

東方狂界録第六話〔強くなりたい〕

~人里~
亜「遂に・・・見つけましたよ。」
亜流波が何かに向かって睨む。
その視線の先には・・・
あの、ベータたちを殺した張本人がいた。
?「ふん。よく追いつけたじゃない。」
相手も睨み返してくる。しかし、亜流波は怯まない。
亜「まず・・・あなたの名前を、聞かせてもらいましょう。」
亜流波の視線がさらに強くなる。
?「・・・そんなにジロジロ見ないでくれるかな。・・・名前、だっけ。俺の名前は・・・臥威竜悟。嫌いなものは・・・人間、だ。」
竜悟と名乗る者は、人里の住民を睨む。
竜「それで・・・何か用でも?」
竜悟がニヤリと笑う。
亜「・・・じゃあ、一言。貴方を、倒す。」
亜流波が剣を抜く。
竜「ふーん・・・アンタ、命知らずだね。それじゃあ・・・元はシャレにならないくらい弱かったアンタが、どれだけ強くなったか見せてもらおうか。」
竜悟がサーベルを抜いた。
しかし・・・なぜ、こいつは私が元は弱かったことを知っているのだろうか?
しかし、考えている暇などない。亜流波は、竜悟に向かって剣を振付ける。
亜「はあああああっ!」
竜「ふん、いい気合だ。」
亜流波が剣で敵に切りかかる。しかし・・・
亜流波の目の前に、竜悟の姿がない。
亜「・・・!?」
亜流波は、すぐ後ろに人気を感じた。
振り向くと・・・
亜「何ッ・・・!」
すぐそこに、竜悟がいたのだ。
竜「いい構え、いい気合だな・・・しかし、それじゃあ足りない。もっと・・・速くなくちゃ。」
竜悟がニヤリと笑みを浮かべると、サーベルで亜流波を突こうとした。
亜流波が目を瞑る。
しかし・・・・
なぜか、敵の攻撃は刺さらない。
亜流波が目を開けると・・・胸の直前で、サーベルは止まっていた。
竜悟がさっきよりも硬い表情になる。
竜「これで分かったろ?ただ・・・アンタに、死んでもらうわけには行かない。今日のところは、帰るとしよう。」
竜悟がサーベルを戻す。
亜「何故です?何故・・・殺さないのですか?」
亜流波が睨みつつ聞く。
しかし・・竜悟は答えず、どこかに消えて・・・いや、超高速で別のところに行ってしまったようだ。
亜流波は、人里に一人、呆然と突っ立っていた。
強くなりたい。そう思いながら。
―――――――――――――――――――――――――
~紅魔館~
ハ「待てっ!」
ハルが適応能力を使い追いかける。
しかし・・・もう界瑠は逃げた後だった。
それと同時に、全員が動けるようになる。
しかし・・・しばらく十一人は、黙ってそこに座り込んでいた。
パ「・・・ねえ。」
パチュリーがやっと喋りだす。
パ「過去のことなんか・・・振り返っている場合じゃないわよ。今は・・・前に進みましょう。もっと強くなって・・・倒して見せなきゃ。」
パチュリーが紅魔館から出る。
霊「・・・それも、そうかしらね・・・私も失礼するわ。」
霊夢も紅魔館から出る。
それに続いて・・・残った人たちも紅魔館から出て行った。
~紅魔館外~
霊「次は・・・どこに行くのよ。」
霊夢が聞く。・・・今までより、ちょっと暗い顔をしながら。
べ「・・・こんなことが起きてるのに、紫が動いていないってどういうことだろうな・・・ちょっと、見に行ってみるか。」
べにが答える。
麗「でも・・・あいつの住処、分からないわよ。」
麗香が俯く。
霊「またマヨヒガにいたりして・・・見に行く価値はあるわ。」
霊夢がマヨヒガのある(と思う)方角を見る。
エ「それじゃあ、行こうか・・・マヨヒガに!」
―――――――――――――――――――――――――
~永遠亭~
永遠亭では、兎が大暴れだった。
兎A「うわーっ!酷い出血・・・!」
辺りの竹林の竹には、血が飛び散っている。
兎B「き、傷を治す薬は・・・?」
兎C「あれも、あの紫の奴が壊していっちゃったよ!」
兎D「じゃあ調合すれば・・・」
兎C「調合道具も壊されたって!」
兎たちが騒ぐ理由、それは勿論・・・
永遠亭の中には・・・輝夜、永琳の遺体が。
外には・・・鈴仙、てゐの遺体があったからだ。
そして、そこには・・・白い毛と、紫の羽が落ちていた。
――――――――――――――――――――――――
~??~
はい、後語りのコーナーだよ。
犠牲者は・・・増えていくばかり、だね。
ところで・・・本当に、あいつの本名はあれなんだろうか・・・?
ちょっと、引っかかるね。
三姉妹の名前が電気放射線の内三つを元ネタにしているわけだから・・・もしかして、あれかもね。
んで、最後の紫の翼と白い毛・・・どこかで見覚えがあるのよね。
勘がいい人は分かると思うよ。

え、自分?まだ登場は早いかな・・・
スペル追加もされたし、さっさと出たいんだけど・・・
おっと、我侭を言ってる暇はなさそうだ。
そろそろ・・・時間だね。それじゃあ・・・また次回。
アディオス!
・・・そろそろパターンも変えてみるかな・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/12 (Tue) 23:46:29

ストーリーが思いつかない!ネタもない!どうすりゃええねん!
これは・・・目標突破、難しそうだ。
それどころか、15も超えられない可能性が高い。

東方狂界録第七話〔強者どもが夢の跡〕
~マヨヒガ~
霊夢たちは、さっき話し合ったとおり、マヨヒガに来た。
しかし・・・そのマヨヒガの道は、とても血生臭かった。
辺りには血が飛び散り、猫が何匹も死んでいる。
希「ひ・・・・酷い・・・」
希彦が口を手で押さえる。
その中に、人型の猫がいたがこんなたくさんの猫の死体の中、それに気付く者は一人もいなかった。
パ「ううう・・・・臭いがキツイわ・・・」
パチュリーが鼻をつまむ。
霊「言ってる場合?今は前に進もうとか言ったのはあんたよ。」
霊夢がため息をつく。
パ「そうだったわね・・・・・・んん?」
パチュリーが辺りを見回す。
ク「どうかしました・・・・?」
クロが聞く。
パチュリーが答えようとした矢先、突然スキマが出てきた。
その中から・・・血にまみれた服を着た誰かが出て来た。
しかし・・・そいつは、パチェたちをスルーして行こうとした。
麗「ちょっと、藍。どうしたのよ。」
麗香が止める。
すると・・・藍は突然顔を上げていった。
藍「何だ・・・こんな情けない私を見て笑いに来たのか・・・・?」
藍が睨む。
その瞬間・・・そこにいた人たちは思った。
こいつはスルーした方がいい、と。
瑠「この中に入れば・・・紫がいるかも知れない訳?」
瑠璃が聞く。
秕「多分。」
秕が頷く。
エ「だとしたら・・・・・・・・・・・・急ごう!」
エルが最初にスキマに飛び込む。
パ「あ、待ちなさい!」
それに続き、他の人たちもスキマに飛び込んで行った。
その直後、グシャリ、と高いところから落ちたような音が響いた。

~???~
スキマは、ある焼け野原に繋がっていた。
パ「・・・遅かったかしら・・・・?」
パチュリーが辺りを見回すと・・・
一人、人が倒れていた。
ハ「あれは!?」
ハルが駆け出す。
べ「い、嫌な予感が・・・」
べにも急ぐ。
小「ほら、パチュリー様も行きますよ!」
パチュリーを引きずりながら、小悪魔も走る。
パ「ちょちょちょ、いたひいたひ!」
パチュリーはそっちのけで、小悪魔はひたすらその倒れた人に向かった。

近くで見てみると・・・その人の正体が、はっきり分かった。
霊「ゆ・・・・ゆ・・・ゆ・・・」
霊夢が言う前に、麗香が叫んだ。
麗「紫ィィィィィィィィィィィィィ!」
その光景を見た人たちは・・・恐怖を感じていた。
当然だろう。なぜならば・・・彼女は妖怪の中でもトップクラスの強さ・・・そんな彼女が死んでしまったわけだから。
・・・その光景を見ていた皆は、そこに立ち尽くしていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パ「・・・・行くわよ。悲しんでいる暇なんて、ない。」
パチュリーが我に返り、どこかに歩き出す。
霊「どこ行くのよ。」
霊夢がパチュリーをなぜか睨む。
パ「あの飯屋のおっさん。なにか知ってるかもよ?」
飯屋のおっさんというのは・・・ベータがよく行っていた、あの飯屋のおっさんだ。
麗「本当に知ってるかしらねえ・・・?」
麗香がため息をつく。
べ「でも、アテはないんですよ?」
べにが飯屋のほうを指差す。
霊「それもそうね・・・・行きましょうか!」
霊夢が立ち上がる。
全「おーーーーーー!!」
全員、右手をグーにして挙げた。
――――――――――――――――――――――――
~???~
?「はあ・・・界瑠様、一体どこへ行ってしまったのでしょう・・・?」
一人の白狐がため息をつく。
その白狐の前には、ピンクの日傘を持った緑髪の妖怪が死んでいた。
?「この間に誰か来たらどうするの。真っ先にやられちゃうよ?」
もう一人が冷たい目で白狐を見る。
?「大丈夫・・・・・・・・・じゃないね。」
何か・・・大勢の人たちがやってくる音が聞こえてきた。
二人が顔を上げると・・・そこには、
奏と華緋、零夜がいた。
華緋は本を借りに行く途中、怪しい二人を発見。
奏はなんとなく散歩していたら発見。
零夜は香霖堂に帰ろうとした矢先、発見したようである。
零「何やってるんですかあなたたち。」
零夜が白杖を構える。
すると、白狐・・・柴螺果が少し戸惑い始めた。
柴(うわわわ・・・大変なことになっちゃった。上手く嘘をついて、退散するか・・・)
柴「えーとですね、ちょっとおばあさんが病気なのでお見舞いに行くためにお花摘みをですね・・・・というわけで失礼しますっ!」
柴螺果が逃げようとしたその時・・・
零「・・・剛弓「グランド・レイ」」
柴「ぶほへぇぇ!?」
柴螺果が意味不明の悲鳴を上げる。
柴「なにするのよいきなり!!」
柴螺果がキレる。
奏「幽香さん殺しておいて・・・あなた、何言ってるのかな・・・・?」
奏が睨む。
柴螺果の隣にいた奴・・・唖華音が慌てる。
唖「やばいやばい、気付かれてるよ!」
華「やっぱり・・・」
華緋が唖華音を睨む。
柴「ええい、こうなったら・・・力づくだー!」
柴螺果は、零夜等三人に突っ込んで行った。
続く。
――――――――――――――――――――――――
~???~
どうもどうも。もう少し登場は先かと思いきや・・・
近いうちに登場するみたいだ。相変わらず終盤登場だけど。
予定よりもものすごく短くなっちゃったことを深くお詫び申し上げます・・・・



・・・また犠牲者増えたし、さらに謎が増えたね。
パチェたちがスキマに入ったとき、鳴ったグシャリって音はなんだったんだろうね・・・
誰かが飛び降りたのかもね。
おっと・・・今回は、作者の都合上、もう時間がないや。
それでは・・・また次回。チャオ!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/13 (Wed) 23:31:40

早く終わらせよう。

東方狂界録第八話〔真実を知るために〕
~飯屋~
からんころん・・・
とある飯屋から音がした。

パチェたちが飯屋に入ったらしい。
おっさん「いらっしゃい。・・・おや、こんな店に五人もやってくるとは珍しい・・・・注文は?」
店長のおっさんが聞く。
パ「じゃあ・・・全員味噌で。」
パチュリーが適当に答える。
おっさん「あいよ。・・・・・・・・・・・・・・・・ところで・・・なんか顔も空気も暗いけど、どうしたんだ?」
おっさんがラーメンを作りながら聞く。
小「・・・・・・・・・。」
小悪魔が界瑠のことを説明した。

おっさん「・・・?愛世界瑠?」
おっさんが目を丸くする。
ク「はい。急に、凶暴になっちゃって・・・たくさんの被害が出ています。」
クロが俯く。
しかし・・・その瞬間、店長の目つきが変わった。
おっさん「ま、まさか・・・!あの爺さんの言ってたこと、本当だったって言うのかッ・・・・!」
おっさんがマジな目で人里のほうを見る。
が・・・すぐに視線を戻す。
そして、咳払いをしてから言った。
おっさん「失礼。・・・・界瑠の情報・・・・少しだけ、知っているが・・・・聞くか?」
おっさん除く全員が、こくりと頷いた。
おっさん「そうか。まあ、あのおじいさんの受け売りだが・・・」
おっさん「昔、突然現れた別世界の神が、暴走したらしいんだよ。」
おっさんがその別世界のほうを向く。
麗「原因は・・・・?」
麗香が何かを覚悟したかのように聞く。
おっさん「そこまでは知らないが・・・ただ、気になることが一つあるんだよ。」
それを聞いていた全員が、身を乗り出す。
おっさん「・・・聞きたそうだな。えーと・・・実は・・・」
「それが起きたすぐ後に、別世界から海遊船が来たのだ・・・・。偶然とは思えん。」
その瞬間、辺りは静まり返った。
「・・・味噌ラーメン。いっちょあがり。」
おっさんが味噌ラーメンを置いた。

おっさん「もっと詳しいことを聞きたければ・・・ここに行くといい。・・・お前たちに、その“現実”を受け止められるかが問題だが・・・」
おっさんがちょっとキリッとした顔で地図を開き、人里を指す。
霊「いろいろありがとう。絶対に・・・受け止めて見せるわ。私たちは・・・真実を知るために、ここへきたのだから。」
霊夢の顔に輝きが戻る。
霊「それじゃあ・・・皆、行くわよ。」
霊夢が歩き出す。
パ「それじゃあ・・・知りに行きましょうか。」
「たった一つしかない、真実を・・・・・!」
―――――――――――――――――――――――――
~太陽の畑~
視点戻して太陽の畑。辺りの向日葵が折れている。
柴螺果が弾幕を放つが、それを零夜が吸収。
それを唖華音が消す。
そして唖華音が弾幕を打つが、華緋と奏がそれをスペルで打ち消す。
それのの繰り返しだ。
零「ううう・・・・これじゃキリがない・・・・」
零夜に少しずつ疲れが出てくる。
当然、敵も疲労気味だ。
唖「ううう・・・強いよぉ・・・・」
唖華音も疲れの成果、性格が変わってきた。
柴「弱音吐いてる場合じゃないっての!」
そういいながら、柴螺果がなにやら力を溜め始めた。
柴「それじゃあ・・・・本気、出させてもらうよ!」
柴螺果が一回吠えて、零夜達に突っ込む。
零夜たちはギリギリでかわしたが、当たったらとんでもないことになる。
零「うわ・・・これ勝てるの・・・・?」
しかし・・・そのたった少しの油断を、柴螺果は見逃さなかった。
柴螺果が再度突っ込んできた。
華「しまった・・・・!」
奏「油断しすぎたみたいだね・・・」
零夜たちが目を瞑る。
しかし・・・攻撃は当たらなかった。
奏「・・・え・・・・?」
奏が最初に目を開けると、目の前にいたのは、
テンパーラー姉妹だった。
ロ「嫌な予感がしたから来てみましたが・・・危ないところでした。」
ローゲが少しホッと胸を撫で下ろす。
ソ「ほら、姉君。ボーッとしてたらやられるよ?」
ソライがローゲの肩を叩く。
零「助かった・・・さて、ここからが本番ですね!」
零夜が改めて白杖を構える。
唖「これやばいやつじゃ・・・・?」
唖華音が少し焦る。
柴「気の弱い奴は引っ込んでおけば?」
唖「ひどっ!なら、やってやろうじゃない!」
唖華音もやっと強気になる。
一方、華緋はかなりやる気だった。
華「さあ、来なさい!絶対に・・・勝って見せる!」
華緋もスペルカードを取り出す。
奏「さあ、決戦の幕開けだ!」
続く・・・・・・・
――――――――――――――――――――――――
テンパーラー姉妹の口調、これで大丈夫ですかね?
遂に次回、自分が登場できるわけか・・・
さて、遂に部下二人との最後の戦いが幕を開けるわけだね。
しかし・・・愛世界瑠の過去は、一体どんなものなのだろう・・・・?
今のうちに予想してみるのも面白いかもな・・・
もうすぐこのシリーズも終わり。目標は次のシリーズに持越しですね。
次のシリーズはゆるい日常系だから長くなる可能性が高いらしい。
あくまでも可能性ですよ。期待しないように。
さあ・・・自分はそろそろ行くか。それでは・・・GoodBye!








最後は英語かよ・・・とか言わないでね?

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/14 (Thu) 20:18:24

このまま終わりにまっしぐら。
これ含めて残り3話くらいで終了。
・・・だと思う。

東方狂界録第⑨話〔真実の中の可能性〕

~人里~
パチェ達はおっさんの言っていた爺さんに会いに行くために人里に来た。
パ「おっさんによると・・・ここがその爺さんの住居らしいわ。」
パチェが目の前にある家を見る。
・・・古色蒼然としている家だ。
霊「いつ倒れてもおかしくないわよね。これって・・・」
霊夢が少し後退りする。
エ「おっと、今更後戻りはできないよ?」
エルが霊夢の後ろに立つ。・・・逃げるなというわけだろう。
霊「・・・はあ。じゃ、入るわよ。」

~爺さんの家~
家に入った瞬間、誰かの声が聞こえてきた。
?「いらっしゃい。さ、早速座って話をしようじゃないか。愛世界瑠のことじゃろ?」
パ「は?」
ハ「ヘ?」
べ「ほげぇ?」
その場にいた全員が驚きの表情をした。
何故、この爺さん・・・私たちの目的を知っているんだ。
しかし・・・今は、真実を知るのが先だ。
そう思った皆は、すぐそこの古い椅子に座った。
前に髭だらけのお爺さんが座る。
パ「・・・あの、何歳で?」
パチュリーが聞く。
爺「500からは数えてない。そんなことより、今のお前たちにはやることがあるじゃろ。」
これまた全員驚いたがすぐに立ち直り、話を聞く準備をした。
爺「では・・・覚悟はできたようじゃな。話をするとしよう。」

~過去~
あれは・・・何年も前。とある神が始めて世界を作るらしいので・・・私は、それを見に行き、その世界に住ませてもらうことにした。
「それでは、行きますよ・・・・能力発動!」
突然奴の手元が光る。その光はどんどん大きくなり・・・遂には、奴をも囲んでいきおった。
その光は、空に打ち上げられ、そのまま見えなくなった。
しばらくして、その光は戻ってきて・・・ギリギリ見える位で止まった。
突然その光への階段ができる。
私は・・・それを上ってその光へと昇っていった。

そこで暮らして・・・100年は過ぎた。
それまで、争いも何もなかった。しかし、ある日・・・
海で、争いが起こった。
海遊船とかいう船と・・・別の舟が、争いを始めてしまったのだ・・・・
その争いは・・・遂には、関係のない人々にも被害を与えるようになってきていたのだ。

爺「そういえば・・・その争いで、一人の有名な人物が死んでおる。」
パ「そ、それは誰・・・・?」
その場にいた全員が唾を飲む。
爺「・・・桜揮春祢。とても優秀な戦士だったという。」
爺さんが天を見る。
麗(さ、桜揮・・・春祢・・・・・・・・・・・?どこかで聞いたことが・・・・)
麗香が考え込む間にも、爺さんは話を続ける。
爺「話を戻そう。その後の話じゃが・・・」

それを見ていた神は・・・こう言った。
「私はこの世界を作り出した神。この世界の争いは、私が止めなければ。」
そう言って・・・止めようとする私たちを振り払い、飛んで行ってしまった。
そのとき・・・少し、悪い予感はしていた・・・

それで・・・界瑠はというと。
いくら神でも・・・さすがに、数には勝てなかった。
本気も出したそうだが・・・それでも、最新の兵器に撃ち落とされた。
・・・それから、地獄は始まった。
その後、私たちに1つの知らせが届いた。
「海遊船が逃げて、もう1つの船は沈没した。」
その知らせを聞いて・・・少し、安心したのもつかの間。
次の知らせは・・・絶望的だった。
「愛世界瑠がこの世界を破壊して行っている。」
・・・その知らせが届いてから数分後、遂に・・・奴が来たのだよ。
そのときのことは・・・よく覚えていない。
しかし、あの悲痛な声・・・励ます声・・・次々になる爆発音・・・とてつもなく強い光・・・それは、はっきりと覚えているよ。

爺「だが・・・ちょっと、引っかかることがあってな。」
爺さんが少し首を傾ける。
パ「な、何でしょう・・・」
パチュリーが少し身を乗り出す。
爺「落ち着いて聞きなされ。そのとき・・・あの、闇之竜が復活しておるのじゃ。」
それを聞いた瞬間、全員が叫んだ。
全「やややややや、闇之竜ですって!?(だって!?)」
当然、全員はこの前の異変を知っている。
あの・・・悪夢の人里の異変を。
爺「あいつを封印する結界は、界瑠が管理しておった。多分・・・界瑠の力が弱まり、結界が緩くなってしまったのじゃろう。」
爺さんがその後、少し考え込んだ。
爺「今思えば・・・さっき言った、あの強い光は・・・闇之竜が復活したときの光だったのではないか・・・?そう思っておる。」
ク「はあ・・・成程。」
クロが頷く。
爺「それから・・・もう1つ、気になることが。」

爺「あの強い光が出てから・・・突然、界瑠は堕ちていったのだ。」
爺さんがまた考え込む。
秕「ふむ・・・」
秕も考え込んでいた。
爺「ここから気になることがあってな。界瑠が地面に落ちた瞬間・・・どこかとの境界が緩んだとか。」
その瞬間・・・麗香の目が光った。
麗「成程・・・そういうことだったのね。」
麗香が頷いた。
瑠「どういうことですか?」
瑠璃が首を傾げる。
麗「ところで・・・その境界が緩んでから、何かあったかしら?」
麗香が爺さんに聞く。
爺「・・・そういえば、ちょうど、その頃なんじゃよ。」
「海遊船が、幻想郷に来たのは・・・」
その瞬間、霊夢も遂に分かった。
霊「じゃあ・・・・じゃあ!海遊船が幻想郷にこれたのも、春祢が天国からここに来れたのも・・・・?」
霊夢の手が震える。
爺「そのせい・・・そう考えるのが普通じゃろう。」
爺さんが頷いた。
べ「で、でも!その後、調べたときに・・・・博麗大結界には、異常はなかったはず・・・!」
べにが考える。
爺「多分・・・誰かが、その結界を直したのじゃ。」
霊「あ・・・・・・・思い出した・・・」
霊夢が顔を上げる。
霊「かなり前に・・・結界に異常があったから、それを・・・直したんだった・・・・。」
麗「・・・道理で異常がなかったわけね。」
麗香がため息をつく。
ク「って、ことは!か、海遊船事件も、闇之竜異変も・・・」
それを聞いた皆が察した。
その二つの出来事と、100年前の事件は・・・繋がっていたのだ、と。
あまりにも、衝撃的だった。
しばらく・・・全員は、言葉を失っていた。

やっと爺さんが口を開いた。
爺「・・・この異変を、終わらせる方法は、三つじゃ。」
ハ「1つ・・・愛世界瑠を倒す。」
爺「それは・・・やめたほうがいいかも知れんな。」
爺さんが空を仰ぐ。
ハ「何故・・・?」
ハルが聞く。」
爺「奴は、狂っているときに倒されると・・・そのまま、消滅してしまうのじゃよ。」
パ「ううん・・・」
パチュリーが俯く。
爺「二つ目。界瑠を気絶させる。ただ・・・倒さない程度というのは、難しいな。」
霊「三つ目。強い光を当てる。」
爺「それが一番手っ取り早い。それをお勧めする。
さあ・・・どれにするのじゃ?」
爺さんが聞く。
パ「当然・・・」
全「三つ目に決まってるじゃないですか。」
全員が声を合わせた。
爺「そうか・・・それでは、運命を背負いし者たちよ。・・・勇気、愛、友情・・・その三つが、貴殿らを導くじゃろう。・・・以上が、神からの伝言じゃ。・・・それでは・・・行け。」
霊「言われなくても分かってるわよ。」
霊夢たちは、この爺さん、一体何者だ・・・心の片隅で、そう思っていた。
しかし・・・もう、考える暇などない。
私たちは・・・ただ、前に進まなくてはいけないのだから。
――――――――――――――――――――――――
~太陽の畑~
ロ「低下「マイナス冷気変更」!」
ローゲがスペル宣言をする。
柴「恩人・・・界瑠様から貰った神力だ。存分に生かさせてもらうよ!豪狐「ゴット・フォックス」!」
柴螺果が弾幕を放つ。しかし・・それ全部、零夜に吸収されてしまった。
零「ちょろいですね。それでは、こちらから。弓符「ソニック・レイ」」
零夜が弾幕を放つ。
しかし、それを唖華音が消そうとする。
しかし・・・それを見た零夜は、計画が成功したかのような笑みを浮かべた。
零「かかりましたね。ほい。」
零夜が吸収した弾幕を放ち、唖華音に見事に命中した。
唖「ぐはぁ!?」
唖華音が遠くに飛ばされる。
そこに、ソニック・レイの弾幕が来たもんだから大変だ。
唖「ぐはぁ!?(本日二回目)」
唖華音は、そこに倒れて気絶してしまった。
零「よし。あと一人・・・」
零夜が白杖を構えた。
柴「うわ、やばいやばい!そろそろ本気出さないとやばい!それじゃ、行きますよ!狐符「孤独のフェネック」!」
柴螺果が攻撃する。
それを、ソライは軽く避けた。
ソ「ふん、それくらいの攻撃が当たるわけないでしょ!」
ソライは、何の気もなしに後ろを見た。
が・・・その瞬間、ソライは言葉を失ってしまった。
すぐそこに、柴螺果が何故かいたのだ。
柴「チェックメイト!喰らいなさい!」
柴螺果が攻撃しようとした瞬間、ふざけた音楽が聞こえてきた。
柴「へ?」
柴螺果が攻撃をやめる。
しばらくして、声が聞こえてきた。
?「白狐さんよ。アンタのバカらしい行動、全部見させてもらったよ・・・」
柴「は?」
柴螺果が少し苛立つ。
?「一寸の虫にも五分の魂。」
?「蟲二匹を舐めるんじゃないよ?」
柴「何言ってるのこいつら・・・とにかく、いい加減に出てこいよ!」
柴螺果、遂にキレる。
二人「そいやっ!」
突然現れたのは・・・
オ&リ「オワタとリグル、ここに見参。」
零「あ、あ、あ、あなたたちは・・・」
零「リグルさんは分かりますけど、もう一人、誰ですか?」
オワタがずっこける。
オ「あー・・・始めましてだっけ。二本触覚のキモい奴、オワタです。」
オワタがちょっと目を背ける。
華(今、ちゃっかり自虐したわね。)
華緋がため息を少しつく。
オ「とにかく、今大事なことなのは・・・」
リ「目の前にいる獲物、そうじゃないかな?」
二人が構える。
オ「それじゃ、行くよ。終蹴「オワタキック」!」
オワタがキックを柴螺果に入れる。
柴「痛い!でも・・・一発だけならば・・・!」
柴螺果が立ち上がる。
リ「まだまだ。リグルキック!」
リグルも蹴りを入れる。
柴「ごふっ・・・・」
柴螺果が壁に打ち付けられる。
華「ちゃんす。過去「永遠に消えない重き罪」」
華緋がそこに追撃。
柴「ちょ・・・もうやめ・・・」
柴螺果が呟くが、皆は聞かない。
ソ「さっきの恨みよ!天照「大いなる者の中心」!」
さらに攻撃が命中し、柴螺果はHPがギリギリ残るくらいになってしまっていた。
オ&リ「トドメ!連携符「季節外れのオワタキック」!」
柴螺果に風のようにキックが連続で当たっていった。
当然、柴螺果は気絶してしまった。
ロ「どうやら・・・勝負あったようですね。」
ローゲがホッと一息ついた。

零「しかし・・・一体、何が起きているんだか。」
零夜が考え込む。
ソ「アンタ、何か事情知ってるだろ。」
ソライがオワタを睨む。
オ「ま、一応。・・・異変が起きててね、被害が続出してるんだ・・・もうすぐ解決すると思うけどね。」
オワタがため息をつきつつ言う。
その直後、オワタは飛び立つ体制をとった。
オ「そろそろ、自分は行くから。それじゃあ・・・また、どこかで。会えたらいいですね。」
リ「あ、待ってー!!」
そう言い捨てると、二人は、どこかへ飛び立っていってしまった。
華「・・・異変、か。早く解決するといいわね・・・。」
そう言いながら、華緋はどこかを見つめていた。
続く。









五月十七日
間違いを修正。ソニアってべにさんのリアナリー姉妹の一人じゃないですか!何間違えてんの自分!
馬鹿だ!馬鹿だ自分!・・・乱文すまぬ。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/16 (Sat) 14:47:00

早く終わらせようそうしよう。
いつの間にか四十件行ってた。だけど四十話書いたわけじゃないのね。うん。
今回はパチェさん視点で。主人公だもんね。

東方狂界録第十話〔希望消失〕

私たちは・・・人里から出て、何かに吸い込まれるかのように、いつの間にか、ある洞窟に来ていた・・・

~洞窟~
パ「・・・何かしら、この・・・懐かしい雰囲気。」
どこか、懐かしいような気がする洞窟・・・
そう、まるで、あの・・・決戦の始まりのときのような。
霊「本当に・・・ここにいるのかしら?」
霊夢が辺りを見回している。
ク「来ますよ・・・絶対。」
クロも気を引き締めている。
私も引き締めなくちゃね・・・
そう、思っていたら・・・
突然、私たちの頭上に、何かが過ぎった。
その何かは・・・私たちの前に降りた。
ハ「・・・来たか。」
ハルが構える。
何かの正体は・・・当然、界瑠だ。
麗「まさか、本当に来るとは思わなかったわね。」
麗香
界「・・・・・・・・・・・・。」
界瑠がこちらを睨む。
べ「悪いけど・・・それくらいで怯むほど、俺たちは臆病じゃないよ。」
べにが少し笑う。
秕「さあ、考えている暇はありません。」
秕も構える。
希「じゃあ、行きましょう。」
全「全てを・・・終わらせる為に。」

界瑠がカードを取り出す。
界「・・・闇終「ダークネスクルセイド」」
界瑠が弾幕を放った。
うわ、なんて鬼畜な・・・
霊「おっとっと、危ない危ない。」
瑠「ホントですよ・・・」
全員ギリギリで避ける。
パ「さあ・・・・こちらのターンよ。」
私は、魔法詠唱の準備をした。
それに合わせて・・・クロも詠唱の準備をする。
ク「それじゃあ・・・行きますです!」
私とクロは・・・同時に、光を発した。
その光は・・・・・真っ暗な洞窟の闇をも、覆っていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
光が収まる。
それを感じた私たちは・・・ゆっくり、目を開けた。
エ「遂に・・・・終わったんだね・・・・」
エルが胸を撫で下ろした。
霊「・・・そうね・・・」
ここまで、短かったような気もした。
けど・・・遂に、悪夢は終わったのだ。
・・・そう、思っていた。
しかし・・・・私たちは、見えた光景に・・・言葉を失ってしまった。
奴が、立っている。
光を浴びて、倒れているはずの・・・・奴が、立っている。
まだ・・・悪夢は、終わってはいなかったんだ。
麗「ど、どうして・・・・!?」
麗香が後ずさりをする。
パ「ま、まさか・・・まさかっ!」
私は・・・その原因に気付いてしまった。
・・・光が足りないのだ・・・・。
パ「・・・ど、どうすれば・・・・最大の発光魔法でも・・・ダメだなんてっ・・・・!」
私たちは、そこに立ち尽くしてしまった。
目の前に界瑠が接近しているとも知らずに。

気付いたときには、もう、遅かった・・・・
私たちは死を覚悟した。

BADEND
永遠に終わらぬ悪夢
























その時だった。
突然・・・洞窟内に、誰かの声が響いた。
その声は、はっきりとは聞こえなかった。
しかし・・・その声がした直後、目の前の気配は、突然遠さがった。
パ「あ・・・・あ・・・・あ・・・・」
目の前には・・・どこかで見たことのある、青色の髪の少女がいた。
続く。
――――――――――――――――――――――――
10話は突破できたけど・・・
残り二話くらいで終わりますよ。
最後の、あの青色の髪の少女・・・まあ、考えれば分かると思います。
BADEND詐欺とかいう新手自作の詐欺を使ってみた。
それでは・・・次回まで、ゆっくり待っていってちょ。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/18 (Mon) 22:51:44

昨日十一話を投稿したつもりが、暗証番号間違えていたということに気づきました。
というわけでやり直し。はあ・・・
毎回何かやらかす自分の小説ですが、そんな小説でも読んでくれる方はゆっくり読んでいってね!

東方狂界録〔終わりへの扉を開ける鍵〕

~過去~

麗「まあまあ、そう言わずに、行ってあげたら?」

霊「これが・・・結界の・・・・力よ・・・・!」

魔「魔砲「ファイナルマスタースパーク」!」

私は、こんなところで死ぬのか・・・

亜「私、破咲亜流波っていいます!」

界「酷いなー。マリちゃん。私のこと、忘れるなんて。」

紫「それでは、幻想郷の平和の為に、いざ・・・」

希「希望「エスポワールロンド」・・・!」

華「異変・・・か。早く解決するといいわね・・・。」

この物語は・・・蘇りし悪夢の物語・・・

~洞窟~
その青い髪の少女は、こちらに振り向き、言った。
?「ふう・・・間に合ったようですね。」
その少女は一息つく。
霊「・・・久しぶりじゃない。亜流波。」
霊夢がその少女・・・亜流波の肩をポン、と叩く。
亜「・・・休んでいる場合ではありません。一気にやりますよ!」
亜流波は、ズイ、前に出ると姿を変え、タイガレスを抜いた。
亜「さあ、おぞましき怪物よ。貴殿の相手は、この私だ!」
亜流波がタイガレスを一振りする。
それを、界瑠はギリギリで回避する。
界「暗黒「ナイトメアー・ウイング」!」
界瑠は、その状態から鳥のような姿になり亜流波に突っ込む。
しかし、それを亜流波は受け流す。
亜「次は当てます!」
亜流波が、今度はすぐ近くまで接近する。
それを見た界瑠は、上に飛び上がった。
亜流波がそれに追いつき、滅多切りにする。
一発、二発、三発、四発、五発、六発、七発、八発、九発、十発、十一発、十二発、十三発、十四発・・・
次々に攻撃が当たり、界瑠は壁に打ち付けられた。
亜「まだまだやりますか・・・」
亜流波がバック宙をして後ろに下がる。
そこに、界瑠がスペル宣言をする。
界「大波乱「全惑星墜落術」!」
突然、洞窟内に惑星のレプリカが降り注いだ。
亜「わわわ、危ない危ない・・・」
亜流波はそれを避ける。
しかし・・・うかつだったようだ。
亜流波の避けた先に、別の弾幕が降って来たのだ。
亜「あ・・・・・・・・・!」
また、犠牲者を増やしてしまうのか・・・
私たちは、そう思った。

・・・その瞬間だった。
突然、私たちの横を全速力で誰かが過ぎていった。
そいつは、その弾幕を、サーベルで真っ二つにした。
亜「・・・!?あ、あなたは・・・」
パ「何、知り合い?」
亜「い、いえ・・・そういう訳でも・・・」
亜流波が驚きを隠せていない。この人物と何かあったことは確かだ。
亜「なぜ・・・私を助けようとするのです?」
亜流波がそいつに聞く。
?「言った筈だ。罪無き者に、生を。あんたに死んでもらっちゃ困るんだよ。」
そいつが答える。
麗「誰かしら?アンタ・・・」
麗香がスペカを取り出す。
?「おっと、自己紹介がまだだったね。俺の名前は、リガロ・エクス。仮名は、臥威竜悟だ。」
亜「ちょ、ちょっと待って!仮名・・・・?どういうことですか!」
亜流波がエクスと名乗る奴に聞く。
X(エクス)「・・・あいつ・・・ベータに、俺の本名を知られちゃ困るんだ。過去にいろいろあるからな。」
エクスがふう、と息をつく。
X「さて、そんなことより、大切なのは・・・目の前の化け物じゃねえの?」
エクスが界瑠を睨む。
パ「そうだったわね・・・それじゃあ、行くわよ!水符「ベリーインレイク」!」
希「それでは、私も。罪符「後悔と懺悔の一直線」。」
霊「追撃で。神霊「夢想封印・瞬」。」
麗「まだよ。まだまだ。麗符「夢想天生」。」
ハ「俺も追加で。偽真符「フォーオブアーカインド」!」
次々に弾幕が界瑠に向かうが、とんでもない素早さで界瑠は少し被弾しつつ避けていく。
が・・・その避けた先に、エクスがいたもんだから大変だ。
X「罪無き者を殺そうとした罰だ。悪夢「雷斬の鉤爪」。」
エクスが爪で斬ろうとするが、そこに界瑠はいなかった。何故ならば・・・・
X「・・・・おいおい・・・嘘だろ?」
いつの間にか、エクスの後ろに回っていたからだ。
ク「!!やばいです!闇符「ベルリンガスト」!」
クロが弾幕を放つ。しかし、ギリギリでかわされた。
界瑠が攻撃しようとした。
・・・そのとき、

ちゃちゃらちゃちゃらちゃらららちゃらら~ららら~

ふざけた音楽が聞こえてきた。
瑠「な、なんだなんだ!」
瑠璃が辺りを見回す。
小「ど、どこから・・・?」
それを聞いた界瑠は、攻撃を止めた。
すると、どこからともなく、声が聞こえてきた。
?「天が呼ぶ、地が呼ぶ、我を呼ぶ・・・え?呼んでない?」
?「ととととと、とにかく!ここからどう繋げるの!?」
?「もういい、このまま突撃だ!そいやっ!」
突然二つの人影が現れた。
オ&リ「オワタ&リグル、ここに見参。」
オワタとリグルがポーズを決めた。
が・・・それを見た瞬間、二人が目を回して倒れてしまった。
秕「れ、麗香様ー!起きてくださいー!」
あ、そういえば麗香、虫嫌いだっけ・・・・
まあ、クロはリグルなら大丈夫・・・・ん?
ク「にゅう~・・・虫、嫌いれす~・・・」
しまった。オワタの存在を忘れてた。
オ「あ、あれれれ?これ、ちょっと場を乱しすぎ?」
オワタがリグルと顔を合わせる。
リ「らしいね・・・・」
リグルがため息をつく。
そのとき、私は何かを感じ取った。
そう、誰かが睨むような感じを・・・・
パ「!!皆、避けて!」
私は、叫んだ。
それが聞こえた皆は、即逃げていく。
その直後・・・界瑠が極太レーザーを放った。
ふう、危なかった。そう思っていた。
しかし・・・流石に、そんなにうまい話はなかった。
一人、避け損ねていた。二本の触覚が、私たちの前に落ちる。
オワタは避けている。そうなれば・・・・やられていると考えられるのは、一人だけだ。
パ「・・・・リ、リグ・・・」
言い終わる前に、誰かが飛び出した。
オ「この野郎がああああああァァァァァァァァァ!」
オワタがブチギレた。
オワタの姿がまるで別人のように変わる。
オ「おめえは自分を怒らせた・・・!
終蹴「オワタキック」、迷惑「当たらぬ虫の知らせ」、奇跡「当たってしまった虫の知らせ」、
完闇「パーフェクトライトレイ」、
隠闘「彩光の伝説」、
水船「ファントムシップインレイク」、
「千本の針の人工太陽」、
日光「サンシャインファンタスティカ」、
恐怖「495年のUFO襲来」、
蝶風「我が親友のバタフライストーム」!」
オワタの怒りが爆発し、沢山の弾幕が放たれた。
あれをまともに喰らったら、ひとたまりもないだろう。
オワタがこちらへ戻ってくる。
なんだか・・・すっきりしない終わり方だった。
・・・しかし・・・この異変は、終わったのだ。
そう・・・思っていた。
しかし・・・その瞬間、見えた光景は絶望的だった。
オ「・・・ぐっ!?」
オワタが突然血を流して倒れ、死んでしまった。
その後ろには・・・・界瑠がいた。
エ「・・・!?な・・・た、立っている!?」
エルが後ずさりする。
べ「まさか・・・あれを、よ、避けた・・・?」
そう。界瑠は、フラフラしながらも、立っていたのだ。
私たちが唖然としている間に、界瑠がスペカを取り出す。
界「世波「全世殺伐の波動」!」
界瑠が弾幕を放つが、それを皆はギリギリのところで回避する。
しかし・・・一人だけ、亜流波だけ、かわし切れていなかった。
亜流波に弾幕が当たりかけた。
・・・そのときだった。
突然、何者かが亜流波を弾幕の当たらないところに突き飛ばした。
亜「・・・・!?え、エクス・・・どうして・・・」
亜流波の体が固まる。
そこには・・・エクスが倒れていた。
X「・・・ふん。言った・・・はずだろ。罪・・・無き者に・・・生を・・・・ってな・・・・」
霊「・・・かと言って、自らの命を無駄にすることは・・・ないはずでしょ!」
霊夢が軽く殴る。
X「・・・・ハッ・・・・この際だから・・・言っておくぜ。破咲亜流波。あんたが・・・・」
そう言いかけて、エクスは息絶えた。
べ「おいおい・・・これって、有りかよ・・・・?」
そう、今日の間に・・・既に、三人もの犠牲者が出ているのだ。
その瞬間、亜流波が飛び出した。
亜「はああああっ!」
亜流波がタイガレスを抜き、界瑠を斬りまくった。
一回、二回、三回・・・・どんどん斬っていく。
界瑠は、またしても壁に打ち付けられた。
亜「・・・さあ、ここまででしょう。」
亜流波が攻撃をやめた。
しかし・・・その瞬間、界瑠は意外な行動をとった。
界瑠はまた動き出し、力を溜め、亜流波に思い切りパンチをかました。
亜流波の体が一瞬にして粉々になる。
霊「な・・・亜流波!」
霊夢が辺りを見回すが、どこにも亜流波の姿はなかった。
・・・しばらくして、界瑠が突然クラッとなったかと思うと、そのまま堕ちていった。
パ「!?これは・・・・」
どうやら、そろそろHPが残り少なくなってきたらしい。
私は、夢中で界瑠に近づいた。息はしている。それに、目も少しだけ開いているので気絶したわけでもないようだ。
ここに、スペルカードを使えば・・・・この悪夢を、終わらせられる。
そう思った私は、スペカを取り出した。
パ「日符「ロイヤル・・・・」
私は、途中でスペル宣言を止めてしまった。
ここで、攻撃をしてしまえば・・・明らかに、界瑠は消滅する。
私は・・・その場に、固まってしまった。
そんな私の耳に、声が聞こえてきた。
ク「確かに、悲しいかもしれません・・・でも、今は・・・やるしかないです。」
クロが少し俯きながらも言う。
ハ「その通りだ・・・嫌でも、決断しなけりゃならない。」
ハルが頷く。
それを聞いた私は・・・ついに、覚悟を決めた。
パ「ごめん・・・日符「ロイヤルフレア」。」
界瑠を、紅色の炎が包んだ。その瞬間・・・辺りが光り輝いた。
私たちは、眩しくて目を閉じた。

・・・目を開けてみると、目の前には、倒れている界瑠がいた。
界瑠が口を開く。
界「な、何だ・・・来てたんだ・・・・」
界瑠が消えそうな声で話す。
霊「・・・決まってるでしょ。あんたのせいで・・・何人もの人が死んだと思ってるのよ!」
霊夢が怒る。
界「そう・・・なんだ。・・・今から言うのは、神の言葉だよ。『世界作り出す神倒れし時、その神により犠牲となった生命が輝きを取り戻す・・・・』ってね。」
界瑠が少し笑顔を見せる。
しばらく、辺りは静まり返っていた。
・・・突然、騒がしい声がしてきた。
?「界瑠様!界瑠様!」
・・・二人組のようね。・・・柴螺果と、唖華音だったかしら。
その二人が消えかけている界瑠に駆け寄る。
柴「か、界瑠様!私たちを置いていかないで下さい!あなたがいなくなったら・・・私たち、どうすればいいのですか!」
柴螺果の目が潤む。
唖「そうよ!界瑠様がいなくなったら・・・私たち、またただの・・・・」
唖華音がそこまで言いかけたがそれを界瑠が止めた。
界「大丈夫・・・だよ。あなたたちには・・・未来がある。絶対に・・・強くなれるさ。」
そう言っている界瑠の目からは・・・涙が流れていたような気がした。

界「さて・・・そろそろ・・・・時間・・・だね。」
界瑠の姿はもう見えなくなっていた。
麗「最後に、言うことは・・・あるかしら。」
麗香が界瑠がいるであろうところを見つめる。
界「それじゃあ・・・・最後に、ひとつ。」
「・・・とう。」
それを最後に、界瑠の声はは聞こえなくなった。
パ「・・・何よ・・・礼なら・・・聞こえるように・・・言いなさいよね・・・・。」
そんな私の肩を叩くやつがいた。
オ「・・・あいつが言ってただろ?自分たちには未来がある。」
・・・・・・・・・・・・・・・
パ「ぎゃああああああああ!おばけ!おばけ!オバケェェェェェェェェ!」
私は絶叫してしまっていた。
オ「五月蝿い!!そんなに驚かなくてもいいじゃんよ!」
パ「死人が目の前にいたら誰だって驚くわよ!」
私はオワタを睨んだ。
しかしオワタは知らんぷり。
そこに・・亜流波も来た。
亜「皆、ついさっき生き返りましたよ。ついに・・・・終わったのですね。」
亜流波がすこし微笑む。
っと、そこにまた誰か来た。
エクスだ。
X「・・・おい、お前ら。」
エクスが種族が人間の人たちに言う。
霊「何かしら?」
X「俺は・・・まだ、お前ら人間を・・・人を奴隷のように使ったり、人を見捨てたりするお前ら人間を認めたわけじゃないぜ。」
エクスが霊夢たちを睨む。
霊「・・・!で、でも!人間だって、そんな奴ばかりじゃ・・・!」
霊夢が訴える。
それを見たエクスが言った。
X「じゃあ・・・これが最後だ。お前ら人間が・・・俺に勝てたら、お前ら人間を認めよう。」
エクスがサーベルを抜く。
ハ「・・・望むところだ。」
ハルもスペカを取り出す。
亜「絶対、勝ちますよ。」
亜流波はタイガレスを抜く。
霊「さあ・・・・本当の最終決戦の始まりよ!」
続く。
――――――――――――――――――――――――
さて、次回最終回。ちょっと時間がないんで手短に行きますね。
最初の過去は、これまでのいろんな台詞を集めただけです。以上。
それでは・・・時間も押してるので、今回はここまで。最終回まで、ゆっくり待っていってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/20 (Wed) 00:02:13

今回、最終話ですよー。
うーん・・・・目標は次回シリーズに持越しですね。
それでは・・・最終話、はっじまっるよー。

東方××録最終話〔未来への言葉〕

~神聖なる地~
X「・・・準備はできたな。」
エクスがサーベルを構えた。
三人「当然。」
三人ともスペカを取り出す。
X「それじゃあ・・・やるぜ!」

戦闘開始!
ハ「先手必勝。地獄「油断大敵必勝法」」
早速ハルがエクスに攻撃を与える。当然命中した。
エクスの残機が早速一減った。
X「!ほう・・・やるじゃない。それじゃあ、こちらも。殺符「幻想世界の殺人鬼」」
エクスが超高速で霊夢に接近する。
霊「見るな、寄るな、近づくな。「夢想天生」。」
霊夢がスペルを使って軽く回避する。
X「じゃあ、次はこっちで。」
今度は、亜流波に接近する。
亜「それじゃ、私はこれで。完全攻撃「諸刃の天剣~タイガレス・Z~」!」
亜流波のステータスが急激に変化した。
防御は0になり、反面攻撃力、素早さはとんでもなく上昇している。
エクスが斬ろうとするが、そこに亜流波の姿はない。
亜「チャンス!天剣「タイガレス」」
亜流波が後ろから切りつける。
見事に命中。大ダメージだ。
X「!?な、何とほぉ・・・・まだまだ!悪夢「雷斬の鉤爪」!」
エクスが爪でハルに攻撃する。
ハ「いてぇ!シャレにならない位痛いぞこれ!惨殺「超絶大虐殺パーリーパーリー」!」
ハルが弾幕を放つ。
X「いてぇ!シャレにならないk(ry」
霊「隙だらけね。霊符「夢想封印」」
こちらも命中。
X「ぬ・・・ぬおお・・・・まだだぁ・・・
魔踊「死鳥乱舞~デッドウィングス~」」
エクスが弾幕を乱射する。
その間に、ハルはエクスの後ろに回った。
ハ「危ね~。それじゃあ、これでも喰らいな!」
ハルが鋏を振り下ろす。
X「ごげぇ!?」
・・・どんな悲鳴だよ。
X「もういい!最後の一撃に賭けるぜ!「ファイナル・エクスサイザー」!」
エクスが霊夢に急接近すると、霊夢を滅多切りにし始めた。
霊「ぎゅふ・・・」
霊夢が遠く遠くに吹っ飛ばされる。
X「ふん、あと二人・・・・・・・・え?」
エクスが振り返った瞬間、言葉を失ってしまった。
ハ「油断大敵って奴だねw」
亜「一人に気をとられすぎて背後に二人いることに気づかないとは・・・w」
二人がクスクス笑い出す。
X「なななな、何だと・・・・!」
エクスが逆上する。
しかし、二人は落ち着いてスペルを放った。
ハ「終点「終わりと始まりの境界の先」!」
亜「銀河「ギャラクシー・ガルドムーン」」
二人の本気弾幕がエクスに命中した。
X「おごほぉおおおおおおごほごほごほごほ!」
弾幕が消えた瞬間、ピチューンという音がした。

ハ「・・・さあ、勝ったよ?」
ハルが顔を近づける。
X「・・・分かったよ。認めてやるさ。約束は破らない主義でね。」
エクスが頷いた。
X「それでは・・・俺はこれで。まだ、やらなければならないことがあるのでな・・・・」
エクスはそのまま、どこかへ跳んで行ってしまった。
亜「今度こそ・・・終わりましたか。」
亜流波がタイガレスをしまい、姿を戻す。
っと、そこに霊夢が戻ってきた。
霊「いてて・・・・さあ、私が来たからにはもう安心・・・・あれ?あいつは?」
霊夢が辺りを見回す。
オ「それならこいつらが軽く倒しちゃったよ。」
オワタが少しだけ笑う。
霊「はあ・・・そう。私の活躍はなしかしら?」
霊夢がため息をつく。
ハ「そうだねー少しは活躍したんじゃないかなー」
・・・完全に棒読みだ。
辺りに、笑い声が響いた。

しばらくして、また辺りが暗い空気に包まれた。
パチュリーが戻り道を確認する。
パ「それでは・・・・帰りましょうか。」
パチュリーがクロと小悪魔と一緒に歩いて行く。
・・・少し、すすり泣くような音が聞こえたような気がした。
霊夢も暗い顔をしながらも博麗神社に帰って行く。
麗「私も・・・帰るとするかしらね。」
麗香と二人の式も帰って行った。
上を向いて、歩きながら。
べ「俺たちも帰るか。」
べにが歩き出す。
エ「それもそうだね・・・・」
エルは走って帰って行った。
オ「自分も帰るとするか・・・それでは諸君、さらばだ。」
オワタは飛んで行ってしまった。
神聖なる地は、誰もいなくなると同時に、消えて行った。
――――――――――――――――――――――――
~???~
「・・・おい、ベータ・シャロラ。ちょっと待て。」
ベ「誰よ、あな・・・・!!」
ベータが突然固まる。
そこには、エクスがいた。
ベ「・・リガロ・エクス。アンタ・・・生きてたのね。」
ベータが剣を抜く。
X「勝ってに殺さないでくれるかな・・・・」
エクスがため息をつきながら呟く。
ベ「用件があるなら、さっさと言いなさい。」
ベータが剣を構える。
X「それじゃあ・・・1つ。お前に謝らなきゃいけないことがある。」
エクスが急に表情を変える。
ベ「は?」
ベータが目を丸くする。
X「・・・お前がどうしても許せなかった。・・・昔、あの人里で・・・お前は、一番下の妹とは逃げたのに・・・亜流波とは、逃げなかった。お前は・・・破咲亜流破を見捨てた・・・・そう、思っていた。」
ベ「・・・・」
X「しかし・・・今日、アイツと戦って・・・やっと、分かった。アンタは・・・こうなることを、最初から分かっていたんだろうな。アイツは・・・確かに、悪用された。しかし・・・・そのおかげで、あんなに強くなれた。今日、やっとそれが分かった・・・」
ベ「・・・!?ち、違・・・・」
X「お前はそんなつもりはないかもしれない。だが・・・俺は、そう感じる。お前は・・・あいつを、強くしたかっただけだった・・・・俺は、そう思ってる。
それなのに・・・それなのに。俺は、お前達に・・・取り返しのつかないようなことをしちまった。・・・結局ついたがな。・・・そのことで、お詫びがしたかった。」
ベ「・・・・・・・。」
X「以上だ。それでは・・・失礼する。」
そう言い捨てると、エクスは消えるようにそこを去って行った。
エクスがさっきまでいたところに、落ち葉が風に吹かれて飛んでいった。
――――――――――――――――――――――――
~紅魔館・地下大図書館~
界瑠が消えてから、もう一年経つ。
結局・・・あの件での宴会は開かれなかった。というよりも・・・開く気になれなかった。
魔理沙も、全く来なくなった。
平和なのはいいけど・・・どこか、寂しかった。
今日も、いつも通りの一日なんだろうな。そう思っていた。
小「パチュリー様。何ですか?あそこの本の山は。」
小悪魔が指差すほうには、山のように積みあがった本があった。
パ「ああ・・・それは、魔理沙が盗んだ本を全部仕入れてきたのよ。・・・お金が掛かったわー・・・・」
私がため息をつきながらその本を整理していた。
その途中、何か音がしてきた。
大図書館の扉を叩く音がする。
パ「?誰かしら・・・咲夜?」
誰だろうと考えながら、私は扉を開けた。
パ「・・・・・・・・え・・・・・・?」
私は、言葉を失った。
そこには・・・いつものように、笑っている“彼女”がいた。
「久しぶり。パチェ・・・ちゃん。」
私は、少し混乱しながらも、ニコリと微笑んだ。
神の伝言・・・・そういうこと、か。
この出来事の後、改めて頭の中で情報を整理して・・・・やっと、分かった。
いつの間にか、私は微笑みながら本を整理していた。
おしまい
――――――――――――――――――――――――
はい、最終話終了ですよ~。
今回の後語りのコーナーは自分一人でやらせていただきます。
今回のシリーズ、明かされてないことが多すぎですね。
まあ・・・オワタの勝手に出したヒントやら、いろいろ見て行けば分かるかもしれませんね。
自分の苦手なものが分かった。
それは戦闘シーンだったのだ・・・・
と、とにかく!今シリーズも全部読んでくださった方、1パートだけでも読んでくれた方、チラッとだけでも読んでくれた方、ありがとうございました!
次回シリーズはネタを詰め込んでおきますので!
それでは・・・次回シリーズまで、ゆっくり待って行ってね!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/20 (Wed) 18:40:52

新シリーズ始める前に、ざっと主な登場人物五人+サブキャラ三人をざっと紹介。ここに載っていない設定は設定置き場に書いておこうとおもいます。

摩川雫奈(マガワシズナ)
5人の中で一番まともだが、おかげで振り回されやすい。
能力は歌を作る程度の能力。
セリフ例
「いやいやいや!1+1は2だから!3じゃないから!」
「あ、ダメだこの人。いろんな意味でダメだこの人。」

巳茄城入那(ミナシロ イリナ)
こちらもかなりまともな方。身長が高く、男口調。
ただ、「~ぜ。」等は使わない。
いろんな人に頼りにされている。頭も回るからね。
能力はリズムを作る程度の能力。この能力のおかげで太鼓が得意。
セリフ例
「取り敢えず、落ち着いて考えたらどうだ?時間はたっぷりあるわけだし。」
「またあそこ行くのかよ・・・遠いんだよな~・・・」

崔緋秋架(サイビ アキカ)
とても明るく、五人のやることは大抵こいつが決める。運動神経抜群。ただ頭は悪い。
能力は音を作る程度の能力。口笛を吹けばリコーダー、指を動かせばピアノ、腕を擦ればギターといったように、音を出せる。当然、オリジナルの楽器の音も出せる。
セリフ例
「FOOOOO!皆ー!元気してたー!?」
「ふっふっふ・・・・ズバリ!今年の目標はこれだぁ!」

湯螺玖流々(ユラク ルル)
まったりしていて、世間知らず・・・なのだが、この後紹介する沙李歌のメモを見ているので、基礎知識程度ならある。
基本的に・ω・こんな顔をしており、あまり表情を変えないので、悲しいのか嬉しいのか怒っているのかよく分からない。
能力は音程を作る程度の能力。これ決めておかないと秋架の能力も雫奈の能力も意味がない。
セリフ例
「ん?お姉さんだーれ?」
「ねえねえ雫奈。弾幕って何~?おいしいの?」

幻樂沙李歌(ゲンガク サリカ)
初めて知ったことをメモする癖が三歳の頃からあり、おかげで頭がいい。だが深く考えすぎることが多い性格なので、間違った答えを出してしまうことが多い。
他の四人が全員ガラケー持ちなのに自分だけスマホなのが悩み。
能力は楽曲名・歌名を作る程度の能力。一番地味。
セリフ例
「むむっ!こここ、これはまさか・・・・この水、塩水と見せかけて実はプールの水なのでは・・・・」
「え?100+500ですか?ちょっと待ってください。今メモを確認しますので・・・」

ちなみに、全員瀬々羅木学園の一学年で、帰宅部。
五人とも幼稚園からの友達だとか何とか。

ここから先はサブキャラ三人。

鎖金狂花(サガネ キョウハ)
五人のクラスメイト。
声が高く澄み切っており、優しい。
護身用のナイフを持っているが、滅多に出さない。
目がとても怖く、年下に怖い人と認識されやすい。

村咲先生
むらさきせんせい。新人先生で、生徒に教えるどころか教えられることが多い人。これまた振り回されやすい人。下の名前は愉巳菜子(ゆみなこ)らしい。

詩芽螺禰琉(シガ ラネル)
五人の先輩で、戦闘能力が抜群。
宝石魔法ならぬ宝石呪文を扱う。
これは宝石を消費して、ついでに呪文を詠唱しなければならないが、その分強い。
詳しい情報は設定置き場で。
能力は敵の能力などを知る程度の能力。右目のモノクルでその能力は強化される。
当然、宝石詠唱を使ってさらに情報量を増やすこともできる。
五人の憧れ。ちなみにほぼ無表情。

以上です。それでは、書いていきますね~。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/20 (Wed) 20:47:59

秋「えーと!ここで注意事項!このシリーズは、
  オリキャラが主要人物
  なんかアニメみたい
  などの要素を含みます!えー、これらがOKの方は・・・・・・・・・・きらきらすまーいる!」
雫「ちょっと秋架!それ適当に言ったよね!?」

第一話「始まりの春!」
ここは瀬々羅木学園。校門の近くの桜にはつぼみが出来ていた。
ここでちょっと説明。瀬々羅木学園は小学生、中学生、高校生が学んでいるという珍しいというかこんなのあるわけないだろ見たいな学園である。・・・有るかも知れないが。
そんな学園の昇降口の前で、立ち止まっている人がいた。
雫「つ、遂に中学生活の始まり!入学式以上に緊張する!そもそも何年何組だ私!?」
その子は、しばらく入るのをためらっていた。
んん?もう一人、誰か来た。
入「んー?雫奈じゃないか。何やってんの?」
その子が雫奈の背中を叩く。
雫「あ、入那ちゃん。私・・・何年何組?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
入「はあ!?お前・・・頭おかしくなったか?」
入那は今度は頭を叩く。
雫「違う!実はさ・・・・クラス発表、あったでしょ?」
入那は頷く。
雫「その日、ちょうど熱出しちゃってさー・・・・一日目も、二日目も。」
入「うわー・・・最悪のタイミングー・・・・(汗)」
雫「だからクラスのことは何にも聞かされてないのであります。」
雫奈がため息をつく。
入「何だ・・・・そういうことか。そういうことなら先に言ってくれよな。お前は三組。あいつらも一緒だし、私も一緒のクラスだ。」
それを聞いた雫奈が胸を撫で下ろした。
雫「はあ・・・良かった。これで安心しては入れるよ。」
しかし、入那はため息をついていた。
入「やれやれ・・・・あいつらが入るといろいろ騒がしいからなー・・・・」
二人は、一緒に学園に入っていった。

__________
  一年三組     /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ガラガラガラ・・・(戸が開く)
雫「えーと、私の席は・・・お、ここか。」
雫奈がいち早く席に座る。
入「私は端っこか・・・・うーん・・・・」
入那がちょっと顔をしかめる。
まあ、背が高いので仕方がない。
っと、そこに勢いよく戸を開ける音がした。
誰かが駆け込み教室に入る。
秋「ひゃあああああっほおおおおお!皆ー!元気してるー!?」
秋架はそのままジャンプした。
入「おーい、そんなことしたら・・・・」
ガラガラガッシャーン!(秋架がすっ転んでゴミ箱にぶつかる。)
入「ゴミ箱にぶつかるから危ないぞー。」
入那がその光景を見つめながら言う。
秋「もっと早く言ってよ!ゴミ箱被っちゃったじゃんか!」
秋架がゴミ箱を被って入那に怒鳴る。
入「それにはゴミが入ってないから大丈夫だろ。」
秋「そういう問題じゃなあああああい!」
そんなことが起きてるとも知らず、また誰か入ってきた。
流「んー、ここが教室か。」
なんかものすごく身長が低い。
雫「ん?流々じゃん。久しぶり。」
雫奈が流々の方を向いて言う。
流「あ、雫奈。久しぶり~~。」
どうやら、小学6年のときに別クラスだったらしい。
二人が仲良く話をする。
しかし・・・その空気をぶっ壊すかのように、外から声がしだした。
沙「ハッ・・・・!これはまさか・・・!一年三組と書いておいて、実は理科室でしたー、的な罠かも・・・・」
沙李歌が物々呟く。
雫「理科室だったら人体模型とかあるから!後ここはちゃんとした一年三組だから!」
雫奈が沙李歌に叫ぶ。
沙「あ、それもそうか。えーと、私の席は・・・ここか・・・」
沙李歌が席に座る。
しばらくして、入那が話を振った。
入「そういえば、今日小学校の勉強の振り返りプリントを早速やるらしいぞ。」
それを聞いた雫奈が椅子からズリっと落ちた。
雫「早くね!?初日から早速・・・・」
そんなこと喋っている間に、担任が入ってきた。
担任は教壇にばぁん!と両手をついた。
先生「えー、テステス。」」
秋「せんせーい。マイクないですよー。」
それを見た秋架がツッコむ。
先生「違いますよ。これは雰囲気出しのテストという意味です。」
雫「いらないから。そういうのいらないから。」
雫奈をそっちのけで、先生は話をし始めた。
先生「えー、皆さん。今日からここの担任になります、新人の村咲、23歳です。よろしくにゃん!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
雫(あ、ダメだ。これダメな奴だ。)
入(冷め切ったな。)
秋(23歳とかいい年してよくやるよ・・・・)
流(全然可愛くないね。)
沙(寧ろ気持ちわr・・・・そうね。可愛くないわ。)
早速生徒にいろいろ思われる先生カワイソス。
先生「えーと、これが初めてなので・・・・いろいろ教えてもらうかもしれませんが、よろしくお願いします!」
パチパチパチー
皆が拍手したが、内心こう思っていた。
雫(この先不安だ・・・)
入(そうだな。)
秋(本当にいろいろ教えることになりそうだ・・・・)
流(うどんが食べたいな~)
沙(よくこれで中学校の先生になれましたね。)
・・・ダメだこりゃ。

~一時間後~
先生「えー、始業式も終わったので、早速プリントをします。」
そこで、秋架は手を上げた。
秋「せんせーい、カンニングはありですか?」
雫「何言ってるのコイツ!?」
雫奈が思わず叫ぶ。
先生「えー・・・・なしです。」
先生が少し迷いながらも言った。
雫(そこで少し迷うか!?)
しかし、それを気にせず、先生はまた教壇をばぁん!と叩いた。
先生「それでは、はずめ!」
入(あ、今噛んだ。絶対噛んだ。)
先生の声で、全員プリントの問題を解き始めた。
沙(えー、①番。1+1=・・・か。・・・・え?ちょっと待てちょっと待て。いくら復習プリントだからってこれは舐めすぎじゃない?・・・!こ、これは・・・・これはまさか!これ、2と書かせる罠で、本当の答えは・・・これだ!)
沙李歌は、プリントにこう書いた。
・・・“田”・・・
~数分後~

先生「はい終了です。それでは、一番後ろの人が集めてくださいね。」
入「はーい。」
入那が回収し始める。
入(・・・おい、何だこれ。・・・・田・・・・?・・・見間違いだな、うん。)
入那は、そう思いながらもプリントを先生の机に置いた。
先生「はーい、次は教科書を・・・・」

~数分後~
さて、帰り前。もうすぐ学校の一日も終わりだ。
先生「えーと、帰る前に今日のプリントを返します。」
先生がプリントをひらひらさせたあと、生徒たちに返して行った。
先生「これでよし。無くさないようにしてくださいね。それでは皆さん、またあひた。」
全「また明日ー。(噛んだ、今絶対噛んだ。)」
全員は、帰りの会が終わると(小学校か)さっさと階段を降りて帰っていった。

帰り道。
五人の家は近いため、帰り道は一緒だ。
話題は、今日のプリントだ。
入「うーん、95点。惜しいな・・・・」
入那がプリントの点を睨む。
秋「プリント睨んだって何も出ないよー?」
そう言いながら、秋架は70点のプリントを振り回す。
流「よく堂々とそんなプリント振り回せるよね。」
流々がため息をつきながら言う。
雫「ところでさ、沙李歌・・・・何なの?この“田”って。」
雫奈が沙李歌のプリントを指差す。
沙「いや・・・さすがに中学のプリントでこんな問題出る訳ない、と思って・・・・」
沙李歌が呟く。
入「はあ・・・変わってないな、その性格・・・・」
入那がそこまで言った瞬間、雫奈が叫んだ。
雫「中学のプリントにこんな答えの問題あるかーーーーーーーー!!!!!!」
その声はきれいな夕焼け空に響き渡った。
一話 おしまい。

雫「次回予告!
  遂に給食が始まった!しかも初日のデザートがまさかのプリン!?これでいいのかここの給食!我等五人組を代表する甘党三人とクラスの甘党がそのプリンを巡って大戦争(?)
  次回、「デザート戦争勃発!?」
  次回も見ていってくださいね!
  ちなみに私は苦党です!」
入「関係ないだろ!?」

――――――――――――――――――――――――
一話終了。自分中学生じゃないんで中学校生活あまり分からね・・・・
ちょっと繋ぎ方が下手ですね。むむむ・・・・
ネタはかなり入れてるつもりなので、面白いといって頂けたら嬉しいですw
それでは・・・次回も、お楽しみに!・・・してくれる人はいるだろうか。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/21 (Thu) 19:13:25

ででーん。
秋「ここで一句!」
雫「何でいきなり!?」
秋「初日から 給食プリン これ如何に。・・・というわけでゆっくり見ていってね!」
雫「そのまんま始めるなー!」

第二話「デザート大戦争勃発!?」

きーん、かーん、のどー、あめー

チャイムが鳴り響く。
秋「ひよっほおおおおおおおお!ついに!ついに!給食だぁぁ!」
秋架が大騒ぎし始める。
雫「あの日からもう三日か・・・・早いねー、時が経つのは・・・」
雫奈がため息をつきながら献立表を見る。
雫「えーと、今日の献立は・・・・御飯、牛乳、ミネストローネ、イカの唐揚げ、グリーンアイドサラダ、・・・プリン!?」
雫奈が驚きの表情で献立表を見る。
雫「一日目から、すごい献立ね・・・何よ、このグリーンアイドサラダって。ものすごく不味そうなんだけど。」
その瞬間、雫奈は何者かに突き飛ばされた。
雫「ふかひれさらだどひゃーっ!?」
ドン!(オルガンにぶつかる)
秋「おひょおおお!プリン!プリン!」
秋架がまた大騒ぎする。
雫「五月蝿い!」
ベシッ!(ビンタ命中)
秋「いてええええ!?アンタのビンタどんだけ強いのよ!」
秋架が右頬を擦る。
雫「知らないわよ。そんなことよりも、今日給食当番でしょ。用意しておきなさい。」
雫奈はそのまま自分の席に戻っていった。
秋(なんかツンツンしてるなぁ・・・・)

~数分後~
食堂にて。
先生「それでは、いただきまふ。」
全「いただきまーす。(どれだけ噛むんだここの先生)」
全員、給食を食べ始める。
雫「うっ、なんだこの給食・・・・」
雫奈が嫌そうな目で見つめているのが、グリーンアイドサラダだ。
巨大ちくわに巨大胡瓜を入れて、目に似せているらしい。(パルスィ関係なんてなかった)
しかも、隣がカチャカチャ五月蝿い。
雫「秋架。ちょっと五月蝿い。小学生みたいy」
カチャカチャ・・・(箸の音)
秋「むぐぐ、むぐぐぐぐぐぐぐ!(今は話しかけないで!)」
秋架はそのまま給食を食べきってしまった。
しばらくして、先生の声が響く。
先生「えー、ここにプリンが残っているので、欲しい人はいませんかー?」
その瞬間、辺りから一斉にガタッと音がした。
雫「・・・ちょっと、どれだけ沢山いるのよ。」
中には・・・入那、流々、秋架もいた。
沙「子供みたいですね。」
沙李歌が牛乳を飲んでから言う。
先生「えーと、先生は用事があるので失礼します。」
先生が食堂を出て行った。
その瞬間、辺りが騒がしくなってきた。
秋「私のだっつーの!」
女1「独り占めなんてズルいですよ!」
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・
雫「だーもー、五月蝿い!!揉め事してる暇があったらさっさと何か手を打ったらどうなの!」
雫奈が遂にキレた。
辺りが静かになった。どうやら、かなりガツンと入ったらしい。
しばらくして、やっと誰かが意見を出した。
女2「あのー、私に考えが。」
ということで・・・・

女2「えー、これから、プリンゲットマラソンを始めます。」
雫「うわ、ネーミングセンスが終わってる・・・」
ぽわーん・・・(雫奈が冷や汗を垂らす。)
女2「ルルー・・・ルールは簡単。」
沙「間違えたわね・・・・」
沙李歌がクスッと笑う。
女2「忘れてください!えー・・・ルールです!ここからスタートして、先にプリンをとった人の勝利です!
盗まれる前に食べられるように、予め蓋を開けておきます。」
ペリッ(蓋が開く)
雫(盗めるもんなのか・・・?)
その音を聞いた皆は、構えた。
入「よし、未来の栄光のために頑張ろう。」
入那が首を曲げる。
雫「これって未来の栄光に関わることなの?」
女2「それでは、位置について・・・・よーい、どおおおおおおおおん!」
女の子が手を挙げた瞬間、一斉に全員が飛び出した。
女2「さあ、先頭を秋架が走るぅ!後ろ、全然追いつけません!」
そして、遂に秋架がプリンに手を伸ばした。
が・・・その時だった。
突然、ガタッと音がした。
その瞬間、女の子が叫び始めた。
女2「ぎゃああああああ!秋架転んだぁぁぁ!」
秋「きゃあああああああああああ!」
雫「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!?」
その場にいた全員が絶叫した。
そのまま、プリンは宙を舞い・・・・
ぺちゃん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全「ふぇえええええええええええええええええいいいいいいいいいいいいいい!?」

女1「全く・・・なんてことをしてくれるのですか秋架さん!」
女の子が秋架に怒鳴る。
秋「・・・・・・・・・」
秋架は暗い顔をして何もしゃべらない。
女1「罰として、今度はあなたのプリンを使わせてもらいます。」
女の子がプリンを回収しようとする。
雫「あー、悪いけどそいつ、もうプリン食べちゃってるよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女1「ほげぇぇぇぇぇぇ!?」
女の子は、そのまま気絶してしまった。
雫「ええええ!?ちょっとちょ!誰か保健室呼んでぇぇ!」

~あれからずいぶん経って、帰宅道~
雫「おーい、秋架・・・大丈夫ー?」
雫奈が秋架の目の前に手を振る。
秋「終わった・・・私の物語、もう終わった・・・・」
秋架が物々呟く。
入「人生たった十三年くらいで、物語は終わるものなのか?」
入那がはぁ・・・と一息つく。
流「どうするの沙李歌?秋架、ずっとあの調子なんだけど。」
流々が沙李歌を指で突く。
沙「そうね、こいつは甘党だから・・・秋架。近くのケーキ屋さんのあの豪華ケーキ、今割引してるらしいわよ?」
沙李歌がチラシを見せる。
すると、秋架の鼻息が急に荒くなってきた。
そして・・・突然、秋架は走り出した。
秋「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!私の物語はまだ始まったばかりだじぇええええええええええい!」
雫「ちょっとー!?終わったんじゃなかったのー!?」
雫奈のそんな声も、今の全速力で走る秋架に届くはずもなかった。
二話 おしまい。

入「えー、次回予告だ!
  やっと来た休日。そんな日の土曜日に秋架がお花見に行かないかと私たちを誘ってきた。ま、そういうことで結局行くことにしたんだが・・・?
  次回。「桜花吹雪地獄」。
  ・・・ちょっと待て。何だこの不吉すぎるタイトルは!
  ・・・・え?最後にこれ言うのか?仕方がないなー。えーと・・・・次回も、見てってくれよな。(ニコッ)」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/22 (Fri) 21:40:36

ででーん
雫「またこのパターン!?」
秋「枕草子。春はお花見。」
雫「それを言うなら“あけぼの”でしょーが!!」

第三話「桜花吹雪地獄」
ーこちら、雫奈宅ー
雫「Zzz・・・すー・・・」
雫奈はまだ寝ている。
む、寝顔が・・・いえ、何でもありません。
すると・・・
ぴんぽーん(インターフォン)
雫「んー??」
ぴんぽーん
雫「はいはい、今出ますよー・・・」
ぴんぽーん、ぴんぽーん、ぴぽぴぽぴぽーん
雫「だー!五月蝿い!今出るっつーの!」
ぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴんぽーん
雫「・・・・・」
バカッ(戸が開く)
秋「よー、雫n」
ビシッ!
秋架が言い終わる前に、雫奈のビンタが決まった。
秋「いってえええええええぇぇっ!?」
雫「あら~、ごめんなさいねぇ?手が当たっちゃったんですよねぇ。なんかまたやってしまいそう・・・(怒)」
雫奈が笑う。・・・顔が笑ってない。
秋「いや、いや、いやその」
ビシバシビシバシビシバシビシバシィ!!
連続往復ビンタが決まった。
秋「ほげらああああめええええん!」
ばたきゅ!
秋架倒れる。
雫「はー、スッキリした!それじゃ、早速珈琲でも・・・」
雫奈は体を伸ばすと、家に戻ろうとする。
それを秋架が止める。
秋「飲んでる場合かー!!せっかくの休日だからさ?さ?出かけようよー!」
しかし、そんな秋架には目も暮れず、雫奈は言う。
雫「残念ながら車はガソリン切れよ。帰って頂戴。」
雫奈がそう言い捨ててドアに鍵を掛けようとする。
秋「うわー!待ったー!別に車で行くんじゃないよー!」
秋架がドアをバンバン叩く。
雫「五月蝿いわね・・・・じゃ、何しにいくのよ。」
雫奈が渋々そこに座る。
秋「決まってるじゃん!春といったら?」
雫「ピンク。」
秋「ピンクで春と言ったら!?」
雫「カー○ィ(コピー能力ニンジャ)。」
秋「ちょっと、まだ分からないの?」
雫「悪いわね、私はアホで馬鹿なのよ。」
雫奈がため息をつく。
秋「いやいや!この前のプリント百点取ってたよね!?」
秋架がそこの花壇にドン!と手をつく。
雫「あー、そうだったわね忘れてたわー。」
完全棒読みである。
秋「やれやれ・・・答えh」
雫「・・・んで、結局答えは桜でしょ?」
秋「結局分かってたじゃんよぉ!?」

~瀬々羅木桜道~
さて、秋架がいろいろ誘ってきたせいで七人という大所帯になってしまった。
雫「先輩・・・わざわざすいません。」
雫奈が先輩・・・螺禰琉に頭を下げる。
螺「大丈夫よ。こっちも暇だったし。」
螺禰琉が右目のモノクルを弄りながら言う。
入「しかし、こいつまで呼ぶとは思わなかったよ・・・」
入那が指差すほうには、狂花がいた。
秋「いいじゃんいいじゃん!」
秋架が駄々っ子みたいに跳ねる。
狂「こちらも暇だったので大丈夫ですよ。」
狂花が笑う。
入「うーん・・・本当か?お前いいとこのお嬢さんだから忙しいと思うんだけど。」
入那がそう言いながらも桜をチラチラ見ていた。
すると、秋架が何かを見つけた。
秋「ひょおおおぉぉ!あ、あれは、あれはぁ!」
秋「鯛焼き・・・・!」
ズドデガァッ!(秋架、流々以外の全員が転倒。)
秋「ねえ、先輩!買ってくだs」
ビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシィ!
またもビンタが決まる。しかもさっきより多い。
雫「先輩に強請ってどうする。それくらい自分で買え。先輩、仲間のアホバカが迷惑掛けてすいませ・・・」
螺「えーと、これ1つ50円だから350円350円・・・」
・・・財布を漁っている。
雫「先輩ー!!大丈夫ですからー!」

秋「うぅ~、美味しい~」
秋架が鯛焼きを頬張る。
雫「先輩・・・すいません。うちのアホバカの言うこと聞いてくれて。」
雫奈がまた頭を下げる。
螺「いいのよ。可愛い後輩の頼みでしょ?」
螺禰琉が少し笑う。
雫(そういえば、先輩の満面の笑みって見たことないなぁ・・・)
入「しかし、私たちの分まで悪いな。」
入那が鯛焼きを少し食べる。
螺「大丈夫よ。お金ならまだあるし。」
秋「じゃあ!じゃあじゃあj(ビシッ)いてえ!?」
雫「これ以上先輩に強請ったら死ぬほど痛いビンタ喰らわすからな?覚悟しとけよ?」
雫奈の目が怖い。
秋「ううう・・・・」
・・・しばらくして、大変なことが起こった。
螺「・・・?な、なに?この音・・・」
螺禰琉が立ち止まる。
流「ひゅほぉぉぉぉって音がするね。」
流々も立ち止まる。
沙「え、何それ嫌な予感がするんだけど。」
沙李歌がへっぴり腰になる。
その言葉から、数秒経ったそのとき。
男「うわあああ!?竜巻だぁぁ!?」
男が叫び逃げ出す。
狂「ななななななななな、何ですってぇ!?」
狂花も逃げようとするが、転ぶ。
流「あわはわわ・・・」
沙(おかしい、天気予報のお姉さんもお兄さんもおじさんもおばちゃんもエイリアンも竜巻が来る危険性があるなんて言ってなかったぞ。それに、こんなに晴れてるのに・・・)
沙李歌がいろいろ考えている間にも、竜巻は接近しつつある。
螺「これは・・・・・・・・・まさか、境界を渡ってくるとは。こちらも簡単に出入りできるけど、こんなことをする妖怪は珍しいね。」
螺禰琉がポケットから何かを取り出す。
螺「あなたたちは下がってて。私が処理する。」
螺禰琉の青い目が光りだす。
沙「え、処理?それってどういうこt」
沙李歌が言い終わる前に、螺禰琉が何やら唱え始めた。
螺「石符「スピリッツ・サラマンド」。光れ我が意思よ。目の前の災いを沈めよ。」
螺禰琉が弾幕を放つと、何か断末魔が聞こえ、竜巻は収まった。
雫「・・・・・・凄い・・・・」
雫奈がその光景に見とれる。
しかし、その瞬間・・・
流「うわああああああ!桜がああああ!!」
花弁がものすごい勢いで飛んできて、積み重なっていき、遂には・・・・全員、埋もれてしまった。
沙「出ひて~・・・」
入「わぐわぐ・・・ふがぁ。」
やっと秋架が顔を出す。
秋「ぶふっ・・・桜を地獄だと思ったのはこれが初めてだよ・・・」
しかし、流々はまだ埋もれていた。
流「助けてー。桜に埋もれて出れないよー。」

その後、全員何とか脱出して、
お花見は大成功に終わったとさ。
雫「成功してないよ!寧ろ失敗だよ!」
第三話 おしまい

秋「次回予告!
  とうとう四月も終わり、遂に五月が始まった!
  というわけで五月はGW編!五人の愉快な旅行
  の始まりだ!
  次回!「GW編1・沙李歌ピンチ?」
  次回も見て行ってね!」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/05/27 (Wed) 23:07:02

ででーん
雫「もうツッコまない。もうツッコまないからね。」
秋「夜をこめて 鳥の空音ははかるとも 世に逢坂の
  関はゆるさじ 紫式部。」
雫「清少納言!!」

第四話「GW編1・沙李歌ピンチ?」

~広場~
秋「というわけで・・・」
秋「GWだじぇええええええええええええええ(ビシッ)むぎゃあ!」
またしてもビンタが決まる。
雫「五月蠅い。ちょっと落ち着いたらどうなの。」
入(雫奈、恐ろしい子・・・!)
入那の体が震える。
沙「んで、何で広場に集めたわけ?」
ここで説明。
この五人の家は、このような感じで並んでいる。
入 秋 流 広場 雫 沙
その為、基本的に皆は広場に集まることが多いのだ。
しかし、家まで近いとは・・・何という偶然。
秋「決まってんじゃん!GWと言ったら・・・?」
入「ゴールデンウィークの略。」
雫「五月の第一土曜日からその次の週の水曜日まで続く休み。」
二人が連続して答える。
秋「合ってるけど間違ってる!合ってるけど間違ってるよ!」
秋架が五月蠅い。
沙「んで、結局答えは?」
沙李歌が聞く。
秋「ふっふっふ・・・そr」
雫&入「旅行でしょ?」
秋「結局分かってたじゃんよぉ!」

雫「んで・・・結局、車?あんまり家族に迷惑掛けたくないんだけど。」
雫奈が家のほうを見る。
秋「だからこそ、チャリで行くのよ。視蛾祖町にチャリで。」
その言葉からしばらく沈黙が続き、雫奈が叫んだ。
雫「はあああああぁぁぁぁあああぁぁぁあああ!?」
雫奈が秋架の胸倉を掴んだ。
雫「アンタ何言ってるの!?あの大都会で遠い視蛾祖町にチャリで!?」
雫奈が秋架をそのまま揺する。
秋「うわー!落ち着け落ち着け!」
秋架が両手を挙げた。

雫「取り乱して悪かったわね・・・んで、何よ?」
雫奈が脚を組んで土管に座る。
秋「いやね?最近さ、視蛾祖町へチャリで行くための道路ができたらしいから。本物の高速道路みたいで楽しそうだよ?」
秋架がビラをひらひらさせる。
入「ふうん。そういうことなら、行くか。最近チャリに乗ってないし。」
入那は家に戻っていった。
雫「仕方ないわね。行ってやるわよ。」
雫奈も家へ戻る。
秋「そうと決まれば早速準備だ!まずは予約・・・」

~数分後~
秋「さて、全員集まったね!」
全「はーい。」
ここでちょっと皆が乗っている自転車確認。
入那はクールな黒と赤。
雫奈は青色。ボディが輝いてる。
秋架は真っ赤。
流々は・・・三輪車。黄色。
沙李歌は地味な茶色だ。
雫「それじゃあ、早速。」
雫奈が自転車の鍵を外すと、滑るように自転車を走らせて行った。
流「あ、待ってー!」
入「よし、未来の栄光のために走り抜こう。」
それに続いて入那達も走り出した。
沙「あ、待って・・・むぎゃあ!」
鍵を外し忘れた沙李歌は、自転車を漕ごうとして横にぶっ倒れた。

~自転車用高速道路~
秋「ねえねえ、まだ~?」
秋架がナビを(自転車に取り付けるタイプ)見ながら聞く。
入「まあ、もうすぐじゃね?」
入那がナビを弄る。
流「しかし、美味しかったね~」
流々が一息つく。
どうやら昼食を済ませてきたらしい。
全員、少しゆっくり自転車を漕いでいった。

数分後。
やっと視蛾祖町が見えてきた。
入「んー、ここが出口だな。」
入那が左折する。
それに続いて、残りも・・・んん?
沙(待てよ。これはもしかしたら罠で、実際は・・・)
いや、一人だけその出口をスルーしていった。
雫「ちょっと沙李歌ぁ!?どこ行くのー!?」
そんな雫奈の声も、沙李歌には届かなかった。

あれから数分経ち、やっと五人・・・否。四人はホテルにチェックインして、部屋に入った。
秋「流石大都会のホテル!ひっろおおおおい!」
秋架が床にダイブする。
しかし、当然こうなった。
秋「いったぁ!?(顔面強打)」
・・・知ってた。
入「まあ、秋架は放って置いて・・・・これからどうするんだ?」
秋「置くな!」
秋架が涙目になりながらも怒鳴るが、入那は無視する。
雫「そうね・・・じゃ、風呂でも入ってくるか。」
雫奈はそう言うと、部屋を出て行った。
秋「あ、私もー。」
秋架もそれに着いて行った。
流「あ、待ってー!(本日二回目)」
流々も部屋を飛び出していった。
入(ふう・・・やれやれ。私、風呂は深夜派だから、テレビでも見ておくか。)
入那は、ベッドに座ってテレビの電源を付けた。

一方その頃・・・・
沙「えーと、出口はここか。」
沙李歌は、そのまま左折し、狭差娑村に入ってしまった。
沙「えーと、どれどれ・・・視蛾祖町・・・ここから5kmだとぉ!?」
沙李歌は、慌てて左折して行った。

視点戻ってホテル。秋架と流々は寝ており、雫奈は起きていた。
ちなみに、入那は不在。
雫「はあ・・・沙李歌の奴、大丈夫だったかな・・・?」
雫奈がため息をつく。
そんな時、ドアが開く音がした。
そこから、フラフラしながら沙李歌が入ってきた。
沙「うな~・・・お腹減ったよぉぉ・・・・」
沙李歌はそのままベッドに突っ伏してしまった。
雫「うわあああ!さ、沙李歌ぁぁぁぁ!」
雫奈は慌てて沙李歌の近くまで走っていった。




入「やっぱり、深夜の風呂の満月は最高だな。」
入那は、あんなことやこんなことが起こっているとも知らず、空を仰いでいた。
三話 おしまい

流「次回予告だよ~
  秋架の提案で買い物に行くことになったよ~
  さて、皆は何を買うのかな~?
  あと、ビンゴゲームもやることにしたんだけど・・・
  次回、「GW編2・はちゃめちゃBINGO!」
  次回も見て行ってね~」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/02 (Tue) 21:31:41

沙「九九やりまーす。」
雫「何故に!?」
沙「1×1=1、1×2=2、1×3=3、1×4=4・・・」
カット。
沙「1×8=8、1×9=9・・・」
雫(うんうん)
沙「1×10=10!」
雫「それ九九やなーい!!」

第5話 「GW編2・はちゃめちゃBINGO!」

秋「というわけなのだよイリソン君!」
入「はあ・・・何故私にばっかり話を振るんだ?他の奴にも聞けばいいじゃないか・・・」
入那がため息をつく。
秋「仕方ないじゃない。だって・・・」
秋「アンタ以外は寝てるじゃないのよーーーーーーーッ!」
雫奈達はぐっすり寝ていた。
流々は壁に激突しながらも寝ている。なんと寝相の悪い・・・
入「・・・起こしてやるか。」
入那が取り出したのは・・・何だこれ。ラジカセ?
カチッと入那がスイッチを入れる。
すると、大音量で何かが流れ出した。
これは・・・録音したのを流しているようだ。
入(録音)「おいお前らーっ!起きろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!」
ただでさえデカい入那の声が大音量で流れているのだから大変だ。
それを聞いていた全員が飛び起きた。
眠っていた人一同「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいい!?」
入「ほら、全員起きた。」
雫「アホかぁ!そんなことしたら・・・」
雫奈が言い終わる前に、ドアをガンドン叩く音がしてきた。
入「何だ?迷惑な・・・」
入那がドアを開けた瞬間、凄い怒鳴り声が聞こえてきた。
「迷惑なのはそっちじゃボケェェェェェェェェ!!」

入「えー、コホン。それで、結局何やるの?」
入那が耳を弄りながら聞く。
秋「ズバリ!デパートに行って、ショッピングに行くんだよ!お土産も買わなきゃいけないし!」
秋架が思い切り身を乗り出した。
流「・・・・ねえ。」
流々が雫奈の肩を指で突く。
雫「何?」
流「しょっぴんぐって何?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ズガァッ!
秋「ええええ!?知らないの!?」
秋架が起き上がって驚きの表情で流々に向かい叫ぶ。
雫「沙李歌ァ!これくらい教えておきなさいよ!」
沙「いやいや!買い物くらいは教えてるよ!ショッピングって用語を使ったほうが悪・・・」
全(沙除く)「いーや、教えなかったお前のほうが悪い!」
沙「そんなぁぁ!?」

というわけで、デパートに行くことになった五人であった。

ーデパートにてー
秋「よし、ここから別行動ね!」
秋架が右手を挙げながら言う。
雫「何故?」
秋「誰が何を買ってくるかは集合してのお楽しみってことよ。」
秋架が人差し指を上に向かせながら答える。
入「いい考えかもな。それじゃ、私は先に行ってるから。じゃーなー。」
入那は走ってどこかに行ってしまった。
雫「あ、ちょっと入・・・はあ、行っちゃった。それじゃあ、私たちも行くとするかね。」
それに続き、後の四人も解散した。

沙「くーっ、私、アイツ等と友達になってから絶対に欲しかった物があるんだよね。」
沙李歌が腕を伸ばす。
その先には・・・ガラケーがあった。
沙「ふう、これで皆と同じになるかな?」
沙李歌は上機嫌でレジにスキップで行った。

ーその後。ホテルにてー
沙「えええええ!?皆なんでそれ買ったの!?」
沙李歌が驚く。
入「何だよ~、何買おうが私達の自由だろ?」
入那が何かを弄っている。
皆の手に握られていたのは・・・
スマホだった。
雫「いやさ、アンタの悩みに応えようと思ってさ?まず、こんなケータイあるなんてアンタに会うまで知らなかったし。」
そういえば、沙李歌の悩みは一人だけスマホであることだっけ・・
秋「操作しにくいね、これ・・・あれ、間違えた。」
入「しかし、凄いなこれは。いろんなゲームやらなんやらやができるぞ。それっ。」
全員がスマホを弄っている間、沙李歌はそこに立ち尽くしていた。
沙(この折角買ったガラケー、どうすればいいのよ!)

ー夜ー
秋「お?皆、これ見て!!」
秋架が何か紙を持って来た。
雫「んー?どれどれ・・・」
その紙にはこんなことが書かれていた。

 ビンゴ大会開催のお知らせ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
流「ねえ。ビンゴって何?」
ズガドデゴッ!
雫「えーと、それは・・・」
少女説明中・・・
雫「ってことよ。」
流「なぁるほど。」
流々が頷く。
秋「というわけで・・・行くしかないでしょ!」
秋架が右手を挙げる。
雫「えー、面倒くさい・・・」
しかし、雫奈は突然顔色を変えて慌て始めた。
雫「いや、嘘よ。ややや、やっぱり行くわ!」
入「おい、雫奈どうした・・・うっ。」
入那の目の先には・・・
目をうるうるとさせた流々。
秋(あ、これは断れないわ。)

ー会場ー
ビンゴ大会会場は、賑わっている・・・が、人が少ない。
雫「ここ、できてから一年は経つけど、やけに人少ないわね・・・」
雫奈が辺りを見回す間に、司会が大会を進行し始めた。
司会「れでーす、めー、じぇんとるめー!」
秋(え、ちょ、え?)
・・・ツッコミどころが多すぎる。間違え過ぎだ。
しかし、司会はそのまま続ける。
司会「さて、始まりました!第一回、ビンゴ大会!」
どこか寂しい拍手が聞こえてくる。
入(第一回かよ!?)
司会「予算がキツい為、広告費が足りず人が少ないですが楽しみましょう!」
雫(道理で人が少ないわけか・・・)
雫奈がカードを見る。
雫(え、何これ。え?)
明らかにそのカードは普通のビンゴカードとは違った。
ところがそれをツッコもうとする前に大会は始まってしまっていた。
司会「まずは・・・500番!」
雫「待て待て待てーい!」
雫奈が司会に怒鳴る。
雫「どんだけこのビンゴカードデカいのよ!こんなビンゴカード作る金があるなら広告に使えっての!」
ところが、司会はそれを無視して進め始めた。
司会「さて、皆さん、500番はありましたかな?」
雫「無視するなっ!」
秋「えーと、えーと・・・ダメ。多すぎてわかんない。」
秋架はビンゴカードを捨ててさっさと行ってしまった。
司会「おやぁ?一人離脱しちゃいm」
雫「アンタが悪いだろうが!」
雫奈がまた怒鳴るが、それも無視して司会は進め始めた。
司会「次は・・・9999番!」
雫「その番号、どのカードにも無いじゃないの!!第一1000番から上は無いじゃんよ!」
雫奈がそこにあった机を思い切り叩くが、それも気にせず司会は進めていく。
司会「おやおや、ハズレ番だったようです。」
しかし、それを聞いて二名がガタッと席を立った。
入「やってらんねぇ。帰って煎餅食べよう。」
沙「私も饅頭食べに行こう。」
司会「おやおやぁ?今度は二人いなくなっちゃいましたね。」
それも気にせず司会は進めようとしたが、遂に雫奈がキレた。
雫「おふざけ司会者さんや。何か言い残すことは?」
雫奈が司会の胸倉を掴む。
司会「え、いや、その」
司会が突然の出来事に言葉を失うが、それでも雫奈はお構い無しだ。
雫「ほう、無いか。それじゃあ、早速・・・」
雫奈が手を構えた。
雫「この馬鹿司会者がアアアアアアッ!」
ビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシィ!
司会「はぎゃああああああああああああっ!?」
連続ビンタを喰らった司会は、目を回してそこにぶっ倒れた。
それを見ていた客や流々は震えていたが、雫奈は背を向けながら手を光らせていた。

雫「制裁完了・・・(チャキーン)」


秋「じじじじじじ次回予告!
  折角の旅行なので、観光スポットに行くことにした私達!
ところが、そこで会った迷惑客に奴がブチギレ?
更に、意外な出会いが私たちを待っていたァ!
次回!「GW編3・特製お仕置きメニュー!?」
  次回も見て行ってね!」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/13 (Sat) 17:16:40

ー作者の呟きー
何故だ!何故新シリーズが途中で思いつく!
二つ同時進行というのもありだが、ごっちゃごちゃになるし・・・
・・・一度こっちのシリーズをストップする。そうだ、そうしよう。
(ということで、次回から一旦このシリーズは止めて次のシリーズ移ります。)

秋「明日、野球やりに行くよ!!」
雫「マジ?なにやるの?」
秋「見れば判るよ!」
雫「本当かしら・・・?」
次の日
雫「はあ、どこにもいないじゃない。結局嘘d」
「ストラーイク!」
雫「ん?どこかで聞いたことのある・・・」
秋「バターアウト!チェンジ!」
雫「審判!?しかもバターって何よ!?」

第七話「GW編4・ドキワク帰り道?」

秋「遂にこの日がやってきた・・・」
秋「GW旅行終了の日じゃあああ!」
雫「ふう、短かったような長かったような。」
雫奈がため息をつく。
入「短かったようなが先に付くってことは、どっちらかって言うと短かったってことだな。」
入那が笑う。
流「それじゃあ、早速ちぇっくあうとしなくちゃね!」
流々がはしゃぐ。
雫「何でそこではしゃぐのよ。」
雫奈がなぜかハイテンションの流々を見て呆れる。
流「んー?意味は分からないけど楽しそうだしー。」
流々が首を傾ける。
雫「・・・沙李歌は教育に向いてないわね。」
雫奈が沙李歌を冷たい目で見る。
沙「・・・うっ。」
・・・反論できない。

入「んで、チェックアウトも済ませてきた訳だが。」
入「何だこれは?」
入那達の前には・・・
大量のバナナナの皮。(おい、ナが一個多いぞ、おい。)
雫「こんなにマナーの悪い人っている?」
雫奈が呆れる。
秋「わざとらし過ぎるなぁ、これは。」
秋架が延々と続くバナの皮の行列を見てため息をつく。(おい、今度は一個足りないぞ、おい。)
流「ていあーーーーーーーん!!」
流々が右手を挙げる。
雫「長い。イエローカード。」
秋「五月蠅い。レッドカード。」
流「えー、そんなこと言わずに、聞いてよー。」
入「どうせ大したことない。イエローカード。」
沙「やったとしても碌なことにならない。レッドカード。」
全「お前が言うな。」
沙「酷い!?」
・・・何だ、この茶番。

雫「結局、提案ってのは?」
雫奈がどうせ大した事ないだろうなという目で聞く。
流「それはね・・・」
流「障害物レースだよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
入「・・・靴投げていいか?」
入那が何故か怖い顔。
流「何でーっ!?」
入「馬鹿かこいつ!帰宅道でレースなんて・・・」
二人「さんせーい。」
秋架と沙李歌が手を挙げた。
雫「ホワッツ!?」
雫奈がポカーンと口を開ける。
秋「楽しそうじゃん。」
秋架が笑い、沙李歌は頷く。
流「はい、三対二でこっちの勝ちね。」
入「本当にやるのかよ!?」

オ「というわけで始まりました!第一回、自転車障害物レース!実況はバグトリオでお送りいたします!」
雫「ちょ、何勝手に・・・」
リ「宜しく~」
ヤ「さて、どうなるのでしょうか?楽しみですねぇ。」
オ「おっと、ここで臨時ニューs」
入「入らないからな?」

オ「さて、五人一斉にスタートしました!」
ヤ「一位を走るは入那!とても怖い顔でコースを走っております!」
リ「後に続くは流々!三輪車であのスピードはすごい!」
オ「その後に、雫奈、秋架、沙李歌と続いておりま・・・*おおっと*沙李歌クラッシュ!」
リ「これは痛い・・・」
ヤ「バナナナナが効いてますね~」
リ「うわあああ!?もう既にゴールまで残り10kmの入那!これは追いつけな・・・バナナアアアア!?」
オ「入那バナナに滑りま・・・いや、回転して逆にスピードアップしています!マルオカートじゃないですか!」
ヤ「かなり遅れて流々もパーキングエリアを通過!」
リ「ああっと入那ゴール!」
オ「早!?」
ヤ「そのまま流々、雫奈、秋架とゴールして行きました!」
オ「一方、沙李歌は・・・?」
ヤ「おやおやぁ?壁に埋まっていますね。」
オ「ええええ!?」
リ「ぎゃあああ!?これ以上続けたら危ない!第一回自転車障害物レース、これにて終了!また次回もよろしくぅ!」
沙「次回もう来るな!それよりも助けて!」
・・・なんだ、この茶番。(本日二回目)

~広場~
入「・・・・・・(怒)」
流「・・・・・・(泣)」
雫「・・・・・・(呆)」
秋「・・・・・・(汗)」
沙「・・・・・・(痛)」
とても気まずい空気が漂っている。
入「何か言うことは?」
入那が流々を睨む。
流「すいませんでしたー・・・」
流々は深々と頭を下げた。

秋「こうして、私達のGW旅行は終わったのだった・・・」
雫「何よこの終わり方!?しかも帰り道ドキワクもしなかったのだけど!?」
これが世に言うタイトル詐欺というものなのであった・・・

第一期 おしまい

螺「次回予告だよ。
  六月がやってきて、瀬々羅木村にも梅雨の時季がやって来た。
  雨でちょっとネガティブになり気味の秋架を雫奈達が元気付けようとするのだけど・・・・
  次回。「雨の日でも、ずっと友達」
  次回も見てね。
  ・・・私の出番はしばらく来ないね。」

いろんな意味でメチャクチャだった第一期終了。
第二期は次のシリーズが終わったときに始まります。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/13 (Sat) 17:36:03

プロローグだけやっておくぜ。
明日からスタートします。(フラグ)
オリキャラ募集、早速やろうかな・・・?でも、今はそれについて話が出てるし・・・
まあ、今はやめておこうかな。事後にしましょう。
取り敢えず、プロローグ始めます。

プロローグ
?「・・・皆には、待ってくれる人がいるだろうか。
  最後まで、死ぬ時まで。仲の良い人がいるだろうか・・・
  たとえ、どれだけ自分が遅れても。
  たとえ、自分の種族が、力がどうであっても。
  ・・・必ず、自分を信じてくれる人はいるだろうか。
  ・・・否。いるはずがない。
  何故なら・・・私は。
  誰もかれも・・・私を・・・見捨てて、置いていって・・・
  どうせ、そんな奴ばっかりだ。
  だから、今度は私が壊す番だ。
  必ず、必ず、必ず、必ず・・・」

  ーーーーーーー東方執霊華-------

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/14 (Sun) 10:12:08

建てたフラグを回収しない程度の能力。
大丈夫かな・・・ストーリー被ってたりしないかな・・・
一応、確認はしています。

東方執霊華第一話「私の妹」

「おーい、早苗ー!!さーなーえー!!」
早「ふああ・・・・朝からそんなに叫んで、どうしたんですか?」
神奈子様の呼ぶ声で、私は目が覚めた。
・・・その時は、あんなことやこんなことが起きるなんて知らずに。
私は神奈子様の前に来た。
早「それで・・・結局、何の用で?」
それを聞くと、神奈子様は視線を逸らした。
これは・・・何か隠してるのか?
取り敢えず、私は神奈子様の視線の先にある物を見た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早「ふぁああああああああああああああぁぁ!?」
私は思わず奇声を上げた。
だって・・・だって、そこには。
・・・三歳くらいの子が、寝ているんだから。
早「誰!?誰ですかこの人!?捨て子ですか!?」
私は驚きのあまり、暴れだしてしまった。
神「落ち着け落ち着け!確かに捨て子かもしれないが・・・もしかしたら、だぞ?もしかしたら、天からの授け物かも・・・」
神奈子様が冗談みたいなことを言うが、そのときの私は動揺していて、冗談には聞こえなかった。
早「あの・・・・その・・・・・神奈子、様?」
私が恐る恐る聞く。
神「?何だ?」
しばらく、私は言うのを躊躇っていた。
一度深呼吸して、落ち着いて言い放った。
早「この子、私の・・・妹にしても、いいですか・・・?」
はあ、なんてことを言ってしまったのだろう。
これを言った後、私は思った。
だって、本当に捨て子だったらどうするんだ。本当に、すでに姉や母がいたらどうするんだ。
そう、思っていた。
が、この次に神奈子様に言われた言葉は、あまりにも衝撃的だった。
神「いいんじゃないかな?存分に可愛がってやってくれよ。」
それを聞いた私は、驚きと同時に、喜びを感じていた。
その時、その子が起きた。
?「にゃに~・・・ひゃ!?」
私達を見て、驚いているようだ。
?「しゃ、しゃれ?」
誰?と聞きたいらしい。
早「私は東風谷早苗です。早苗でもいいし、その・・・お姉ちゃん、でも・・・いいですよ?」
あーあ、やっちゃった。
いくら小さい子と言えど、流石にこんなお願いは無理があるか。
そう思っていたら、こんな返答が返ってきた。
?「お姉ちゃん!」
この子、なんて素直なんだ。
本当に「お姉ちゃん」と呼んでくれるとは思わなかったので、私は嬉しかった。
早「あ・・・神奈子様、自己紹介をしておいたほうがよろしいのでは?」
神「そうだな、私もやっておくか。私は八坂神奈子だ。神奈子でいいよ。」
神奈子様が少し笑っているようにも見えた。
?「かなこさま?」
・・・わあお。この子、意外に頭がいいのね。
神「・・・これは驚いたな。まさか、様付けで呼んでくれるとは。」
神奈子様も驚いている。まあ、当然でしょうね。

早「そうだ!!この子、博麗神社に連れて行ってあげてもいいですか?」
神「いいが・・・どうするんだ?」
早「もっと幻想郷に馴染んでもらいたいので。それには博麗神社に行くのが一番でしょう?」
神奈子様は、少しも考え込まず、言った。
神「よし、行ってきな。」
早「はい!行ってきます!!」
こうして、私は。一人の妹を持つことになったのでした。

おまけ的な何か
諏「ふわあああ、おはよう・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
諏「あれー!?神奈子ー!早苗ー!?どこ行っちゃったのー!?」
続く

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/15 (Mon) 17:05:02

東方執霊華第二話「名前」

早「ここが博麗神社ですよ!」
?「はくれーじんじゃ!」
その子が嬉しそうに跳びはねる。・・・あまり意味はわかってないみたい。
というわけで、やって参りました博麗神社。
・・・霊夢さんがお茶を啜ってますね。飽きないのかな?
と、そこにいた魔理沙さんが急に振り向いた。
魔「お、異変か?・・・なんだ。お前かよ・・・ねーさんは今いないぜ?」
魔理沙さんがため息をつく。
早「いえ、今回は別の用件で来ました。」
私が妹・・・の方を向くと、妹は首を傾げていた。
妹「いへん~?」
妹が聞く。
霊「最近溜まってるらしいから、ぶっ放したいらしいわ・・・って、あんた誰よ?」
霊夢さん、小さい子を目の前にして動揺している。
妹「こちや~!」
妹が笑顔で答える。
霊「東風谷・・・え?」
霊夢さんが私のほうを鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして見てくる。
早「は・・えっと・・・その・・・い、妹ができまして。」
私がもじもじしながら答えると、霊夢さんがえ~、と言いたそうな顔をした。
霊「アンタの所に子ども産める人なんていたかしら?」
霊夢さんが考え込む。
早「いや、そういうわけではなくてですね!?」
霊「じゃ、どういうわけよ。」
私は慌ててこれまでの経緯を話した。

霊「ふうん・・・勢いで作ったわけね。」
霊夢さんが腕を組む。
あれ?何か今、チッて聞こえたような・・・気のせいだといいなぁ。
魔「おっと、じゃあ自己紹介しておかないとな。私は霧雨魔理沙だ!魔理沙様、と呼んでくれてもかまわないぜ!」
魔理沙さんが堂々と胸を張る。
霊「はあ・・・あのね、コイツは普通に魔理沙で・・・」
霊夢さんが言いかけたとき、妹は笑顔で言った。
妹「魔理沙たま!」
・・・・・・・・その場にいた全員が笑った。・・・いや、魔理沙さんだけ笑ってない。
魔「いやいやいや!たま、じゃない。さま、だ!」
魔理沙さんが慌てて覚えなおさせようとするが、残念。もう完全に頭にインプットされていた。
妹「魔理沙たま~。」
霊「魔理沙ドンマイww」
早「この子一度頭にインプットすると離れませんから、ずっとそう呼ばれることになるでしょうねw」
私達が大笑いしながら言うが、魔理沙さんはそこに立ち尽くしていた。
霊「おっと、忘れてたわね。私は博麗霊夢。ここの神社の巫女ね。」
霊夢さんが少し微笑みながら自己紹介をする。
妹「れいむ・・・さん・・・?」
その子が少し後ずさる。
霊「あれっ?」
霊夢さんがまた丸い目をする。
魔「多分、霊夢の悪質なオーラを読み取っt(バコォッ!)いってぇ!?」
霊夢さんの拳が決まり、一撃ノックアウトだ。
それを見ていて怖かったのか、妹はいつの間にか私の後ろに震えながら隠れていた。

~人里~
さて、この子がもっと幻想郷に馴染めるように、今度は葉に会いに行くことにした。
霊夢さんと魔理沙さんも、どういうわけかついてきた。
葉「いらっしゃいませー。・・・あ、皆さん!」
葉が頭を下げる。
魔「よっす。」
魔理沙さんが手を振った。
葉「ところで、何をしに・・・あれ?そ、そこの子は・・・?」
葉も驚きを隠せない様子。まあ、当然でしょう。
霊「ああ、この子は・・・名前はまだ決まってないらしいのだけど。早苗の妹よ。」
霊夢さんが代わりに私の妹を紹介してくれた。
葉「へえ・・・あ、私は瀬笈葉です。よろしくお願いします。」
葉も自己紹介をする。
妹「はっぱさん!」
妹が元気よく言う。
早「ちょっちま!流石にそれは・・・」
私は慌てた。これは失礼すぎる。
でも、葉は笑顔でこう答えてくれた。
葉「大丈夫ですよ。それが呼び易いのなら。」
ああ、なんてお人好しなんだ。
正直、逆に心配になってきた。
・・・すると、突然妹の視線が別のところに向いた。
その視線は、マーガレットに注がれていた。
妹「これ、ほしい。」
妹はそう言いながらマーガレットを指差した。
葉「はい。59円になりまーす。」
・・・どうしよう。買うべきか?買わないべきか?
そう思っていたら、魔理沙さんが何かを取り出した。
魔「はい。きっかり59円。これでいいだろ?」
葉「え、あ。はい。お買い上げ、ありがとうございました。」
私は、それを見て、慌てた。
そして、魔理沙さんに深々と礼をした。
早「ごごご、ごめんなさい!」
が、魔理沙さんは笑っている。
魔「まあまあ、気にしなさんなって。」
・・・魔理沙さん、下心があるのか性格が変わったのか。
そう思っていたら、霊夢さんが手をポンと叩いた。
霊「そうだ。この子、名前がないから呼ぶときに不便だったのよ。マーガレットを欲しがったんだし、レマっていうのはどう?」
しかし、私はイマイチだな、と思った。
早「そんな名前の人、どこにでもいそうですよ。ネーミングに捻りが欲しいですね。」
私と霊夢さんが考えていると、魔理沙さんが紙を押し付けてきた。
霊「んーと?どれどれ・・・“恋眞”?」
霊夢さんがこいま、とかれんま、とか読む。
魔「馬鹿か。“れま”だっての。“レマ”はどこにでもいそうでも、こんな漢字の人は、滅多にいないだろう?」
しばらく、辺りは黙り込んでいた。
魔「え、いや、ダメだったら、それで・・・」
魔理沙さんがヤバイことを言ったと思ったのか、慌て始めたが、私と霊夢さんは声を揃えて言った。
霊&早「それだ!!」
魔「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
魔「ええええええええええええええぇぇぇぇぇっっ!?」

こうして、私の妹の名前が決まりました!
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/16 (Tue) 23:24:13

東方執霊華第三話「能力」

今、自分はある人物を探している。
ところが、その途中、大変なものを見てしまっていた。
ここは、とある人里。
その真ん中で、一人の女が、高笑いをしている。
?「キャハハハハ!愉快、愉快!人が壊れていく様を見るのは、面白いねぇ・・・!」
女の前にいるのは、おじさんと少女だった。
少女は、震えながら屈み込んでいた。
おじさんも震える。
お「や、やめろ・・・来るな・・・・近づくなァァァ・・・」
おじさんは、後ずさりをし、遂には逃げ出した。
が、先ほどの女に回りこまれてしまう。
?「チッ、壊れてなお逃げようとするとは、しぶとい人間もいたものね・・・」
そいつは舌打ちをすると、自分の掌に球体を展開した。
女はそれをおじさんに向けて投げつけた。
おじさんは球体に閉じ込められる。
その球体は、どんどん小さくなっていった。
同時におじさんも小さくなっていく。
おじさんはそこから出ようともがくが、その球体はビクリともしなかった。
そして、とうとう球体は見えなくなり、同時におじさんの悲鳴が上がって、おじさんも消えた。
・・・死んじまったようだ。
?「処理完了。次はお前だ・・・!」
女は先ほどと同じようにおじさんの隣にいた少女に球体を投げつけようとした。
が、そこに弾幕が飛んできて、まだ完全に展開できていなかった球体が壊れた。
?「・・・ッ。」
彼女はまた球体を展開しようとした。
が、突然今度は女に弾幕が飛んできて、球体を展開し損ねた。
?「孤独「アムールアスピラシオン」」
更に弾幕が飛んでくる。
女はこれは危ないと判断したのか、舌打ちをまたすると人里から退散していった。
代わりに、人里に誰かさんが降りてきた。
絶だ。
絶「ふーっ、セーフ!それじゃ、この子は頂いていこうかな!」
絶は、さっさとそのジタバタする少女を引っ張ってどこかに行ってしまった。
チラッ。
もうそろそろいいかな。あらよっと。
?「・・・やれやれ・・・派手にやられてるなぁ。」
はあ、見渡す限り家だらけ。人の姿などどこにも見えない。
ここにはいないか・・・今回は一旦退散するか。

~守矢神社~
いやはや、この子の名前が決まってから十年。
この十年間、いろいろな人里を周ったり、博麗神社に定期的に行ったり、修業をしたりした。
恋眞も、随分大きくなっていた。
恋「お姉ちゃん。今日も博麗神社に行くのですか?」
早「いいえ、今日は紅魔館というところに行きます。」
恋「紅魔館・・・・」
私は、あの妖怪だらけの・・・いや一人、人間がいたか。
とにかく、あそこに行けば更に更に幻想郷に馴染めると思ったのだ。
恋眞はしばらく考え込んでいた。
行きたくないのかと思ったが、どうやらどんなところかを考えているだけらしい。
恋「その館って・・・こんな感じですか!」

~恋眞の想像~
ザァァァァァ・・・
恋「大雨になっちゃった。そこの館に入って雨宿りしようかな。」
ギイィィィィィ・・・
恋「こんにちはー。誰もいないのかな?」
ドス、ドス、ドス
恋「!?な、何々!」
バカッ。
バケモノ「ギィィィィ!」
恋「きゃあああ!?」

恋「・・・って感じの館ですか!!」
恋眞がガタガタブルブル震える。
・・・私は、つい笑いそうになった。
早「ぜ、全然違いますよ・・・行ってみればわかるでしょう?」
行くのを躊躇っている恋眞を、私はズルズル引っ張っていった。
・・・うっ、10年前に比べるとかなり重くなったわね・・・

~紅魔館前~
早「さあて、着きましたよー。」
だが、恋眞はまだ入りたくないらしい。
恋「外見はよくても、中がやばかったりするんじゃないですかぁぁぁ!」
・・・やれやれ。
そう思って前を見ると、こんな張り紙が張ってあった。
早「何ですかこれ?霊夢さんたちの話によると、『こういう張り紙には碌なことが書いていない』って・・・」
その張り紙を見ると、私は目を丸くした。
早「あ、あるばいと募集中、詳しくは館主・レミリアに・・・?お、おかしいわね。あんなにたくさんの妖精メイドがいて・・・もしかして、あの門番がクビになったのかしら?」
私がいろいろ考えている間に、恋眞がいつの間にか紅魔館の玄関前に立っていた。
・・・あれ?ちょ、あんなに嫌がってたのに・・・
すると、こんな声が聞こえてきた。
恋「・・・メ、メイド服・・着てみたいです!」
恋眞は、そのまま紅魔館にダッシュで入っていった。
早「ちょっちまっち!あーもう・・・話せばわかるっ!」
私も、そう叫んでダッシュで入った。
そのとき、誰かさんの悲鳴が聞こえた。
?「ぎゃー!許してくだs(ブシュッ)むぎゃああ!」

~紅魔館~
恋眞も、私も、目的は違ったが、とにかく館主であるレミリアの元に走っていた。
早「レミリアさん!あの張り紙は何ですか!」
恋「レミリアさん!アルバイトしてみたいです!」
私から恋眞と、続けて叫んだ。
すると、館主であるレミリアがこちらを向く。
レ「あら、アルバイトがしたい?変わった人間もいたものね。」
・・・私の言ったことは耳に入っていないらしい。
早「ちょっと!あの張り紙は一体なんですか!」
私がそこの机をドン、と叩くと、レミリアさんは答えた。
レ「こっちはね、大変なのよ。この前の異変、あったでしょう?」
当然、あの界瑠の異変だ。
レ「おかげでね。一人犠牲になった咲夜は復活したのだけど。どういうわけか妖精メイドがいつまで経っても復活しないのよ。」
レミリアさんが溜息をつく。
一回休みの時間がとても長いんだろうか・・・?
レ「雇用も間に合わないし。だからアルバイト募集中よ。んで、そこの子はそれをやりたいとのことだけど。」
レミリアさんが紅茶を飲みながら私に聞く。
早「あー、えーっと。」
はあ、大丈夫かなぁ?
この子、果たしてメイドの仕事について行けるのだろうか。
いろいろ考えていたが、もう遅かった。
レ「時間切れ。零夜ー。」
レミリアさんが零夜さんの名前を呼んだ。
そこに突然零夜さんが現れる。
零「はああ・・・何ですか?」
零夜さん、だいぶお疲れ気味です。
早「あのー、大丈夫ですか?」
私が聞いたが、そのとき返ってきた答えはこうだった。
零「大丈夫な訳ないじゃないですかしんど過ぎて仕方ありませんよこのアルバイト募集の張り紙が出てからいつもより誘拐頻度が高くなったんですそれに一人でいろんな仕事任されるし大変なんですよさっきだって咲夜さんの代わりに見回りするついでに美鈴さんと一緒に門番することになったんですよ執事ってこんなことにも使われるなんて初耳ですよ美鈴さんがお仕置きされるところを見ながら門番をしたり見回りしたりするのはとても苦しかったですよ全くもう・・・」
・・・やばいお。 。がないから聞き取りにくすぎる。
とにかく、沢山愚痴ってることだけは分かった。
レ「仕方ないじゃない。妖精メイドが帰ってくるまでの辛抱よ。それからは誘拐の数はいつも通りにするから。」
レミリアさんが言うが、零夜さんは不満そうだった。
零「やだー!もう誘拐されたくないー!」
・・・うん。ドンマイです。
レ「取り敢えず、この子を連れて行ってあげて頂戴。」
レミリアさんが恋眞を指差す。
零「はーい・・・さて、行きますよ。」
零夜さんは、恋眞を引っ張っていった。
さて、レミリアさんと二人きりになったとき、レミリアさんがこちらに聞いてきた。
レ「そういえば、あの子誰?」
・・まあ、いつかは来ると思ってた。この質問。
早「あの子はですね、私の妹で、恋眞といいます。」
レ「ふーん・・・大変ね。貴方も。」
・・・この人、自分の妹と一緒にしてませんかねぇ・・・?
すると、恋眞が戻ってきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早「何ですか・・・これ・・・」
私は恋眞を見て固まった。
恋「え、ええっと・・・・ど、どうですか・・・?」
恋眞がモジモジしながらレミリアさんに聞く。
レ「そ、そうね。似合ってるんじゃない?」
レミリアさん、あまりにも似合っているから動揺しているようだ。
恋「そ、それで・・・な、何をすれば?」
恋眞が途切れ途切れに聞く。やっぱり着慣れない服を着ると緊張するらしい。
レ「そうねぇ・・・フランと遊んであげて。クロに零夜がいざとなったら助けてくれるから。」
はぁ!?ちょっと待てちょっと待て。
流石にそれは危なすぎる!
が、私が言う前に、もう恋眞は行ってしまっていた。
恋「遊びなのに助けてくれるってよく分からないけど頑張るぞー!」
・・・大丈夫だといいなぁ。

~地下~
恋眞たちは、地下に早速降りることにした。
やっと地下の鉄格子前に着くと、クロがいた。
ク「にゅう~?あれ、誰ですか?」
クロがすぐそこの何かに隠れながら聞く。
恋「(あれ?私より年下?)えーっと、私の名前は東風谷恋眞。早苗お姉ちゃんの妹です!」
恋眞がなぜか敬礼をする。
ク「ということは、咲夜さんが言っていたアルバイトの人です?」
恋「はい!フランさんと遊ぶ、ですって。これも仕事なのでしょうか・・・?」
・・・恋眞はスペルを持たない。果たして生きて帰れるのやら。
零「えーっと・・・まあ・・・うん。行きましょうか。」
ギイィィィィィ・・・

~鉄格子の中~
フ「ん~?あ、クロに零夜。それに見知らぬ人もいるわね。」
フランが一人一人指差しながら言う。
恋「あなたがフランさんですね!(何だ。私より幼そう。)」
恋眞が少し安心する。
が、それを見ていた零夜は少し不安げだった。
フ「貴方のことはお姉さまから聞いているわ。私と遊んでくれるんでしょう?」
フランが嬉しそうになっていく。
恋「はい!ババ抜きします?それともブロックですか?お人形遊びはどうでしょう?」
これを見ていた二人は、更に不安になった。
零(ちょっと、遊びって言うのはそういうものじゃなくてですね!?)
ク(何でこんな人がアルバイトに・・・!?)
そんなことを思われているとは露知らず、フランはちょっと不満げな顔をした。
フ「えー、弾幕ごっこやろうよ。」
恋「ほげぇっ!?だだだ、だんみゃくごっこ・・・?」
惜しい。弾幕ごっこだ。
恋眞は、弾幕ごっこはやったことがないので、意味がわからなかった。
が、取り敢えず弾幕で遊ぶのかな?と思って了解してしまった。
恋「よし、やりましょう!」
ク(うわーっ!)
零(助ける準備はできてるよ・・・)

フ「まずはこっちから!禁忌「スターボウブレイク」!」
フランが大量に弾幕を放つ。
ところが、それを恋眞は軽々とかわした。
恋「ああああ、危ないですよお!?」
フ「弾幕ごっこなんてこんなものよ。禁弾「カタディオブトリック」」
フランが更に弾幕を放つ。
恋「うわーっ!もうどうにでもなれっ!デラックスカガミ!」
恋眞がそこにあった鏡で弾幕を防ごうとする。
零(あ、オワタ。)
ク(流石にこの発想はないと思いますです。)
早速零夜達は助けに行こうとした。
だが、途中で二人は足を止めた。
恋「はあああああああああっ!!」
恋眞の奴、攻撃を防ぐどころか鏡で攻撃を跳ね返しているではないか。
フランは、それに何度も被弾した。
フ「う、嘘でしょ・・・?」
恋「トドメ!反射「カタディオブトリック」!」
恋眞は鏡を構えると、その鏡からカタディオブトリックと全く同じ弾幕がでてきて、フランはピチュった。

恋「勝ちました~♪」
恋眞が嬉しそうに帰ってきた。
・・・まずい。弾幕ごっこの楽しさが分かってしまったようである。
零(これ大丈夫かな・・・)
ク(この子の未来が不安ですぅ・・・)
そんな心配をされているとは知らずに、恋眞は上機嫌で早苗の元に帰った。

~守矢神社~
早「へええ、勝っちゃったんですか。何はともあれ、無事でよかったです。」
早苗が胸を撫で下ろす。
恋「はい!こういうのを、幻想郷では「のーりょく」というらしいですね!私の能力は、一体何なのでしょう・・・?」
恋眞が考え込む。
早「そうですねぇ・・・では、これはどうでしょう?」
鏡に力をつける程度の能力。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/19 (Fri) 23:28:08

東方執霊華第四話「戦闘」

~紅魔館~
レ「・・・ふうん。そんなことがあったのね。」
レミリアが静かに頷く。・・・すでに知ってるような顔をして。
そのレミリアの前には、零夜とクロがいた。
ク「レミリアさん、あの子が気になるのですか?」
レ「ええ・・・ちょっと、ね。」
レミリアは、紅茶をまた手に取り、窓を虚ろな目で見ていた。
さて、しばらくすると、零夜がクロに話しかけてきた。
零「クロさん…ちょっとお話が。」
クロは、首を傾げると、部屋を出て行った。

零「急にすいません。すぐ終わりますので。」
ク「それで…なんですか?」
クロが聞くと、零夜は表情を変えた。
零「単刀直入に言います。貴方、クロさんじゃありませんね。」
それを聞いたクロは、そこに固まった。
が、しばらくして口を開いた。
ク「どういうことですか?零夜さん。」
零「さっきから、貴方はおかしい。いつもなら、様付けで呼んでいる、咲夜さんをさん付けし・・・お嬢様、と呼んでいるはずのレミリアさんを、さん付けで呼ぶ。しかし、これだけでは貴方が偽者であると言う決定的な証拠にはなりません。」
それを聞いていたクロは、少し笑う。
ク「何ですか。決定的ではないんじゃないですか。」
しかし、零夜はまだ続けた。
零「実は、もうひとつ証拠がある。これも決定的とは言いにくい。しかし、ここまで証拠がそろえば、貴方が「偽者」であることに間違いはないでしょう。その証拠とは・・・」
しばらく辺りは静まっていた。
零「・・・あなた、いや、本物の「クローバー・ノーレッジ」は…数時間前、どこかに出かけにいきました。さあ、どうですか?クロさん・・・の偽者。」
それを聞いていたクロ(?)は・・・突然、笑い出した。
ク?「クスクスクス・・・キャッハハハハハハハ!よく分かったねえ?そうだよ!私は、クローバー・ノーレッジなんかじゃない!」
そいつは、ピョンピョン飛び跳ねた。が、すぐに跳ねるのをやめた。
?「さて、本来なら精神をズタズタにしてから「消す」はずなんだけど・・・今回は、“分が悪い”から退散するか。こんなにたくさん消すには、霊力も時間も掛かり過ぎる。じゃあねっ♪」
そういうと、そいつは一瞬にして消えた。
零「ちょっと待て、分が悪い?それってどういうこt」
零夜はそこまで言いかけた後、後ろを見た。
そこには、ズラリと妖精メイドが並んでいた。

~博麗神社~
麗「へええ、この子が、貴方の妹?」
麗香さんが戦闘指南を魔理沙さんから受けている恋眞を見ながら聞いてきた。
早「はい、とっても可愛いんですよ♪」
私は、ご機嫌だった。
何でかはよく分からない。でも、見ていると・・・どこか、微笑ましく感じた。
恋「うわぁっ!」
おっと、ミサイルが地面に命中。
魔「避けてばっかりじゃつまらないぜ!彗星「ブレイジングスター」!」
魔理沙さんが弾幕を出すが、恋眞は掠りながらも避ける。
恋「鏡がないとまるで戦闘できませーーん!」
恋眞は避けるのに必死だ。
早「鏡・・・かぁ・・・あの子用の鏡とか作れますか?麗香さん。」
麗「うーん、そうね。普通の鏡があるのなら、それにあの子が使いやすいように調節してあの子用の鏡を作れるわよ?」
麗香さんがメモを取り出し、いろいろ書いていく。
うう、何が書いてあるんだ・・・?字しか分からない。
取り敢えず、私は「それなら」と言いながらレミリアさんから貰った鏡を麗香さんに渡した。
麗「おーけー。ちょっと待っててね。」
ガチャガチャ、フィイイン・・・
何か、凄い音がした。
それと同時に、麗香さんが鏡を持って出てきた。
麗「できたわ。デザインもだいぶ拘ったわよ。」
麗香さんは、そういうと私に鏡を渡してくれた。
おお、なんか格好いい。
早「有難うございます!それでは早速・・・恋眞!パス!」
私が鏡を投げるが、必死に弾幕を避けていた恋眞の手から大きく逸れてしまった。
早「げげげっ!しまった!」
ところが、その直後、吃驚することが起きた。
なんと、その鏡は恋眞の手に吸い込まれるようにして戻ってきたのだ。
恋「有難うございます!さあ、魔理沙さん!鏡があれば私はそれで戦えます!本気で弾幕ごっこをしましょう!」
恋眞は魔理沙さんを挑発する。
麗(へえ、あの子、やる気ね。)
麗香さん、興味津々だ。
魔「お?やるってんのか?なら、本気で行くぜ!せいやああああっ!」
魔理沙さんは、そういうと八卦炉を構えた。

魔「こちらから行かせて貰うぜ!恋符「マスタースパーク」!」
魔理沙さんが極太レーザーを放つが、それが2,3倍くらいになって、魔理沙さんに返ってきた。
恋「やっちゃえ!私の“矩天漉羅鏡”(くてんろくらきょう)!」
あれっ、いつの間に名前をつけている。
その超極太レーザーは、魔理沙さんを飲み込み、遂には博麗神社も巻き込みそうになったが、麗香さんの結界によりギリギリセーフ。
魔「きゃあああああああああ!?(ピチューン)」
うえぇぇぇ!?本当に倒しおった!
麗「へえ、あの子・・・鏡さえあれば大体の妖怪と渡り合えるんじゃないかしら?」
早「フランさん倒してるだけでも強いのに、魔理沙さんまで倒してしまうとは・・・」
私は、驚きのあまり口をしばらくポカーんとあけていた。

魔「いってぇー・・・こいつ、強いな!」
魔理沙さんが恋眞・・・の鏡を見つめる。
恋「この鏡があってこそです!麗香さん、有難うございました!」
恋眞が麗香さんにペコリと一つ礼をした。
麗「いいえ、その鏡が戦闘用に使えるのは、貴方の能力があってこそよ。」
むむっ、上手いですねぇ。流石博麗の神。
ん?あれ、どこからか声が。
魔「何だ?何だ何だ?」
魔理沙さんが辺りを見回す。
すると、突然境内に二人の人物が入ってきた。
と同時にぶつかった。
・・・オワタとクロだろうか。
オ&ク「いった!?」
オ「おい!クロだかシロだか知らんがちゃんと人がいないかどうか確認しろよ!」
ク「何を言っているんですか!そっちがぶつかってきたんじゃないですか!」
うわ、喧嘩勃発。
魔「うわー!ねーさん、この二人止めて・・・」
・・・?あ、あれ?
麗香さん、気絶しt
魔「うわあああ!ねーさああああん!死んj」
早「神がそんな簡単に死ぬわけないでしょう!後気絶してるだけですから!」
・・・あ、麗香さん虫嫌いだったわ。

魔「それでお前ら、何の用だ?」
魔理沙さんがちょっとソワソワしている。
実を言うと、私もだ。
オ「最近、人里の住人が次々に一人の少女に殺されてるんだよ。」
オワタが溜息をつく。
ク「殺している、と言うより消しているみたいな感じで・・・それで、麗香さんに相談にしにきたんですぅ。」
麗香さんは、うーむ、と考え込んだ。
麗「そうねぇ。・・・解決に行きますか。」
遂に、麗香さんが決心をした。
オ「おっ、流石神。太っ腹だな。」
ク「有難うございますです!」
オワタは笑い、クロは礼をする。
麗「幻想郷の揉め事は、幻想郷の住人が解決する。当然よ。」
麗香さんがニコリと笑う。
早「あ、私たちもついて行っていいですよね?」
恋「行ってみたいです。」
私たちが頼む。
麗「いいわよ。さあ、行きましょう。」
麗香さんに続いて、私たちも神社境内を出て行った。

・・・この決断が、後にあんな悲劇を起こすなんて、まだ誰も知る由もなくて。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/20 (Sat) 09:52:09

東方執霊華第五話「異変」

うう・・・ここは・・・?
早「・・・やれやれ。急に強い風が吹いてくるし・・・って、あれっ?」
周りには、誰もいない。
あまりにも急展開過ぎたので、取り敢えず私の記憶に残っていることだけ話そう。
あれは、そう。博麗神社から出てから、しばらくしたとき・・・

麗「んん?急に風が強くなってきたわね・・・」
麗香さんが辺りを見回すが、すぐにまた進み始める。
が、風は強くなっていくばかり。
早「っ!?何これ・・・吹き飛ばされる・・・!」

・・・そこから先は、覚えていない。
とにかく・・・風に吹き飛ばされた、と思うのが普通だろう。
麗香さんも、恋眞達も無事だといいのだけれど。

~とある森~
恋「うううううう・・・お姉ちゃんは?麗香さんはぁ・・?」
恋眞は辺りの草などを掻き分けたりしたが、当然誰も出てこない。
すると、どこからともなく声が聞こえてきた。
?「やっほー。人間かしら?」
その少女は、恋眞を見つめる。
?「悪いけどさ、この幻想郷で人間が生きていくなんて、無謀だよ?」
その少女は、忠告らしきことをしたが、クスクス笑っている。
恋「・・・何が言いたい?」
恋眞は鏡を構えた。
?「いいかな?君はまだ、この幻想郷に慣れてないはずだ。要するに・・・」
?「君は、他の人たちの足を引っ張ることしかできないってこと。」
その少女は、ニッコリ笑うが、恋眞は震え始めた。
?「皆、表はあんな感じさ。裏は、君の事を迷惑がっているに違いない。」
少女は、分身を作り出す。
その分身は恋眞の周りをくるくる回り始めた。
?「さあ、どうする?君は・・・表だけの人間に、協力するつもりなのかなぁ?」
その少女はまだ笑っているが、恋眞は泣き出しそうだった。
恋「ちが・・・私は・・・私は・・・」
後ずさりをするが、分身がいるので通れない。
?「さあ、さっさと認めちゃえば?認めないのならば、こうだけど。」
少女は、球体を掌に展開しようとする。
恋眞は避けたかったが、恐怖心のあまり、体が動かなかった。
その球体が投げられようとした。
そのとき、どこからか音がしてきた。
その音の主は、どんどん接近してきて、地面に激突した。
?「やれやれ・・・表だけ、か。面白いこと言うじゃない?」
紫のロングヘアーに、白い翼二枚。そんな女の人が、恋眞の目の前に立っていた。
?「アンタ・・・消滅したんじゃなかったっけ?」
少女は顔を顰める。
?「幻想郷からしばらく追放されただけ。そして以前、戻ってきた。」
界「・・・聞いたことぐらいはあるでしょ?私の名前は、愛世界瑠だ。」
それを見ていた恋眞は、敵が増えたかと思い、更に震え始める。
が、そんな恋眞に、界瑠は手を差し伸べた。
界「大丈夫。私は、君の・・・れっちゃんの味方だよ。」
その手は、言葉は、優しかった。
界「さあ、君の精神は限界だ。下がっていていいよ。」
界瑠は言うが、恋眞は立った。
恋「いいえ、私は戦いますよ。」
それを見ていた界瑠は笑った。
界「強気だね。それじゃあ、ついておいで。そこの人の形をした化物に、目に物見せてやろうじゃない。」

?「ええい、予想し得ない邪魔が入ったわ・・・」
少女は一回転して構える。
界「幻想郷を乱す者は許さないからね。惑符「光無の月、輪の無き土星」」
界瑠が弾幕を乱射する。が、突然その弾幕を恋眞に向けてきた。
界「パス!」
界瑠の一言だけでも、恋眞は意味を理解した。
恋「はいぃぃ!?」
恋眞が矩天漉羅鏡を取り出し、その弾幕を相手に向かわせた。
それを見ていた少女は、これはまずいかと思ったのか、消えた。
界「・・・!?ど、どこにいった?」

戦闘終了と同時に、声が聞こえてきた。
シ「今日の所はここまでにしてあげる。あ、そうそう。自己紹介しないとね。私の名前は、シアン・ラヌエ、今回の黒幕だよ。それじゃ、ばいばい!」
それと同時に、シアンと名乗る奴は消えた。
それを聞いていた界瑠は、表情を変えた。
界「異変・・・か・・・黒幕が早く分かるのはいい事。しかし、彼女の力の強さはまだ分からないな・・・」
界瑠はしばらく考え込んでいたが、恋眞に言った。
界「・・・そうだ。早苗ちゃんの妹・・・だったっけ。早苗ちゃんのところまで、連れて行ってあげてもいいけど?」
恋眞は、少しも考え込まず頷いた。
界「了解。それじゃあ、乗って。」
恋眞は界瑠の背中に乗せてもらうと、界瑠は超高速で早苗の元に向かっていった。

~博麗神社~
霊「ただいま~、あれ?魔理沙?母さん?・・・出掛けちゃったのかな。入れ違ってばっかりね・・・」
霊夢がはあ、と溜息をつき、お茶を飲もうとした。
すると、聞き覚えのある声がした。
?「霊夢~?帰ったわよ~」
霊「あ、母さん。丁度よかった・・・」
霊夢は、麗香の元へ走っていった。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/20 (Sat) 18:17:23

くっ、基本的に一日には一回しか投稿しないようにしていたが・・・
もう駄目。暇。ということなので投稿。

東方執霊華第六話「違う」

霊夢は、麗香に駆け寄った。
が、霊夢は突然麗香に思い切り蹴られた。
霊「―――ッ!?」
霊夢は立ち上がろうとするが、そこを更に蹴られた。
麗「いい加減にして。この馬鹿娘。」
麗香の性格がまるで豹変している。これでは別人みたいじゃないか。
霊夢は、二回も蹴りを入れられ、口から血が流れ出していた。
しかも、蹴られた相手が麗香だ。霊夢の精神はズタズタになっていた。
霊「ねえ・・・母さん・・・どうして・・・」
霊夢は傷のせいか、動けない。
が、麗香は容赦なくまた一発蹴った。
麗「あーあ、こんな子引き取るんじゃなかったわ。迷惑ばっかりかけてくるし・・・」
麗香の顔は、少し笑っているようにも見えた。
霊「ち、違う・・・あんなの・・・私の・・・私の・・・違う・・・違う・・・違うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううッ!」
霊夢は遂に発狂しだした。
霊夢は見境なく弾幕を乱射するが、それを見ていた麗香は止めることもなく、高笑いをしていた。
が、そこに声が聞こえてきた。
・・・麗香の声だ。
麗「あら、私の可愛い娘に、なんてことをしているのかしら?」
すると、もう一人の麗香は、突然表情を変え、鬼のような形相になった。
?「速すぎるんだよ・・・この野郎がっ!」
もう一人の麗香は姿を変え、少女の姿になった。
麗「糞神?ふん。何度でも言いなさい。その分、貴方の罪は重なっていく。」
麗香は笑う。でも、目は怒っているようだ。
?「何でこうも邪魔が入るかなぁ。さっきだって糞神に邪魔されて・・・!」
その少女は、髪を掻き乱す。
それを聞いていた麗香は聞いた。
麗「待ちなさいな。さっきも?それはどういうことかしら。」
少女は、歯軋りをしながら答えた。
?「・・・つまり・・・」
?「つまり、こういうことでしょ?」
突然、空から何かが落ちてきた。
界瑠、それに乗った恋眞に早苗だった。
少女は、界瑠を見ると同時に球体を展開した。
?「お前・・・お前がいなければ・・・そこの奴を・・・!」
少女は恋眞を指差す。
麗「!?か、界瑠?」
麗香が動揺するが、すぐ落ち着きを取り戻す。
界「ただいま。麗香ちゃん。ただいま、幻想郷!」
界瑠は羽を四枚に広げた。
界「幻想郷の秩序を乱し人妖よ。甘く苦き死を味わうがいい。」
界瑠は弾幕を放つ。が、少女は軽く軽くそれをかわした。
?「ええい・・・小癪な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おっと、でも時間切れ。」
少女は、さっきまで隠していた右手から、球体を出した。
?「これでも喰らえぇ!」
その球体は、界瑠に命中した。
界「・・・。」
界瑠の目が紫色に戻り、光りだす。しかし、球体はびくりともしなかった。
その球体は、どんどん小さくなっていった。
麗「しまった!」
少女はそれを見ていて、笑った。
?「さあ、どうするの?そこの球体に閉じ込められた糞神を助けて、あのときの悲劇を繰り返すか?それとも、そこの糞神を見殺しにするか?ま、どっちにしろ誰かが死ぬけどね~w」
少女は満面の笑みを浮かべた。が、麗香たちはそこに立ち尽くす。
早(見殺しにすることはできない。でも、助けるわけにも行かない・・・!)
球体は見えなくなりかけていた。
そして、遂に・・・
その球体は、突然割れた。
?「ッ!?」
少女は、後ずさりしだした。
界瑠は、少女に突っ込んでいく。
界「愚か者が。この世界の人間が、妖怪が、我に適うわけがないだろう・・・」
界瑠は少女を睨み付けた。
少女は動けなくなる。
麗香たちも、まるで動けなかった。
遂に、界瑠は少女に突っ込んだ。
・・・と、皆は思った。
そこには、少女の姿があり、霊夢の姿があり・・・
界瑠の姿は、なかった。
?「ふう、危ない危ない・・・コイツがいなかったら、今頃死んでたね。有難う。これは、ご褒美だよ。」
少女は、ニッコリと笑うと、霊夢に球体を投げつけた。
霊夢と球体は徐々に小さくなっていく。
シ「それじゃあね、皆♪また、私、シアン・ラヌエと遊んでね?」
シアンはそう言うと、消えた。
それと同時に、麗香は霊夢に駆け寄った。
麗「霊夢!ええい、この球体、壊れないの・・・!?」
麗香がひたすら弾幕を放ち、後の二人も協力する。
が、球体も霊夢も、小さくなっていくばかりだった。
そして、球体が見えなくなろうとした、そのとき。
かすかに、声が聞こえた。
とても、消えそうな声だった。
でも、その声は・・・幸せそうだった。
・・・母さん・・・

そして、球体は消えた。同時に、博麗霊夢、と言う存在も、消えた。
同時に、幻想郷中の秩序も乱れ始めた。
しかし、そんな状況下に置かれていても、彼女達は、そこに棒立ちしていた。
その中の一人の目から、涙も零れた。

・・・うーん、大変なことになったわね。
取り敢えず、私が何とかバランスを維持しておくけど・・・
当然私にも限界はある。数日しか、維持はできない。
彼女達が、早くすれば、まだ間に合う。
急いで、皆。もう、時間がないわ。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/21 (Sun) 10:12:20

休日は二話投稿することに決めた。
・・・出来たらの話です。

東方執霊華第七話「策略」

さて、一方オワタは森を彷徨っていた。
オ「たっく・・・なーんで強風で吹き飛ばされるかな・・・自分の体はそんなに弱かったのか?」
やっと森の出口・・・いや、道なき道を行き、やっと森を出た。
森を出てすぐそこに座ると、遠くに石に座っている誰かが見える。
オ「・・・んー?あ、アイツは確か・・・タイプ一致で攻撃の威力が1.3倍になる能力を持ってる奴だったか・・・?」
違う。それポケ○ンだ。
とりま、石に座っているのはハルであるということは確認できた。
オ「しっかし、何やってるんだ?」
オワタが目を擦った後、突然何かが揺れ始めた。
オ「っ!?じ、地震か・・・!?もしかしてあの桃野郎の仕業か?」
多分、天子の事だろう。
しかし、酷い呼び名だな・・・
しばらくして、揺れは収まってきた。
オ「ううん・・・いつもより長い地震だったなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?」
オワタの体が震え始める。
オ(・・・嫌な予感しかしない。というよりも・・・)
オ「周りが妖怪だらけなんですけど、これはどういうことですかねぇ?」
オワタは溜息と舌打ちをすると、回し蹴りをして妖怪を蹴散らした。
オ「・・・完璧かと思ったら、まだいるのかよ。合風「リグルストーム」。」
オワタがすかさずスペル合成をし、辺りに風を巻き起こした。
オ「これで触れられまい。今の内に退散するか。」
オワタはそこの崖から飛び降りた。
・・・自殺ではない。
が、何者かに連れ戻された。
オ「はあ・・・なんだってんだよ!」
オワタが顔を上げると、そこには妖怪はおらず、代わりに少女がいた。
シ「ふふふっ、私の名前はシアン・ラヌエ。精神の破壊者。」
シアンはオワタの周りを回り始めた。
シ「さて、突然だけど。ねえねえ、知ってた?君ってさ、あの・・・リグルとかいったっけ?あの子から迷惑がられてるんだよ。君、一人ぼっちなんだよ?」
早速、シアンはオワタを挑発する。
オ「・・・へえ。そんなの慣れっこだよ。酷い扱いを何回も受けていれば、それくらいのことには耐性がつく。第一・・・」
オ「一人ぼっちなんか日常茶飯事だっての!」
オワタは隙をついてシアンを蹴りつけた。
シ「いたぁ!?酷いなぁ、もう。」
シアンが体を摩る。
オ「嘘もいい加減にしてほしいな。この触覚が言ってるよ。こいつの言ってることは嘘だって。」
そこにもう一発蹴り、更に何かが刺さる。
シ「っ!」
シアンが振り向くと、ハルがいた。
ハ「油断大敵って奴だ。鋏符「鋏も積もればなんとやら」!」
オ「プレゼント・フォーユー。隠火「火囲ノ蟲」!」
挟み撃ちにされてボコボコにされるシアン。
当然ボロボロである。
シ「あいたた、いい加減にしやがれ馬鹿野郎共!断符「断たれた天への階段」!」
シアンが連続して弾幕を放つ。
その弾幕は階段のように連なり、そして崩れた。
ハ「馬鹿野郎?それはどっちのことだろうな?」
ハルは軽々かわし、オワタは火で守られた。
シ「ええい、掛符「開かれた地獄への路」!」
今度も弾幕を道のように連ならせて、それを開くように移動させる。
ハルはまたしても回避、オワタは被弾した。
オ「強い・・・・・・・・・・・分かった。降参してやろうじゃないか。」
当然、ハルは驚いた。
ハ(はあ!?こいつ、何を考えて・・・)
が、オワタが目配せすると、ハルは意味を理解した。
オ(一旦降参して仲間になって、いざというときに裏切ればいいさ!)
それが、オワタの考えだった。
シアンは、しばらく考えたが、言った。
シ「まあ、こっちは人手が足りない・・・というより私一人だけだからね。いいわよ。ついてきなさい。」
オワタは、シアンについていった。
シ「あ、そうね。そこの人は消したほうがいいかしら?」
シアンが考える。
が、オワタはそれを止めた。
オ「やめとけ。奴は適応能力を持ってるから、消えない確率が高い。」
シアンはそれを聞くと、諦めたのか森へ入っていった。
オワタは、ニヤリと笑っていた。
オ(上手く・・・掛かったな。情報をたくさん手に入れられれば、こちらが有利だ!)
さて、この策略は、成功するのだろうか・・・
続く。

ちょっと短めな気もする。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/21 (Sun) 16:49:29

さささ、二つ目も書いていくよ。

東方執霊華第八話「孤独」

鈴「はあ・・・疲れたなあ・・・」
・・・む?あそこにいるのは・・・鈴仙か?
そうであることを確認したシアンは、早速飛び出していった。
シ「もしもし、貴方、ちょっと時間ある?」
シアンは鈴仙を手招きした。
鈴「誰ですか貴方。時間も無いですよ。短めにお願いできます?」
鈴仙、お疲れ気味だ。溜息なんかついちゃってる。
シ「私の名前は、シアン・ラヌエ。
  時間が無いようだから一言。君、永琳とやらと・・・輝夜とやらに、なんて思われていると思う?」
でた。いつものパターン。
これは記録しておいたほうがいいな。
鈴「・・・決まってるじゃないですか。雑用、たまには実験台。・・・でも、大切に思われていると思っています。」
鈴仙が永遠亭の方を見る。
が、それを見たシアンは、笑った。
シ「ああら、それはお気の毒。貴方、本当はただの捨て駒、なのよ?言わば王の身代わりの歩ね。」
シアンが分身を作り出し、鈴仙を真ん中にして回り始める。
これも精神破壊に使えるのだろうか。取り敢えずメモ。
鈴「っ!?違・・・」
鈴仙が後ずさりをするが、分身に阻まれる。
シ「違う?そんなはず無いじゃない。貴方は使えるだけこき使われて、駄目になったら捨てられる。貴方は所謂皆の玩具なのね。最初のうちは遊ばれて、使えなくなったりするとそのまま見捨てるのよ。」
シアンがキャハハと笑うが、鈴仙の方は笑える訳が無かった。
鈴「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鈴仙は気が狂うのを必死で耐えているようだった。が、次のシアンの言葉で、耐えれなくなった。
シ「我慢なんかしないで、やってしまえば?我慢してたら、一生こき使われるよ?それでもいいのかなぁ~♪」
鈴仙は、永遠亭に入っていった。
しばらくして、悲鳴が聞こえ、鈴仙は帰ってきた。
シ「よくできました♪それじゃあ、これはご褒美よ。それっ!」
何だあれ。球体?
すると、鈴仙はその中に閉じ込められた。
シ「あははははははは!まんまと引っかかった!あはははははははは!」
シアンはとても上機嫌だった。
中の鈴仙は、閉じ込められたまま何もしない。
これはまずい。自分は我慢できず飛び出したが、鈴仙はそのまま消えた。
シ「ん~?処理ならもう終わったよ。次に行こうか。」
彼女は自分のしたことが分からないかのような表情だった。
自分は、聞いてみた。
オ「・・・何故、こんなことをするんだ?理由を教えてくれ。」
シアンは、一度考えると、答えた。
シ「・・・どうせ、碌な人間なんていりゃしない。誰もかれも、最初は友達だーだとか仲間だーだとか言ってるくせに、すぐに裏切る。裏切られた側の心の傷は、どれだけ深いでしょうね。そして、私はその裏切られ者の一人なのよ。ただ、私の力が強すぎるからって、皆『こいつと絡んだら危ない』なんて言い出して、私を置いていった。仲間外れにした。
それが許せなかったのよ・・・!」
どうせ、あんなこと嘘だろう。そう、皆は思うだろうが・・・
嘘じゃない。それだけは、彼女の目を、顔を見れば明らかだった。
自分は・・・しばらく、何も言えなかった。
自分は、“彼女”に同情してしまっていた。
・・・何かしてやれないか。
自分は、そう思いながら、彼女についていった。

~博麗神社~
早「麗香・・・さん・・・?」
私が麗香さんを揺さぶっても、麗香さんはまるで反応しない。
魂が抜けたかのように、麗香さんはそこに棒立ちしていた。
こんな麗香さん、見たこと無い・・・
どうすればいいか、考えていたところに誰か来た。
恋「誰?」
恋眞が矩天漉羅鏡を構える。
レ「・・・別に怪しい者じゃないのだけれど。私の名前はレオナ。人食い妖怪よ。」
いやいや、明らかに怪しい。
すると、さっきまで一言も口を開かなかった麗香さんが喋った。
麗「何しに来たのよ。霊夢は・・・霊夢は・・・神社にはいないわよ。」
・・・霊夢さんがいなくなったことを信じたくないのか、霊夢さんが神社ではない別のところにいるということなのか分からないが、麗香さんは言った。
が、突然喋るんだから、私は驚いた。
早「キエェェェェェアァァァァァァァ!シャベッタアアアアアアアアァァァァァァァ!」
・・・当然、誰も笑わない。
それどころか、ツッコまれた。
恋「当然じゃないですか。」

話を戻す。レオナは、それを聞くと、あっそ、と言いたげな顔をした。
・・・あれ?少し、悲しそうな顔をしているようにも見える・・・
レ「それは、お気の毒。」
そういうと、レオナは立ち去ろうとした。
が、麗香さんがそれを止めるかのように言った。
麗「・・・くせに。」
レ「?」
麗「分かる?子に先立たれた・・・親の気持ち。いや、分からないでしょうね。子を持たない貴方には。それなのに、“お気の毒”ですって?」
麗香さんはレオナさんの胸倉を掴んだ。
そしてそのまま先ほどの言葉を繰り返しながら揺さぶった。
レオナさんはやめてやめてと言っていたが、段々その声は小さくなっていった。
私達は止めようとするが、麗香さんは聞かなかった。
・・・どうすればいい。そう思っていたところに、誰か来た。
・・・誰、この幼い女の子。
その子は、麗香さんに超高速で近づくと、一瞬で麗香さんを殴って気絶させ、担いだ。
?「この人、もう限界だね。・・・大丈夫。君達が、“間違った道を正す時”この人は正常な状態で返すよ。必ず。」
そういうと、少女は立ち去ろうとした。
当然、私達は止めた。
早「ちょっと待て!貴方、何者?」
私が聞くが、答えはこうだった。
?「僕のことなんてどうでもいい。今は幻想郷の危機を救うことが大事。違う?」
え・・・僕っ娘?
?「それじゃあ、また会う日まで。いや、会いたくなくても、会うことになるはず。それじゃ。」
少女は、そのまま麗香さんと共に消えた。
私達は、しばらく棒立ちしていたが、レオナさんが言った。
レ「・・・行くわよ。さっきの奴も言っていた。今は異変を解決することが、幻想郷を救う・・・・・・・・・・・・・・・・事が大事よ。」
レオナさんが神社境内を出た。
私達は、それについていった。
それを、近くの茂みで誰かが見ているとも知らずに。
続く。


ううん、了解は得ているとはいえ、皆さんのオリキャラを死なせたりするのには抵抗がありますね・・・
死んではいませんが、ごめんなさい・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/22 (Mon) 16:50:50

前回より酷いことになる確率100%。

東方執霊華第九話「消滅」

~紅魔館~
「・・・何をする気かしら?」
「何をする気?んなもん言っちゃったらダメじゃん。」
「・・・答えないのなら、こうするわよ。」
「おー、引きこもり魔女さんは恐ろしいなぁ。」
「ぐっ!・・・」
「よし、これをなにかに使うか・・・」

~もりのおく~
もーりのおーく くまのおやーこ
じゃなくてじゃなくて。というか懐かしいな。
さて、いきなり急展開があったところで、視点を変えて森の奥。
一人の少女が彷徨っていた。
・・・クロだ。
ク「うう~、みんなはどこです~?」
そこいらの茂みを掻き分けたりして出口を探すが、なかなか見つからない。
・・・しばらくすると、声が聞こえてきた。
ク「!!だ、誰です・・・?」
クロが辺りを見回すと、球体だらけだった。
その球体がクロに向かうが、クロはギリギリのところで時を止めた。
が、ここからが問題だった。
空を飛ぶと上の球体に当たる、普通に移動しても球体に当たる・・・
そこで、スキマワープをする事にした。
ところが、何しろ少しでも動くと掠るくらい球体があり、スキマの中に入れなかった。
上に展開して下から入ろうにも上の球体に、横からは入ろうにも周りの球体に、上から入ろうにもまたまた上の球体や周りの球体が邪魔だった。
すると、声がどこからともなく聞こえてきた。
ク「!?おかしい。時を止めているはずなのに・・・」
前に現れたのは、シアン・ラヌエだった。
シ「最悪。この辺り、時止まってるじゃん。まあ、いいか。それでさ、君。どうやってそこから抜け出すのかなぁ?君の力じゃ、どうしようもないんじゃない?」
ク「!!・・・いや、まだ打開策はある!」
そう言うと、クロは球体に向かって突進した。
クロはそのまま弾幕やらスペルやらを放ち、球体を壊していく。
同時に、時止めも解除された。
シ「*おおっと*、強行突破。最近の女の子はぶっ飛んでるね。ま、私もだけどさ♪」
シアンは一瞬消えてまた現れると、突然何かを突きつけた。
クロは夢中でそれに攻撃した。
ところが、“それ”の正体が分かった途端、クロは後ずさりしだした。
シ「あーあ、やっちゃったねー。(笑)」
シアンが突き付けた者、それは・・・
クロの師匠、パチュリー・ノーレッジだった。
既にパチュリーは瀕死で、先ほどの一撃で、遂に死んでしまった。
シ「いい?君はさ、師匠さんを殺しちゃったんだよ?
その罪は重いよねー。(笑)分かるでしょ?」
クロはまた後ずさりするが、後ろに現れた球体のせいでそれ以上後ろに行けなかった。
ク「ちが・・・ちがう・・・」
シ「何が違うの?私はコイツを“瀕死”にさせただけ。実際に殺したのは、アンタだ。ほら、どこも違くはないでしょ?ねえねえ、そうでしょ?」
クロはその場から動けなくなってしまった。
シ「・・・返答はないか。よし、やれ。」
シアンがクロの後ろにあった球体をそのままクロにぶつけた。
クロはそれに閉じ込められる。
精神にかなりダメージを受けていたクロは、球体を壊す気にもなれなかった。
球体が見えなくなる。しかし、クロは生きていた。
シ「・・・まだ気配を感じる。アンタ、不死身?だったら可哀想に。さっさと死んじゃえば楽になるのにねぇ・・・!そのまま生き続けたら、一生師匠を殺した弟子として生きていかなきゃいけなくなっちゃうもんね。あははは!」
その言葉のあと、クロの気配は消えた。
シ「ん~?あらっ、消えちゃったか。全く厄介な奴だったよ。おっと、この魔女も消しておくか。」
シアンはパチェを放り投げると、それに球体を当てて、消した。
シ「さあーてさてさて、次はどこに行こうかなぁ~」
シアンはまたどこかに飛んでいった。
続く。


シスター。・・・こんなことをしてまで、何をする気だ。
私の知ってるシスターは、そんな人じゃ、無かったはずなのに。
間違いない。確実に、道を正す時が来る。
さあ、この世界を救わんとする、勇者。
・・・この世界の秩序が乱れるのも時間の問題。
一つの終焉の時を見たら、誤った道・・・答えを、正しに来るように。
必ず、皆戻っているはずだから。


先ほど誰かさんが述べたように・・・
・・・別エンド回収の時に復活します。本当にごめんなさい。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/06/23 (Tue) 22:28:49

東方執霊華第十話「絶望」

絶「さあて、今日はどんな子がいるかなぁ~?」
絶がまた人里に来て、誰か探している。
しばらく歩くと、絶の視界に一人のよう・・・少女が入った。
絶「発見!早速・・・」
絶は少女に駆け寄ると、即気絶させて、攫っていってしまった。

~絶宅~
絶「♪~」
絶が鼻歌を歌う。
が、少女たちは全く笑わない。
・・・当然だろうな。
しばらく絶はそのまま鼻歌を歌っていたが、何かの音でそれを止めた。
コンコン聞こえてくる。・・・誰か来たようだ。
絶「全く・・・誰?物好きな人だよね・・・」
絶がドアを開けるが、誰もいない。
絶「・・・迷惑だなぁ・・・」
絶が少々起こりながらも戻ると、少女たちは球体に閉じ込められていた。
絶「!?どういうことなのさっきから!?」
絶が辺りを見回す。
すると、歌が聞こえてきた。
・・・下手糞な歌だな。
しかし、絶はそんなこと気にしてられなかった。
だって、誰もいないのにノックする音がしたり、いつの間にか人が球体に閉じ込められてるし、どこからともなく歌は聞こえてくるし・・・
やっと、その歌が聞こえてきた。
?「ころりんころりんころりんりん。
  一つ壊れてころりんりん。
  二つ消えてころころりん。
  三つ・・・なんちゃって。下手糞だって思ったでしょ?当然。思いつきだもん。」
突如現れた少女は、クスッと笑った。
が、絶の方は笑ってなどいられない。
後ずさりしながらも、剣を抜く。
?「おやおやぁ?最近の女の子は怖いねぇ。ま、私もだけどねっ♪」
その少女・・シアンは、手に球体を展開した。
シ「さ、パーティーを始めましょっ♪」
絶「五月蝿いよきみ!僕の邪魔をするって言うなら、覚悟しときなよ?」

シ「それじゃあ、これで終わりだっ!」
シアンが絶に突っ込んでいった。
シ「本当はもう少し遊んでいたかったけど、時間がないからね!」
絶は異次元に移動し回避する。
絶「憎悪「ヘイトリッドアイ」・・・!」
絶が分身し、弾幕を放つ。
シ「お、分身?それくらい私だって出来るよ、ほらっ!」
シアンも分身し、消える。
絶「ファッ!?」
絶が振り向くと、そこにはシアンがいた。
しばらくして、絶の姿は消えた。

シ「処理完了。・・・・・・・・・・!?」
突然、地面が揺れ始める。
シ「そうか、もう、頃合か・・・!」
シアンは扉を乱暴に開けると、どこかに行ってしまった。
もう、地震は止まらなかった。
続く。

―――――――――――――――――――――――――
なんか短めですね。
まあ、いいか。(良い訳ないだろ

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/06/26 (Fri) 19:26:05

帰還。
今日は二日分書こうかな。

東方執霊華第十一話「崩壊」

ここは「どこかの森」。一応、これが名前だ。
ネーミングセンスが終わっている。
すると、金髪の誰かさんが森から出てきた。
魔「よっこらセル。全く、何なんだよ。いきなり風は吹いてくるし、飛んできたのがこの森だし・・・」
魔理沙がしばらく歩くと、突然地面が揺れ始めた。
ゴォォォォォォォォォォ・・・と、凄い音がする。
辺りの地面は割れ、木はドミノのように倒れていった。
魔「っ!?何だよ・・これ・・・・とにかく急がねば!」
魔理沙は急いで箒に飛び乗り、アテもなくどこかへ向かっていった。

・・・数分後。山はどんどん崩れ、落石がたくさん起き始めた。
魔理沙はバランスを崩しながらも、なんとか落ちないよう踏ん張っている。
下を見ると、二つ人影が見えた。
魔「!!生存者か!」
魔理沙はその人影に向かって突っ込んでいった。

早苗視点。
・・・何なの、これ。
夢であって欲しかった。だが、夢ではなかった・・・
霊夢さんが消えてしまっただけで、こんなことになるわけがない・・・
しかし、何故幻想郷がこうなっているのか。そんなこと考えている暇などない。
私達はとにかく走った。
・・・が、突然上からなにか落ちてきた。
それは、地面に思い切りぶつかり、そこから人影が見えた。
早「あ、魔理沙さん!?」
私は驚いた。突然現れてくるんだもん。
魔「お前らかよ・・・・・・・・・・・・・・・んんんんんんん?恋眞はどうした?」
早「うっ、そ、それは・・・」
私は魔理沙さんに今までのことを話した。

魔「はああ?守矢神社に行ったダァ?」
早「ええ、幻想郷がこうなる前、少しは神奈子様に顔を見せなきゃ、とか言って・・・」
私は不安だった。
恋眞の身に何かが起こるのでは・・・?
が、その不安は一瞬にして消えた。
だって、目の前に恋眞が降りてきたのだ。
魔「何だ、来たじゃねえか。」
魔理沙さんがはあ、と一回溜息をついた。
しかし、恋眞はなにかおかしかった。
さっきから高笑いばっかりしている。
早「ちょっと、れ・・・」
そう言いかけるが、恋眞はこちらを向いてくすくす笑い始めた。
恋「アハハハハハハハハ!知ってた?アンタ達、騙されてたんだよ?」
早「!!??そ、それってどういうこt」
しかし、私が言い終わる前に恋眞は続けた。
恋「ふふふふふ・・・実はさぁ、私がこの異変の黒幕なんだよ!あのシアン・ラヌエとか言ったけぇ?アイツは私の手下。アンタたちの注意をあいつに向けさせることで、私には注意が全く向かないようにしていたのさ!」
・・・信じられなかった。
でも、私は信じ込んでしまった。
当然、いつもの私ならば、信じ込みはしなかっただろう。
だが、その時の私の精神は・・・
私は怒り狂って恋眞に殴りかかった。
途端に、奴は消えて、どこにもいなくなった。
ああ、逃げられた・・・そう思ったが、上からまた恋眞が降りてきた。
恋「どうしました!?なんですかこの騒ぎは・・・」
レ「・・・ふざけてるんじゃないわよ。」
恋眞の奴、何を言っているんだ。
お前が・・・黒幕のくせに。
知らないふりをしても・・・無駄なんだよ。
私たちは、恋眞に集中砲火した。
奴は鏡を装備していなければ私たちには敵わない。
当然、奴は倒れた。
恋「ぐ・・・・・・あ・・・どぅし・・・て・・・」
恋眞は倒れてなお私たちに近づこうとした。
早「近づくな、黒幕め。」
私は弾幕を大量に発射した。
・・・数分後、奴の息は止まった。
私たちは、喜んだ。
黒幕を倒したのならば・・・異変は、終わる。
・・・しかし、そうはいかなかった。
異変はそもそも霊夢さんの消滅によって起きたものだ。よって完全に終わるわけじゃない。
霊夢さんの消滅だけでは、あれだけの異変を起こすことは不可能。よって黒幕がより異変を大規模なものにしたと考えられる。
・・・それならば、それなのに。
状況が何も変わっていない。
辺りの木や家は倒れ、山は崩れ、地面は揺れ、割れる。
・・・その時、私たちは気づいた。
そして、そこに立ち崩れた。
私たちは、無実の人間を殺してしまったわけだ・・・
すると、声が聞こえてきた。
シ「キャハハハハハハ!・・・本当にあんた達は騙されやすいねぇ・・・取り敢えず、私の計画に協力してくれてありがとうね!幻想郷が無くなれば。私の世界をそこに作ることができる・・・もう、一人じゃなくなる・・・もう、御免なんだよね・・・これ以上、孤独の辛さを味わうのは。
それじゃあ、ばいばい。残った時間を楽しく過ごすといいよ!」
そういうと、奴は消えた。
私は、ただ崩壊していく幻想郷を、座り込んで見つめていた・・・

途端に、辺りが強く光った。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/06/26 (Fri) 20:02:41

早速投稿。

東方執霊華第十二話「空間・Ⅰ」

早「う・・・ここは・・・?」
起き上がってみると、そこには謎の空間が広がっていた。
見渡す限り、誰もいない・・・
と思っていたが、目の前に少女がいた。
・・・どこかで見たような・・・
その少女は私を睨み、喋り始めた。
?「BADEND。「崩れ落ちた幻想の世界」
  ・・・君は、あからさまな嘘に引っかかった。
  君の精神は、壊れているの?」
・・・思い出した。
確か、幻想郷が・・・
?「・・・そういえば。自己紹介、まだだったね。
  僕は、ルアリ・ラヌエ。・・・君もご存知、シアン・ラヌエの・・・妹。」
それを聞いた私は、驚いた。
すぐにスペカを取り出した。だって、奴の妹なのだから・・・
が、一瞬にしてそのスペカは私の手から消えた。
振り向くと、いつの間にか私のスペカを持った先ほどの少女が立っていた。
ル「・・・話は、最後まで聞く。・・・君は道を間違えたの。分かる?」
・・・言ってることが分からない。
が、私は取り敢えず頷いた。
ル「・・・分からないか。まあ、仕方ないよね。・・・いい?これから、この空間は現実世界と完全に繋がる。それより前に、君にこれまでの選択を正す方法を教えるよ。
まずは、あの神。界瑠と言ったか・・・あれが、鍵。
そして、もう一つ。・・・一人も、犠牲を出すな。」
少女は、力強く言い放った。
私には訳が分からなかったが、行ってみれば分かるだろうと思った。
ル「さあ、時間だ。もう、この空間は現実世界と繋がった。・・・そこの魔法陣から、現実世界に行ける。・・・君が最初に道を間違えたところに、繋がっているから。・・・後は任せたよ。」
私は、何故か意味を理解した。
・・・さっきまで分からなかったのに。不思議な子ね。この子。
とにかく、私は魔法陣に乗った。
辺りが光り輝き、気が付けば先ほどの空間も無く、少女もいなかった。
どこかで、感じたことのあるような風が吹いてきた。
続く。

短いデスネ。
どこか雑な気もする。
さあ、まだまだ長いですが、見てくれたら嬉しいです。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/06/27 (Sat) 12:22:53

土日だ!休みだ!二話投稿だあああ!(五月蝿い

東方執霊華第十三話「正道」

麗「うううう・・・あ、あれ?」
麗香が起き上がり、辺りを見渡すと、そこは博麗神社だった。
麗(・・・?あそこに見えるのは・・・!!)
麗「!!思い出した・・・霊夢!」
麗香は地面を一蹴りすると、霊夢とどこかで見たことのある人影に突っ込んでいった。
二人の近くまで来ると、その内の一人が喋りだす。
?「・・・ちょっと待っててくれない?ねぇ?まだこいつを破壊できてな・・・」
人影・・・シアンが言いかけるが、麗香は容赦しなかった。
麗「させるものですかっ!遊符「ワイトルーム」!」
シアンはそれをかわし、チッと一回舌打ちをした。
シ「あーもう・・・これだから短気な神様は・・・!」
シアンが球体を展開するが、先に霊夢に破壊された。
霊「さっきはよくもやってくれたじゃない?神霊「夢想封印・瞬」。」
シアンはまたしても回避。
シ「だー!もうヤダこいつら!「ディス・リルストローム」!」
シアンが球体を竜巻に巻き込ませて放った。
しかし、二人は軽々回避する。
麗「さあさあさあ、どうするのかしら?貴女はもう追い詰められてるわよ。」
それを聞いたシアンはハァ?と言いたげな顔をしたが、すぐに顔を青ざめさせた。
だって、そこには・・・
界瑠、それに乗ってきた早苗に恋眞、騒ぎを聞きつけたレオナに茂みから出てきたヌイメがいたからだ。
シ「・・・仕方がない。今日のところは引き上げよう。だけど、次会ったときは・・・・覚悟しておくことね。」
シアンは消えるつもりだと思った全員は弾幕を放ったが、それは何者かに防がれ、シアンは消えた。
麗「っ!?あ、アンタは・・・」
麗香がその何者かの姿を確認する前に、そいつも消えた。
霊「・・・逃げられた・・・か。」
霊夢ははぁ、と溜息をついたが、母親を見るとすぐに微笑んだ。

~とある道~
エ「ぐあっぐ・・・やめろぉ、やめろォォォォ・・・!」
エクスが何者かに首を掴まれ、もがく。
・・・急展開過ぎて何が起きているのかさっぱりだろう。
エクスは、響瞑と歩いている途中、災難にもシアンと誰かさんに出会っちゃったのである。
響瞑は誰かさんに蹴られまくり、最後に首の骨をやられて窒息死した。
一方エクスはというと、シアンに首を掴まれ、こちらも窒息死してしまった。
シ「ふん、まあ、いいストレス発散にはなったわね。」
シアンは少し不満気に言うと、さっさとその場を去っていった。
残っていたのは、二人の遺体だけだった。
続く。


短っ。
やっぱり自分に文才など無いのだ。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/06/27 (Sat) 21:39:39

東方執霊華第十四話「本性」

~もりのおく~
もーりのおーく くまのおやーこ
じゃなくてじゃなくて。というかネタの使い回しやめい。
さて、まあ、同じパターンが出てきたということは、当然同じイベントが起こるわけです。
クロが球体に囲まれて、シアンが前に現れた模様。
ク「っ!?」
クロが以前のようにいろいろ試すが、当然失敗。
シ「・・・クスクス。まだ手こずってる・・・」
が、そこでクロは気付いた。
ク(ちょっと待って。これをどこかで・・・)
クロは思い出した。そういえば、どこかで全く同じようなことをやってたな、と・・・
クロは今度も球体を破壊した。
・・・上の、球体を。
シ「・・・ふーん。まあ、何やっても無駄無駄。」
クロが飛び上がる。そのまま、シアンに突っ込んでいった。
シ「ふっふっふ、きたきた・・・」
シアンは咄嗟に瀕死のパチュリーを構えるが、クロは直前で直角に曲がり、シアンの後ろから攻撃した。
シ「はがぁっ!?」
シアンの口から赤い液体が流れ出す。
シ「ふざけるな・・・貴様・・・ふざけるなぁぁ・・・」
シアンはキレて、球体を乱射するが、それをクロは軽々回避する。
だが、そのうちの一つはクロに当たった。
ク「しまっ」
クロが言い終わる前に、球体はーーーーー
消えた。
ク「!?」
クロの目の前には、零夜がいた。
零「こんなところにいましたか・・・何やってるんです?」
零夜が溜息をついて言う。
零夜の手には、球体を吸収した白杖が握られていた。
それを見ていたシアンは、ギリギリと歯軋りをした。
シ「ギ・・・ギギギギギギギギギギ・・・て、てめえええええええ・・・・・」
シアンの顔が鬼のような形相に変わるが、二人は動じない。
零「凄い威嚇ですね。それっ。」
零夜が球体を発射する。
それはシアンに当たり、シアンは閉じ込められた。
・・・勝った。
ク「・・・遂に・・・終わったのですか・・・」
クロがシアンを見つめる。
シアンも球体も、小さくなっていくばかり。
零「奴にとっては無念でしょうね。自分が人を殺していた、そのやり方で、自らの命を落とすとは・・・」
零夜も、ただ小さくなる球体を見つめていた。
・・・二人共、球体が消えたことを確認すると、その場から立ち去ろうとした。
・・・その時。
突然、零夜の首を何者かが触手で絞めた。
零「!?・・・嘘・・・?」
零夜の後ろには、手を触手のように変形させた、シアンがいた。
体は白く、目は赤く光る。
シ「シラツキ、レイヤ・・・・アンタを、殺す。」
首を絞める力はどんどん強くなる。
ク「!このままでは・・・火炎符「ボルケイノフレア」!」
クロが弾幕を放つが、その火は触手に吸収された。
零「・・っあ・・・熱い・・・」
零夜がもがくが、離れる様子はない。
シアンは、笑っていた。
とても、幸せそうに。
シ「・・・ふふっ・・・ああ、楽しい・・・楽しい・・・人が苦しむ様を見るのは・・・!!」
こいつ・・・狂ってやがる・・・
零夜の動きが遂に止まる。
が、まだ死んだわけでは無いようだ。
しかし、もう時間は無かった。
零(こんなところで死ぬのか。この、名も無き森の中で・・・)
零夜が死を覚悟する。
シアンは先程よりも嬉しそうに笑った。
・・・そこに、弾幕が飛んできた。
シアンはそれをかわそうとして、遂に触覚を解いた。
シ「・・・馬鹿野郎。もうちょっと遅く来いよ・・・」
シアンがまた歯軋りをする。
そこには、ハル、絶がいた。
ハルは何となく、絶は人里に行ったが、収穫がなかったのでトボトボ帰ろうとしたところ、ここに来たのである。
ハ「はい、ストーップ。」
ハルが鋏を振り下ろす。
シアンはその鋏を触手で絡め取った。
絶「うわっ、汚い。きみ、あの鋏使わないでよ?」
絶が鼻をつまむ。
ハ「あんな汚いの誰が使うか。」
ハルが新しい鋏を取り出した。
シ「・・・・・・まあいいや。二人纏めて地獄に叩き落としてやり・・・たいところだったけど、こんなところで時間をあまり潰したくないんだ。それじゃあ、またいつか。
今度は、殺させてよ?」
シアンが消えかける。
ハ&絶「あ、待て!」
ハルと絶は追いかけようとしたが、何者かに頭を思い切り蹴られた。
ハ「・・・ぐはっ・・・油断・・・した・・・」
薄れゆく意識の中で、ハルはどこかで見たことのある人影を見た。
そのまま、二人は気絶してしまった。

・・・すぐにハルは適応能力で起き上がったが、そこには絶と零夜とクロ以外、誰もいなかった。
ハ「・・・逃げられた、か。何だったんだろうな。アイツ・・・」
続く。


勘のいい人なら正体分かると思うよ。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/06/28 (Sun) 18:00:19

時間の都合上、今日は一話だけです。

東方執霊華第十五話「執霊の華」

早苗達一行は、あの後、シアンを探すことにした。
奴を倒せば、この悲劇は終わる。
そう思った。・・・それが、理由だった。
アテはなかった。だけど、歩いていれば、何か見つかるような気がした。
しばらく歩くと、どういうわけか開けた場所に出た。
辺りには真っ黒の花がたくさん咲いている。
・・・墨でも塗っているのだろうか。
その黒い華は、輝いていた。
霊(・・・こんなところ、あったっけ・・・)
前を見ると、自分達の標的がいた。
その標的の周りの華だけ、萎れていた。
シ「・・・早かったね。ようこそ。私の楽園であり、決戦場でもある、この地へ。」
シアン、いつもより控えめだ。
麗「・・・アンタ、人が変わったわね。」
麗香がスペカを取り出す。どうやら、決戦の時が近づいているのを悟ったようだ。
シ「・・・気のせい、じゃない?」
・・・いや、明らかに人が変わっている気がする。
シアンは、手に萎れた薔薇の茎を扱いていた。
その顔は、どこか、悲しそうだった。
それなのに、笑っている。
手からは、薔薇の棘のせいか、血が流れだしていた。
シ「ここに来ると、思い出すんだ。・・・皆、あの頃は優しかったなぁ。・・・妹も、あんな無愛想じゃなかったし。あの頃に戻りたいよ。幸せ過ぎた、あの日々に。・・・・・・・・・ごめん。ちょっと、暗い話をしちゃったね。」
シアンは、薔薇の花をそこに置いた。
シアンはこちらを向くと、目付きを変えた。
シ「それじゃあ、早速始めようか♪・・・まあ、どちらにせよ、勝つのは私だけどねぇ!」

戦闘開始と共に、辺りが黒い霧のようなものに包まれた。
ヌ「な、なんですか、このオーラは・・・」
ヌイメが身震いする。
・・・恐ろしく、どこか悲しいオーラが辺りを漂っている。
シ「大体、あいつ等はいつもいつもいつもいつも私を置き去りにしやがって。・・・でもね、やっと・・・仕返しができるんだよ。これを使えばね!」
シアンは、球体をヌイメの向かって投げた。
ヌイメは呆然とそこに立ち尽くしていたため、避けられない。
気付いた頃には、もう球体は目の前だった。
ヌ「!?」
その瞬間、ヌイメは誰かに蹴飛ばされた。
麗「危ない危ない・・・」
麗香がホッ、と一息つく。
シアンはそれを見て、チッ、と舌打ちを一回した。
ヌイメは麗香に礼をしようとしたが、霊夢に止められた。
霊「今は目の前に集中しなさい。礼なんて、後でできる。」
霊夢がスペカを取り出した。
霊「無題「空を飛ぶ不思議な巫女」」
シアンはそれに当たる。
・・・かわそうともせず、じっとそこに止まって。
霊「は?」
皆の頭には?マークが浮かんでいる。
が、攻撃を喰らう度、シアンの周りの霧のようなものは深くなり、華は開いていく。
シ「私が苦しむ度、私の執念は、より深くなる・・・・さあ、覚悟しろ。消符「執霊の華」。」
シアンの周りの霧のようなものが一瞬にして晴れ、シアンは赤色、青色、紫色・・・色とりどりの華に包まれた。
・・・一度は皆、その美しさに目を奪われた。
が、その時、彼女達は気付かなかった。
・・・自分達のすぐ近くにまで、危険が、弾幕が迫っていることに。


?「人間、誰だってなかなか気付かない物はある。
でも、いつまでも気付かない人は、お気の毒。
・・・だって、気付いたときには、もう手遅れなんだから。」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/06/29 (Mon) 18:30:01

昨日投稿できなかった分投稿したいなぁ。無理かなぁ。

東方執霊華第十六話「苦しみ」

早苗達は我に返ると、目を開けた。
・・・その時、彼女達は遂に気付いた。
自分達の周りに、色とりどりの弾幕が大量に向かってきていた。
早「・・・・・・!?え・・・え・・・・え・・・?」
皆は当然驚いた。
ふと我に返ってみたら、いつの間にか弾幕に囲まれているのだ。驚かないはずがない。
そのまま弾幕は高速で近付き、当たりかけた。
・・・その直後だった。
突然土煙が上がり、弾幕が全て消えていた。
麗「っ!?なななななな、何が起きて・・・」
見ると、シアンが何者かの波動を喰らっていた。
その人は、シアンに手を付けたまま、離れようとしない。
・・・震えながらも、そこから動かなかった。
シアンは振りのけようとするが、無意味だった。
シ「あ・・・ぐあぁぁぁ・・・・やめろぉ・・・・離れろォォォォォォォ・・・・あぁぁぁぁ・・・があああああ・・・・・」
シアンはそのまま、崩れ落ちるかのように消えていった。
完全に声が聞こえなくなると、やっと、その人物がこちらを向いた。
その正体は、恋眞だった。
レ「えっ」
早「・ ・ ・凄い・・・・・」
全員、驚きを隠せず、しばらくそこに立ち尽くしていたが、恋眞が呟いた。
・・・とても悲しそうな顔で。
恋「・・・・ゴメンね・・・」
・・・・はぁ?
私は、そう言おうとした。
・・・謝る必要、ないじゃない。
何か冗談でも言っているのかと、私は笑った。
・・・しかし、その笑みは一瞬にして消えた。
恋眞の額には、紋章のようなものが光っていた。
それには、よく読めないけれど、「嵯」と書いてあった。
・・・それが何を意味するのか、私には分からなかった。
しかし、その時、霊夢さんの手が震え始める。
霊「・・・・そういうこと・・・・・なの・・・?」
霊夢さんの言っていることは、イマイチ分からなかった。
が、しばらくして、私も気付いてしまった。
予想はしてた、けど、信じたくない「真実」に。
やっぱり、あの子は・・・あの子は。
早「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私は、しばらく黙り込んでいた。
その間にも、恋眞は「ゴメンね」と繰り返していた。
しばらくして、更にある出来事が私の精神にダメージを与えた。
・・・恋眞が、消えていく。
早「!?・・・ちょっと待って。何で・・・置いて行くんですか。別に・・・もっと居てくれたって、いいじゃないですか・・・・・・。待って・・・待ってよ・・・」
私は恋眞の元へ走ったが、恋眞はそのまま消えていった。
・・・・・ああ、どうしてもっと早く、気付かなかったんだろう。
そのせいで、そのせいで、そのせいで・・・
恋眞は・・・私の、妹は・・・・
私は、そこに泣き崩れた。
・・・今までのことを、思い出しながら。

そんな私の心に、あの憎き奴の声が聞こえてくる気がした。

シ「もっと、早く気付けばよかったのにね。君はさ、私と同じ苦しみを味わったわけだ。・・・気が付かない。それは、後に悲劇を起こす・・・
これに懲りたなら、これからよく周りを確認すること。・・・それじゃ、バイバイ。また、いつか遊んでよ?」
続く。

短いです。というか最近短いのしか書けてないな。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/02 (Thu) 17:18:57

火曜日と水曜日も投稿してないや。
今日は二話書きたいなぁ。あ、今回は空間編です。

東方執霊華第十七話「空間・Ⅱ」

うーん・・・この空気はどこかで・・・
早「・・・ん・・・またここか・・・ということは・・・」
私は、すぐに前を見た。
そこには、やはりルアリが居た。
・・・いつもよりも怖い顔で。
ル「・・・NOMALEND・・・「さよなら」
  とても、残念。君は、守れなかった訳だ。あの・・・嵯雅魅族の子を。
  それに・・・君は・・・無視したよね?」
・・・?
な、何のことよ・・・
そう思っていたら、どえらい殺気が飛んできた。
その殺気は、私の悲しみを恐怖に変えた。
ル「貴様・・・覚えてない、というの?」
ルアリは手を握り、震わせた。
更に、こちらを睨んできた。
ルアリに睨まれ、私はそこにしばらく固まってしまった。
ル「君は・・・無視した。私の、忠告を。一人も、犠牲を出すな、と。私は、言ったはずだ。」
ギクッ。
早「あ・・・・・・・・」
私は、やっと思い出した。
ルアリの怒の感情は膨れ上がった。
ル「まさか・・・忘れてたの?あれ程・・・キツく言ったのに。」
ルアリが小刀を抜く。
それを見ていれば、明らかに怒っている事がよくわかった。
同時に、彼女の体からオーラが出てきた。
・・・私の体が震え始める。
ル「これが、最後のチャンスだ。もう、シスターの執念のせいで、この空間が現実と繋がるのが早くなっている・・・時間は、少ししかない。今度こそ、一人も犠牲を出すな。次はもう、ない。もし、次・・・あの、嵯雅魅族の子を、君の仲間を・・・誰も、死なせるな。いい?」
正直、私は聞きたいことだらけだったが、聞く暇もない。
ルアリに睨まれ、私はそのまま頷いてしまった。
ル「よろしい・・・ああ、あと・・・そういえば。あの人忘れてるよ?」
え?ええ?まだ忘れてる物があるの?
・・・私は、最終決戦のことを思い浮かべた。
すると、何かロングヘアーの人が頭に浮かんできた。
早「・・・・・・・んん?そういえば・・・」
あ、確か・・・
ル「・・・あの、金髪の長い髪の人・・・魔理沙・・・とか言ったか。あの人、忘れてない?」
・・・・あ。
しまった。やっと思い出した。
早「・・・・ヤバイ。このことがバレたら、間違いなく魔理沙さんにシバかれる・・・」
さっき震えが止まったばかりなのに、また私の体は震え始めた。
ル「とにかく、もう忘れないであげてよ。大丈夫。多分バレないから。
それじゃあ、もう。時間だ。この空間は、もうすぐ、現実世界に飲み込まれ、消える。いつも通り、そこの魔法陣に乗って、向かえ。早く向かわないと、貴方の命は保証しかねないよ。・・・さっきから言っているが、もう次はないからな?」
ルアリはそう言い捨てると、空間から飛び降り、消えた。
早「っ!?ちょ、ちょっと待って。大丈夫ですかぁー!?」
私も続いて降りようとしたが、その瞬間結界に弾かれ、そのまま魔法陣に飛ばされてしまった。
早「ちょ、まだ心の準備g」
私が魔法陣から抜けようとしたが、遅かった。
途端に、空間は消え、辺りは真っ暗になった。

早「うー・・・戻ってきたのかな・・・」
・・・今度は、感じたことのない風が吹いてきた。
かなり開けたところに出ている。・・・どうやら、とある道に出ていたようだ。
向こうを見ると、三つの人影が見える。
そのうち二つは分からないが・・・間違いない。あと一人は、あいつだ。
早(状況がよく分からない・・・けれど、犠牲を出すわけには!)
私達は、そこに突っ込んでいった。
続く。


空間編は短い。でも、多分もう無いですね。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/03 (Fri) 18:24:36

昨日、途中まで書けたはいいが時間の都合上最後まで書けず。
よって最初から。むむむ・・・

東方執霊華第十八話

エ「あーもう。なんなのコイツ!」
響「どうしてこうなったのだ・・・」
エクスと響瞑が一人の少女・・・シアンと対決していた。
シ「あー、弱い。弱い。弾幕はまず当てるとこからだよ?」
エクスはその言葉に腹が立ち、サーベルで切ろうとするが、軽々かわされてしまった。
響瞑はあたふたしてて、攻撃しようとしない。
シアンは、隙あらば球体を放ち、エクス達を脅かす。
エ「くそっ。攻撃が全く当たらない・・・」
エクスにも響瞑にも、段々と疲れが出てきた。
シアンは、ここぞと言わんばかりに弾幕を放った。
エクス達はかわそうとするが、全くかわし切れていない。
シ「ふうん。だいぶ疲れたみたいだね。でも大丈夫。すぐ楽にしてあげるからさ♪」
シアンが掌に球体を展開した。
その時だった。
突然弾幕が飛んできて、その球体は真っ二つに割れた。
シアンは弾幕が飛んできた方を見ると、そこには早苗たちがいた。
途中、たまたま合流した魔理沙、ハルも一緒だ。
シ「・・・また、遊びに来てくれたの?・・・でも。」
シ「今はそんな暇ないんだよこのクズ野郎共!」
シアンが鬼のような形相で叫んだ。
魔「五月蝿い!お前のせいでどんな目に遭ったと思ってるんだ!」
魔理沙が逆ギレするが、シアンは全く怖気つかない。
シ「まあ、仕方がない。あんたら全員、地獄送りにしてくれる。・・・消えろっ!」

ハ「先手必勝!」
シ「うわっ」
ハルが開始早々鋏を振り下ろすが、シアンは慌てて体を捻って回避する。
シ「いきなり攻撃してきてんじゃねえよ危ねえな!
  消符「執霊の華」!」
シアンの周りに華が咲く。
でも、一度見た美しさは、何度も見ていると美しく見えなくなるものだ。
早苗達は少しだけ弾幕に当たったものの、あまり多くは当たらなかった。
弾幕の流れが止まったことを確認すると、魔理沙はスペカを取り出した。
魔「今までの怒り、この一撃にぶつけるぜ!
  恋心「ダブルスパーク」!」
シアンは、魔理沙の攻撃をギリギリでかわす。
しかし、そのシアンに追撃する者がいた。
ヌ「かわそうとしたって無駄ですよ。縫符「つぎはぎだらけの不死人」!」
シ「しまっ」
シアンはかわそうとするも反発力と一瞬の判断力が足りず、被弾した。
ヌイメの弾幕は全て当たり、シアンは気に思い切りぶつかって消えたあと、すぐによろよろと立ち上がった。

シ「・・・畜生・・・手こずらせるんじゃ・・・ねぇよ・・・・・・・・・・・・・・・まあ、いいや。まだまだ、本気は出してないし。後、もう時間がないからね。これ以上、遊んでいる暇なんてないんだよ・・・また、あの場所で待ってるから。じゃあね~。」
シアンはそう言い捨てると、消えようとした。
当然、皆はそれを阻止しようと追いかけた。
霊「逃がすか!霊符「夢想封印・散」」
霊夢が弾幕を放つが、何者かによってその弾幕は相殺されてしまった。
早「ッ!?」
早苗が前を見ると、一つ、シアンとは違う人影が見えた。
それにより上がった砂煙のせいで、そいつの正体ははっきり特定できなかった。が、その人影を見て、ハルは何かに気付いた。
ハ(・・・うーん・・・?あの人影、どこかで・・・)
そんなに大きくない体格に、触覚。その先の大きな丸・・・
間違いない。そう思い、ハルは砂煙の中に突っ込んだが、奴は消えた後だった。
そこにいる皆が、早く決戦場に向かおうとしているところ、ハルは一人、考えていた。
ハ(あいつ・・・何がしたいんだ?)
そこへ、レオナがやってきた。
レ「どうしたのよ?さっきからそこでしゃがみこんで。」
ハ「ん・・・アンタか。実はだな・・・」
ハルは、奴の正体の心当たりを全部話した。

~???~
自分は、アイツを見ていて、何となく感じた。
奴の目はいつも、どことなく悲しそう。
まるで、裏切られたような顔をして・・・
・・・だからこそ。これが、今の自分にできることだと思っている。
・・・いや、違う。
これは、自分への力試しだ。
そして、これから。自分は、皆と戦い・・・自分は、どれだけ成長したか・・・?
自分がこれまで、見てきたもの・・・それを、どのくらい活かせるか。
分からない。でも、やってみるしかない・・・
今こそ、それを確かめる時だ。
・・・さあ、もうすぐだ。皆が来る。
愛すべき者達が、一人一人、ある志を持って、ここに来る。
自分も、自分自身の力を・・・出し切ってやる。
その為に、自分は・・・奴についてきている。ここに立っている。
そして、ここに、一人の人間・・・否。化身として、生きているんだ・・・
さあ、来い。皆。自分は、全てを押し退ける。
不安、恐怖、心配・・・全ての心の闇を、全て・・・

続く。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/03 (Fri) 23:15:47

今回は過去編。
と言っても、この一話だけですが。

東方執霊華第十九話「過去」

・・・決戦場に行く途中だった。
早苗達は、水晶玉を見つけた。
早「なんでしょう。これ・・・」
早苗がそれを拾ってみると・・・早苗は、突然知らない世界に出た。
早「!?」
早苗は驚き、思わずそれを落としてしまった。
すると、また元の世界に戻る。
早「な、なんでしょう、これ・・・」
早苗が魔理沙にを拾ってくれと言わんばかりに指でつつく。
魔「あー、もう。臆病だな・・・・・・・・・ん?」
魔理沙が何かに目を近づける。
魔「ありゃあ・・・シアンか?」
それを聞いた皆は、その水晶玉に近づいた。
・・・そうすると、皆、あの謎の世界が見えたみたいだった。
・・・しばらく、私達はそこで起きていることを見ていた。

とある日。私の家のインターフォンを、誰かが鳴らした。
出てきたのは、私の友人だった。
「おーいシアン。ババ抜きやろうぜ。」
シ「あ、やるやるー。でも、少し待ってて?」
私は、幸せだった。
毎日、いろんな人と遊べて・・・楽しかった。
「あ、ババ引いちまったよ・・・」
「ははは、ドンマイ。」
「次は私ね・・・むむむむむ・・・」
シ「次は私か。・・・あっ。」
「お、取った取った。」
「大丈夫。次があるさ・・・」
シ「ちょっと、まだ負けた訳じゃないのに、そんなこと言わないでよ。」
「はははははは・・・」
毎日が楽しかった。
そう、あの日が来るまで。奴が来るまで・・・

それは、とある晴れた日。
今日は、誕生日で、皆がお祝いしてくれた。
早速ケーキが出てきた。
それには、10本蝋燭が刺さっていた。
「シアン、さっさと消せよー。」
シ「ちょっともう。急かさないでよー。」
私が息を吹くと、蝋燭の火は火はすぐに消えた。
・・・この時から、少し嫌な予感はしていた。

しばらくケーキを食べていると、、外が騒がしくなってきた。
窓に耳をつけて聞いていると、妖怪だー、だとか、助けてー、だの声が聞こえてきた。
シ「!!・・・急ごう。皆が危ない。」
私はドアを勢いよく開けて、外へ出た。
それに、皆もついてきた。

外に出てすぐ前を見ると、変な形をした生物が人里を荒らしまわっていた。あれが、妖怪だろう。
妖「キシェエエエエエエ!」
妖怪を見た皆は、後ずさりしだした。
「ど、どうしよう・・・博麗の巫女もいないのに・・・」
「このままじゃ・・・死ぬ・・・・・・」
どうやら、妖怪というものは、皆にとってはとても恐ろしいものらしい。
しかし、私にとって、そんなもの敵ではなかった。
何故なら・・・私は、ラヌエ族の子だぞ。
・・・これを使えばいい。
私の手に魔力を注ぎ込めば、すぐにあれを作ることができる。
私の掌の上には、球体が展開されている。
それを作ったあと、そのまま妖怪に投げつけた。
妖「!?」
球体も妖怪も、どんどん小さくなっていく。
そのまま、妖怪は消えていくしかないのだ。
・・・これが、ラヌエ族の一部しか覚えられない・・・球地消失の術だ。
さて、妖怪がいなくなったから皆、安心していることだろう。
そう思って、後ろを見ると・・・
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
・・・皆、逃げてしまっていた。
まあ、仕方ないか。妖怪を見て逃げない人はいないだろう・・・
そう、思っていた。
でも、現実はそれほど甘くなかった。

その次の日から、皆は冷たくなった。
最初は、妖怪に逢って動揺してしまっていると思い、数日すれば戻ると思っていた。でも、もう、あの日々は戻らなかった。
数ヶ月あとに行っても・・・
シ「ねぇ、どこかにでかk・・・」
「五月蝿い。悪魔が。」
そう言われ、ドアを閉められ・・・
「どうせ、俺達も消すつもりなんだろ?」
「悪魔と一緒に遊ぶほど俺は馬鹿じゃないんでね。」
と、一蹴され・・・
私には、仲間がいなくなっていた。
この頃から、既に私の精神は壊れ始めていた。
そして、何回も貶され、何回も門前払いされ・・・

とうとう、私の精神は、完全に壊れた。
もう、耐えれなかった。
いいよね・・・これで、いいよね・・・・
次の日、私は友人の家へ行くと、即球体を展開し投げた。
その時、悲鳴が上がったらしいが、今の私にはそんなの聞こえなかった。
その日から、一人一人、私の友達が、悲鳴を上げて消えていった。
だけど、私は・・・その悲痛な声を聞くのが、癖になっていた。
私は、人を壊すことに、快感を覚えた。
あの、ちょっとだけ変わった日から・・・私の人生は、大きく狂ったのだ。

シ「そうして、今。私はもう、あの孤独感を味わいたくない。私は、必ず、自分の思いのままになる世界を創り出す。
そうすれば・・・もう、孤独じゃなくなるでしょ・・・・・?
毎日、毎日・・・皆と遊べて・・・そんな日常を、取り戻せるでしょ・・・?
ねえ、貴方達・・・・・・?」

最後、早苗達が見ていることを分かっているかのように、シアンは誰かに問い掛けた。
が、早苗達は答えなかった。

彼女の過去がどうであれ、私達は、あの行為を絶対に許さない。
必ず、必ず。この狂気に満ちた物語を終わらせてみせる。
絶対に・・・・・・・・
続く。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/04 (Sat) 18:10:40

さいしゅうかいが ちかづいている・・・!

東方執霊華第二十話「二本触覚の」

・・・また、来てしまった。
この、絶望と狂気に満ちた、決戦場に。
あの時と、まるで変わっていない。
いろいろな花が咲き乱れている。
美しく、どこか、悲しそうに・・・
全く変わっていない。ただ一つのことを除いて。
シアンはそこにおらず、代わりに別の人物が立っている。
?「・・・来たか。」
その人物の頭には、2本の触覚が生え、その先には目玉。
・・・それだけで、もう誰だが分かった。
ハルが早速前に一歩進む。
ハ「アンタ・・・裏切るんじゃなかったのか?」
・・・これだけ聞いて何がどういうことかを理解できたのは、レオナ、ハル、そしてそこにいる人物、オワタだけだ。
それ以外の人物は目を丸くする。
早「どどど、どういうことですか・・・・?」
早苗が聞くが、それをスルーし、オワタは言った。
オ「・・・・・・・どうせ、このあと裏切るよ。ただ・・・」
ハ「ただ?」
オ「・・・力試しをさせてくれてもいいかな。」
麗「・・・はぁ?」
当然、皆は意味がわからなかった。
しかし、オワタは続けた。
オ「・・・これまで数々の戦いを見てきた。
  海遊船の事件。闇之竜異変。界瑠の暴走・・・
  それを見て、得たモノ・・・それを、ここで見せたい。そう思ってね。」
しばらく、皆は考え込んだ。
数秒後、霊夢が口を開いた。
霊「・・・いいわよ。・・・本気で来なさい。さもないと・・・」
霊夢の表情が変わる。
オ「・・・有難う。それじゃあ・・・行くよ。皆。
  見せてやろうじゃないか。自分達の・・・団結力を!」
オワタが右手を上げると、リグル、ヤマメ、そしてイカが上からやってきた。
恋「えええええっ!?い、イカァッ!?」
恋眞が尻餅をつくが、皆それには目も暮れず、対戦を始めてしまった。

オ「おい、無銘。しっかりやれよ?自分のイカの体借りてやっと動けるようにしてあげてるんだから。」
オワタがイカに話しかける。痛い人なのだろうか。
しかし、イカ・・・無銘は答えた。
無「あいよ。」
・・・どうやら、実体を持たないらしく、イカの体を借りているらしい。
魔「ちょっと待て。卑怯じゃないか?」
魔理沙が敵の数を数えながら言う。
が、ヤマメに、
ヤ「そっちのほうが多いじゃん。卑怯はどっちだ。」
と、ツッコまれた。
オ「・・・おふざけはそこまで。自分の力、ここに示す。」
オ「・・・はあああああああああああっ!」
オワタがいきなりキックをかました。

一旦切ります。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/05 (Sun) 00:52:16

続きー
ちょっとネタ含んでるかも。あと、急いで書いてるんで少し雑です。

それに当たった魔理沙は、数m吹き飛ばされ、木に当たった。
魔「いたぁ!少しは手加減しろ・・・」
しかし、魔理沙が言い終わらないうちに、ヤマメが追加攻撃を放ち、魔理沙の口からは紅い液体が流れ出てきた。
オワタは、更に連続して霊夢を蹴り飛ばし、そのまま空中で五発蹴った。
霊「ぐっ・・・」
霊夢はそのまま地面に叩きつけられた。
そこに、無銘が触手を鋭くして霊夢の背中を突き刺そうとする。
が、それを麗香が結界を張り、霊夢への攻撃を阻んだ。
麗「私の娘に何をしようとしているのかしら?麗符「咲き誇る赤い・・・」
麗香がそこまで言いかけたが、そこにリグルが蹴りを入れて、麗香は石にぶつかり、気絶した。
が、そんなリグルの背後から何者かが奇襲を仕掛けた。
レ「喰らいなさい!音符「マンドラゴラの悲鳴」」
レオナが投げたマンドラゴラがリグルの胸に命中し、リグルは遠くに吹き飛んだ。
さて、一方こちらは、ヌイメが無銘と戦っていた。
無「おおっと、危ない・・・それっ。・・・うええ、気持ち悪い・・・」
無銘がスミを吐く。
そのスミは無銘と全く同じ姿になり、そこいらを漂い始めた。
ヌ「!?ぶ、分身した・・・?でも、分身を潰してしまえばいいだけ!」
ヌイメがスミのイカに攻撃すると、それはスッと消えた。
その直後、ヌイメの体に何かが刺さった。
ヌ「っ!?」
見ると、体に触手が刺さっていた。
その触手は、傷を抉るかのように、右に回ったり、左に回ったり・・・
触手が抜けると、ヌイメは地面に叩きつけられた。
ヌイメはその衝撃で、気絶してしまった。
無銘はそれを確認すると、オワタ達の加勢に行くことにした。
が、その直後。一瞬にして、触手が切れた。
無「アッ!?」
無銘は悲鳴を上げると、イカの体から抜けた。
見ると、そこには汚れてしまった鋏を拭くハルがいた。
無「やばい。このままじゃ攻撃できない・・・ちょっとこいつの体借りるか。」
無銘が選んだ相手は、先程自らの手で気絶させたヌイメの体に憑いた。
ヌイメがむくりと立つ。
しばらくヌイメはフラフラしていたが、やっとスペカを取り出した。
ヌ(無)「不符「動き回るつぎはぎの手」・・・」
ハルはヌイメの出す攻撃を軽々かわすが、突然自分の横を何かが過ぎった。
前を見ると、オワタがいた。
オ「くぅ、外しちゃった。まあいいや。次は、当てる。」
オワタは、また蹴りをかまそうとした。
が、その直後、オワタは吹き飛んだ。
ハ「セーフセーフ。これがなきゃかわせなかったね。」
ハルがスペカを中指と人差し指に挟み、ヒラヒラさせた。
同時にヌイメも吹き飛んだらしく、その衝撃でまた無銘は抜け出してしまった。
無「うあー!もう!やっぱり自分はコイツの中がいいのかね!」
無銘はオワタの方に憑いた。
オ「・・・はぁ。アンタ、自分の中にいたって話し相手にしかならないのだけれど。」
オワタが溜息をつく。
無「五月蝿いな。アンタが後ろから襲撃された時とか、役に立つだろ?」
無銘がオワタを中から蹴る。
オ「あーはいはいそーですね・・・」
オワタは、そう言ってまた溜息をつくと、また敵陣営向かって突っ込んだ。
一方、ヤマメは、ハルにボッコボコにされ、ピチュってしまった。
さて、リグルがやっと戻ってきた。
リ「いてて・・・くそっ、あの人喰い妖怪、どこいった・・・!?」
リグルはそう言った直後、ピチュった。
そのリグルのすぐ後ろには、レオナがいた。
レ「・・・噂をすれば・・・って、噂じゃないかしらね?今のは。」
レオナはふぅ、と息をつくと、残った敵の元へ突っ込んでいった。
が、それをオワタに見られていた。
オ「・・・・!?・・・・あ、アイツ・・・・自分の・・・・・・・・・・親友を・・・!」
オワタは怒り狂ったが・・・
どういうわけか、覚醒できない。
オ「・・・・・・・・あれ・・・・・力が出ない・・・」
すると、どこからか作者が出てきた。
オ「おい。作者。これはどういうことかな?」
オワタが作者の胸倉を掴んだ。
作「えー、流石にちょっとオワタに設定を盛りすぎたので、オワタネタキャラ計画を進めているのです。というわけで、もう覚醒できないんで宜しく。
それじゃ~」
作者が消えると、オワタはじたんだを踏んだ。
オ「ふざけるな作者ァァァァァァァ!ぁぁぁぁぁ!?」
その直後、オワタの体に激痛が走った。
後ろを見ると、やっと我に返り、また戦いに参加した麗香が立っていた。
麗「・・・残念だったわね。貴方は、ここまでみたいよ・・・」
麗香は、スペカを取り出した。
オ「・・・そうみたいだなー。うん。あっははははははは・・・・」
オワタは、最後に笑うと、麗香の放った弾幕全てに被弾した。

しばらくして、全員コンティニューして帰ってきた。
そのうちリグル、ヤマメは帰り、残ったのはオワタに無銘、そして早苗達だった。
オ「・・・はぁぁ・・・やっぱり、悔しいなぁ。」
オワタが曲がってしまった触覚を直しながら溜息をつく。
霊「やっぱり、こちらの団結力が上だった、ってことかしらね。」
霊夢がそう言うが、魔理沙に叩かれた。
魔「お前ほぼ何もやってないだろ。」
・・・しかし、その言葉の直後、魔理沙は皆にお前が言うな、と言わんばかりに睨まれた。
魔「・・・悪かったって。」
魔理沙が後ろを振り向くと、そこには石に座ったシアンがいた。
シ「・・・団結力、かぁ。・・・羨ましいよ。なら、孤独の私には・・・どんな力があるというのかしら?」
さっきまで明るかった空気が急に暗くなる。
早「・・・また、貴方ですか。」
早苗がシアンを睨む。
シ「・・・言ったじゃん。決戦場で待つ、ってさ。・・・それじゃあさ、見せてよ。私に・・・孤独の私に・・・君達の、団結力をさ。」
シアンが、すぐ近くの花を抜き、そこに捨て、立ち上がった。
恋「・・・貴方の気持ちがどうであっても。私達は、貴方の野望を叶えさせるわけには行かない。何故なら・・・私達は。
この幻想郷が・・・この世界が、好きだから。
・・・・・・行くよ。皆。必ず・・・アイツを、倒してやろうじゃない。」
皆が頷いた。
霊「言われなくても、そのつもりよ。」
魔「あの悪魔に、地獄を見せてやろうじゃないか。」
シアンは、少し何か呟くと、一歩前に出た。
シ「・・・そう。悪魔・・・か。
  一番、私の心の中に残っているコトバね・・・」
シアンはそう言うと、早苗達から見て北西の方を見た。
シ「皆、私を見捨てた。私を置いていった。
  ・・・その怒りを。悲しみを。
  全て、貴様らにぶつけてやる。
  そして、この世界を我がものとして・・・・
  そうすれば・・・もう・・・・もう・・・」
ダレモ、ワタシヲ、オイテイカナイ・・・
モウ、カナシムコトハ、ナクナルンダ・・・
シアンは涙を少し流しながら笑うと、早苗達に突っ込んでいった。
続く・・・

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/13 (Mon) 23:28:10

てれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ

東方執霊華第二十一話「最終戦:Ⅰ」

シ「もう誰でもいいよ・・・もう・・・」
シアンは早速球体を乱射した。
レ「!?何あの数・・・」
数えてみても、50個はある。
皆は辛うじて避けたが、辺りの木や草に命中し、それは消えていった。
シ「まだまだ・・・・まだまだ・・・・まだまだァ・・・・」
シアンは更に球体を乱射する。
界「ちょっと、流石に撃ちすぎじゃないかなぁ!?」
界瑠のツッコミも無視して、シアンは只管に球体を発射している。
エ「ええい、これじゃ近づけないじゃないか・・・」
しかし、その言葉を聞いてハルの頭の豆電球が光った。
ハ「近づけないならこうするまでだ!」
ハルは思い切り鋏を投げた。
その鋏はシアンの体を貫いた。
・・・と同時に、首にかかっていたペンダントも割れた。
ハ「よし、これでダメージを・・・ッ!?」
突然、ハルの首を何かが締め上げた。
咄嗟にハルは適応能力を使い脱出したが、その何かはハルをどんどん追いかける。
ハ「あーあー、面倒くさい・・・」
ハルは鋏でその何かを切り落とした。
その何かは、しばらく地面を跳ねていたが、やがて消えた。
恋「ちょっと待ってくださいよ。なんですか、あれ・・・」
恋眞がシアンの方を指差す。
シアンの手は触手に変化し、体は更に白っぽくなっていた。
早「うっ・・・なんと奇妙な・・・」
早苗が一歩後ろに下がる。
しかし・・・次の瞬間、早苗は倒れた。
恋「!?お、お姉ちゃん・・・?」
恋眞が早苗に駆け寄る。
見ると、首が何かに貫かれていた。
魔「!?ま、まさか・・・」
魔理沙がシアンの方を見ると、一本だけ触手が赤色に染まっていた。
シアンはその触手で誰かを刺そうとした。
レ「!?」
狙われたのはレオナ。
レオナは為す術もなく、触手に当たりかけた。
が、その触手は肩に先だけ刺さると、突然引っ込んだ。
レオナ達は何が起こったか分からず動揺しているが、霊夢は落ち着いて言った。
霊「・・・遅かったじゃない。」
霊夢がシアンの方・・・いや、その後ろを見て言った。
そこには、クロ、零夜、パチュリー、絶がいた。
パ「・・・五月蝿いわね。」
絶「この人のせいでかなり遅れたんだよねー。急に咳き込むから・・・」
絶が溜息をつく。
零「それは仕方ないでしょう。それより・・・
  今は、目の前の的に集中です。」
零夜が白杖を構える。
ク「私たちの力、見せてやりましょう!」
それを見ていたシアンの目は、どことなく悲しそうだった。
シ「・・・・・・・私にも・・・こんな仲間がいたらな・・・・・・・」
シアンはしばらく空を見ていた。
それを、絶は見逃さなかった。
絶「チャンス!喰らえ!」
絶が弾幕を放ち、シアンはそれに当たって少し後ろに下がった。
シ「・・・ちょっと、酷くないかなぁ?ねぇねぇ、酷くないかなぁ・・・・・・・?」
シアンが急に狂ったように笑い始めた。
シ「・・・・そっちがその気なら・・・こうだ。」
シアンは誰かに急接近すると、触手でその誰かを刺しまくった。
シ「もう一回・・・もう一回、あの悲劇を・・・繰り返させてやる・・・」
シアンは、そのままその誰かを最後に吹っ飛ばした。
途中、その誰かは羽を四つに開いたが、意味はなかった。
その誰かの正体は確認できなかったが・・・皆は、大体誰だか分かっていた。
無「おいおい・・・・これ、ヤバくな・・・」
無銘が言い終わらないうちに、何かが目の前を横切った。
そう、それは・・・界瑠だった。
目を紫に光らせ、辺りを見回している。
零「・・・・・・・・これは・・・・」
ク「どどど、どうするんですか!」
霊「どうするって、倒すしか・・・・・・・・・・・・・・・・うううう・・・・」
その場にいた全員が動揺しだした。
シアンだけは、わざとらしく笑っていた。
界瑠は、早苗達に突っ込んでいく。
全員はそれに気づいたが、もう遅かった。
恋(これはもう・・・祈るしか・・・っ!)
恋眞は目を瞑ると、叫び始めた。
恋「・・・お願いです。神様。お願いだから・・・戻ってきてください・・・っ!!」
恋眞の声は、界瑠の耳に届いたかは知らないが・・・
突然、界瑠は早苗達の前で止まった。
しばらく界瑠はそこで震えていたが、すぐにまた突撃していった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シアンに。
シ「!?ちょ、ちょっと待って。なにこれ・・・力を、制御できているだと・・・・・・」
シアンはそこに固まった。
そのまま、界瑠はシアンの腹を貫いた・・・・
その瞬間、青色の液体が飛び散り、悲鳴が聞こえた。
シ「うぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!貴様等ぁぁ・・・・キサマラァァァァァァァァァァァ!」
シアンはそのまま、地面に堕ちた。
さっきまでシアンが飛んでいたところには、花弁がヒラヒラ舞い、近くの水溜りに落ちた。
まるで・・・シアンの様だった。

霊「・・・・・勝った・・・」
遂に終わった・・・
そう思ったのか、霊夢は地面に膝をつこうとした。
が、それを魔理沙が止めた。
魔「まあ、待て。まずはコイツをどうにかするのが先だろ。」
魔理沙がシアンをよっこらせと担ぐと、霊夢に言った。
魔「コイツ、結界に封印してしまおうぜ。」
霊夢は、それを聞いて頷いた。
直後、何か思いついたかのか、パン、と一回手を叩いた。
霊「あ、そうだ。確か、幻想郷のどっかに封印の大地ってところがあるみたいよ。そこに行ってみる?」
皆はそれに賛成し、早速行くことにした。

~封印の大地~
皆は、汗だくで封印の大地までやってきた。
魔「遠い。なんて遠いんだ・・・」
霊「あー・・・疲れた・・・」
響「もう動きたくないです。」
全員がいろいろ文句を言っていると、そこにあった小屋みたいなところから誰かが出てきた。
?「おや、こんなところに人が来るとは珍しい・・・
  何か御用で?」
見ると、黒く長い髪の女が立っていた。
どうやら、ここの管理人的な立場の人らしい。
・・・というか、この封印の大地にはこの人しかいない。
魔「んあ、誰だか知らんが、こいつを封印してくれないか?とんでもないことしでかしたからな。こいつ。」
魔理沙はそう言うと、地面に叩きつけるようにシアンを降ろした。
?「(うわっ、既に気絶しているのに酷い・・・)・・・了解しました。こっちで何とかしておきますから、皆さんはもう帰って大丈夫ですよ。」
それを聞いた皆は、ホッと一息ついた。
麗「遂に・・・終わったわね。」
オ「長かったような、短かったような。」
魔「大抵そうだろ。」
全員、それぞれ思い思いのことを言いながら、封印の大地を去っていった。
・・・その時、かすかに笑い声が聞こえた。

こうして・・・一つの事件は終わった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・はずだった。
続く。





戦闘シーン短いです。
・・・戦闘シーンの書き方研究してこなければなりませんね・・・

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/14 (Tue) 23:50:15

東方執霊華第二十二話「姉妹」

早苗達は封印の大地から少し離れたところで、あることに気づいた。
早「・・・あれ、霊夢さんは?」
辺りを見回しても、霊夢の姿は見えない。
麗「・・・おかしいわねぇ。出たばっかりの時は確かに居たんだけど・・・」
・・・まさか。
そう思った皆は、封印の大地へと戻っていった。

~封印の大地~
早苗達が封印の大地に帰ってきてみると、見えたのはとんでもない光景だった。
先程の管理者さんは倒れていて、その近くを見ると張りかけの結界が見えた。
そして、何よりも目立ったのは・・・
引きずられていく霊夢、そして、霊夢を引きずっているのは言うまでもなく、シアンだった。
シアンは霊夢の足を掴み、ゆっくり、ゆっくりと張りかけの結界へ向かっていく。
レ「まさかあいつ、霊夢を道連れにする気じゃあ・・・?」
それを聞いた皆は焦った。
とにかく、シアンを何とかしなければ。
皆そう思い、シアンに集中砲火を浴びせた。
轟音が響き、砂煙が上がる。
皆は、これでシアンはどうにかなった。そう思った。
が、しばらくして見ると、シアンはあれほどの攻撃を受けて尚霊夢を引きずり続けている。
麗「!?ど、どうして・・・・どうして・・・っ!」
麗香が混乱し出すが、オワタがそこに一発蹴りを入れた。
オ「とりあえず落ち着け!まずはメモ帳を用意だ!次にぶん殴り用の箒を・・・」
ダメだ。コイツが一番落ち着いてない。
その間にも、シアンは霊夢を引きずっていく。
ハ「くそっ、もうダメなのかよ・・・」
無「何か!何か出来ることは・・・」
オ「バッカお前!実体を持たないお前にできることなんて無いだろ!」
ク「言ってる場合ですか!早くなにかしないと!」
オ「じゃあシロさんよぉ!何かいい作戦はないのか!?」
ク「私はシロじゃないです~!」
無「オワタお前いい加減に・・・あ、ヤバイ!もう・・・・お仕舞いだっ!」
皆が気付いたときには、結界まであと10cmも無かった。

・・・全く、しぶといね。
皆、もう諦めかけてるし・・・
行くしかないか。

その時。
突然、空がキラリ、と光った。
星かと思ったが、今は昼だ。星が見えるとは思えない。
しばらくすると、突然何かが降りてきて、シアンに何かが刺さった。
シアンはその衝撃で手を離してしまった。
霊夢が今のうちと逃げ出す。
界「!?な、何が起きたの?」
零「えーと、何かが空から落ちてきて、その何かがシアンに攻撃して、霊夢さんが解放されました。」
零夜が現状説明をした後、霊夢が帰ってきた。
霊「ぜえ、ぜえ・・・はあ・・はあ・・・全く、なんで私ばっかり・・・」
かなり抵抗をしていたらしい。霊夢はかなりお疲れ気味だ。
絶「・・・とにかく、よかった。霊夢がいなくなったら変なことになるじゃん?」
絶が胸を撫で下ろし、シアンの方をちらりと見た。
絶「・・・?あれ、誰?あの人。」
それを聞いた皆もシアンの方を見ると、見たこともない人物がシアンの前に立っていた。
・・・早苗だけは、その人物を見たことがあるような気がした。

シ「・・・・・・・!!あ、アンタは・・・」
しばらくそこに倒れていたシアンが顔を上げる。
見ると、そこには、
昔、姿を消した妹・・・ルアリの姿があった。
ル「久しぶり。・・・シスター。」
・・・かなり、人が変わったなぁ。
シアンはそう思ったが、そんなことなど気にしてられなかった。
シ「・・・・ルア。どうして私から逃げたのよ・・・貴方が・・・貴方が。壊れた私の唯一の心の支えだったというのにっ・・・!」
シアンの目からは、涙が流れ出ていた。
ル「・・・ごめん。・・・・・・・・・・怖かったんだよ・・・シア姉ちゃんが。」
ルアリの目にも、涙が溜まってきた。
ル「ある日を境に、シア姉ちゃんの性格はまるで変わった。・・・恐ろしかった。いつも、わざとらしく笑って・・・苦しいはずなのに。それなのに、笑って・・・・・・・・・・・・
だから、止めたかった。シア姉ちゃんを・・この手で。」
ルアリが手をシアンに差し伸べるが、シアンはそれをバシッ、と叩いた。


キリギリス。時間ががが。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/16 (Thu) 20:10:30

続き。

シ「・・・嘘をつくな。・・・どうせ、逃げたくせに。逃げたくて、どこかに出て行ったくせに。止めたかった?その手で?笑っちゃうよ。・・・ただただ恐ろしくて逃げただけだろ?」
シアンはルアリの腕を掴むと、それを捻り始めた。
ギギギギギ・・・と音が鳴る。
ル「!?・・・や、やめ・・・」
シ「やめて?無理無理。っていうかさ、アンタ、私を止めるんじゃなかったの?今がその時でしょ?この私を今止めてみてよ~♪
ま、無駄だろうけどな。ハッ!」
シアンは大笑いしながら、腕を捻り続ける。
ボキボキと音が鳴り始めたが、シアンはやめなかった。
ルアリはこのままじゃやられると思ったのか、もう片方の手から小刀を出し、シアンを切りつけた。
シアンは痛みで手を離す。
シ「・・・それが貴様の答えか。いいよ?やってやろうじゃない。
痛いだろうけど、我慢してね?すぐ楽になるからさぁ・・・」
シアンの背中からギラ○ィナ(オリジン)の羽の様なものが六本出てきて、黒く大きな羽も二枚出てきた。
シ「いいよ。何もかも消してやるよ・・・この世界の人も妖怪も自然も・・・この世界自体も!」
シアンは羽を広げ、空高く舞い上がった。
そして、空から球体を乱射した。
霊「うわっ!!」
霊夢達は転がり回避するが、地面にはどこに続いているか判らない程の穴が空き、木は、球体に閉じ込められ消えていく。
そして、シアンの下にあった結界も球体により消えた。
絶「ちょっと待ってよ。何あのスピード。発射速度も弾の速度も物が消える速度も段違いだ・・・」
そう。その球体に当たった物は、三秒も掛からないうちに消えていった。
シ「さあさあさあさあさあ、どーしったのっかなー?
私を止めるんじゃなかったのー?アハハハハハハ!」
シアンは皆を誂うように空を飛び回る。
それにキレたのか魔理沙はシアンに突撃していった。
魔「うるせえんだよごちゃごちゃ!」
しかし、即座に球体を放たれ、魔理沙は消えていった。
ク「!?そ、そんな・・・」
皆ビビったのか、少しずつ後ずさりしていく。
しかし、それを何者かが阻んだ。
零「・・・鈴仙さん。どういうつもりですか?」
零夜が鈴仙に白杖を向ける。
鈴「・・・。」
鈴仙は何も言わず、弾幕を放った。
皆はそれを咄嗟に避ける。
が・・・その直後、エクスの姿が突然消えた。
麗「なっ・・・?」
麗香が後ろを見ると、シアンが早苗達に指を差して笑っていた。
シ「あっはっはっはっは!こいつら馬鹿だ~。一つのことに集中しすぎて他のことに気づいてないとか。あっハッハッハ・・・・はぁぁぁ!?」
シアンはいろいろ言った直後、誰かの攻撃に当たり、
その場から離れた。
見ると、そこには葉がいた。
葉「馬鹿・・・ですか。それって、貴方のことじゃありません?」
葉が追撃するかのようにリーフスパークを発射する。
シ「・・・タイミングが悪すぎるんだよ・・・この葉っぱが!」
シアンは舌打ちをすると、さっと弾幕を回避し、球体を発射した。
葉「うわっ、沢山・・・でも、これぐらいっ!」
葉は、それを回避しようと、空中で何回も回転しながら避ける。
その時、何か声がしたような気がした。

?「・・・消符「執霊の華―呪―」」

そして、避け切った直後。見えたのはとんでもない光景だった。
葉「えっ・・・皆さん・・・?」
そう、ここには、葉、シアンの二人しかいなかった。
シ「クスクス・・・さあどうする?あ、あいつらは消しておいたから。アンタがかわすのに集中していたから、簡単な作業だったよ。あっはっは!
・・・失礼。それじゃあ、一人ぼっちじゃ寂しいだろうし、君も消してあげるね。バイバイ。」
シアンはそう言って後ろを向くと、葉に球体を大量発射した。
・・・こうして、封印の大地に人はいなくなった。
そう、シアンは思っていた。
しかし、突然そこの草むらから二つの人影が出てきて、シアンに攻撃した。
シ「ぐあぁっ!?」
シアンは悲鳴を上げると、そのまま地へと堕ちた。
シ「ええい・・・貴様ら・・・・・・しつこいんだよぉっ・・・!」
立ち上がったシアンは、その二人に向かい球体を放つ。
しかし、まだフラフラしていた為、当然当たらなかった。
その二人の正体は、恋眞に、ルアリだった。
恋「・・・よくやってくれましたね・・・」
ル「僕は必ずシア姉ちゃん・・・いや、シアン・ラヌエを止めなければならない。あんなところで消えるわけには行かないんだよ。」
二人の言葉は、シアンには届かなかった。
シ「・・・・もう嫌だ・・・もう嫌なんだよ・・・・・・こんな・・・こんな・・・
消符「執霊の華―独―」・・・!」
シアンは自らの周りにこれまで消してきた者たちを召喚した。
全員・・・シアンの様に、悲しげな目をしていた。
シ「・・・もう、私は孤独じゃない。何故なら、皆がいる。そう、私を裏切ることのできない、皆が・・」
シアンが右手を挙げると、皆は二人に向かって集中砲火を放った。
一方、二人は・・・
恋(どうすればいい・・・いくらなんでも、私たちの仲間を傷つけることは・・・・・・・!)
恋眞は、攻撃をかわしながら何かを思いついたようだ。
恋「ルアリさんと言ったか・・・連携符を使いましょうっ!」
突然の言葉に、ルアリは少し動揺しているようだ。
ル「はあ?今・・・?」
恋「はいっ・・・皆を戻して、尚且シアンを止めるスペルを・・・」
ル「・・・・・・・・・・・・・・・・分かった。やってみるしかないよね。」
ルアリが決心すると、二人共詠唱を始めた。
が、その間にも弾幕が飛んでくる。
しかし、それを阻んだものがいた。
紫「弾幕は私に任せなさいっ!貴方達は早く詠唱を・・・!」
二人はそれを見て頷くと、詠唱を続けた。
しかし、紫の結界は段々壊れ始めていた。
紫(・・・頼む・・・急いで・・・)
・・・しかし、そんな紫の願いも、届かなかった。
結界は壊れ、紫に弾幕が降り注いだ。

・・・その時、強い光が辺りを覆った。
恋&ル「「連携符「ダブルハートアルトソング」!」
二人の歌は弾幕と化し、シアンの心を砕いた。
シ「・・・っ!?ギギギギギギギギギギギギぎゃあああ!・・・・貴様・・・・貴様・・・・それは・・・・っ!」

シ「・・・何かしら。この歌声・・」
・・・・・・
シ「何だ。ルアリか・・・いい声してるわね。って、ちょ、何?」
ル「姉ちゃん。ほら、一緒に歌お?」
シ「ちょっと待って。歌に自信は・・・」

・・・懐かしかった。
あの歌・・・今も心に響く。
その響く音は・・・私を打ち砕いた。

早「ううん・・・あれっ?ここは・・・」
見ると、そこは封印の大地だった。
なんで私はこんなところに・・・あぁ、思い出した。
確か、アイツに・・・って、んん?
中心部を見ると、とても大きい結界が張られていた。
霊「お、やっと起きた。」
早「ふえっ!?・・・何だ。霊夢さんか・・・それで、なんです?この結界。」
魔「ああ、やっと奴を封印できた。これで少しは安心できるな。」
魔理沙が満面の笑みを見せる。
が、それに対して、ルアリは、ちょっと暗い顔をしながら、言った。
ル「最後に、聞く。貴方達は、本当に幻想郷を守ろうとする“心”があったの?」
それを聞いて、皆黙り込んだ。
ル「確かに、あの紫という妖怪は守ろうとする心があった。しかし、貴方達には本当にそのような心があったのか?僕は、それを確かめたい。だから・・・
これから、僕が幻想郷を壊すことにしよう。それを。貴方達は止めて頂戴。それで・・・貴方達に幻想郷を守ろうとする心があったかどうか確かめる。・・・OK?」
それを聞いていた魔理沙は、すぐ答えた。
魔「ああ。やってやるさ。私は必ず、幻想郷を守る。さあ、お前らも当然やるよな?」
魔理沙が言い、皆は頷いた。
霊「ええ。決まっているでしょう。だって、私達皆の幻想郷よ?守らなくてどうするのよ。」
それを聞いた魔理沙は、そうか、と言いたげな顔をすると、ルアリに向けて指を差した。
魔「というわけだ。お前を必ず・・・打ち砕いてやるぜ!そう、この、パワーと力でな!」
・・・パワーと力は同じものであるはずだけど、まあいいや。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/27 (Mon) 00:10:00

ストが固まらず停止中だった。

東方執霊華最終話「別れ」

ルアリはそれを聞くと早速、回し蹴りで魔理沙を転ばせた。
魔「むぎゃっ!」
魔理沙が声を上げる。
ルアリは倒れた魔理沙の胸に小刀を思い切り刺した。
当然魔理沙は倒れた。
ル「・・・」
ルアリは次に霊夢に急接近し、頭を蹴った。
霊「のわっ!」
霊夢が動揺しているうちに、ルアリは小刀で首を切り落とした。
ル「・・・」
ほんの数秒で二人も倒したルアリを見て、皆唖然としていた。
が、棒立ちしている場合じゃない。
葉「っ!来ます!」
葉は気配を感じ取ったか、バク転するとリーフスパークを放った。
しかし、ルアリは空高くジャンプし、葉の脳天を小刀で刺した。
葉はその場に倒れる。
ルアリは葉が動かなくなったことを確認すると、次に早苗を睨んだ。
(狙われている・・・!)
そう思ったか、早苗はスペカを取り出した。
早「妖怪退治「妖力スポイラー」!」
ルアリは砂煙で見えなくなった。
それを見て、皆は被弾したか?と思ったが、甘かった。
弾幕をルアリは被弾ギリギリで回避していた。
早「なぁっ!?」
早苗は今度は何も出来ずに、向かってくるルアリを眺めていた。
が、そこに一つの人影が早苗とルアリの間に入り込み、鏡を構えた。
その鏡に当たった小刀は宙をまい、地面にグサリと刺さった。
ルアリが前を見てみると、そこにいたのは恋眞だった。
恋「姉ちゃんにはまだ何も出来てませんし・・・ここでいっちょ、やるしかないですよね!」
恋眞はルアリに凄い速さで近づくと、鏡から小刀を取り出し、ルアリを切った。
ル「うあっ!!」
ルアリは少し後ろに下がった。
そこに、ハルが追撃する。
ハ「やっぱり、強さよりも数だな。おりゃっ!」
ハルが鋏を振り下ろすが、ルアリはそれを転がり回避し、ハルを蹴った。
ハルはいきなり蹴られ少し動揺していたが、すぐに後退した。
ルアリはふらふらしながら立つと、舌打ちをして、スペカを発動させた。
ル「はぁ・・・死道「黄泉の国への道標」」
ルアリがシアンの開かれた地の路と同じような弾幕を放つ。
早苗達はいつも通り回避しようとしたが、シアンのより弾数が多く、被弾した者もいた。
ルアリは攻撃を止めず、次のスペカを手に取った。
ル「「壊れた伝説」」
ルアリは弾幕を壁のように張ると、それを割るように剣型の弾幕を発射した。
張られた弾幕はバラバラに崩れ、早苗達に向かっていく。
早苗達は辛うじて回避した。
麗「どうしたのかしら。辛うじて回避できるような弾幕を放ってちゃあ幻想郷制圧なんてできないわよ?」
麗香が少しニヤリと笑う。
が、それを聞いたルアリもクスッと笑った。
ル「そっちも・・・たった少しの弾幕を避けただけで、ちょっと油断してない?」
皆は嫌な予感がしたのか前を見た。
すると、先程の剣型の弾幕が早苗達に向かってきていた。
油断していた皆は被弾し、ぶっ倒れた。
ルアリはそれを見て走り出すと、一人一人順に小刀を思い切り突き刺していった。
ル「・・・油断大敵とは、このこと。・・・貴方たちは幻想郷を守る気持ちはあった。けど、それほどの力がなかった・・・・・・
それじゃあ、失礼するね。テストは終わり。」
ルアリはいろいろ言うと、そのままどこかへ飛び降りようとした。

が、それを止めるかのように、ルアリの背中に誰かが何かを刺した。
ル「っあ!?」
ルアリが振り向くと、そこには・・・

一旦切ります。時間の都合。
いいところ(?)で切っていくスタイル。よくあるよねー。うんうん。(ねぇよ

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/27 (Mon) 13:23:53

続きじゃどんどん。

そこには、左手に小刀、、右手に小刀を握っている恋眞がいた。
ル「!?・・・ちょっと待て。なんで二本も・・・」
よく見ると、一本は先程鏡から出した小刀、もう一本は飛ばされたルアリの小刀だった。
ルアリは起き上がり、不利だと思ったか後ずさりするが、後ろは深い崖だ。
逃げ場がなくなったルアリは、負けを悟ったか、言った。
ル「やっぱり・・・思った通りだった。最初から、分かってた・・・・・・。
もう、テストも、僕の――も、今度こそ終わった。もう、思い残すことはない。それじゃあ、さらば。また・・・逢えるといいね。」
ルアリは少し微笑むと、後ろの崖に背中からダイブした。
「っ!?ちょ、ちょっと・・・」
崖に残された一人の少女に聞こえたのは、短い断末魔だけだった。

―後日―
文「さてさて、異変解決のお祝いに、ここ博麗神社・・・ではなく守矢神社は賑わっております!」
文が360°至るところからシャッターを切る。
霊「ちょっと静かにして頂戴。折角の宴会だし。」
霊夢がお茶を啜ったあと顔をしかめて言う。
文「えー、宴会なんだから盛り上がりましょうよ!」
霊「・・・まあ、いいか。ここは守矢神社だしね。「それってどういうことですか!」
霊夢の言葉に早苗がツッこむ。
霊「要するに、ここは別の人の神社だから、いくらはしゃいでも私は片付けなくていいから、騒ぎまくれるってことね。」
そう言って、霊夢はまたお茶を啜った。
が、早苗は少々不満げだ。
早「なんですかその理由。じゃあ、霊夢さんに宴会の片付けを手伝ってもらいま・・・痛い!?」
霊夢のビンタが決まった。
霊「却下。面倒臭い。」
うんまあ、霊夢らしいね。
早苗ははぁ・・・と言いたげな顔をして頬を摩りながら顔を上げた。
・・・?遠くに何かが見える。
早「霊夢さん。なんでしょう?あれ。」
霊「うーん?どれどれ・・・」
目を凝らして見てみると、馬に乗った人であることが確認できた。
その人は、段々とこっちに接近してくる。
それを見て、早苗は慌て始めた。
早「ちょちょちょ、あれってまさか夜行さんじゃ・・」
霊「んなわけないでしょ。あの馬、ちゃんと首あるし・・・」
二人がどうのこうの話しているうちにも、馬は接近してくる。
そして、早苗の前でその馬は止まった。
早「あのー、何か御用で?」
早苗がその馬に跨っている女の人に聞いた。
?「すいません。ここに、幼い人間の子はいませんか?ここら辺で馬から落っこちてしまったみたいで・・・」
それを聞いた早苗は、はっとした。
・・・もしかして。
そう思い、早苗は恋眞を呼んだ。

30秒も経たない内に、恋眞はすっ飛んできた。
恋「なんでしょうかー。お姉・・・・・・・・・・・・・・・・」
恋眞は、その女の人を見ると黙り込んでしまった。
女の人は、恋眞に近寄ると、そっと抱きしめた。

・・・予感はしていた。
やっぱりこの子は、私の妹なんかじゃない。
そう、この人の・・・娘なんだ。
・・・心の隅で、分かっていた。
いずれ、別れの時が来る。
そんなこと、分かっていた。
でも・・・それでも・・・

早苗はその場に泣き崩れた。
霊夢は、早苗を慰めるかのように背中をポンポンと叩いた。
恋眞はそれを、静かに見つめていた。

女「さあ、行きましょう。・・・我らの世界へ。」
女の人は恋眞を抱きかかえ馬に乗せ、自分も馬に乗った。
女「有難う。この子を立派にしてくれて。・・・それでは、さようなら。」
女は馬を走らせ、沈む夕日の方へと走っていった。
遠ざかっていく馬を、早苗はずっと見つめていた。
見えなくなっても、ずっと・・・・・・・・・・・・

True End「ずっと」



というわけで、終わりました。はい。
二十話達成したから、満足っちゃあ満足ですけど。
やっぱりどこか雑になってしまうのが自分の小説である。
次はもっと長いのを書きたいなぁ。でも次のは短めにする予定なんですよね・・・
あ、当然最強五人組シリーズも忘れてませんよ?
一応次回予告しておきますか。
次回はまさかのシアンが主人公!
どんな物語になるかはお楽しみ。ネタを沢山仕込みたいですねぇ。(次回予告になってすらいない)
といった感じです。まあ、それは置いといて。
これまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました!

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/28 (Tue) 09:37:05

早いけど、せっせと書きます。
長さは短め。10話は超えないはずです。
一話一話も短めかと。
短い小説に興味はない!という方はブラウザバックか上の一覧をクリックしてください。
それでも読んでくださる人は、ゆっくりしていってね!


これは、とある人物のとある物語。

?「んーあ、ここは・・・」
一人の少女が頭を摩りながら立ち上がる。
彼女の名はシアン・ラヌエ。
昔、とんでもないことをして、結界の中に封印されちゃった人である。
へーいどんまーい。
シアンは辺りを見回しつつ、呟いていた。
シ「はぁ・・・面倒臭い・・・この空間ごと消して、さっさと脱出するか。」
ちょ、それアカンやつ。
シアンが掌に球体を展開しようとするが、なかなか出てこない。
シ「ええい、何でだ?はぁぁぁっ!」
シアンは更に手に力を入れるが、全然ダメだ。
遂にさじを投げたか、シアンは手をそこの岩に叩きつけた。
あまりにも力が入っていたからか、シアンの手の甲からは血が流れ出す。が、本人は平気そうだ。
シ「・・・ちっ、さて、どう脱出するか・・・・あ、よく考えれば結界破壊しちゃえばいいだけの話だよね。」
こんなシアンの発想から、結界の中での物語は始まるのである。

一話「冒険(?)の始まり」

シ「さぁて、まずはここから出るのが先・・・って、んん?」
シアンがいざ出発しようとすると、目の前にテレビらしきものが降りてきた。
て「はーい。行く前に、ちゅうもくー」
しかし、それを見たシアンの口から飛び出したのは、こんな言葉だった。
シ「てめえ誰だよ。取り敢えずぶっ飛ばしていい?」
テレビが慌てる。
(ここからは謎の茶番をお楽しみください)
て「いやいや、なんでそうなるのかな!?」
シ「なんとなく。」
て「なんとなくでその発想はおかしいと思うよ!?」
シ「ごちゃごちゃうるさい。本当に飛ばすぞ?」
て「いやいやいや。これから僕っちは戦闘のやり方をだな・・・」
シ「そんなの分かってるっつーの。それよりそこ退け。」
て「いやいやいやいやいやいや。結界内での戦闘は上の世界とはちょっと違うんだよ!だから一緒に学習しようって話!」
シ「なんだよそれなら最初からそう言えっての。」
て「だから言おうとしたら君が邪魔したんでしょうが!」
シ「ああ?(怒)今なんつった?(怒)」
て「ひぃぃごめんなさあああああい!」
・・・なんだこの茶番。
とにかく、シアンはテレビからいろいろ学ぶことに。
て「やっとわかってくれたね。えぇーっと・・・まず、この空間では一部の能力が制限されてるのです。だから君のアレも出せなかったわけだね。」
シアンがへぇーと言いたげな顔をしながら頷く。
て「・・・ちゃんと聞いてるよね?」
その態度を見て、テレビは疑いの表情を・・・いや、テレビに表情はないか。
シ「聞いてる聞いてる。」
シアンがよそ見をしながら言う。
て「・・・話を戻すか。それで、ここの戦闘は、よくあるRPGのあれで、攻撃、防御、スペカ、逃げる、アイテムがあってだね。それのうちどれかを選択して戦うんだ。以上。」
・・・あれっ、もう終わった。
テレビは説明を終え、元の場所へ戻っていった。
と同時に、シアンも立った。
が、全く話を聞いてなかったようである。
シ「・・・全然聞いてなかった・・・まあ、習うより慣れろよね。」
それを聞いていたテレビは、不満げな表情で・・・いや、テレビに表情はないか。(本日二回目)
とにかく、不満げながらシアンを見つめていた。

さて、一方。シアンは、変な奴に阻まれていた。(なんだ!変な奴って!)
シ「ちょっとそこ通せ。私はここから出たいのだ。」
シアンが上から目線でそこの奴に言う。
が、そんなんで退ける馬鹿はいないだろう。
?「いやいや、通すな言われてるのにその人通してどうすんのさ。」
そいつは顔をしかめて言う。
こいつの名前は紅尾 莉禰。(べにお りね)
シアンの見張り番を任されたようだ。
いくら言っても退けてくれない莉禰に、遂にシアンはキレた。
シ「分かった。じゃあ力尽くだな。」
シアンがむちゃ怖い顔で言う。
それを見た莉禰はややビビっていたが、すぐに構えた。
莉「えっあ、ややややややる気ね!?かかかかか覚悟しなさい!?」
・・・この調子じゃ負けるなこいつ。

莉禰が勝負を仕掛けてきた!(明らかに仕掛けたのはシアンだけど)
シアンはどうする?
こうげきぃ!←選択
ぼーぎょ
スペア
逃げるんだよぉ↑↑
無いテム

シアンの攻撃!
莉禰に500のダメージ!
莉禰の弱符「見張りの意地」!
莉禰の防御力が上がった!
莉禰の素早さが下がった!

シアンはどうする?
攻撃←選択
ヘタレ戦法
我がスペカを喰らえぇい!
逃げる、それこそ究極の奥義!
空飛べないただのアイテム

シアンの攻撃!
会心の一撃!いぇい!
莉禰に1000のダメージ!
莉禰に勝利した!
経験値を3000手に入れた!
シアンはレベル2になった!
スペルカード、断符「地獄からの招待状」を習得した!
アイテム、見張りの証を手に入れた!

莉「ぎゃぁぁっ!」
莉禰が衝撃で尻餅をつく。
シアンはそれを見てクスッと笑うと、
シ「所詮見張りね。じゃ。」
と言って莉禰を蹴った後、先へ進んでいった。
莉禰は待てっ!と叫んだが、シアンはそれをスルーしていった。

・・・この日の屈辱を、莉禰は絶対忘れないだろう。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2015/07/28 (Tue) 16:58:26

うわーい、久しぶりの二回投稿だァー。(棒)

第二話「これでいいのか」

さて、莉禰を倒したシアンは脱出目指しててくてく歩いていた。
シ「いやさぁ。ここだから言っちゃうけどさぁ。もうそろそろこーんな悪やめたいと思うのよ。もう復讐も済んだしさぁ。あいつらいるから孤独じゃないっしょ?だからさぁ。もう昔のように戻ってもいいと思ってるわけなんだが。やることやったし。
・・・・いやー、でもさ。やっぱり、あの悲鳴はクセになるんだよねぇ♪・・・そう考えると、やっぱりこのままがいいんだよなー。」
・・・一人で色々言ってるぞ。
皆は昔のコイツに戻って欲しそうだけど、こりゃ無理そうだな。
まあ、結界の中だからといろいろシアンが独り言でぶっちゃけていると、遠くから砲弾がやってきて、目の前の地面に激突した。
シ「・・・誰だよ。そこにいるの。」
シアンが岩に空いた穴の中にいる女にガンを飛ばした。
女はビクッと毛を逆立てると、穴から抜け出し逃げようとしたが、伸びてきたシアンの手によって転び、追い詰められた。
この女はイスカ。遠距離攻撃及び狙撃担当である。
しかし、狙撃担当でありながら外すところ、初心者のようだ。
シ「・・・ちょっと、これでいいの?変な見張りに狙撃担当のくせに全然狙えてない奴・・・これじゃ、私簡単に抜け出しちゃうよ。」
シアンがはぁ、と溜息をつきながらイスカを睨む。
シ「取り敢えず、こいつやっとくか。」
それの言葉にイスカは無茶苦茶震えている。
イ「わわわわわ私たちののののののの狙撃隊にににに挑むとははははははいいいいいい命ししししし知らずだな!かかかかか覚悟しておきなさささささい!」
・・・声震えてんぞ。

イスカ率いる狙撃隊が勝負を仕掛けてきた!(いや明らかに(ry

シアンはどうする?
光劇
棒魚
ソパカ←選択
逃走中
四次元ポケット

シアンのスペルカード、断符「地獄からの招待状」!
シアンは様子を伺っている!
狙撃隊の弓乱射!
シアンは攻撃をかわした!
シアンはかわした攻撃を相手に返した!
狙撃隊に1000のダメージ!

シアンはどうする?
25←選択
一定時間張り続けるとクラクラしちゃうアレ
ゆめカ
ハンターが見えたので
ごーまーだーれー

シアンの攻撃!
狙撃隊に5000のダメージ!
狙撃隊は弓を乱射した!
シアンに100のダメージ!

シアンはどうする?
洗剤←選択
ギル○ルドのアレ
スベルカード
分が悪い時に
マリカのアレ

シアンの攻撃!
会心の一撃!
狙撃隊に10000のダメージ!
狙撃隊を倒した!

シアンは経験値5000を手に入れた!
アイテム、何かの弓を手に入れた!(というか没収した!)

シ「というわけで、戦利品としてこれは貰っていくわよ。恨むなら、私に勝てなかった自分を恨みなさい。」
シアンはイスカを一回蹴ると、さっさと先に進んでいった。
イ「あうう・・・私の弓ぃぃぃ・・・」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/07/29 (Wed) 12:07:14

ふわーい。

第三話「意外なゲスト」

シ「あー、ここってやや空気が薄いのよねー。死なない程度だからいいけど。」
シアン、結界に入ってから独り言ばっかりだ。
実はお喋り好きなのか?
っと、しばらく進んでいくと、予想通りまた誰かがいた。
?「げっ、あいつら、結局防ぎきれなかったのか。全く使えないやつらだな・・・」
その男・・・いや、女は舌打ちをする。
シ「・・・うんまあ、予想はしてた。という訳でさっさと潰すか。」
シアンはにっこりと笑う。
?「ちょっ、なんで笑ってるんだよ・・・一応自己紹介しておく。俺の名前は、桜揮冬菜・・・だ。(さきらぎとうな)・・・それじゃ、そっちがその気なら、こっちもその気だ。覚悟しとけ。」

桜揮冬菜が勝負を仕掛けてきた!(もう突っ込まんぞ)

シアンはどうする?
衝撃
なんでも防ぐ~
スケルカード←選択
鬼ごっこ
?ブロックから出てくるアレ。

シアンのスペルカード、断符「地獄からの招待状」!
シアンは様子を伺っている。
冬菜のスペルカード、「三千寒の冬」
シアンは攻撃をかわした!
シアンはかわした攻撃を相手に返した!
一撃必殺!
冬菜に99999のダメージ!

冬「くっ・・・強い・・・だが、二人がかりなら負けんぞ!」
冬菜が口笛を吹くと、突然上から何かが落ちてきた。
?「やれやれ・・・姉貴、情けないなぁ。妹に頼るなんて。」
突然落ちてきた人物に、誰?と言いたげな顔を見せるシアン。
こいつは、どこかで出てきたな・・・桜揮春祢。
海遊船事件で登場してたな。
春祢はシアンを見ると、剣を抜いた。
春「・・・こいつ誰だ?まあ、悪なら斬るに限る!」
それを見ていたシアンは、物騒だな・・・と思いながら構えた。

桜揮姉妹が勝負を仕掛けてきた!

シアンはどうする?
たいあたり
からにこもる
ミラーコート(?)←選択
にげる
ミラクルシューター

シアンのスペルカード、断符「地獄からの招待状」!
シアンは様子を伺っている。
春祢のスペルカード、桜符「桜の花弁は落ちて泣き」!
シアンは攻撃をかわした!
冬菜のスペルカード、桜符「落ちた花弁は川沈む」!
シアンは攻撃をかわした!
シアンはかわした攻撃を相手に返した!
冬菜に100000のダメージ!
冬菜を倒した!
シアンの派生スペル、消符「執霊の華―反―」
春祢に55555のダメージ!
春祢を倒した!

シアンは100000の経験値を手に入れた!
シアンはレベル5に上がった!
スペルカード、「ディス・リルストローム」、断符「断たれた天への階段」、掛符「開かれた地獄への路」を習得した!
アイテム、春冬の剣を手に入れた!

冬「二人がかりでも無理だって!?」
春「これはダメだわ・・・逃げるよ姉貴!」
二人は全速力で逃げていった。
シアンはそれを眺めていた。
シ「まあまあ逃げ足の速いこと速いこと・・・・・・・なんで、女の言葉喋る男や、男の言葉喋る女がいるのかしら・・・?ま、なんでもいいか。それぞれ自分自身の考えがあるんでしょ。」
シアンはいろいろ言うと、奴らが逃げた方へ歩いて行った。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/08/02 (Sun) 14:29:37

もう今日で終わらせてしまうか。

第四話「ガラクタ?お宝?」
今日も結界からは、シアンの歌が聞こえる。
結構上手だな・・・
しかし、歌の内容はかなり物騒だ。
シアンが二曲目を歌いながら進んでいくと、開けた場所に出た。
見ると、洞穴に少女が一人籠っている。
シ「何やってるんだあいつは・・・」
気になったシアンはそこへ近づいていった。
よく見てみると、その少女の後ろにはガラクタが積み重なっていた。
コイツは蘭丹(らに)。山賊の娘のようだが、誰かに引き取られたようだ。
山賊の血を引いているからか、宝石類が好き。
しかしまだ幼いからか、ガラクタを宝と勘違いしているようである。
蘭「おねえちゃん、だあれ?」
蘭丹がシアン・・・のペンダントを見つめながら言う。
シ「ああ?餓鬼に教えたところで面倒臭い事になるだけ。そんなことよりもそこ通せ。」
シアン、幼い子にも容赦ないな。
さて、蘭丹はしばらく黙っていたが、また喋り始めた。
蘭「これ、ぜーんぶ私のお宝なんだぁ。欲しい?」
蘭丹はガラクタを手で摩りながら言う。
当然、シアンはあんなもの欲しくない。
シ「・・・何よ。そんなガラクタ、なーんにも使えないじゃない。持っててもただの荷物にしかなんないわね。」
それを聞いた蘭丹の目つきが変わった。
蘭「貴様・・・この宝の価値がわからないの・・・?そんな奴・・・消えてしまえ・・・!」

蘭丹が勝負を仕掛けてきた!

シアンはどうする?
右手でポカポカ
ATフィー○ルド(弱)
スペルガード←選択
マラソン
出番ください

シアンのスペルカード、断符「断たれた天への階段」!
蘭丹に99999のダメージ!
蘭丹の、命断「花咲山大虐殺」!
シアンは攻撃を受け流した!
シアンのカウンター攻撃!
蘭丹に3000のダメージ!

シアンはどうする?
左手でポカポカ
ダークフラワーやめい
ラベルカード←選択
ピンポンダッシュ
だから出番をだな・・・

シアンのスペルカード、掛符「開かれた地獄への路」!
蘭丹に99999のダメージ!
蘭丹の「山の炎は夕日へ昇る」
蘭丹はちからをためている・・・

シアンはどうする?
バルカンジャブ
みきり←選択
はいはいスペカスペカ
泥棒戦法
ああ出番はないんですかそうですか。

シアンは防御の体制に入った!
蘭丹の「山の炎は夕日に昇る」!
シアンは攻撃から身を守った!
シアンに500のダメージ!
蘭丹は攻撃の反動で166のダメージ!
蘭丹は倒れた!

シアンは10000の経験値を手に入れた!
シアンはレベル6に上がった!
スペルカード、消符「執霊の華」を習得した!

変なガラクタを手に入れた!

蘭「ぐぐっ・・・・・・・・(ばたきゅ)」
蘭丹はそこに倒れてしまった。
シアンははぁ・・・と溜息を着き、力を溜めた。
そして、蘭丹に球体を投げた。
シ「なんだ。霊力を沢山つぎ込めば行けるじゃない。ああ、でも結構疲れるわね・・・
しかし、人によって価値観って違うのよねぇ・・・面倒くさいなぁ。さっきみたいにガラクタ=お宝ってやつもいるし・・・いや、流石に二人もいないか。はぁ。」
シアンは少しふらつきながらも、先へと進んでいった。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/08/02 (Sun) 23:37:57

夜中だから急いで投稿。こりゃ今日中は無理そうです。

第五話「最凶の復活」

さぁて、遂に物語も最終話。
シアンは進みながら、湧いてくる雑魚を潰しまくっていた。
そうやって道を歩んでいくうち、遂に出口前まで来た。
が、その前には、誰かが立ち塞がっていた。
まあ、普通はそうだろう。
シアンは通り過ぎようとするが、そいつが鉄球を軽々と振り回し、シアンを飛ばした。
シアンは踏ん張り、なんとか岩に当たったりはしなかった。
こいつはレアス。これまでの奴らの親玉みたいなものだ。
とんでもない怪力を持ち、その力を制御できず地上で大変なことをしちゃったため、自ら結界の中に入ることを決意した人。
しかし結界内でもそれなりに力はある。
人望があり、コイツの手下になりたくて封印の大地にきましたーって人も。
シアンはなんとなーくコイツが気に入らなくなった。
シ「・・・何だテメエ。そこどけ。私はさっさと抜け出したいんだよ。」
シアンはレアスを蹴ろうとするが、鉄球に阻まれる。
レ「・・・馬鹿かよお前。私はお前が結界から出てこないようここにいるんだぞ?」
レアスははぁ・・・と溜息をつきつつ言う。
しかし、シアンは本気だった。
シ「そう・・・じゃあ、強制的にどかせるまで。貴様如きにこの私、シアン・ラヌエを止められるかしら?・・・まあ、無理だろうけどなっ!」

やはり時間がなかった・・・一旦切ります。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/08/03 (Mon) 13:20:24

続きじゃわんわん。

シアンはどうする?
おらおらー
効かぬ!効かぬのだァ!
速攻魔法(?)
ダダダダ・・・
ついに出番がっ!←選択

シアンはこれまでに手に入れたアイテムを合成させた!
すごそうなつるぎを手に入れた!
シアンはすごそうなつるぎで攻撃!
レアスに100000のダメージ!
レアスは鉄球をぶん回した!
シアンは攻撃をかわした!

シアンはどうする?
マスターソ○ド
おお、硬い硬い。
この一撃にいろいろ賭ける!
今更?↑選択
無いテム(二回目)

シアンのスペルカード、消符「執霊の華」!
レアスに9999のダメージ!
レアスを倒した!

レ「な・・・とんでもない強さだ・・・」
レアスが後ずさりしだす。
シアンは笑いながらジリジリとレアスを追い詰める。
シ「さぁ~て、どう料理しますかねぇ~?」
レアスは(これはまずい!)と思ったのか結界の外へ駆け出した。
シアンは突然のことに対処が遅れしばらくそこに棒立ちしていたが、やっと状況を整理しレアスを追いかけた。
シ「・・・この程度の結界、簡単に壊れそうね。そいやっ!」
シアンはしばらく力を溜めて、結界を思い切り殴った。
バリィィィィンと音がし、結界は粉々に砕けた。
シアンは早速外へと出た。

~封印の大地~
シアンが出てきてみると、レアスにもう一人、どこかで見たことのあるような奴がいた。
その女はレアスと話しているようだ。
レ「すまん!防げなかったようだ・・・」
レアスがその女に手を合わせて謝る。
が、その女はレアスの頭を撫でた。
女「いや、貴方はよく頑張りました。あとは・・・皆でコイツをどうにかしましょうか。」
その女の名は美ヶ月 晋羅季。(みかづき しらき)
この封印の大地の管理人みたいなものだ。
晋羅季が鈴を鳴らすと、これまで戦ってきたやつ(一人除く)がやってきた。
が、シアンはそれを見ると狂ったように笑い出した。
シ「キャハハハ!私さぁ。すっごいストレス溜まってるんだよねぇ!ずぅっとあんな暗いところにいたからさ♪
だからねぇ・・・皆、消しちゃっていいかな?・・・拒否権はないけどね!」
さぁて、シアンはまず莉禰に球体を投げた。
突然の出来事に唖然としていた莉禰はあっさりそれに当たり、消えた。
春祢はそれを見て逃げ出す。
次にシアンは冬菜に球体を数十個投げた。
冬菜はなんとか避けたが、直後にシアンが急接近し球体を直接ぶつけてきた。
イスカはシアンの怖さに震え、為す術もなく球体を当てられた。
そんなこんなで、封印の大地には三人しかいなくなってしまった。
シアンは笑いながらレアスに接近していく。
シ「あれあれぇ?私をどうたらするんじゃなかったのかなぁ?膝が震えてるよぉ?」
シアンの言葉に苛立ったか、レアスは先に球体のついた鎖を六本持つと、それをぶん回し始めた。
シアンは咄嗟に回避すると、隙を見て晋羅季に球体を投げた。
晋羅季はビビって何もできず、ただ向かってくる球体を見つめていた。
が、その球体は突然割れた。
シアンも晋羅季も何が起きたかさっぱりだった。
何が起きたかというと、レアスの鉄球が球体にぶつかり、球体は割れたのである。
シアンはまだ何が起きたか分からなかったが、取り敢えず球体をまた投げ始めた。
晋羅季に今度こそ当たるかと思いきや、そこにレアスが立ち塞がった。
レアスは球体を割りながら、晋羅季に叫んだ。
レ「アンタは逃げな!コイツは私が止める!」
晋羅季はその言葉に困惑していたが、レアスに急かされ、後ろ髪を引かれる思いで封印の大地から逃げ出した。

それから数分後・・・
封印の大地にレアスの姿はなかった。
そして・・・幻想郷中に、高らかな笑い声が響き渡った。
こうして、執念霊シアン・ラヌエは・・・幻想郷にまた、現れたのである。
おしまい。

しゅーりょーです!いやー短かったですね。
まあ、シアンの復活を描いたシリーズなんて短めでいいんですよ・・・って、ん?
あ、マジやめてください。それ本当にマジやめてください。ぎゃあああああああ次回予告まだしてないのにィィィ!
シ「はぁ。コイツほんと腹立つ・・・
というわけで、次からはあのシリーズが再開・・・って、うわっ!突然押すんじゃねえよ!」
秋「ひゃーほほー!今回はプリティーで天才的で運動神経抜群の秋架ちゃんが次回予告を・・・のびゃあ!」
雫「アンタいい加減にしなさい・・・・
あ、次回シリーズもよければ見ていってくださいねー。それではみなさん、ここまで読んでくれてありがとうございましたー!」

こら勝手に締めるなぁぁぁ!次回予告はどこ行ったぁー!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/09/07 (Mon) 19:23:06

~とある焼け野原~
オ「zzz・・・え?カメラ回ってる?あっそう。
・・・えええええぇぇぇ!?もっと速く教えてくれよ!えー、それでは、作者から言いたい事があるということで・・・」
作「えぇー、今回は、小説の投稿が前回から一ヶ月も空けてしまいすいませんでした。理由としてはリアルで忙し・・・」
オ「嘘つけ!受験生でもないのに忙しい訳ないだろ!書く時間ぐらいいくらでもあったろ!」
作「だって!だってだって!だってだってだってだってd」
オ「うるさーい!さっきからなんだよだってだってだってだってだってだってだってだってって!蹴るぞ!?」
作「アヒィィィィ!申し訳ございませんオワタばか!
これから早くしますんでぇぇぇ!」
オ「はいはい・・・んで、伝えたいことはそれだけか?」
作「いーーーーえ!実はまだあります!」
オ「ん?何だよ。」
作「遅れた理由その2とも言えますが、全くストーリーが書けないのです!」
オ「単純にお前が文才ないだけじゃねえか。下書き位書いとけよ・・・それで?」
作「今やってるシリーズを、打ち切ろうと思います!」
オ「ほぉ。打ち切りに。なるほd・・・・・・・じゃねええええええ!」
作「あきゃああああ!」
オ「てめえ!一度中断したシリーズを再開させるとか言っておいて打ち切り?ふざけるんじゃねぇ!小説舐めんな!もう小説書くのやめちまえ!」
作「ちょ、オワタs」
オ「と言うわけで五人組カモン!コイツ自由に暴力振っていいぜ!」
作「えー?暴力反t・・・あの、そこの五人。そんな笑顔でこっちこないで下さる?あのー?聞いてますー?あのー?」

ドガバキべゴバギゴッ!

オ「あと、さらっと流そうとしてたけど、自分のこと馬鹿っていったの、聞こえてたからな?」

と言うわけで遅れてすいませんでしたぁ・・・
次のシリーズこそはきっと早くしますんで!
オ(こんな奴のこともう信じられない)
再開するとか言っておいて御免なさい・・・
人はこれを再開するする詐欺とよんd(呼んでない

秋「それでさー。私達は結局どうなるの?」
雫「ああ、その事ね。どうやら短編を一ヶ月に一回出してくれるそうよ。」
秋「えぇー!なにそれー?不公平じゃね?」
雫「・・・確かに・・・ま、登場できるならいいんじゃないの?」
秋「まあ・・・それもそう・・・なの?」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/09/07 (Mon) 22:27:17

プロローグだけでもドン。

悟織屋異変録 プロローグ

俺の名前は夜沙悟蛾瑠。・・・ひっそりとした人里で悟織屋という店を切り盛りしている。
基本的な仕事は小規模な異変解決。土曜日だけ外の世界から持ってきた道具やらなんやらを売っている。
客のほとんどが土曜日にしか来ない。一部では土曜にしか経営していないと思い込んでいる人がいるようだ。
本職は異変解決なのにほとんどの人から道具専門店と間違われる。そのせいで土曜日でもないのに「何か面白い道具あるー?」と聞いてくる困った奴がいる。
日曜は店は休みだ。
休みにやることは売り物の道具収集。
それ以外にやることといったら散歩ぐらいだ。
毎週毎週、そんな暇人とか言われそうな休日が続いていた。
・・・あの日までは。

―――――――――――――――――――――――――
プロログー終了。(ん?)
目標は30話達成。それからなるべく短くならないようにしたいところ。
序盤は安定の茶番ですよ。
さぁ、打ち切りにしたくらいですから本気出さないと・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/09/08 (Tue) 17:35:58

悟織屋異変録第一話「どうでもいい(?)悩み」


蛾「んー・・・朝か。」
・・・5時。そろそろ店を開けるか・・・
店のシャッターを開け、OPENと書かれた看板を置いた。こうして俺の一日は始まる。
蛾「これでよし・・・」
そこから数分も経たない内に、早速客が来た。
蛾(・・・?こんな朝っぱらから来る奴とか珍しいな・・・)
そんなこと思っている間に、その客が口を開いた。
「あのー、聞いてます?」
しまった。聞いてなかった・・・
俺は慌てて「あっ・・・おう。」と返事をしたが、多分バレバレだろう。
蛾「そ、それで・・・用件は何だ?」
客「実は落し物しちゃって。それ探してくれませんかねぇ?」
・・・は?
もう一度言おう。は?
ここは異変解決専門であって、便利屋じゃないぞ・・・
たまにこういう客がいるから困る・・・
蛾「断る。自分で探せ。」
客「んー?お礼は弾むよ?」
そこで俺は黙り込んだ。
一分くらい考えて、取り敢えずやることにした。
・・・このまま行ったら赤字だし。

んで、連れて来られたのは・・・
蛾「・・・これはどういうことかな?」
滝が流れる湖だった。
なんでこんなところに落とすんだ・・・
客「僕泳げないんで・・・お願いします。」
蛾「・・・はぁ。で、落し物って?」
客「10円です。」
蛾「・・・・・・・・・・・・はぁ?」
客「だから。10円ですって。
俺は混乱してしまった。
え?何?10円?たかが10円なんかで俺呼んだの?
一銭を笑うものは一銭に泣くとか聞いたことあるけど、だからと言って俺呼ぶようなことじゃないよね?
どうも腑に落ちず、しばらく俺は客と張り合っていたが、客の10円への執念に負けた。
仕方なく俺は取りに行くことにした。
ワープして店から道具を取ってきた後、それを使って10円を探した。
・・・ブツブツ言いながら。

十分位して、やっと10円が見つかったんで、マジックアームで引き上げた。
蛾「ほれ。10円・・・」
俺が10円を客に渡すと、客は飛び上がった。
客「おおおおおお!」
客はしばらく狂喜乱舞していた。・・・10円で・・・
段々たかが10円を10分も探していた自分もアホらしく思えてきた。
・・・やっと客が落ち着いたので、代金を貰おうとしたら、客は背を向けた。
客「あ、代金はツケ払いで。それじゃー。」
・・・!?
客はボ○トと並ぶほどのスピードで走っていったんで、待て!と言う暇も無かった。
こういう客がいるのも悩みだ。
次会ったらしばこうかな。アイツ・・・

店の営業時間は6時まで。店のシャッターを閉め、看板を片付ける。
・・・営業時間が終わっても来る奴が稀にいるんで困っているが、今日はいなかった。
さて、これからどうしようかな・・・

~博麗神社~
暇だったんで散歩してたらちょうど博麗神社前を通りかかった。
・・・正直、ここの巫女は嫌いだ。
道具をよく買いにくるのだが、その度にツケ払いされる。
しかも、数十年経ってるのに全く溜めているツケを払ってくれない。
折角だし、払ってもらいに行くことにした。
・・・ちょっと嫌だったが、神社境内に足を踏み入れた。
霊「あら。いらっしゃい。」
早速お出迎えか・・・
取り敢えず、用件を伝えることにした。
蛾「・・・おい。そろそろツケを・・・」
そう言いかけたら、霊夢がそれを遮った。
霊「お水いるかしら?そこの沼から取ってきた水だけど。」
霊夢がコップを押し付けてくる。
蛾「いらん。泥同然じゃないか。それよりツケ・・・」
今度こそ用件を伝えようとしたが、また言葉を遮られた。
霊「母さんは今いないから。用があるならまた明日にしてよね。」
・・・コイツ・・・。
蛾「・・・お前。ワザとだ・・・」
霊「そうだ。お賽銭入れてって頂戴よ。」
何だコイツ・・・どんだけ払いたくないんだ?
蛾「断る。さっきから言ってるがツケ・・・」
霊「えー、酷いわねぇ。貧しい人に何もくれないなんt」
蛾「・・・死符「デスバースト」」
いくらなんでも、ここまでされたら怒る。
俺は極太レーザーを放ったが、軽く避けられた。
二発目を撃とうとしたが、霊力がなかった。
チッと舌打ちしながら、今度こそ用件を伝えることにした。
蛾「・・・あのなぁ。こっちも厳しいんだよ・・・さっさとツケ払ってもらわないと困るんだ。」
流石に、霊夢も分かってくれたみたいだった。
霊「あーはいはい・・・分かったわよ。でも今は無理だからまたいつかね。」
・・・またこのパターンかよ・・・
まあ、こいつは貧乏だからしょうがない。
仕方なく今日は撤収することにした。

店に帰ってきた頃には、もう夜だった。
疲れてたんで、すぐに布団に潜り込んだ。
蛾「やっぱり店が一番落ち着く・・・zzz・・・」
こうして俺の一日は終わる。
・・・明日は土曜か・・・面倒だ・・・
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/09/23 (Wed) 15:35:45

目指せ100。

悟織屋異変録第二話「土曜はつらいよ」

蛾「いてえええええ!」
朝っぱらから店の中から叫び声が聞こえる。
・・・どうやらベッドから転げ落ちたようだ。
蛾「やれやれ・・・嫌な一日の始まり方だな。」
蛾瑠は腰を摩ると、嫌そうに店を開く準備をした。
今日は土曜日。しんどいが、いい儲けになるので営業時間を二時間延ばしている。
いつもの店前はガラガラなのに、この日だけは行列ができたりする。
・・・折角だし、ボロットにも手伝ってもらおう。暇だろうし。
・・・言い忘れてたが、ボロットというのはたまたま拾った高性能・・・のはずのロボットだ。
役に立つけど何かと腹が立つので、ボロットと呼んでる。
本当は起動したくなかったのだが、客がどんどん押し寄せてくることを考えるとゾッとしたので、渋々ボロットのスイッチをOFFからONにした。
このボロットはポケ〇ソでいうレジ〇ガスだ。動き出すのが遅い。
・・・待つこと30分。長い。
やっとボロットが動き出した。
ボ「ういぃぃぃぃーん・・・後五分・・・って、何だ蛾瑠。修理するにはまだ早いぜ?」
蛾「違う。今日何曜日か分かるか。」
ボ「・・・えーっと、日曜だっけ?」
蛾「違う。土曜な。」
ボ「ということは・・・チッ、面倒・・・」
蛾「それはこっちの台詞だ!ほら、ちゃっちゃと準備する!」」
ボ「えー・・・」
・・・やはりコイツは何かと腹立つ。
起動するたびに今のような茶番になってしまうので、なるべく起動はしたくないのだが・・・
取り敢えず準備を済ませ、ボロットに倉庫の整理を任せて俺は店番を。
・・・正直、整理は一番面倒な作業だ。というわけで大抵ボロットに押し付けている。
開店したばっかりの時は退屈なので、指を鳴らして待っていると、客がやってきた。
・・・また来やがったか、あの化け傘・・・
蛾「はいいらっしゃい。どんな御用で?」
化け傘が不満そうに答える。
小「・・・この前のあれ、使えないんだけど。あれのどこが人を驚かす道具なの?」
蛾「ああ・・・先週のあれか。お前の脅かし方が悪いんだろ。」
小「もっといい奴を頂戴。必ず人が驚くような奴。」
・・・やれやれ。またか・・・
コイツは店の常連とも言える。そして、毎回毎回人を驚かす道具を欲しがる。
おかげでそれ系の道具が段々減っていってる。
まぁ、まだあるわけだが・・・
蛾「・・・そうだな。これとか。俺が作ったのだけど。」
俺はびっくり箱を差し出した。
・・・もうこういうのしかないからな。
しかし化け傘はまだ不満げだ。
小「・・・アンタの作ったものじゃ信用できないのよねー。」
やれやれ、我侭な客だ・・・
蛾「・・・一応使ってみろ。上手くいかなかったら返金するからよ。」
そういうと、化け傘はそれならいいか、と言いたげな顔をして、代金を置いて帰っていった。
・・・その後も、いろいろな客が来た。
白玉楼の庭師に、紅魔館のメイド。寺の船幽霊に地底の釣瓶落とし・・・
いろんなところからいろんな客が来る。・・・稀に変な奴もやってくるので楽じゃない。
客が来たら道具を出す、客が来たら道具を出すの繰り返しをしている内、もう閉店時間になった。
ボロットの電源をOFFにし、店を閉めようとすると、どこからともなく森の白黒と神社の巫女がやってきた。
・・・チッ、営業時間が過ぎてるのに・・・
蛾「なんだよ。言っておくが、もう営業時間過ぎてるぞ。」
この直後、俺はとても驚くことになるのである。
霊「いやね・・・ちょっと聞いてくれない?」
それに白黒が続ける。
魔「おい、シアン・ラヌエ・・・って知ってるか?」
・・・ん?シアン・・・?
蛾「一応。そいつがどうした?」
霊「それがね・・・アイツ、封印したはずなのに、目撃情報が多く来てるのよ・・・もしかしたら封印が解かれてしまったのかもしれないのよ。急いで見つけなきゃ大惨事になってしまうわ。この件、手伝ってくれない?」
え?さっぱりわかんないんだけど。
しばらく俺の頭はこんがらがっていたが、やっと状況を理解した。
が、どうも意味が分からなかった。
蛾「・・・封印?何だそりゃあ。そんな話、聞いたこと無いぞ。」
霊「え」
魔「は?」
蛾「ほげぇ?」
魔「え、知らないのかよ?え?」
・・・え、何これ。
ちょっと待て。俺本当に知らないんだけど。
蛾「いやいやいやいや。シアンってあれだろ?1000年くらい前、悪女といわれた、あの・・・」
霊「え?こっちもそんな話聞いたこと無いのだけれど。」
蛾「えっ・・・」
これは一体どういうことなんだ。
そ、そうだ。き、きっと夢だな。
そう思った俺は、自分の頬を抓って見た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蛾「何でじゃあああああぁぁぁ!!」
痛い。物凄く痛い。
つーことは夢じゃないのかよ・・・
取り敢えず情報をもう一度整理しよう・・・
俺の知ってるシアンは、人の命をなんとも思わない酷い奴で、悪女と呼ばれていた。
そして、そのシアンを恨んだ市民達が、シアンを地下に幽閉した・・・
そいつは後に封印され、今、その封印が解けたかもしれないから、調べに行く・・・ということか。
蛾「いやいやいやいや。意味が全く分からん。
封印されたなんて聞いてないぞ。俺が外の世界に行ってる間に何かあったっていうのか?」
霊夢たちも、何か混乱しているようだった。
霊「・・・こっちも意味が分からないけど、取り敢えず協力してくれないかしら?真相を明らかにしてしまえば、その謎も解明できるわよ。」
あ、面倒になったな、コイツ・・・
しばらく、俺は考えていた。
真相を知りたいという気持ちはある。
しかし、店もあるし・・・
だが、俺は決心した。
蛾「・・・分かった。行こう。」
その言葉を聞いた霊夢は、ホッとしていた。
霊「よかった・・・この二人だけじゃどうにもならないと思ったからね。」
だが魔理沙は少し不安げだった。
魔「しかし・・・店はどうするんだ?」
ああ、そういうことね・・・
蛾「大丈夫だ。それはボロットに任せる。」
実を言うとアイツじゃ不安だったが、まあ、ボロットはあれでも高性能だ。
ちゃんと店番をしてくれるだろう。
そう思いながら、俺は二人に帰ってもらうと、明日に備えて寝ることにした。

そして、翌日。俺は早速出発することにした。
蛾「じゃ、行って来るからな。・・・ちゃんとやれよ?」
ボロットは自信満々だ。
ボ「大丈夫だって!これでも高性能だから!」
・・・不安しかない。だって動きだすまでに30分かかるボロットだぜ?
まあ、こうしちゃいられない。
蛾「あー、おう・・・じゃ、またいつか。」
俺はいろいろ道具を詰めたリュックを背負うと、店を後にした。
・・・既に、このころから、異変は動き出していた。
つづきゅ。・・・違った。続く。

また結構開いてしまったなぁ。
ここからは異変解決パートかな。茶番パート短いとか言わない。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/10/17 (Sat) 21:49:27

そ ろ そ ろ 書 か ね ば(使命感)
あ、五人組の短編は鈴さんのあれで我慢してくださいお願いします。

悟織屋異変録第三話「二つの異変が同時に起こる異変」

さて、俺が冒険の第一歩を踏もうとした瞬間・・・
(ごごごごごごごごごごごごっ!!)
突然轟音がすぐ近くで響いた。
蛾「うわっ!?な、何の音だよ・・・」
慌てながらも見ると、近くに1平方センチメートル程の穴が開いていた。
蛾「なんだこりゃあ・・・そんな仕掛け作った覚えは無いぞ?」
穴を覗いてみると、底なんて見えない。まるで抜け落ちたかのようだ。
蛾「・・・何だこれ・・・」
まあ、気にしててもしょうがない。
俺はさっさと集合場所に向かうことにした。
そして今度こそ冒険の第一歩を踏もうとした瞬間・・・
蛾「あれなんかデジャv」
俺がそう言い掛けた途端、今度は凄い足音が聞こえてきた。
蛾「今度は何だよ!?」
遠くを見ると、何かが列を作って歩いていた。
最初はぼやけてよく見えなかったが、間違いない。ありゃあ妖怪だ。しかもどれも強い奴ばっかり。
蛾「おかしいなぁ・・・今日は妖怪祭りだっけか?」
適当なこと言ってみたが、そんな祭りあるわけない。
取り敢えず、今は集合場所に向かうことを優先することにした。
そして、俺はやっとこさ冒険の第一歩を踏んだ。

集合場所に着いてみると、既に二人が眠たそうにベンチに座っていた。
俺に気づくと、二人は不満げな顔でよっこらせと立つ。
魔「遅いぞ蛾瑠・・・」
魔理沙が溜息をつきながら言う。
霊「そうよ。私達冬眠しちゃうかと思ったわよ?」
いや、今幻想郷は秋だろ・・・
蛾「いや、悪い・・・どうも変なことが起きていてな。少し遅れた。」
霊「・・・変なことって?」
俺が謝った後、霊夢が聞く。
蛾「いや・・・それがな・・・」
俺は妖怪大行列のことと、床が抜け落ちたことを話した。
話が終わって、霊夢たちを見てみると、二人とも考え込んでいた。
蛾「えーと・・・聞いてたよな?」
疑問に思ったんで聞いてみる。
霊「聞いてたに決まってるでしょ。」
ああ、安心した。
しばらくして、魔理沙が言った。
魔「霊夢、これって・・・」
霊夢も頷く。
霊「間違いないわね・・・」
二人が頷き合うが、俺は何のことだかさっぱりだ。
蛾「あのー・・・つまりどういう?」
俺が聞くと、二人は答えた。
霊「決まってるでしょ・・・」
二人「異変。」
・・・そのワードを聞くのは久しぶりだわ・・・

蛾「ふーむ・・・で、どっちが異変なんだ?」
俺は聞いた。まあ多分地面が抜け落ちるほうだろう。
妖怪大行列は・・・まぁ、たまに起きることということで。
いや、妖怪大行列のほうかな?
地面が抜け落ちたのは地盤があれだったか悪戯ってことで。
しかし・・・俺の予想は、両方外れることとなる。
何故かって?それは・・・次の霊夢の言葉を聞けば分かるだろう。
霊「・・・両方よ。つまり、二つ同時に異変が発生してるわけ。」
・・・え?
蛾「えーと、え?もう一回。」
幻聴だと思った俺は、もう一回聞いてみることにした。
が、幻聴なんかではなかった。
霊「だーかーら。同時に二つの異変が起きてるわけ。」
・・・・・・
蛾「んな馬鹿なァァァァ!!」
俺は大きく叫んだ。
その声は木霊し、空へ消えていった。

魔「んーで、どうする?」
魔理沙がしばらくして声を出す。
霊「決まってるでしょ・・・解決するのよ。」
まあ予想通りの返答。
蛾「はあ・・・シアン探索に、異変解決までしなくちゃならないの?それも二つ。」
面倒すぎる。それぞれ黒幕が違うともなると、更に厄介だ。
しかし霊夢は落ち着いている。
霊「いいかしら?確かに二つもあると元凶探しは面倒ね。しかもたった三人じゃあより厳しいわ。でも、当然この世界にいるのは私達だけじゃないのよ?」
蛾「・・・ん?つまりどういう・・・」
俺はしばらく考えていたが、ようやく理解した。
多分、仲間を集めて二手に分かれようということなのだろう。
が、そうなるとあれが問題になる。今度はそれを聞いてみた。
蛾「そういうことか・・・でも、シアン探しはどうなる?」
霊夢はしばらく考えたが、答えた。
霊「それは解決ついでにやっとくわ。アイツが何か起こしたっていう報告は今のところないからね。」
うーん・・・大丈夫かなぁ?
蛾「ま、いいか。んじゃ、そういうことで・・・人集めか?」
魔「そうだな。なるべく多く集めてくれよ。そのほうが効率いいしな。」
魔理沙が俺に釘を刺すように言う。はっきり言って五月蝿い。
俺ってそんなに信用無いのか・・・?
まあ今はそんなこと思ってても仕方ないな。
蛾「それじゃあ・・・ある程度集め終わったらここ集合な。」
二人「りょうかーい。」
声を合わせて二人が答える。
というわけで、俺たちは異変解決メンバー集めをしにいくのであった・・・
続く。

はい!久しぶりの投稿で雑になってます!
そーしーてー?オリキャラ、募集します!
詳しいことは参加募集スレでー。では!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/11/05 (Thu) 18:51:29

募集は取り敢えず締め切りまふ。
短編忘れてますな。これは今月二個書かなきゃ五人組ファンに(いないだろうけど)怒られてしまいますぞ。
まあただ単に思いつかなかt(ry

悟織屋異変録第四話「戦いは戦略無くして勝てず」

~広場~
霊「集めてきたわよー!」
朝が近づいてきたところ、霊夢が大声を上げた。
後ろには十数人くらいの人や妖怪が居る。
広場では、魔理沙がベンチで寝ており、蛾瑠は変なものを食べながら待っていた。
蛾「もぐもぐ・・・あ、遅かったな。」
霊「ちょっと・・・何食べてるのよ。」
蛾「非常食だよ・・・変わった形だけど腹を満たすには十分だぜ?」
味はどうなんだ、と聞きたい霊夢だったが、まあそこは敢えて聞かないことにした。
蛾瑠が非常食を食べ終わるとほぼ同時に、魔理沙が起き上がった。
魔「うぅーん・・・あ、霊夢じゃねぇか。遅いぞー・・・」
霊「五月蝿いわね。その分多く集めたんだからいいでしょ。」
蛾「流石博麗。顔が広いのな。」
麗「まあとにかくコース分けしましょうよ。じゃなきゃ始まんらないわ。」
蛾瑠の褒め言葉(?)はスルーされ、全員コースごとに分かれた。
まあ十数人程度なのですぐ分けることができた。
蛾「それじゃあまとめるぜー・・・
Aコース、零夜、麗香、咲夜、妖夢、早苗、刹那、霊夢、葉、にとり。
Bコース、アンナ、べに、ヌイメ、ハル、絶、魔理沙、俺・・・だな。」
蛾瑠が手に持っていたメモを下ろす。
霊「それじゃあ、これからは別行動よ。目的はそれぞれの異変解決。できたらシアン探しもお願いね。」
霊夢の言葉に、全員が頷く。
蛾「それじゃ・・・頑張るぞー。」
蛾瑠が元気の無い掛け声を出す。
全員「おー!!」
しかし皆は元気に反応してくれた。

さて、広場が無人になったころ・・・
?「おい糞餓鬼どこ行ったァァァァァ!!」
突然誰かの声が響いた。
広場にはいつの間にか二匹?二人?まあどっちでもいいけど悪魔がいた。
そう。絶の(不)愉快な仲間達である。
葵「あー畜生置いていかれた!あの餓鬼後でぶっ飛ばす!」
葵が地団駄を踏む。かなりイライラしてるようだ。
蓮「落ち着いて!取り敢えずどうにかして追いつきましょう!」
蓮はそう言い捨て、取り敢えず絶が居そうなところへダッシュした。
葵「あっ、待て!クソどいつもコイツも俺を置いていきやがって!待ちやがれコラーっ!!」
葵は誰も居ない広場で叫びながらそれを追いかけた。
今度こそ広場は無人になった。
・・・いや。まだ一人、広場の茂みに誰か隠れていた。
?「・・・へーぇ。そんなこと起きてるのか・・・
折角だ。自分も協力してみよっかな。
・・・地下要塞に居る戦闘員に告ぐ!この広場の茂みに待機せよ!」
その人物はさっきまで持っていた通信機をしまうと、飛び跳ねた。

~とある山~
ここは「とある山」。「どこかの森」と並ぶネーミングセンスのない場所だ。
なんか平和そうな山に、突然足音が響いてきた。
例の妖怪行列である。
足踏み、腕の動き、声・・・どれも息ぴったりである。
と、その行列の目の前にさっきの茂みに隠れてた奴が落ちてきた。
あの触覚の人である。
オワタ「ほほい、ちょっと失礼しますよ。」
あまりにも奇天烈な容姿に一部の妖怪は後ずさりしたが、まあそれくらいじゃ逃げ出さない。
先頭にいた奴が口を開いた。
「オマエ、テキカ?」
オワタは笑顔で答えた。
「いーえ、味方ですよ?今回はいい情報を貴方達に持ってきました。・・・貴方達を邪魔する奴らを消し去る絶好のチャンスです。」
その言葉に、全員がどよめく。
どうやら少し疑っているようだ。
それを見透かしたか、オワタはそこに一つの写真を取り出した。
広場に、いろんな人が集まっている写真だ。
「証拠ならありますよ?この写真です。ここに写ってる奴らは皆敵。しかし所詮烏合の衆です。団結力のある貴方達なら簡単に崩すことができるでしょう。こいつ等は今、まだ広場に居るはず。そこを襲撃すれば、邪魔者は消えるし、倒してしまえば貴方達の団結力もより強固なものとなる・・・一石二鳥では?」
それを聞いた皆は、とうとうオワタを信用してしまった。
普通まだ疑うところだが、(オワタは本当に味方なのかとか)なんせこの妖怪達は強いだけ。知能はほとんど無いのである。
オワタはしてやったりと言いたげににやりとしたが、誰も見ていなかった。

しばらくして、広場に妖怪の皆さん+Gが着く。
「さぁて、ここですよー?」
「アレ・・・ダレモイナイゾ?」
妖怪達は辺りを見回すが、誰も居ない。
「ッ・・・!サテハ・・・」
妖怪の一人が気付いたころには、もう遅かった。
オ「今だ!掛かれいっ!!」
オワタの掛け声と同時に、茂みから数々の戦闘員が出てきて、妖怪共をフルボッコにしてしまった。
辛うじて逃げた一匹の妖怪も、オワタに追い詰められた。
「エエイ・・・キサマ、ハカッタナ・・・」
妖怪が悔しげに言う。
オ「戦いは戦略無くして勝てず・・・当然のことだろ?」
オワタは妖怪を踏みにじり、蹴飛ばした。
「さぁて・・・こっからも影で頑張っていきまっしょーい!」
オワタは一人上機嫌に青空へと消えた。
続く。

一応確認はしたので無いとは思いますが「自分〇コースなんですけど」とか「あれ?自分のオリキャラは?」とかあったら教えてくだしあ。
すぐに修正します。

・・・なーんか初心者の頃に戻ってきてるような。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/11/08 (Sun) 12:15:07

メインもうちょい進めよっと。
さあ100まで持つか?

悟織屋異変録第五話「黒幕を探せるマスィーン」

零「うーん・・・黒幕探しといっても・・・」
雫夜が深く溜息をつく。
麗「どこ探せばいいか分かんないわね。」
Aコースはアテも無くその辺をウロウロしているようだ。
そして今、ちょっと休憩中である。
刹「黒幕の場所判ってりゃまだ楽なのになー。」
刹那がそこら辺の石を蹴っている。
妖「こんなことならBコース行けばよかったわ・・・。あっちの方が黒幕見つけやすそう・・・」
葉「先が思いやられますー・・・」
もうほぼ全員やる気がない。
こんなんで大丈夫なのか・・・とまだやる気がある組が思っていると、
に「出来たぞーっ!」
突然にとりが大声を上げた。
その声に一部が驚きひっくり返る。
麗「ちょっとにとり・・・いきなり大声出さないでくれる?」
に「あ、すいません・・・でもこれがあれば黒幕探し、楽になるんじゃない?」
そう言いながらにとりが懐から取り出したのは・・・
ゲームパッドのような、結構ちっさい機械だった。
咲「・・・これが何かに使えるのかしら?」
咲夜がその機械を手に取り、360度全方向から機械を調べている。
咲「ダメ。全然分かんないわ。何の機械よ?これ。」
咲夜が聞くと、にとりは自慢げに説明をし始めた。
に「良くぞ聞いてくれましたこれは黒幕を探せる凄いマスィーンなんだよ超音波やらなんやらやをキャッチし黒幕の場所を特定することができるというわけだねこれを使えばあら不思議異変解決がとても楽になるよじゃあ早速試して見ようか!」
・・・凄い聞き取りにくい。
刹「すまん。全然聞こえなかった。もう一回。」
に「えー面倒・・・まあ要約すれば黒幕を探すことのできるマスィーンってこと。」
刹「最初からそう言わんかアホ河童っ!」
刹那がにとりを思い切りビンタする。
に「あべしっ!?そんな怒らなくても・・・」
にとりの頬は凄い赤くなっていた。

麗「それで・・・結局どう使うの?」
麗香が咲夜の持っていた機械を手に取り(引っ手繰り)、いろいろ弄っている。
に「えーとね・・・ここをこうすると・・・」
その機械についていたスイッチを押すと、画面に矢印が出てきた。
早「うわぁ!すっごい「はいてく」ですね!」
早苗が興奮している。
に「この矢印の指している方向に進めば、黒幕が見つかるって訳だ。」
にとりの機械に、皆感心していた。
霊「へぇ。河童もたまにはやるじゃない。」
に「えへへ~」
というわけで、皆は機械を頼りに黒幕を探しに行くのであった。

一方、Bコースはというと・・・
魔「あーもう妖怪多すぎじゃねぇか!?」
妖怪の数の多さにやや押されていた。
まあBコースは強い奴が少ない訳でもないので、今のところは一人も犠牲は出てないのだが流石に限界はある。
ということでこんな妖怪無視して行きたいところなのだが・・・まあそんなに人生は楽じゃない。
蛾「ええい・・・デスバーストが連射出来ればな・・・」
蛾瑠もいろんなスペカで妖怪を倒していたのだが、そろそろ魔力がやばい。
蛾瑠以外の皆も、そろそろ疲れが見えていた。
絶「誰かなぁ・・・「妖怪が出てくる方向に行けば黒幕はきっと見つかる」って言ったのは・・・」
絶が蛾瑠の方を見ながら言う。
蛾「・・・悪かったって。そんなことよりこれどうするんだ?」
そんなこと喋ってる間にも、妖怪はどんどん押し寄せてくる。
ヌ「これ、逃げたほうがいいんじゃ・・・」
その言葉に全員は賛成した。
魔「そだな・・・逃げるが勝ちだぜっ!」
魔理沙が真っ先に逃げようとするが、何かに阻まれた。
魔「・・・つって・・・え?」
見ると、目の前には沢山の妖怪が待ち構えていた。
ア「あーあ・・・挟み撃ちにされちゃいましたね。」
アンナは絶望に満ちた顔で笑っている。
蛾「チッ・・・!まだ死にたくないんだがなぁ。」
全員が諦め掛けた、その時だった。
突然、妖怪がドミノ倒しのように倒れていく。
ハ「ファッ!?」
それに気付いた皆は、そこの茂みに隠れた。
妖怪共はどんどん倒れていき、皆身動きが取れなくなってしまった。
行列の一番後ろにいた妖怪が倒れるとほぼ同時に、誰かの声が聞こえてくる。
「おーーーいっ!!どこだ糞餓鬼ィィィィっ!!」
「お嬢ー!どこ行ったんですかー!」
その声に、絶一人が慌て始めた。
理由は勿論・・・
魔「んあ、どうした?」
絶「・・・やば・・・絶対飛ばされる・・・」
その声の主が葵と蓮だったからである。
絶「じゃあ僕は先に行くね!」
絶はささっと妖怪を踏みつけながら逃げた。
べ「えちょ、待てーっ!」
それを追いかけ、Bコースも先へ進んでいった。
蓮と葵が先を見ると、もうBコースの皆は見えなくなっていた。
結局、蓮と葵はまた置いてかれてしまったのである。
蓮「なんか扱い酷くないですか!?」
続く。

蓮さん葵さんごめんなさい。
しかし小説を繋げる為にはこれしk(殴

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/11/13 (Fri) 18:51:52

悟織屋異変録第六話「はぐれちゃった」

ア「はぁ・・・はぁ・・・なんでいきなり走ったんですか!?」
アンナが疲れきった顔で言う。
山道を結構走らされたら誰だってこうなるだろう。
絶「し、仕方が無いじゃん!また妖怪達が起き上がったらどうすんのさ!」
絶がなんとか誤魔化す。
しかし、それは無駄だった。
何故なら、蛾瑠が居たからである。
蛾「嘘つけ。どうせさっきの声の主が関係してんだろ。」
絶「え?え~と・・・その・・・」
絶は何か言い訳を考えるが、何も思いつかなかった。
「あーもう!ほんとの事言えばいいんでしょ!実は・・・」
絶が諦めて吐こうとした瞬間、突然・・・
(ごろごろごろごろごろ・・・)
何かが転がってくる音がしてきた。
それに真っ先に気付いたのは魔理沙だった。
魔「・・・うん?何だこの音?」
その言葉に反応し、皆が上を見ると・・・
大きい岩が、勢いよくこちらに転がってきていた。
当たったら一溜まりもないだろう。
蛾「ま、拙い!逃げろォォォォ!!」
皆その言葉が発せられる前に既に逃げ出していたが、一人逃げ遅れた者がいた。
「あ・・・あ・・・え・・・あ・・・」
その正体は、アンナだった。
今からでも遅くはないと逃げようとするが、足が震えて動けない。
そうこうしている内に、岩が目の前に転がってきていた・・・・

数秒後、そこには潰された目玉や死体しか残っていなかった。

~どっか~
?「あーいってててて・・・」
目を開けると、そこはどっかで見たことのあるような森だった。
辺りには、木、木、木、木。
建物も、人影も無い。
もう一回周りを見て見ても、木、木、木、少女・・・
蛾「ううん?少女ォ?」
蛾瑠が横を見ると、魔理沙がぶっ倒れていた。
しかし、それ以外に人は見当たらない。
蛾「・・・はぐれちまったか・・・」
蛾瑠がボソッと呟くと、魔理沙が起き上がった。
魔「ううん?ここは・・・?」
魔理沙は帽子についてる草や土を振り払うと、辺りを見回した。
「あちゃー、はぐれちまったか。」
魔理沙も状況を理解する。
しばらく二人は何をすればいいか解らずぼーっとしていたが、やがて蛾瑠が立ち上がった。
蛾「よし、行こう。このままボーっとしてたって何もない。」
そう言い、蛾瑠は前へ歩き出した。
魔「待て!どこ行くつもりだよ!?」
魔理沙が呼び止める。
蛾「・・・ここ、見覚えがあるんだ。記憶に任せて歩いてればどっかに着くんじゃないかなーと。」
魔「そんなんでいいのかよ・・・」
だが、こうしちゃいられないのは二人とも一緒だ。
結局、魔理沙は蛾瑠についていくことにした。

~館前~
蛾「やっぱり、あった。」
二人は屋根の青い館を前に、立っていた。
とにかく、迫力が凄い。
魔「なんなんだ、この館?」
魔理沙が手当たり次第にいろいろ調べている。
蛾「こら・・・いろいろ触るな。ここは友人のお屋敷だ。これを最初に見たときは凄くびっくりしたもんさ。」
蛾瑠が思い出話っぽく話すが、蛾瑠の話を無視して、魔理沙は館に入ろうとしていた。
が、何故か入れない。
魔「おぉーい!これどうやって入るんだー!」
蛾瑠は「聞いてたのか?」と言おうとしたが、無駄だと思ったのでやめた。
蛾「えーと・・・これはだな・・・」
蛾瑠が、そこのスイッチを押しながら何か呟いた。
蛾「13552560。」
すると・・・
(がっちゃああん!)
凄い音と共に、ドアが開いた。
魔「すげぇ!」
魔理沙が感心している間に、蛾瑠はささっと館へ入っていった。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/11/29 (Sun) 12:04:05

・・・流石に二ヶ月も放置する訳には行きませんので、今回は五人組を暴れさせようと思いまーす。
長くした「つもり」なんで二個目は勘弁してくだしあー・・・(おい

「大人しさなんてなかった」

雫「・・・あーあ。寒いわー・・・」
雫奈が目を擦りながら起き上がる。
「そろそろストーブ用意しようかしら。寒すぎる。」
そんな独り言を言いながら、窓を開ける。
外は雪が降っており、辺り一面銀世界だった。
「・・・雪か。今日はあの二人が大暴れしそ・・・」
雫奈が言い終わる前に、早速聞き覚えのある騒ぎ声が聞こえてきた。
「だーもうやっぱりかああああ!!近所の奴に迷惑だってこと解ってんのかしら・・・」
イライラしながら外に出てみると、信じられない光景が広がっていた。
雫「・・・・・・・せ・・・・・せ・・・・」
「せんせぇぇぇぇ!?何やってるんですかぁぁぁ!?」
そこでは、秋架、流々、沙李歌、村咲先生がワイワイしていた。

雫「ちょちま・・・何やってるんですか!大人気ないですよ!?」
慌てて雫奈が村咲せんせーの前に出る。
が、雪遊びは恐ろしい程盛り上がっていた為、村咲先生の耳に雫奈の声は届かなかった。
そこに入那がやってきた。
入「何の騒ぎだよ?全く五月蝿いな・・・」
雫「あーちょっと入那!どうにかしてよ!」
雫奈が入那を叩きながら先生達の方を指差す。
雪遊びの方は、どんどんヒートアップしていた。
入那も雫奈も、どうしたらいいか考えていたら・・・
(べちぃっ!)
雫奈の顔に雪玉が直撃した。
「!?」
しばらく雫奈は何が起きたのかわからなかったが、状況を理解していくに連れ、少しずつ謎のオーラを纏い始めた。
雫「・・・・あああああきぃぃぃかぁぁぁぁ?」
雫奈が秋架に近づく。
流石の秋架も、その殺気に気付いた。
秋「えいや、そのほんとすいません!ちょっとしたアレって言うかー?あは、あは、あはははははー・・・」
言い訳を考えようとしているようだ。
「あーそうだ!そういえばモンハ・・・」
雫「問答無用っ!」
秋架が言い訳する時間も与えず、雫奈は秋架の頬を思い切りビンタした。
秋「いてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
寒空に秋架の声が響いた。

雫「で!何やってるんですかこんなところで!こんなことを!」
雫奈の説教が始まった。
先「いやー?その・・・できごこr」
雫「出来心でやっちゃ行けないでしょう!」
先生の言葉が言い終わらない内に雫奈の突っ込みが入る。
先「ほ、ほら!時には童心に返ってみるのも・・・」
雫「先生その歳で何言ってるんですか!?いい加減にしてくださいよ!」
言い訳もさせてくれない雫奈さんマジ鬼。
せんせーにも容赦ない。
先「あーそうだ!折角だし雫奈さんもやりませんか!?」
先生が苦し紛れに言う。
当然雫奈の返答は・・・
雫「はい!?何言ってるんですか!?こっちは勉強とかで忙しいんですよ!?」
秋「まったまた~、どうせ寂しいんでしょ~?」
雫「秋架は黙ってろ!」
秋「へぇ~、寂しいんだ~。」
流「だったらやればいいのにねー!」
二人が雫奈を煽る。
雫奈はしばらくプルプル震えていたが、やがて雪をかき集め始めた。
雫「しゃあない!そこまで言うならやってやるわよ!」
沙「やっぱ寂しかったんじゃないですか~」
雫「るっさいっ!」
秋「あー!雪当てやがったな!それそれー!」
先「うわ!?連続投げとか卑怯ですよ!?」
入「ちょ、おまえら小学生かよ!何やってんだよぉぉぉぉぉ!!」
結局、今日のことは五人組の思い出となったのであった。

おしまい。

長くした「つもり」と言ったな?
あれは嘘だ。でもネタ無いんで勘弁してください。
書いてるときは長いと思ってるのにプレビューすると短かく感じたりするからなぁ。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/12/04 (Fri) 21:09:44

悟織屋異変録第七話「やりすぎはよくない」

さて、魔理沙&蛾瑠が館へ入ると、そこにはとても広い空間があった。
魔「・・・す、すげぇ・・・」
魔理沙はやや興奮気味に、辺りを見回している。
蛾「・・・しかし広いなぁ。ホテルで言うロビーってところか?でもこれより広い部屋があるからおそろし・・・・・・うん?」
蛾瑠が言い終わる前に、何やら音が聞こえてきた。
それも、集団でこちらに向かってくるような音。
魔「・・・まさかあいつら、こんなとこまで来てるのか?」
あいつらというのは、当然妖怪共のことだ。
しかし、聞こえてくるのは足音ではなく、しゅーっと滑るような音だ。
そして、その音が突然止まる。
「・・・?なんだったんだ、一体・・・」
取り敢えず危険は去ったか、と辺りを見回すと・・・
大量のメイドロボットに囲まれていた。
蛾「・・・・・・はぁ?」
蛾瑠はしばらく何が起きてるか解らなかったが、一つだけ解ることがあった。
(逃げなければ!)
蛾瑠は魔理沙を引っ張りながら、かなりの速さで直進していく。
それに向かってメイドロボットが追いかけるようにレーザーを放つ。
何がなんだか解らないまま、魔理沙は叫んだ。
魔「おい!ここ親友の家とか言ってたじゃねぇか!」
蛾「・・・し、知らんぞ!ここのメイドロボットってもう少し優しかったはず・・・ああっ!?」
ふと前を見ると、そこには扉があった。
「確かここが奴の部屋だ!」
しかし、鍵が掛かっている。
蛾瑠は持ってきていた鍵開けキットを使い、開けようとしていたがもたもたしている内にメイドロボットに追い詰められてしまった。
メイドロボットはそこで止まると、これまで溜めていたパワーをレーザーにして放出する準備をしていた。
魔「ええいっ!恋符「マスタースパーク」!」
魔理沙がスペカを発動させるが、メイドロボットに使われている特殊な素材の影響で全然効かなかった。
そうこうしている間に、メイドロボットのアレの準備は終わりいつでもレーザーを放てる状態になっていた。
魔理沙は最早これまでと眼を瞑る。
蛾瑠は中に居るであろう館の主が開けてくれるんじゃないかと、扉をノックしまくっていた。
メイドロボットがレーザーを発射しようとする。
が、突然館に指パッチンの音が響いた。
それに続いて、誰かの声が聞こえた。
?「はい、ストップ。」
その言葉が言い終わると同時に、メイドロボットは突然散り、普通に仕事を始めた。
同時にドアが開く。
蛾「・・・・よかった。やっぱ悪あがきはしてみるもんだな。」
そう独り言を言いつつも、蛾瑠は部屋に入っていった。
それに続き魔理沙も部屋に入る。
そこには、あまり広くは無いもののかなり豪華な部屋があった。しかし暗め。
奥には、椅子に座った館の主っぽい人が居た。
?「・・・ようこそ。僕の館へ・・・なんて言ってる場合じゃないんだけどね。」
そいつが本を読みながら言う。
蛾「たっく、ファヴェロ。あそこまでやる必要はないだろ。」
コイツの名前はファヴェロ・リアーラット。紅魔館と真逆に見える館、「蒼妖館」の主である。というか真逆。
ファ「あー・・・ごめんごめん。ほら、妖怪行列の異変あるだろ?」
蛾「お前、気付いてたのかよ。」
ファ「・・・あそこまで五月蝿いとねぇ。それでさ?玄関のロック破られたりしたら悲惨なことになるし、戦闘力があまり無いメイドロボットに戦わせても無意味だしさ。だからちょっとゴキブリに頼んでメイドロボット改造させて、あとは助けを求める時間とかを稼ぐ為にここにも鍵を掛けておいたわけ。あとはもしかしたらメイドの敵センサー抜ける奴が居たら大変だから取り敢えず僕とギッちゃんだけ襲わないようにしといたのさ。んで、そこに君達が現れたわけね。」
魔「誰だよゴキブリやギッちゃんって。」
蛾「・・・ギッちゃんはコイツのペットのアイツのことだな。なんとも空が飛べるちっちゃい怪獣というかでかい鳥というかな奴らしい。名前の由来はギィギィ鳴くからだってさ。」
ファ「誰かな?ギッちゃんをそんな風に言う奴は。」
蛾「すまん俺が悪かった。だからその鬼のような顔やめろ。」
ファ「・・・ところで、こんなところに何しに?」
魔「おっと、そうだな。実は・・・」
魔理沙&蛾瑠は、これまでにあったことを全て説明した。
ファ「・・・・へーぇ。そんなことが・・・・・・で、一つ聞いていいかな。」
ファヴェロが凄い何か言いたげな顔で言う。
蛾「どうぞ。」
ファ「なんなんだい!?さっきの説明の中の「今日の朝ごはんはこんにゃくでした」とか「その日の夜は運動してました」とか!関係ないことは喋らなくてもいいよ!」
蛾「いや、これまでにあったこと全て話しただけですよ?」
ファ「君そんな性格だったっけ・・・?」
とにかく、その後もいろいろ話していたが、お互い協力してこの異変を解決しようという結論に至った。
てなわけで、新しい仲間が増えました。ちゃんちゃん。あ、適当とか言わないで。

~一方その頃~
葵「だーくっそ!いきなり岩は転がってくるし奴らは見失うし!どんだけ不運なんだよ!」
今回も、葵は凄いイライラしていた。
蓮「と、取り敢えず落ち着いて・・・」
蓮が葵を宥めようとするが、無意味だ。
葵「落ち着いてられっか!あの糞餓鬼絶対に見つけてやるからなぁぁぁっ!!」
葵がぎゃーてぎゃーて叫んでいると、山の頂上から何かが降りてきた。
触覚の先に丸い何か、髪の毛は茶色・・・
そう、奴である。
オ「あーやべ・・・やっちった・・・」
オワタがアンナの残骸を見て言う。
葵「・・・お前何かやらかしたのか?」
葵が疑いの目でオワタを見る。
オワタは少し目を逸らすと、説明を始めた。
オ「・・・いやー、散歩してたら妖怪行列見つけてさ。一番後ろにいる奴蹴ればドミノ倒しみたいになって一網打尽にできるんじゃないかと思ってね。」
葵「あれお前の仕業だったのか。」
オ「そしたらさぁ!?その揺れのせいかは知らないけど大岩が転がってきてさぁ!?避けたはいいけど下のほうから悲鳴が聞こえてきたから来てみたら・・・うう、アンナさん、こんな無慙な姿に・・・うっうっ。」
オワタが涙を流すが、どう見ても嘘泣きだ。
葵「・・・もうちょい気持ちを込めろよ・・・って、あれもお前の仕業かよ!」
オ「そういうこっとでぇ~す☆」
オワタがすっごくウザいスマイルを見せる。
その馴れ馴れしすぎる笑顔に葵はキレた。
葵「ざっけんなこのゴキがぁぁぁぁ!!」
オ「ひぃぃぃぃ!?ごめんなさぁぁぁい!?」
オワタは慌てて空高く跳び上がり、逃げた。
葵「あーくっそ!逃げられた!次会ったらボッコボコのギッタギタのズッタズタにしてやる・・・」
葵は周りの強妖怪までもが怯える凄い怒気を放ちながら絶を(そしてオワタを)探しに行った。
蓮「ゴキ逃げて。超逃げて。」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/12/06 (Sun) 16:54:32

暇なのでぱぱっと書いちゃおう

悟織屋異変録第八話「機械の弱点」

に「次は右だね!」
Aグループは機械だけを頼りに黒幕を探していた。
麗「次は左・・・と。」
探していく内に、不気味な森へと入ってきた。
ところが、しばらく歩いていると機械の画面から矢印が消えた。
刹「あ、あれ?おい河童。画面消えたぞ。」
に「え?嘘?」
刹那がいろいろなボタンを押しても、何の反応もなかった。
早「えーと・・・もしかして?」
早苗がとても不安げな声で聞く。
に「うん。電池切れ。」
「やっぱりぃぃぃぃぃ!?」
森の中に早苗の声が木霊する。
霊「ちょちょ、どうするのよ!こんな森の中で機械が使えなくなったらどうしようもないじゃない!」
霊夢はかなり慌てている。
零「電池とか持ってきてないんですかにとりさん!?」
に「ごめん。こんなこと起きるなんて想定してなかったから持ってきてないや・・・」
葉「・・・これ詰んだんじゃないですか?」
さっきまで感じられたAグループのやる気も、今はまるで感じられなくなった。
皆そこに絶望に満ちた顔で座っていると、突然そこの地面が抜け落ちた。
咲「うわ、危ないわね・・・・・えっ?」
咲夜が突然ひっくり返る。
何故なら、その辺りの地面が続けて抜け落ちていったからである。
この辺りだけ集中的に抜け落ちているみたいだ。
妖「・・・何が起きてるんでしょう?」
皆しばらく考えていたが、しばらくして刹那が突然声を上げた。
刹「あ。解った。ここらへんに異変の影響が集中してるってことは、黒幕も近くにいるんじゃね?」
一瞬の沈黙を挟み、全員が立ち上がった。
皆「それだっ!」
ということで、Aグループはまた探索を始めるのであった。

~どっかの草原~
ハ「何故!?何故あのタイミングで岩が!?運悪すぎるだろ、常識的に考えて!」
ハルがそこに倒れこみながら言う。
全力で逃げたらしく、かなり疲れているようだ。
すぐ適応能力で起き上がると、すぐ近くに人が倒れている。
べにだ。
べ「んごご~・・・諏訪子~・・・はっ!?ここはどこ!?私はべに!?」
どうやら寝ていたご様子。
べ「あれ、ハルじゃん。何やってんのこんなとこで。」
ハ「こっちが聞きたいんですけどね~・・・・・・よし、こうしちゃいられない。探索しよう。お前、付いて来い。」
そう言い捨て、ハルは歩き出した。
べ「えっちょ!?何そのドラゴンボ〇ルみたいなノリは!?ま、待って~!」
べにもそれを追いかけるように走り出した。
が、ふと横を見ると、どっかで見覚えのある白い髪の奴が見えた。
もしかして、いや、もしかしなくても・・・
そう思ったべには、ハルの手を引っ張りその人物の元へとダッシュした。
ハ「ちょちょ、え?え?どうしたのいきなり?え?」
ハルは混乱して、目を回してしまった。

オ「・・・さて・・・と。そろそろ来るかなぁ~?」
誰も居なくなった草原の隅の岩に、オワタは座っていた。
どうやら何かを待っているらしい。
しばらくすると、凄い足音が聞こえてきた。
オ「・・・お?来た来た。」
すると、まずオワタから見て東から蛾瑠、魔理沙、霊夢が・・・いや、その着ぐるみをつけた妖怪共がやってきた。
オワタは早速そいつらの元へ走る。
オ「はい。後はここで待っててくださいな。」
そう伝え、オワタはまたさっきのところへ戻っていった。
二分くらいすると、今度は西から何も着けていない妖怪共が出てきた。
そして、西の妖怪共は着ぐるみをつけていた東の妖怪共を敵と勘違いし、攻撃を始めた。
それに驚いた東の妖怪共も攻撃を始め、同士討ちとなってしまった。
それをオワタは笑いながら観戦していた。
オ「ぶわはははは!まんまと引っ掛かりやがった!やっぱ妖怪共は騙しやすいねぇ!」
そんなオワタに、無銘は飽きれていた。
無「・・・ゲスいな、お前。」
オ「え~?そうかなぁ~?お~、一匹ダウンした。全く哀れだねぇwww」
そう言ってはいるが、笑い方がすっごいゲスい。
どうしてこんなことになってしまったのか。
事は少し前に遡る。
オワタは山で何をしようか考えていると、とある作戦を思いついた。
まず、妖怪行列の一つに声を掛けた。
「この着ぐるみを着れば、奴ら(霊夢達)は味方と勘違いするはず。そこを攻撃してしまえば、上手くいくはず」と。
そしてここの草原に来るよう言った後、今度はまた別の妖怪行列に声を掛けた。
「草原に敵が居る。今こそボコボコにする絶好のチャンスだ。」と伝え、こちらもこの草原に来るよう伝えたのである。
いつの間にやら戦いは終わり、妖怪共はほとんど倒れていた。だが、一匹だけ辛うじて生き延びた者がいた。しかし、頭から血は流れ、腕は捥げ、足の骨は折れていて、一発殴っただけで死にそうである。
妖怪「ギキギ・・・キサマ・・・ダマシオッテェェ・・・」
妖怪がやっとこさ罠に掛けられていたことに気づいて、今にも消えそうな声を発したが、時すでに遅しだ。
オ「騙された方が悪いんだよ。おらっ。」
オワタは妖怪を一発蹴ると、妖怪は息絶えてしまった。
オ「・・・ふぅ。やっぱり罠に掛けるのは気持ちがいいな・・・」
オワタは満足げにその草原を風のように去っていった。
これがきっかけで、オワタは黒幕にまで危険視されることになるのであった。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2015/12/14 (Mon) 18:46:53

ちょっと適当なので短め
新シリーズ考えついたけど東方とほぼ関係無くなってるから別のところでやろっかな

悟式屋異変録第九話「原作キャラと自分のオリキャラの扱いは大抵酷い」

蛾「んじゃ、またいつか。」
魔理沙達ははぐれちゃった他の人たちと合流すべく、館を出ることにした。
ファ「・・・気をつけてよ?」
蛾「だいじょーぶだって。そんな簡単に死ぬ主役がどこに居るよ。」
蛾瑠の口からメタ発言が飛び出す。
ファ「・・・あ、うん。」
そんなこんなで、館から出て行こうとすると・・・
(ビービービービービー!)
突然音が響く。
ファ「ッ!?何事!?」
すぐ部屋にメイドが飛び込んでくる。
メイドA「大変です!例のあの怪獣が暴れだしました!」
蛾「・・・うわー、アイツと戦うの?」
蛾瑠が嫌そうに溜息をつく。
それとほぼ同時に、館の窓が割れて中に怪物・・・ギッちゃんが入ってきた。
ファ「嘘ォ!?」
魔「おい、アイツって強いのか?」
蛾「・・・体力は1000万、防御力は200、攻撃力は1000。速度は920。」
魔「むっちゃつええじゃねぇか!」
蛾「どんな攻撃でもびくりともしない体とどんな防具も貫けるような火力を持ってる・・・と聞いたことはある。」
魔「・・・それ負けたも同然じゃねぇか!」
そんなこと言っていると、ギッちゃんが突然叫び声を上げると、魔理沙を風で飛ばしてしまった。
魔「ぎゃああああああああああ!?」
魔理沙は音速で飛んでいき、見えなくなってしまった。
蛾「・・・まっ、拙い!?」
蛾瑠が慌ててデスバーストを放つが、まるで効いてない。
蛾「おいっ!飼い主ならあれ止めろよ!」
ファ「無理だって!あそこまで暴れるようなこと起きるなんて想定してなかったんだよ!」
さあ、完全に詰んでしまった。
蛾瑠は敵の攻撃をかわしながら、いろいろ考えている。
ファヴェロは少しでも生き残ろうとクローゼットに隠れたが、多分無意味だろう。
その間にも、館はどんどん壊れていく。
そんな中、蛾瑠はなんかおかしいことに気付いた。
蛾「・・・ううん?待て?「どんな攻撃にもびくともしない体」に「どんな防具でも貫く火力」?
・・・待て、こんな話、どっかで・・・」
蛾瑠は即座にリュックから懐中電灯のようなものを取り出した。
その懐中電灯を起動すると、怪しい光を発し始めた。
それをギッちゃんに当てると、ギッちゃんは突然混乱し始め、自分に攻撃したりボーッとしていたりと滅茶苦茶だ。
そのまま自分に攻撃しまくり、とうとう倒れてしまった。
蛾「・・・やっぱりかぁ。普通そうなるわな・・・」
蛾瑠は取り敢えずさっさとこの場を離れようと、置手紙を書いて館を後にした。

オ「・・・おっかしいですねぇ。この辺り人気が無いなぁ・・・」
オワタは、鉄のような臭いのする地面の紅い道を呑気に進んでいた。
いつまで歩いても何も無い。やがてオワタは歌を歌い始めていた。
ふと前を見ると、開けた場所があった。
オ「おお、ラッキー。ここで休んでいこうかな。」
そこにあった岩にオワタが腰を掛ける。
しばらく休んでいると、目の前に何か見えてきた。
オ「あれれ~?おっかしぃぞ~?疲れて幻覚でも見てるんですかねぇ・・・・・・・・」
しかし、幻覚にはとても見えなかった。
段々とその何かははっきり見えるようになってきた。
そして、現れたのは一人の女。
?「やあ、ゴキブリさん。」
オ「誰がゴキブリだ。蹴りますぜ?」
?「・・・ひっど。初対面の人にそれってある?」
オ「お前が言うな!初対面の人に対して「ゴキブリ」って呼ぶのもどうかと思うぞ!?」
等と、しばらく口喧嘩が続いていたが、やがて静まった。
オ「で?こんなゴキブリに何の用です?」
オワタがやや強制的に話を戻す。
?「あー、それ?それはねぇ・・・・」
?「つまり、こういうことさ。」
すると突然その女は消え、いつの間にかオワタは妖怪に囲まれていた。
オ「・・・・・嘘やん。何で自分殺されなきゃいけないの?ねぇ?」
しかし、もう既に奴は居なかった。
もう絶望しかないが、まあ仕方ない。
オ「・・・ちょっと疲れてるんですけどねぇ・・・・
ま、やるしかないかっ!」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/01/14 (Thu) 17:00:11

よーし久々に書いちゃうぞぉ!
前回のタイトルの「織」の字が間違ってたのは内緒

悟織屋異変録第十話「さようならゴキブリさん(笑)」

オワタは湧いて来る妖怪を散らすように回し蹴りを連続で繰り出していたが、容姿が異常でも結局は生き物だ。(亡霊化?知らんな)疲れることだってある。
それでも湧いて来る妖怪共に、オワタは腹を立てていた。
オ「ねぇ!?いつになったら出て来なくなるんですか!?あのー!?返事がないんですけどー!?貴方達には口というものが無いんですかぁー!?」
ぎゃーてぎゃーて騒いでる間にも、妖怪は沸いてくる。
更に厄介なのが、妖怪の中に味方を蘇生できる奴がいるのだ。
倒しても倒しても、数は増えていくばかり。
これじゃ分が悪過ぎる。
何か使って切り抜けられないかと下を見てみると、何かある。
オ「・・・お!?こんなところに鉄の棒が!」
オワタはそれを拾い上げた。
そしてオワタは、それをぶん回すでもなく、投げるでもなく・・・
その鉄の棒で地面を突き、思い切り向こう側へ飛び移った。しかし都合が良過ぎないか。まあそれは置いといて。
幸い妖怪はオワタにばかり集中していたので、向こう側には誰も居なかった。
しかも妖怪はこちらに気付かず、もう何も無いところを攻撃したり、のんびり味方の蘇生をしたりしていた。
オ「今がチャンスじゃ!さようならー!」
そう言い捨て、オワタは全速力で駆け出した。
やっと一匹の妖怪がそれに気付いたが、もう遅い。
オワタは遠くにある丘を越えて、見えなくなってしまっていた。
オ「ふーははー!妖怪なんてそんな・・・・も・・・」
ふと、あることに気付く。
さっきから地面を踏んでる気がしないのだ。
なんか、空中を歩いているような・・・
空中を、歩いて・・・
オ「・・・え?」
思わず真下を見ると、そこには地面は無く、闇が広がっていた。
逃げるのに必死で崖に気付かなかったらしい。
というか、どうやって崖の真ん中まで走って来れたし・・・
オ「ってそんなこと考えてる場合じゃ・・・あああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいうううううううううえええええええええおおおおおおおおおお!?」
オワタは皆の予想通り、奈落の底へと落ちていった。

「・・・ほう。奴が死んだと?」
一人の女がそこにあったコーヒーカップを手に取る。
妖怪「らしいな。あそこまでやった奴が転落死とはあっけないよなぁ。」
例えるならばRPGのラスボスの前座みたいな妖怪がモニターを見ながら言う。どうやって手に入れたのか。
「とりま、これで邪魔はあいつらだけか。」
女がモニターをちらりと見る。
妖怪「そうだな。更にあちらさんははぐれちゃってるみたいだしなぁ・・・
とすると、後はあいつら・・・・・と。」
「と?楚雨乃、まだ居るのかしら?」
女が聞くと、楚雨乃と呼ばれる妖怪はモニターを嫌そうに見る。
楚「・・・あの三人組だよ。」
楚雨乃は、モニターに移っている三人を指差した。

「ふう、ある程度片付けましたね!」
倒れた妖怪達の真ん中に居た三人の内一人が満足げに辺りを見回す。長く青い髪が、風に美しく棚引いている。
「よーし!この調子でどんどん倒すか!」
明るいオレンジの短髪の少女が、スキップしながら先へ進む。だが、少し転びかけた。
「はぁ・・・大丈夫なのかなぁ・・・?」
それを心配そうな目で見るのが、この中で身長が一番高い誰かさんだ。
黄緑よりも少し濃く長い髪を少し梳かしながら、先へ進んでいく。
この三人、果たしてどんな活躍をしてくれるのか・・・
続く。

さあ!最後の三人は誰でしょう!
少し考えれば簡単ですね!
正解しても何もないけど
ちなみに少し短めです。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/01/31 (Sun) 18:41:20

昔のフラグらしき物を回収してみる
悟織屋異変録第十一話「人形の呪い(?)と謎のビラ」

「ここはどこだよォー!!!!」
何も無い草原で、誰かの声が木霊する。
しばらくすると、誰かが草原まで歩いてきた。
黄色の長い髪を風に棚引かせながら、草原に座り込んだ。
そう。魔理沙である。
魔「あーもう。仲間とははぐれ、変な怪物には飛ばされ・・・なんだってんだよー・・・」
力無き声で、某略してポ〇モソのライバルのような台詞を呟く。
魔理沙が溜息を吐きながら前を見ると、何かが見えた。
魔「・・・?」
目を凝らして見てみると、何やら紫色のモヤモヤのような物が宙に浮かんでいる。
魔「・・・なんだぁ?これ。」
だんだんその紫色のモヤモヤは、何かの形へと変わっていく。
魔「・・・え?」
それが何か分かった瞬間、魔理沙は素っ頓狂な声を上げた。
それは、見覚えのある蓬莱人形と上海人形だった。
魔「・・・あ、あれ?これどっかで・・・って、お前ら何するよ!えっちょ、え?え?ぎゃあああやめろ出荷する気か私はポテトのSサイズじゃねぇんだようわあああああああ!!」
自分でも何を言っているのか分からないまま、魔理沙は突然浮き上がったかと思うと、横に1mほど移動し、そのまま穴に落ちていった。

に「・・・・何か一言。」
刹「すまん俺が悪かった。」
さて、Aグループは迷ってしまっていた。
あっちを見てもこっちを見ても木しかない。
結局、ここが集中的に地面が抜け落ちている理由は黒幕が近くに居るからということでは無かったようだ。
霊「あーあーあー・・・マイクテスト中・・・」
早「何がしたいんですか貴方は。」
霊「だからマイクテスト。」
早「マイク持ってないしやる意味が分からないのですけれども。」
さて、完全に詰んでしまった。
黒幕を探すマスィーンは無い。アテも無い。気力も無い。小説のネタも無い。
零「・・・メタ発言が聞こえたような・・・」
作「気のせいでしょ。」
咲「アンタは黙っとれい!」
咲夜の強烈なパンチが誰かさんに炸裂する。
作「マジすんませんした。」
五月蝿い奴が居なくなったところで、Aグループの皆さんはまた考え込み始めた。
葉「うぅーん、またアテも無く探索するにしても・・・」
麗「消費するのは気力だけだしねぇ・・・」
に「・・・こうなったらシアン探しメインにする?」
妖「いやダメでしょそれは。」
早「神様・・・どうか私達に何かヒントを・・・」
すると、それに答えるかのように、どこからか声が聞こえてきた。
?「よろすぃ そなたらに ひんとを あたえようぞ!」
そんな声と共に、空からビラが落ちてきた。
早「・・・え?」
同時に、別の声も聞こえてくる。

なんだ この びらは
しらべますか?
はい
いいえ
もやす

全員「・・・・・・・・・・・」
全員が「訳が分からないよ」と言いたげな顔をしながら黙りこくっていると、また声が聞こえてきた。
どっかの天日干ししてたらナマズ奪われちゃった人みたいな声だった。

だまっとる、ちゅーことは・・・
はい、っていうことじゃな。

全員「何でだよっ!?」
その場に居た全員が、「粉バナナ!」と言ってそうな顔で叫ぶ。
が、返事は返ってこなかった。
そのまま、Aグループは不思議な力でビラを拾ったというか拾わされた。
そのビラにはこんな文字が。
「さいしょの ひろは゛に もと゛って みよう
なにか あるそ゛」
麗「・・・・は?」
麗香が目を丸くして、間抜けな声を上げる。
刹「・・・戻れって。」
葉「いやなんで!?」
当然、誰もこんなビラ信じる訳がなかった。
空から突然落ちてきたのだ。信じれるはずがない。
だが、もう頼りになる物は無いのだ。
そう。このビラしか。
とうとう、にとりが口を開いた。
に「・・・まあ何かあるだろうし、行ってみようか?」
霊「・・・そうね。今、私達が信じられるのはこのビラだけだし・・・」
それに霊夢も続き、そんなこんなでAグループはそのビラを頼りに進むことになったのだった。
妖「・・・ビラしか信じられないって悲しいですねぇ・・・・うん?このビラ、続きが・・・」
「うっそでぇ~す☆広場に戻っても何もありましぇ~ん☆本当に何かあるのは「なんかすげぇ滝」でぇ~す☆」
妖「・・・・・・・・・・・・(ビリッ)」
続く。

昔のを読み返すと昔の方が面白かった気がしてきた。
というわけでネタを詰め込んだつもりです。
最初のフラグが何の事か分かった人は多分オワタの小説をよく読んでくれている人だと思っています。
いやそんな人いないか。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/14 (Sun) 21:37:04

五人組投稿しなきゃ怒られる
ネタはもう取り敢えず節分でごー。
え?バレッタイン?知らない単語ですね・・・
ちなみに今回の物語は節分の時のお話ということになっております。

五人組の日常的な何か「雫奈=鬼」

「だーもう!なんで豆しか売ってないのよ!」
幻想郷のとある人里から、すげぇ怒声が聞こえてくる。
その声の主の少女は、頭から湯気でも出てきそうな剣幕で歩いていった。
雫奈だった。
なんとも、近くの店のほとんどが定休日だったので幻想郷に買い物に来たらしい。が、どこも売ってるのは豆、豆、豆。
まあ大体の人が理由は判っているだろうが、雫奈は気付いていない。
ちなみに雫奈達の住んでいる世界は幻想郷と繋がっているという設定なので、自由に行き来出来るようになっているのである。(メタァ)
そういうわけで、雫奈は自分の住んでいる世界へ帰ってきた。
さて、そのまま家へ帰る途中だった。
雫奈がふと空き地を見ると、例の四人がワイワイ騒いでいた。
雫「・・・何やってるのかしら?」
雫奈はしばらくその四人組を眺め、
スルーした。
が、誰かに足を掴まれた。
秋「ちょちょっちょっちょちょ!?そこでスルーってのはどうなの!?」
やはりコイツだった。
雫「るっさいわね。どーせアンタ達の事よ。どーでもいい話題で盛り上がってるんでしょう?」
沙「どーでもいい話題とは失礼な!まあちょっと来てくださいよ!」
沙李歌が現役中学生とは見えない程の怪力で雫奈を引っ張る。
雫「あっちょこら!HA☆NA☆SE!」
雫奈はなんか発狂した人がしそうな顔で強制的に話に入れられたのだった。

雫「で!?結局何の話をしてるのよ!」
雫奈が聞くと、沙李歌が勝手に推理を始めだす名探偵みたいな雰囲気を出しながら説明しだした。
沙「よくぞ聞いてくれました!今回我々は銀行に入り込みお金をぬs・・・」
雫「お巡りさんコイツです。」
沙「あーあーあー!やめやめやめ!今のジョーのダンだから!マイ〇ルだから!」
雫「あーもう解ったから落ち着け!画面の前の皆さんがはぁ?って言いたくなってるわよ!あといろいろ危ない!」
入「メタいなおい!というか誰だよ画面の前の皆さんって!」
少しは自重しろと言いたくなるような光景だった。

沙「・・・今度は真面目に説明するんで許してください。」
沙李歌が土下座をする。
雫「うむ、許してつかわそう。」
流「あ、許すんだ・・・」
どっかの時代劇でありそうな光景だった。
そして、改めて沙李歌が説明を始めた。
沙「・・・ほら、今日節分じゃん?」
雫「・・・・・・・・・・・・え?」
雫奈が鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をする。
どうやらカレンダーはあまり見ない派らしかった。
沙「・・・え?もしかして・・・知らなかったの?」
沙李歌も同じような顔をする。
雫「・・・道理で豆ばっかり売られてたのか・・・それで?」
沙「んで誰が鬼になるんだよって話になったわけです。」
雫「やっぱり下らない話題だったわね。皆画面の左上にある←を押してちょうdたわばぁっ!?」
雫奈の左頬に右ストレートが決まる。
入「だからメタいっつってんだよ殴るぞ!?」
雫「もう殴られてるんですけど!」
なんかもういつも通りだった。

流「ま、取り敢えず話を戻すよ。」
流々が強制的に話を戻す。
が、雫奈は突っ込む気力も失せたようで、
「あ、うん。」
と言うだけだった。
流「んでそこで現れたのが雫奈ってわけ。」
という言葉と共に、流々、秋架、沙李歌の三人がニヤッとする。
雫「ふぅん・・・・・・って、待って?嫌な予感が・・・・」
次の瞬間、雫奈は般若の面を着けられていた。
雫「ふがっ!?」
顔にぴったりとくっついていたので、上手く喋れない。しかも体を激痛が襲う。
秋「ふひひ、これまでの鬱憤を晴らしてやりますよ!」
流「鬼は外ー福は内ー。」
沙「折角の節分ですからね!とことん楽しみますよ!」
三人とも悪魔の笑いを浮かべている。
入那は目を逸らしていた。
雫「はが!?ほひふははひはへへふほほ!?(はぁ!?というか何投げてるのよ!?)」
秋「豆という名のモヤッ〇ボール。」
雫「ほへはふはい!っふぇはんへひひほへへふほほ!?ほーい!?ほーい!?(それ危ない!って何で聞き取れてるのよ!おーい!?おーい!?)」
雫奈は周りが見えないので何も抵抗できず、やられっぱなしであった。
その後雫奈はばんばんいろんな物投げられた上鰯の頭押し付けられたりと、散々な目に遭い、やっと唯一何もしなかった入那により救出された。
雫「・・・あのさ。」
入「ん?」
雫「私って鬼なのかな?」
入「少なくとも秋架には鬼に見えてるかと。」
雫「・・・・・・・・」

その次の日から何故か少しだけ雫奈が優しくなったというのは、また別の話。
おしまい。

うんやっぱ締め雑ですね。そして何より下らない。
これからもこんな物ばっかり投稿しますけれど冷たい目で見守ってあげてください。
最後にこのシリーズのなんかを書いておきますね。
なんかって何だよって?餓鬼だからどう表現すればいいか解らないんですよ!
あと今回危ないネタ多かったですね・・・。これからは自重します。

~このシリーズのなんか~
1:一ヶ月投稿を心掛ける。ちなみにその月にまつわるものがネタになります。
2:企画があった場合、(100話記念等)それに五人組を参加させる代わり、その月の分は投稿しない。

こういうのはいずれネタ切れになるね。うん。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/20 (Sat) 21:50:34

暇で暇でやる事が無いのなら、小説を書けばいいじゃない。byマリーオワタワネット
妹にオリキャラの使用許可貰ったよ!今回は使わないがな!

悟織屋異変録第十二話「発見!発見!」

Aグループはとある滝を前にしていた。
ここは「なんかすげぇ滝」。
なんでこの小説に出てくる場所はネーミングセンスが終わっているのか。
A:坊やだからさ
という茶番は置いておいて。
だが、問題はここからだった。
霊「来たはいいけど・・・どうするのよ?」
そう。ここにはレアアイテムも何も無く、ただ目の前に滝が流れているだけなのだ。
一応周りの探索もしてみたが、特に目ぼしいものは無かった。
まあ、岩陰に白い羽が落ちていたが・・・・
妖夢はまたしても騙されたのかと、手にしていた何故か破れかけているビラを完全に破ってしまおうとした。
その時だった。
何が起きたのか突然それが燃え始めたのだ。
妖「わちゃちゃちゃちゃちゃぁっ!?」
妖夢は突然過ぎる出来事に驚き、滝つぼに背中からバッシャーンと落ちてしまった。
刹「・・・あ・・・」
葉「そんな・・・妖夢さんが死んでしまうだなんて・・・」
葉が何を勘違いしているのか涙を流し始めた。
早「何勘違いしてんですか。滝つぼに落ちただけですよ。」
早苗がツッコミを入れる。
零「そうですね。妖夢さんもカナヅチじゃないはずですし、この滝つぼ、そこまで深くないっぽいです。すぐ浮き上がって来るでしょう。」
葉「・・・あ、そうなんですか?ならよかった・・・」
ということで、そのまま30分程待った。
が、妖夢は浮き上がってこなかった。
に「・・・これはどういうことかな?」
早「私に聞かないでください。・・・・・・んん?」
すると突然、早苗の手から聞き覚えのある音が聞こえてきた。
どうやら何かしらの道具のようだった。
に「・・・あれ?この音はまさか・・・」
にとりは何を思ったか、早苗が持っていた道具を引っ手繰る。
それは例の黒幕を探せるマスィーンだった。
に「・・・え?何故ここに?」
早「あ、えーと・・・その機械の仕組みが知りたかったんで持っといたんですけれども・・・」
に「ふぅん。・・・まあそれよりも。それよりも重要なのは・・・・」

「なんで電源が付いてるの!?」

なんとその例のマスィーンの画面には、薄くではあったが、矢印が映っていた。
指しているのは・・・滝の方だった。
さっき電池が切れていたはずなのだが、そんなこと考えるだけ時間の無駄だった。
まさかこっちに黒幕がいるのか・・・?
・・・皆少し躊躇っていたが、遂に決心した。
軽く深呼吸をして・・・・
滝つぼに飛び込んだ。
ちなみに、葉は麗香に引っ張られていた。
しばらく泳ぐと、陸地に上がることが出来た。
どうやら滝の裏に来たらしい。
多分、滝の内側に穴が開いていて、そこからここに出られたのだろう。
そして、皆の視界に映ったのは・・・
一人の少女と、そいつと戦っている男二人の姿だった。
皆は何が起きてるのか判らなかったが、霊夢はいち早く、そいつらが誰か理解した。
二人の男はハルとべに、そして少女は・・・
霊「・・・・・・やっと見つけたわよ。シアン・ラヌエ。」
すると、その少女はこちらを振り向き、にやりと笑った。
「・・・あら、お久しぶり。いつぞやの巫女さん。」



神「ふはは し゛つは きさまらの ましーんに
ちょっとした のろいを かけておいたのた゛
それて゛は きさまらの これからの かつやくに きたいしているそ゛!」
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/21 (Sun) 23:00:42

もうすぐ100話達成なのだ
企画立てたいけど内容が思いつかないのだ(某ハムスター風)
お詫びという名の茶番と最初の挨拶とキャラ紹介を抜くと後三話かな?

悟織屋異変録「昔の因縁に さよならバイバイ 俺はコイツと 旅に出る」

なんかすげぇ滝の内部では、嫌なムードが漂っていた。
シアンは紫色のオーラを放ち、霊夢は「本気」が感じられる表情をしていた。
が、突然シアンの方のオーラが消えた。
シ「・・・なんて、ね。今は貴方達と戦うつもりは無いわ。」
麗「・・・?今は・・・?」
シ「そちらの事情は大体知ってるわよ。なんとも二つ同時に異変が起きたとか。」
霊「ま、まぁ。そうだけど。」
シ「そんな中で、戦ってる場合じゃないでしょ?んなことしてたら取り返しの付かないことになる。」
その言葉にAグループは頷いたが、ハルとべにがツッコんだ。
ハ「じゃあなんで今こうして戦ってるのさ・・・」
早「あ、それもそうじゃないですか。やっぱコイツ嘘ついてるんじゃ・・・」
図星ならば慌てるところだろうが、シアンは少しも慌てず言い放った。
シ「アンタらがいきなり殴ろうとしてくるからいけないんでしょうが。そうすればこーんなことにならかったのに。」
シアンは滝内部のあんなところやこんなところを指差す。
一部岩が磨り減っていたり、穴が開いて水が少し流れてきている所もあった。
さっきまで激闘があったことを物語っている光景だった。
べ「・・・まあそれはそれとして。これからどうするつもりさ。」
それはAグループの皆も気になっているであろう事だった。
シ「・・・その事だけれど・・・
私は今とても動きにくい状態にある。これがずっと続くようじゃ、身が持たないわ。そこで・・・」
霊「そこで?」
シ「貴方達の味方をしようと思うのよ。どうかしら?」
・・・・・・・・・・・・
辺りが沈黙に包まれる。
コイツが味方だと?
ふざけるな。前まで敵同士だったのに。
間違いなく裏切るに違いない、けど・・・
いい戦力になる。それだけは確かだった。
そこで霊夢は妙案を思いついた。
シアンを上手く利用し、必要無くなったらぶっ飛ばす。
どっちが悪役なんだと言いたくなる作戦だった。
霊「・・・まあ、いいわ。その代わりある程度の言う事は聞いてもらうわよ?」
シアンはしばらく考えたが、やがて頷いた。
シ「・・・いいわ。それじゃ、これからよろしく。」
シアンと霊夢は偽りの握手をした。
麗「・・・霊夢。それでいいのね?」
霊「・・・これでいいのよ。これで・・・」
その時の霊夢の表情は、どこか二ヤついてるように見えた。
ということで、シアンはBグループ(仮)としてハル&べにと行動することになった。
早「ところで霊夢さん。」
霊「何よ?」
早「妖夢さん忘れてませんか。」
霊夢はすっかり忘れてたと言いたげな表情で振り向くと、妖夢がいつの間にやら立っていた。
霊「・・・ちゃっかり「さっきまで居ましたよ」みたいな感じで立ってるわね。」
妖「いやまあそうだけど。流石に忘れてたって酷くないですかね。」
霊「知らんな。」
妖「どこの警察官よ・・・?」

さて、シアンの去り際、霊夢はシアンを呼び止めた。
霊「・・・ちょっとアンタ一つ聞いていい?」
シ「・・・何よ。」
霊「蛾瑠とかいう奴がこんなこと言ってたんだけど。」
霊夢は蛾瑠の言っていた「もう一人のシアン(仮)」の説明をしだした。
それを聞いたシアンはしばらく黙りこくっていた。
シ「・・・同姓同名・・・珍しいこともあるものね。」
霊「・・・あっそ。」
なんとなくスッキリしなかったが、霊夢達は滝を後にしていった。

さて、この前ちょっとだけ出番のあった三人組・・・・セラナ、ベータ、亜流波は凄い迫力のある蒼い館を前にしていた。
最近空気化していた蒼妖館だった。
三人は未来のハッキング装置でなんなく館に入り込むと、館主の部屋へ勢いよく突撃した。
同時にウィーンとブザーが鳴る。
中には状況を理解できていないファヴェロと、護衛担当メイドロボが居た。
ファ「な、何しに来たのかな?こんな館に。」
その問いに、亜流波は凄い気迫で指を突きつけ答えた。
亜「・・・しらばっくれても無駄です!貴方がこの異変の黒幕ですね!」
何を勘違いしているのか、残りの二人も頷く。
当然濡れ衣を着せられたファヴェロは「へあっ!?」と言いたげな顔をしている。
セ「さあ!逃げ場はどこにもないよ?どうするかな?」
セラナがジリジリ近づく。
ファ「・・・・やれやれ。めんどくさいことになってきたな・・・・ま、こんな名も知らない三人組に僕が負けるわけが無いんだけど。」
ファヴェロは溜息を吐きながら宙に浮いたかと思うと、紫に変色した目を開き、一枚のカードを天に掲げた。
ファ「・・・真符『真実を照らせ、蒼き陽光』。青い太陽の光に怯え、倒れるがいい。」
そんなある意味痛いセリフを発すると、突然さっきまで大地を照らしていた太陽が青くなったかと思うと、その光が三人組に一気に注いできた。
亜「・・・ッ!?なんだこれ・・・・!?」
ファ「・・・あと、最後に一つ。黒幕は僕じゃない。勘違いしないでね。・・・・それじゃ、一回休みだ。じゃあね。」
三人組は、抵抗も何も出来ずにピチュってしまった。
ファヴェロは倒れてる三人組を外にポイして、辺りをうろつく妖怪共を殲滅し始めたのだった。
続く。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/22 (Mon) 22:47:50

さぁてぇ、第十四話が終わったら企画をやる予定ですぞww
まあ、まだ内容考えついてないんですがなwwんんww、ありえないですぞww
前回第何話か書かれてないのは仕様(?)ですぞww気にしないでくだされww(どこの論者だ

悟織屋異変録第十四話「封印の大地跡地」

封印の大地。
最凶が封印され、そして復活した場所だ。
本来あの異変には関係無かったはずなのに、ただ奴を封印しただけでこんな有様になってしまうとは。
どう見てもとばっちりだった。
そんな場所に絶は一人で足を踏み入れていた。
途中までヌイメと行動していたのだが、途中で何を思ったかヌイメは逃げ出してしまったのだ。
絶の黒いオーラを感じ取ったのだろうか。
さて、そんな絶が最初に見とめたのは、人間の死体だった。
絶「うげぇ、なんでこんな所に・・・」
まだ新しいっぽい。
続いている足跡を見るからに、何かから逃げてきたらしい。
もう少し先を見てみると、集団で何かが来た事を示す足跡があった。
多分妖怪共と誰かに挟み撃ちにされたのだろう。全く不運な人だ。
・・・だとすると妙な気がする。
絶「・・・おっかしぃなぁ。あの妖怪共見た感じ歩くのすげぇ遅かったはず・・・」
突然消えたというのは流石にどうかと思うが、足跡はすぐそこで途切れているのだ。
本当に消えたのか、はたまた飛んだのか・・・
絶対に後者だと信じたかった。前者だとなんか怖い。
まあ、そんな事は問題じゃなかった。
それよりも問題だったのは。
絶「・・・足音がしないと思ったらぁ・・・」
絶はいつの間にか空飛ぶ妖怪に囲まれてしまっていた。
妖怪は絶を煽るかのように、空をくるくるくるくる舞っている。
だが、キレたら負けだ。その瞬間何が起こるか判ったもんじゃない。
絶「戦ってもいいんだけど・・・めんどくさいなぁ・・・・よし。」
絶は敵の隙を見て逃げ出そうとする。
が、妖怪が目の前を横切った。
どうやら逃がすつもりは無いらしい。当たり前だ。
絶「・・・嘘ぉ。これどうすりゃいいのさ。」
妖怪はさっきと変わらず空をくるくる飛び回りながら、少しずつ降りてくる。
めんどくさいが、仕方ない。
絶が戦闘態勢を取ろうとした。
その時だった。
「おいコラ糞餓鬼そこに居んだろォォォォ!?」
「お嬢ー!出てきてくださいー!これ以上コイツの怒鳴り声聞くの嫌なんですー!」
そう、またあの二人だった。
同時に妖怪共の視線が声の方を向く。
いつもは凄く嫌な感じになる声だったが、今回ばかりは別だった。
絶はラッキーと言わんばかりに逃げ出した。
妖怪共はその30秒後くらいにやっと逃げられていることに気付き、仕方なく封印の大地を後にしていった。
・・・・誰も居なくなった封印の大地に二人がやってきたのはそのさらに30秒後だった。
葵「なんで俺らばっかりこんな不遇な扱いされてんだよ!」
蓮「え~?知らない~」
葵「うわなんかうぜぇ!つーかいつまで歩けばいいんだよ俺達はぁーッ!!」
二人は結局今日も明日も歩くことになるのであった。
蓮「・・・耳栓常備しといたほうがいいかな・・・?」

~崖の底~
一応この物語の主人公的ポジションなのに最近影の薄い蛾瑠は、たんけんキットとぼうけんキットという如何にも小学生用っぽい名前の道具を使って崖の底までやってきた。ちなみに名前は「ふかい崖」だそう。うんすごくどうでもいい。
しかし、暗い。とにかく暗い。確認できるのは岩と全身血まみれになり、倒れている人間と、所々に飛び散る肉片。そしてその周りにある物だけだった。
近くには誰の物かも判らない黒い帽子・・・
そして今にも動きそうな人形二つ・・・
蛾「・・・ひええ、おぞましい・・・こんなとこに黒幕居るのか・・・?」
どうやらここから妖怪らしきものが湧いてきたのが見えたらしく、ここまで来たのだが・・・
流石に探索する気になれない。さっさと退散しようとした。が、ふとそこに倒れている人をチラリと見る。
蛾「・・・・待てよ?こいつ、見覚えが・・・」
もう一度、その誰かさんを調べた。
すると、とんでもない事が判った。
・・・・魔理沙だった。
蛾「――――え?」
蛾瑠はそのまま言葉を失った。
・・・・嘘だろ?
心の中はそれで一杯だった。
その時になって、後悔した。
あの時もう少し早くあの化け物を処理できていれば。
・・・蛾瑠の目から光が消える。
しかし、蛾瑠の目からまた光が戻ったのは、その直後のことだった。
誰かの、声が聞こえてきたのだった。
蛾「・・・誰だよ?こんな時に・・・」
ふと見上げると、目の前に「何か」は居た。
そう、自分を見下すように立つ、「何か」が・・・
まさか妖怪だろうか。
蛾瑠は一瞬死を覚悟したが、どう見ても違う。
なんというか、妖怪はもう少し禍々しい感じがするのだが・・・コイツからはむしろ、神のように清らかな物を感じられた。
その「何か」は蛾瑠をしばらく睨み、何か語り始めた。
?「人間よ・・・後悔なんて、誰にでもある。私にだってあった。だが、今は前を見ろ。後ろを振り向いていたら、いつまで経っても進めぬぞ?これはお主ら人間が教えてくれたことであろう?」
自己紹介も何もせず、いきなり何を言い出すんだ・・
その時、蛾瑠は、やっとそいつの正体が掴めた。
蛾「な・・・・・・界瑠!?」
思わず、蛾瑠は後ろにひっくり返った。
しかし、どうもおかしい。
口調、雰囲気・・・
というか、容姿以外のほとんどがおかしかった。
この何かが違う界瑠はいったい何者なのか・・・?
真相は次回で!(なんだその1パート掛けても一つのお話が終わらないアニメみたいな締めはっ!?)
続く・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/23 (Tue) 18:54:54

~企画を考えようの会~

秋「新年!明けまして!おめでとうございm(グッ)ぎゃー首絞めは反則でしょー!?」
雫「違うだろっ!?いきなり台本と違うことやってんじゃないわよ!」
入「台本とか言うなメタい!お前はメタ発言製造機β版か!」
沙「いやなんでβ!?」
流「ツッコむとこそこじゃないでしょー!?」
雫「流々が正論言った!?」
秋「明日は竜巻だ・・・!」
流「そんなに!?」

オ「はぁ~い皆さん!今回このえーと・・・・クワガタの小説はやっとこさ100話、達成致しましたー!
わーわーぱちぱちぱふぱふいぇ~い。
と☆い☆う☆こ☆と☆で!
企画をしよう・・・
と思ったんですけど内容思いつかなぁぁぁぁい!!どうしましょう準レギュラーの亜流波さん!」
亜「私準レギュラーだったんですか!?
えーと・・・・その・・・・

布団を吹っ飛ばす大会とk」
オ「はいではこの件について悪役担当のシアンさんどう思いますか!」
シ「そうね!いろんなものを消して回る大会とk」
オ「はい!次は何気ほぼ全作でてる界瑠さん!」
界「そだねーこの月に合う企画とか?」
オ「・・・いいんだけど他の人と被っちゃうんだよなぁ。もっとこうクワガタの小説だけの特別な企画を・・・」
界「注文の多過ぎる料理店だなぁ。」
オ「あとで宮沢賢治さんに謝ってきてください。」
亜「というかこれもはや小説じゃなくてただの茶番じゃないですか!地の文見当たりませんよ!?」
オ「安心してください!茶番ですから!」
無「ふざけんなカリブ海に沈めるぞ」
オ「ごめんなさい許してください」
無「判ればよろすぃ。」
オ「というか本当にどーすんのさ!」
剣「いやどうするも何もお前が我侭言わなきゃいいだけでは」
オ「五月蝿いな一作しか登場してねぇくせに!こちとら全作出場だぞゴルァ!」
シ「待て私の復活の時お前出てたか」
オ「あれはナレーションやってたんで。」
ベ「いつの間に!?」
オ「うるせーですよ脇役!」
セ「あーもうカオスだ・・・」
オ「そうだ春の茶番祭りとかどうですk」
春「却下!」
オ「酷過ぎる。」
清「というか上に書いてあるじゃない「小説のためだけのスレですので不要な書き込みはご遠慮ください」って!」
陽「つまり不要ではないと作者は思ってるわけだ。」
恋「ぎゃーやめてくださいメタ過ぎます!」
オ「というか何このオリキャラのオンパレード!」
シ「企画だから別にいいじゃない。」
オ「待てエクスさんとかどこ行った?」
春「黒歴史は消される運命。おk?」
ベ「死んでるという設定上出れない奴もいる。おk?」
オ「アッハイ。」
蛾「待てじゃあなんでお前はここにいるんだ」
オ「そりゃレギュラーですし。」
剣「そ、そういうものか・・・?」
眼「というかさっさと決めない!?ババ抜き最強決定戦とかでもいいじゃん!」
オ「それじゃ参加しにくいだろーが!」
界「なんだこの料理店。」
オ「料理店じゃないで・・・・・・ん・・・・?」
無「どうしたオワタ!とうとう人生の終わりが・・・」
オ「ちげぇよというか既に終わってるよ!」
清「じゃあ何なのよさっさ答えろ!」
オ「何語喋ってるんだお前は!・・・というわけで!今回の企画決定しました!」
界「あ、マジ?」
恋「早くしてください!画面の前の皆さんそろそろ怒ってますよ!」
オ「えー、笑ってくれてると思ったのに。」
蛾「こんなの笑えるか!さっさと言え!つーかメタい!」
オ「・・・判りましたよ!題して!」

「100話記念パーリィ~!」

亜「・・・・被らせたくないって言ったのどこのどいつですか。」
オ「ちょちょちょ待って待って待って!内容が違うの!名前はアレでも!」
シ「つまりどういうことだってばよ?」
オ「説明は最近出番の無い陽理さんに任せました。」
陽「りょかーいです。
これは100話達成しましたパーティが行われるというポスターがあちこちに貼られ・・・という設定で始まります。
パーティに来るか来ないか連れてかれるかも皆さんの自由です。
そして、そのパーティ会場の食堂で、皆さんのオリキャラさんが料理を作る事になるんですね!人手不足ということで!
当然ダークマターを作らせてもいいし、ゼロツーを作らせてもおっけーです。
だけど作るだけじゃ流石につまらんのでね!今度は皆さんのオリキャラさんがそれを食べることになります。作った人自身が食べてもいいし、他のオリキャラさんにあげても、我々に押し付けても・・・おっと失礼。
まあ、つまり「作る側」と「食べる側」に分かれてパーティやろーぜ、という企画の訳です!
解り難くてごめんなさいね!」
オ「次にお前は「くだらねー・・・小学生並みの発想だ・・・」と言う・・・」
亜「ほんとに言いそう。」

オ「判んないことがあったら作者読者交流用で!不審者見つけたら110番!関係ないね!ちなみに自由参加です!別に参加表明とかしなくても取り敢えず書き込んじゃえって感じでいいですからね!それでは説明は以上!
・・・・とーいーうーけーでー?」

『さあ、パーティの始まりだ!!』

(次の書き込みからスタートしますね。このまま始まるというのは流石におかしい気がする)

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/23 (Tue) 19:19:55

それじゃあ始まりますよ!
もう適当に参加しちゃってくださいね!

オ「・・・・・(ぺたぺた)」
亜「・・・・・(ぱらぱら)」
オ「・・・・・(ぺたぺた)」
亜「・・・・・(ぱらぱら)」
・・・何やら不審な二人組が、黙々とポスターを貼っている。
そのうちの一人がしばらくして声を上げた。
オ「なあ亜流波。」
亜「なんですかゴキブリ。」
オ「なんか喋ろう?」
亜「・・・喋る事無いですよね?」
オ「でしょーね。」
会話が終わり、また二人はぱらぱらぺたぺたポスター貼りを再開する。
そのポスターには、こう書かれていた。
『クワガタの小説100話記念パーリィ開催のお知らせ』
・・・待て、なんだクワガタって・・・

とある日の幻想郷。
相変わらず霊夢は神社の縁側でお茶・・・に見せかけた白湯をごくごく飲んでいた。
この時の巫女は、今日もいつも通りの一日になるだろうと思っていただろう。
しかし、その考えは大きく引っくり返されることになるのだった。
霊「・・・さて、たまには出かけるかな・・・」
これは、あの異変から三ヶ月程過ぎた日のことである・・・・

霊「・・・今日も平和ねぇ。ププ〇ランドの住人みたいに平和ボケしそう・・・・・・うん?」
霊夢は散歩中、一つのポスターを見とめた。
霊「・・・何よこの張り紙・・・・・・・・・・・・・・・・・」
霊夢はしばらくそれを読んでいた。
一行読むごとに、何故か霊夢の周りの気温が上がっていく。
そして最後まで読み終わったとき、霊夢は走り出した。
霊「・・・何怪しい事考えとるんじゃあいつらはーっ!!!!」
実は、これが理由ではなくただタダ飯が欲しいだけなのだったが・・・

さて、霊夢はすっごいデカいドーム状の建物を見上げていた。
霊「・・・すげぇ・・・どうやったらこんなん作れるのよ・・・」
いや、こんなとこで足を止めてはいけない。
霊夢が早速入ると・・・
オ「へいよくぞ来てくださいました!100話記念パーティへ!」
早速得体の知れない生物が飛び出してきた。
霊「うわっ!?いきなり出てくるな・・・」
しかし霊夢は言葉を最後まで紡ぐことが出来なかった。
オワタに無理矢理引っ張られ、椅子に無理矢理座らせられたのだから。
オ「さぁ取り敢えずこちらに座ってくださいな!料理出来るまで時間掛かりますんでぇ!あとお金は要らないからね!」
霊夢はもう何がなんだか判らなかった。
ただ一つ、絶対に碌でもないことが起きる事は判っていた。
霊夢がふと横を見ると、オワタがブツブツ何か言っていた。
オ「さてさて、この料理パーティ。成功するといいな・・・・ん?」
どうやら料理パーティということになっているらしい。
だが、そこにイカが現れる。
なんか凄い美味しそうだった。
が、それを忘れそうな程のオワタの大声が耳に入ってきた。
オ「ぬわにぃぃぃぃ!!食堂係が逃げ出したダァー!?」
それにイカは答える。
無「なんとも自分探しの旅に出るとかなんとか・・・」
オ「なんだよそれ!なんなんだよそれ!なんだってんだよそれ!ちきしょーこれじゃパーティが成立しな・・・・・・・・・・・・・うん?」
オワタがチラリとこちらを見る。そして、途端に黒い笑顔をし始めた。はっきり言って気味が悪い。
オ「くふふ・・・・そうだ・・・いい事考えた・・・」
霊夢はイヤーな予感がし、逃げ出そうとしたが出口にいるシアンの視線が怖過ぎて立つことすらかなわなかった。
・・・・さぁ、これからどうなってしまうのか・・・


それでは始まり始まり~!

Re: \(^o^)/の小説 - べに

2016/02/23 (Tue) 20:02:45

えーと、参加してもいいのかにゃ?

べに家のばやい

「ひゃくわきねんパーティーですって!どうしますか水蓮さ…なーんだあんたか」
アンナがポスターを見ながら振り向くが、そこにはべにしかいなかった。
てかアンナよ、水蓮はとっくの昔に死んだゲフンゲフン
「まあいいだろ?どうせお前も連れいないんだし一緒にいこうぜ」
「あーうっさい!もう仕方ないなあ!いけばいいんでしょいけば!」
二人は開場へ急いでたどり着いたが、そこで食堂係がいないと知り
ただ飯が食えないことに絶望した。
「つか帰ろうにもあいつの目が怖いから逃げれないんですけどね~…」
べにがちらりと出口前にいるシアンを見ると、シアンはちっと舌打ちをした。
「我慢ならない!主催者をよんでください!はやくただ飯食わせろ!」
「あのさアンナ、多分これ俺達が作んないといけなくなるパターンだぞ」
アンナはただ飯が食べれない上に、もしかしたら、いやもしかしなくても自分たちで作らないといけないかもしれない
という状況にさらに絶望し、テーブルのそばでうずくまった。

こんなんでいいのかしら…

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/23 (Tue) 20:58:17

問題ないでっせ!

オ「・・・おっおっおっ?客だ!」
オワタが目を輝かせる。
反対に、アンナ達はすげぇ暗い目をしていた。
オ「よくぞいらしてくれましたと言いたいところでしたが、あいにく食堂係が旅・・・・消えてしまったので、貴方に料理を作って頂きたいのですが・・・」
二人は断りたかった。が・・・
オ「よかったぁ!それではちょっと来てくれますか?」
勝手に許可したことにされてしまった。
そして、オワタは・・・・
アンナだけ連れて行った。
ア「え?」
オ「いやいや。ほら。お前の方が美味しい料理作れそうだったし。一応パーティだから美味いもん食べさせないと・・・」
ア「え・・・というか誰もいいって言ってないよ!ちょっと!?ちょっとー!?」
ということで、べにだけがそこに残されたのだった。
べ「・・・どうしてこうなった?」

さぁアンナさんはどんな料理を作ってくれるのでしょう!

Re: \(^o^)/の小説 - べに

2016/02/23 (Tue) 21:21:41

よかった…( ´∀`)


キッチン

「さーて、どうしよう…」
アンナにとっての美味しいもの=ダークマター
なので、頭を抱えていた。
「まあ、適当に卵でもやこう…水蓮さまに食べさせると思って…」
アンナはなれた手つきで卵をわり、かき混ぜるとフライパンに薄く引く
すごくいい匂いがするのだが、味覚バスターのアンナには嫌な臭いに感じる。
一秒でもはやく臭いを嗅ぎたくないアンナは、薄焼き卵の上に、あらかじめ用意してあったチキンライス(ダークマター)をのせると
皿に移し、きれいに盛り付けた。
卵まではよかった。チキンライスはダメだ。
一部始終をチラ見していたべにはぶるっと身震いをした。
「できたよー!」
アンナが叫ぶと、オワタがやって来てうるさいとアンナを叩いた。
が、アンナの帽子が変形するだけに収まった。
(ヤバイ…あんなごみ飯絶対食べたくねぇ…)
べには震えが止まらず、汗をたくさんかいていたそうな

味はリバース余裕でした。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/23 (Tue) 21:53:33

オ「よし。出来たっぽいしこうして・・・と。」
オワタはいつの間にかアンナの料理を複数作り、食堂に並べておいた。
余りの異臭に、思わずシアンは鼻をつまむ。
それにくらべてオワタは嬉しそうだ。
オ「いやはや、期待通りの料理を作ってくれました!この調子でがんがん料理作ってもらいましょう!」
こいつもよっぽどの味覚バスターだった。
霊夢は一刻も早くここから立ち去りたかった。
が、それも叶わないと悟ると、思わずテーブルに突っ伏した。
このままでは犠牲者がどんどん増えてしまう。
一体どうなるのか・・・

Re: \(^o^)/の小説 - (´・ω・`)

2016/02/24 (Wed) 16:52:29

兄貴参加させて下さい何でもしますから

し「クワガタの小説100話記念パーリィ・・・?オワタの奴何を間違えて・・・・」
しょぼん、ポスターを眺めております。
し「でも・・・いい料理が食べれるかも・・・〇ーゲ〇ダ〇ツとか」
そう思って、来てみたものの。
しょぼん、またも震えております。
し(こ・・・・恐ェ!なんだあの真っ白シロスケとかは!それにすっからかんやん!その上あれは・・・暗黒物質!あれ・・・食べんの!?)
見ると、オワタが高笑いしている。
しょぼんは考えるより先にオワタに飛び掛った。
し「この野郎どういう事か説明しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

これで いいのだろうか
私には もう わからない・・・


Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/24 (Wed) 17:22:23

たぶん それで いいのだろう

オ「・・・キエエエアアアアア!!シャベッタァァァァァ!!」
突然の事にオワタは目玉が飛び出しそうな顔をしている。
霊「五月蝿い・・・五月蝿いぞ・・・今私はこれをどう攻略するのか悩んでいるのだ・・・」
霊夢は置かれたダークマターを前に震えていた。
これを食えというのだろうか。
オ「あはいごめんなさ・・・・じゃなななな!しょぼんさん落ち着いてくださいうめぇ棒0.1年分あげますから!」
し「誰が得するのそれ!?」
慌ててオワタが説明する。
食堂係がたb・・・失踪したこと。
そしてそれをどうにかするべくアンナさんが立ち上がってくれたこと。(嘘)
それを聞いたしょぼんは、しばらく考えた。
そして、嫌な考えが頭を過ぎった。
しょぼんは素早く立ち去ろうとしたが、真っ白しろs・・・・シアンの視線が恐くて動けない。
すると突然オワタが目を輝かせた。全く、いつから演技が上手くなったのか。
そんなことを考えていると、突然手首を掴まれた。
し「・・・え?」
オ「料理を作ってくださるのでしょう?いやはや、渡る世間に鬼は居ないものですね!それでは、頑張って作ってくださいね!」
し「えっちょおまああああああ!?」
というわけで、しょぼんは見事に食堂へ出荷されていった。

さあ、しょぼんさんはどんな料理を作ってくれるのでしょう!

Re: \(^o^)/の小説 - (´・ω・`)

2016/02/24 (Wed) 19:51:44

さあ、闇の料理の始まりだぜ!

し「・・・っていっても・・・」
さて、食堂に出荷されたしょぼんですが。
し「何作ればいいの!?」
しょぼんの主食はカップラーメン。して、料理はまるでしないのだ。
し「とりあえず・・・そうだ!」
しょぼんは冷蔵庫からパイシートを取り出すと、適当ながらパイを作り始めた。適当とはいえ、結構・・・上手くなかった。まず、パイを焼くのがまずい。
火が通りすぎたわけではなかった。火力が足りず、白いままなのだ。次に、材料。
し「そういやオワタのやつ、ヒトデ不足とか言ってたな・・・名居前~。」
そうして、名居前からヒトデを大量に取り寄せて、パイを作った。他に、ミカンパイやらアップルパイはともかく、イカパイやらタコパイやらゼロツーパイやら色々おかしいパイも作った。しかしなぜか本人は気づいていない。
そしてしょぼんは嬉しそうにパイを運んで来た。
し「出来たよーーーー!!」

皆さんの反応はいかに?

Re: \(^o^)/の小説 - 人形

2016/02/25 (Thu) 13:16:45

参加しまーす

平凡な麗香さんが通ります←

麗「霊夢〜、お昼いら…ないの……え?」
麗香の目の前には汗を流しながらよくわからないものを見つめる娘と、ニコニコしながらタコやらイカやらを生やしたパイを持ったしょぼん、ひたすら睨みをきかせるシアン…修羅場がひろがっていた
麗「帰るわ」
オ「えー、参加してくださいよー」
麗「いやよ…お邪魔しまし霊「待ってぇぇぇッ!見捨てないでぇぇぇッ」うッ…」
さすがに愛する娘にいわれると帰るに帰れない麗香
麗「…何すればいいのよ」
オ「料理作ってください」
麗「なんだ、それだけ?いいわよ、キッチン借りるわね」
麗香はキッチンにむかうと、前二人の料理のあとの残骸に顔をしかめた
仕方ないので、掃除をしておいた
麗「さて…折角だしこの前咲夜に教えてもらった、たると?とか言う洋菓子…作ってみるかなぁ」
麗香はテキパキと下生地をつくりあげると、綺麗にイチゴを飾り、皿に盛り付けた
麗「ふんふん、まぁ初めてにしては上出来かしら?」
麗香は皿を持ち上げると、会場にむかい歩いていった

オ「あ、何か普通に美味しそうな匂いがする…しまったな…料理うまい人だったか」

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/02/25 (Thu) 16:34:40

さて、会場に来ていた皆さんはダークマターやら謎パイやら食べさせられて暗い顔をした奴ばっかだったが、麗香のタルトを見ると地獄で仏に会ったかのような顔で美味しそうにそれを食べていった。
それをうーんと見ていたのがオワタだった。
オ「パーティだから美味しいもん作ってくれるのはありがたいんだけどなぁ・・・これだと面白くないというか前者がおかしすぎた。」
しかし、何よりも来てくれる人が少ない。
来るのは大抵モブばかり。作られる料理もそこまで特徴的ではないのだ。
そこで、オワタはさっきのオリキャラオンパレードから一人連れて行くことにした。
というわけで連れて来られたのは・・・
亜「なんで私が・・・・ブツブツ・・・・」
キッチンを恨めしそうに見つめている亜流波さんだった。
亜流波は一人暮らしだからそりゃまあ料理くらい作れるが、姉&妹が引っ越してきてからは二人の持ってきた物で腹を満たしていたのだ。
よって料理は得意ではない。
そこで、姉が持ってきた「てれび」とやらでやっていた料理を作って見る事にした。
亜「ぐらたん・・・・だっけ。どうやって作るんだろ・・・・?」
そんな作り方もわからない料理を作って見た結果がこちらとなります。
凄い異臭。
凄い見た目。
凄い味。
勿論悪い意味で。
亜流波流ぐらたんの(平仮名重要)作り方はこれだ。
1:クリームと牛乳を適当に入れます。
2:ベーコン、人参、ほうれん草などを適当に突っ込みます。
3:最後に焼いて完成です。
いくらなんでもこれは酷い。
それが運ばれてきた瞬間、さっきまでの皆の笑顔が凍りついたのだった。

Re: \(^o^)/の小説 - べに

2016/02/25 (Thu) 19:12:53

二回目もいいのかな?

「わ~い!ダークマターだ!」
美味しそうにダークマターパイを頬張るアンナ。
そんなに美味しそうに食べると、美味しそうに見えてくる。
「もういやだ…誰か助け…んぐっ!?」
死にかけのべにの口にぐらたんが突っ込まれる。
もがもがと暴れていたべにだが、ぐらたんを飲み込むと意識を飛ばした。
「色々カオスな状況になっちまったな…」
「そうね白鬼、きらりん!」
「カエリタイ」
遠くのモブキャラたちに紛れて、幻想組は偵察を行っていた。
「よし、帰るぞ」
白鬼が出口を目指す、この騒動に紛れて逃げ出すつもりだ。
が、しかしそれは霊夢によって阻まれた。
「あんたらだけ逃げるなんて許さないからね…」
霊夢はにっこりと笑いながら白鬼を連れていこうとする。
「ま、待て!…私より愛の方が上手いぞ」
どうにか逃れようと、白鬼は愛を身代わりにした。
愛はすごい目で白鬼を睨み付けたが、厨房へ連行された。

厨房
「うーん…愛ちゃんまともなごはん作れるかしら…ん!きらきらりん!TKG作戦だ!」
愛は極上のTKGを作り出す。
極上の卵を、極上のごはんの上に割る…これは酷い。
「できたー!…でももう一品、じゃあちょこくっきーってのにしましょ!」
数分後
そこには焦げたクッキーが大量に作られていた。
愛は、そのへんに落ちていた紙を拾い上げると書いてある文章を読んだ。
『それはちょこくっきーじゃねぇよ!ただの消し炭だ!byナノ』
びりびりと破り捨てると、愛は二品のごみ飯をテーブルに並べた。

「だめだこりゃ…あいつ多分クッキーをフライパンで焼いたな…」
オワタは若干笑いを堪えつつ、ごみ飯を見つめた。

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/03/03 (Thu) 18:15:47

これまで作られた料理を五人組がまとめて食ってくれるそうです。
つまり今回はこれまでのまとめ回ですね!
まだまだ続きますけどやはり人が足りない
ちなみに二回目も三回目もやっちゃっておけですよ!

秋「ななな・・・なんてやばそーな料理なんだ・・」
雫「食べたくないわ・・・凄い食べたくないわ・・・」
五人組もやってきていたようだったが、やはり全員嫌な顔をしていた。
だが、食わないと間違いなく出口で睨みを利かせているまっしろしろすけに消されてしまう。
嫌々ながら、まずはオワタ製味噌汁を飲むことにした。
いつの間に作っていたのだろうか。
味はそこまで悪くはなかった。
しかし、何故味噌汁なのか。
というのもオワタはこれしか作れないのである。
他の物を作ると大変な事になるので、ずぅっと味噌汁ばっか作ってた結果いつの間にか味噌汁作り能力だけ特化していたのだった。
そして、五人組は次の料理を見た。
アンナ製だーくm・・・チキンライスの乗った卵だった。
入「・・・うわぁ。」
入那はどうにかして卵だけ食ってライスを残せないかと考えたが、考えるだけ時間の無駄だった。
一方流々は・・・
流「鼻つまめば味感じないって小学生の時先生が言ってた!」
ということで、平気でだーくまt・・・チキンライスを飲み込んだ。
結果がこれである。
流「・・・うげぇっ!?」
流々は勢いで机に頭突きを食らわせた。
おいしくなかったようです・・・(トモダチコレなんちゃら風に)
さて、五人組は苦戦しながらもなんとかだーくまt・・・料理を食べることができた。
しかしそれでは終わらなかった。
雫「・・・・・・うええ・・・まだあるの・・・?」
今度は山のように乗せられたパイであった。
どのパイも白い。白い。
更にほとんどのパイにヒトデが乗っていた。
秋「んぐぐぐー!んぐぐー!んぐぐー!」
秋架が一遍に食べようとするも、喉に詰まらせる。
雫奈が横を見ると、もう食べるしかないと思っているのか沙李歌がもぐもぐむしゃむしゃ勢いよくパイを食べまくっていた。
さあ、地獄のようなパイ地獄を越えた五人組の顔は青ざめていた。
全員喉に詰まったらしい。だが、シアンさんが上手く喉に詰まっていたパイを消したのでなんとかなった。一歩間違えたら一大事だった。
さて、五人組が次に見たのはとても美味しそうなタルトだった。
しかしもう五人組はこれまでの料理のせいで脳が腐りきっていた。
こんなに美味しそうなタルトでさえ不味そうに見えてしまう。どれだけこれまでの料理が不味かったんだ。
タルトは取り敢えず後回しにして、次にぐらたん(平仮名重要)を食べる事になった。
恐ろしくどろどろで不味い。
更に適当に入れられた具と全然マッチしていなかった。
しかし五人組の脳はもう腐っている。そんなことどうでもよかった。
そして今のところの最後の料理が二品のごみ飯だった。
しかしこれまでの料理(タルトとかは除く)よりはマシだった。
特にTKGはどちらかというと美味しいほうだった。
しかし問題は残ったけしずm・・・ちょこくっきーだった。
さっきのTKGで腐りきっていた五人組の脳も少しはよくなったものの、これを食うとまた腐ってしまう。
ということで、先ほどのタルトに手をつけた。
美味しい。すっごく美味しい。
もぐもぐ行ってるうちに、五人組の脳は完全回復した。
そのまま置いてあったちょこくっきーに手をつけた。
美味しくなかった。
吐いた。
先程までの美味はどこへ行ったのだろうか。
しかし、五人組は料理を食べきれた事をまず喜んだ。
・・・まだパーティが続くとは知らずに。

最後のほう適当なのは気にするな!

Re: \(^o^)/の小説 - 人形

2016/03/04 (Fri) 09:20:34

霊「うぇぇぇ…はきそう…」
麗「あ、そうだ。こういうときこそ…」
瑠「麗香様〜、連れてきました」
斗「なになに!?何で俺連れてこられたの!?」
瑠璃に担がれて登場したのは、毎回こういうイベントのたび連れてこられる麗斗である
斗「なんとなく把握したけどさ、あのダークマターは流石に無理だわ!だから俺、料理側に逃げるね」
それを聞いてまわりの人たちはぶるりと震えた
麗斗の料理など想像がつかないからだ
イメージ的にはまたダークマターが生まれる可能性がある
これ以上は勘弁してほしい
麗「(あー…残念ながら…)」

数分後

斗「できたぞ」
全「ビクッ」
全員がそろりそろりと料理をみてみると
霊「え?」
そこにはダークマターどころかとても美味しそうなふわふわのオムライスがあった
斗「チャーハンもあるぞー、いっぱい作ったし食え食え」
かちゃりかちゃりとお皿をおく麗斗に誰も反応することができずにいた
麗「あいつ昔から料理だけは上手いのよ。小さいころ自分で作って食べなきゃならなかったからね」
斗「んでもって今、食事処で働いてるからさー」
麗「え、初耳」
斗「ていうか俺いま仕事中だっ「くぉら馬鹿麗斗ォォォッ」げっ…赦菜」
赦「何で勝手にいなくなっとるんや!心配し…ちゃう!今仕事中やろ!はよかえるで!」
斗「ごめんって、じゃぁなぁ〜」
ばたばたと慌てて出て行く麗斗を横目に一同は残されたチャーハンを見る
さて、見た目はかなり素晴らしいが味はどうなのだろうか

麗「美味しいのよ、麗斗の料理」
霊「んー、でも母さんの料理がいいわ」
麗「作ってくるわ(真顔)」
その後、霊夢だけ麗香の作ったシチューを堪能しました

赦菜は後ほど書くサブキャラメインストーリーに登場します
一応オリキャラ設定のところにも書きます

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/03/10 (Thu) 18:46:44

そろそろ締めますね

さぁ、なんやかんやあったパーティもそろそろおしまいだ。
なんということでしょう。あんなに綺麗だったパーティ会場が、凄い汚れているではありませんか。
しかしそんなこと知らんと言わんばかりに、オワタは時計を確認しながら、これまでのことを思い出していた。
オ「しかしいろいろありましたねぇ・・・やみのりゅーとかいう厨二感満載の異変とか、船ずどーんしてきたりとか、神様大暴れとか。どれもストーリーめっちゃくっちゃでしたけど。しかしこれまで続けられたのも・・・・みなさんの・・・・・・ん・・・?」
オワタがふと横を見ると、すげぇ顔をしたいろんな人が立っていた。
あまり聞きたくは無かったが、一応聞いてみた。
オ「あ、あの・・・なんです?そんなゴキブリをゴキブリホイホイに見事引っ掛けた人間のような顔をして。」
霊「例え判りにくッ!!
・・・・じゃなくて。
さぁ!あんなポスター貼って我々を釣った上、よくもこんな、もん食べさせやがったわね・・・?」
オ「・・・え。」
見ると、後ろのほうにはこれまでのなんかいろいろあれだった料理を手に持った被害者否お客さんがいた。
そして、こいつらも全員ゴキブリ以下略のような顔をしていた。
オ「いやいや待って!料理は自分が作ったわけじゃぁないし、釣られたほうが悪いんじゃ・・・」
オワタが必死で説得しようとするが、無駄だった。
その理由はまあ、ここから先の展開を見れば判る事だろう。
霊「問答無用ッ!さあ皆コイツに好きなだけ料理食べさせてやりなさいな!」
オ「えぇぇぇ!?待ってよこの締めどっかでぎゃあああ!!」
オワタの必死の願いも虚しく、オワタはきっちり拘束され、ありとあらゆるゴミ飯を食わされ、その場に倒れた。
霊「あー楽しかったわ!さあ帰りましょう!」
皆は霊夢を先頭に列を作って帰っていった。
その夕日に照らされた後姿は、まるで下校する小学生のようであった。
・・・・言い方をシリアスっぽくしても内容がアレだとなぁ。

というわけで、無事パーティは大成功しましたとさ。
オ「成功じゃねぇよむしろ失敗だ!つーかこの終わり方あれじゃねぇ!?パクリ疑惑持たれちゃうよ!あと終わり方雑すぎんだr」
シ「えー、皆さん、今回のパーティ(?)のご参加有難うございました。こんな企画ができたのも皆様のおかげだと思っています。これからも作者は小説投稿をがんがん続けていきます。今まで通りのクオリティ&投稿ペースですけれども、そこは冷たい目で見守ってあげてください。
では、これにて100話記念企画を終了します。またいつか~。」
オ「ああ~!!締め役取られた・・・・脇役のくせにぃぃぃ・・・・」
おしまい

うんまあつまりは、そういうことですはい。(意味不)
さあこれからは悟織屋さん再開していきますよいよい!
再開するする詐欺じゃないから安心してください
ちなみに次回作の内容を既に考えております。いつ終わるかもわかんないのに・・・
さあそんな無計画ヤローの明日はあるのか!?
次回へ続く!(謎)

Re: \(^o^)/の小説 -  \(^o^)/

2016/03/31 (Thu) 17:55:33

そろそろ再開しないとうわああってなりそう(謎)

悟織屋異変録第十五話「もう一人の界瑠」

蛾「ま、待て・・・何でこんな所に界瑠が?」
蛾瑠はやや混乱していた。
普通なら地上でぶらぶらしているはずの界瑠が、こんな目立たない崖にいる。
界瑠は、早速説明を始めた。
界「まあ、一度落ち着け。・・・まあ、確かに私がこんな所に居るのはおかしいかもしれんな。お主から見れば。
まあ、実を言うとだな・・・・この幻想郷に界瑠は三人いる。」
そう言い、界瑠は上に人差し指と中指と薬指を突きたてた。
蛾「・・・はぁ?三人だぁ?」
蛾瑠は知り合いが全国放送の番組に映ってた時のような目をする。相変わらず例えが判りにくい。
界「そうだ。まず一人目は、皆様ご存知の地上の界瑠。二人目は、空から幻想郷を見つめる、天空の界瑠。まあ、今は界瑠という名前ではないみたいだがな。そして三人目は、この私、地下の界瑠。それぞれ担当の場所を見回り、その場所の秩序を乱す者が居た場合はそれを処理する。まあ言うなら「ぱとろーる」しているわけだ。」
蛾「はぁ・・・そして今、こうしてたまたま出会えたというわけですか。」
界「そういうことだな。」
説明を受け、蛾瑠はなるほどと言うように頷く。
だが、まだ聞きたい事はあった。
そう。魔理沙が何故死んでいるのかである。
すると、界瑠はまるで蛾瑠の心を読んだかのように語り始めた。
界「・・・全く、哀れな奴よのう。あの時人形を燃やしただけだというのに、このような有様になろうとは。」
蛾「はぁ?人形?」
覚えている人が居るかも知れないが、これは闇之竜異変の時の話だ。何話かは忘れたが。
蛾瑠はあの異変の時居なかったのだ。知っているはずが無い。
界「今は昔の話よ・・・・・・・・・・・・・・さて。」
話を終え、界瑠は少し空を仰ぐと、蛾瑠を睨んだ。
その視線は棘のように蛾瑠の心に刺さる。
しばらくして、界瑠は口を開いた。
界「・・・人間。お主はこの異変を終わらせたいか?」
蛾瑠は少し考えた。
これ以上首を突っ込むと、自分も死ぬかもしれない。
しかし、その時みんなの顔を思い出した。
ここで俺が諦めてどうする。
それに終わらせたくないとか言ったら、それはまるで黒幕に協力すると言っているみたいじゃないか。
俺は、力強く言い放った。
蛾「・・・・・・・・・終わらせたい。聞くまでもないだろ。終わらせたくないと言う奴がどこにいるってんだ。」
界「・・・そうか。では。その思い、戦で私に示すがよい!」
突然そんなことを言い出したかと思えば、界瑠はいきなり剣を取り出した。
蛾「・・・えっ?」
界「ボケっとするでない!」
何が起きてるか判らない蛾瑠のすぐ横に、剣が突きつけられる。
もう少し左に居たら確実に刺さっていただろう。そう思うと身震いする。
とにかく、戦わなければいけないようだ。
状況を理解し、蛾瑠はゆっくりと剣を抜く。
界「さあ、来い。この異変を終わらせる気があるのなら。」
そう言われ、蛾瑠は界瑠に斬りかかる、が、軽くかわされてしまった。
攻撃後の少しの隙を狙い、界瑠が剣を突き刺そうとする。
それを上手く体を捻り、避ける。
しばらくは、これの繰り返しだった。
それが10分程続き、段々蛾瑠のほうに疲れが見えてきた。
それを自覚したか、蛾瑠は一度距離をとった。
蛾「・・・ここで何かしなきゃ負けるな・・・・・・・そうだ。」
蛾瑠はポケットからスタンガンを取り出した。
そしてそれを、
投げつけた。
界「ッ!?」
突然の事に反応が追いつかない界瑠の額に、スタンガンが命中した。
界瑠が怯んでいる隙に、蛾瑠は界瑠の首を斬りおとす・・・・
直前で、剣を止めた。
界瑠はしばらく固まっていたが、やがて高笑いし始めた。
界「はっはっはっ・・・やりおるなぁ、人間・・・・お主の思い、しかと伝わったぞい。」
界瑠が剣を仕舞う。
それに続き、蛾瑠も剣を仕舞った。
界「・・・人間。これを持っておけ。きっと、役に立つだろう・・・」
界瑠は蛾瑠の手に、特殊な形の小さな置物のようなものを持たせた。
よく見ると、それは白く、鈍く光っていた。
蛾「なんだこれ?」
界「・・・・それは、私の口からは教えられぬな。だが、これだけは言える。必ず、いつかそれを使うときが来るはずだ。・・・・私はこれで失礼。」
そう言い捨て、界瑠はどこかへ飛び去っていった。
蛾「あっ、待て・・・・・・・」
蛾瑠が追いかけようとしたが、気付いた時には蛾瑠の目の前から界瑠は消えていた。
蛾「何だったんだ・・・・?」
蛾瑠は首を傾げながら、さっき受け取った置物を見つめていた。
続く。

投稿遅れてごめんなさい。
次も多分遅れます。(おい
なんかこいういう追加設定をすると元の設定と矛盾が生じそうで怖い・・・

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/04/30 (Sat) 23:06:47

五人組シリーズ始めます!(唐突)
理由はネタが無いからさ((
悟織屋さんと同時進行になるけどこっちは今まで通り一ヶ月一回投稿だから何とかなるはず((

1~100まで茶番ですのでそーゆーの興味ない人は今すぐオワタの小説を読むのをやめましょう((
久しぶりの投稿だからいろいろおかしくなってるけど気にしないでくださいね((
それと急ぎで投稿してるから適当ですごめんなさい。

五人組の冒険(?)第一話「旅の始まり」

とある昼下がり。五人組はいつものように(?)空き地に集まり話し合っていた。
秋「さて!今日の話し合いの内容ですが!」
雫「ちょ待ちなさい何いきなり始めてるのよ!話し合いするなんて聞いてないわよ?」
秋「今言ったからね。」
雫「ふざけんなゴルァ。」
秋「すいませんでした。」
いきなり茶番から始まる話し合い。この五人組ほんとに大丈夫か。
雫「・・・・・・・・・まあいいわ。で、何の話し合いをするのよ?」
少し気を落ち着かせ、雫奈はそこの土管に座る。
それを確認し、秋架は説明を始める。
秋「はい!今回の話し合いの内容ですが!最近まるで何も起こりません!平和過ぎます!これは深刻な問題です!」
入「いや何がどんな風に深刻なんだよ。」
秋「何言っちゃってるのですかイリーナさん!」
入「誰がの〇ハザ2の登場キャラだぶっ飛ばすぞ。」
秋「誠に申し訳ございませんでした。で話を戻すけど。」
秋架がやや強引に話を戻す。
いつまで経っても進まない話し合いに、さっきから未だ台詞が無い流々&沙李歌はイライラしていた。
秋「まあ要約するとですね。最近何も起こらないから私達で何か起こそうぜって事だよ。」
入「最初からそう言え。」
入那が呆れながら言う。
それに続けて、やっとこ流々が口を開いた。
流「何かって何さー?」
秋「それをこれから決めるのだよ!」
流々の質問に、秋架は土管が少し動くほど力強く立ち上がり答える。
周りから見たらただの変人だろう。
沙「とは言われても・・・・皆さん何か思いつきます?」
さっきまで黙ってた沙李歌の問いに、皆は何も答えられなかった。
やはりまだ小さい五人組の頭では思いつかなかったようである。
秋「・・・・と、いうことで今日も一日頑張りましょー。」
秋架が力無い声で手をグーにして挙げる。
雫「いやそれでいいのって・・・・ん・・・・・?」
雫奈がツッコミを入れた直後、突然ゴゴゴゴゴゴゴと音が響いた。
沙「ちょ、何事!?」
流「わわわ・・・・ナマ〇ン先輩が怒ったんじゃ・・・」
入「何故そこで某水地面ポケモンが出て来るんだよってか何で私達はいつもこんな危険なネタしかいえないんだよォォォ!!」
皆慌てている。まあ当然だ。いつも通りの会話をしていたら突然轟音が鳴り響いたんだから。慌てない奴はまずいないだろ
雫「・・・・最近の世の中はいろいろとおかしいわねぇ。」
いた。
まあそれは置いといて。雫奈除く五人はしばらく慌てていたが、やがて落ち着いてきた。
それを待っていたかのように、突然誰かが五人組の元へやってきた。
この村の役員だった。
その息は荒く、ここに来るまでにいろいろあったことを物語っていた。
ヤクイン「はぁ・・・はぁ・・・・申し上げます!遠くの山に謎の砦が現れましたァ!後村長がお呼びです!」
秋「ダニィ!?」
入「やめろこの小説消されるぅぅぅ!!!」
雫「早速何が起きたか村長に聞きに出かける!お前ら!付いて来い!」
入「人の話を聞けェェェェ!!」
・・・・・大丈夫かなこのシリーズ。

~役場~
さて、さっきの役員を先頭にして五人組は村役場に着いた。
そこには当然の如く村長がいる。
ソンチョ「えー、今日はよく来てくれた。で早速だが」
雫「ソンチョー!一体何が起きてるんですかァー!」
ソンチョ「うん君は人の話をちゃんと最後まで聞こう?」
雫奈が机を叩きつけて叫ぶが、軽く流されてしまった。
ソンチョ「でだね。さっきの轟音、聞いてただろう?」
村長の問いに、皆はうんうんと頷く。
ソンチョ「で、それと同時に砦が山に現れた事も役員から聞いているね?」
これにも五人組は頷いた。
ソンチョ「実はだね・・・・この前、お隣の幻想郷と此処の境目にある結界が破られちゃったんだわ。」
秋「え?それってやばいんじゃない?」
村長の言葉に秋架が反応する。
ソンチョ「今は直ってるんだがね。そのドタバタに紛れ込んで一部の幻想郷の妖怪がここに雪崩れ込んで来ちゃったんだよ。」
雫「えええ!?それってマジでやばい奴じゃ・・・・」
さっき平然としていた雫奈が、今になって焦り始める。
ソンチョ「うん。マジでやばい奴。で、さっきの音の話に戻るんだが。役員の調査で、その音は妖怪の仕業で、音の原因は地下にあった砦が地上に現れた時の衝撃であるということがわかったんだ。ちなみにその砦は妖怪達が作った物ということも調査でわかっている。」
あの役員、調査に行かされた上空き地まで走らされたのか。
入「でも何で妖怪共はそんなことを・・・・?」
入那が聞くと、村長は少し考えて言った。
ソンチョ「・・・・まあこれは私の予想なんだが。今回のドタバタで入り込んできた妖怪共は、自分達が自由に動けない幻想郷に嫌気が差していた。そして、妖怪共は自分達が自由に動ける世界を作る為、この世界に乗り込んだのかもしれない。」
村長のその言葉に、五人組はしばらく固まっていたが、同時に叫んだ。
五人「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
雫「死ぬんだぁ!私達は死ぬんだァ!」
秋「あばばばば あばばばばばば あばばばば」
入「落ち着くんだ私落ち着くんだ私」
流「あはは~・・・・この世界ももうおしまいかぁ~・・・・」
沙「妖怪が支配する世界・・・・一体どうなってしまうのですか・・・・!?」
もう全員慌てている。
それを落ち着かせようと村長が声を上げた。
村長「落ち着け!まだそうと決まったわけじゃないし、もしそうだったとしても何もできないというわけではない!」
雫「それつまりどういうことですかァァァ!?」
雫奈が叫ぶと、村長は良くぞ聞いてくれましたと言わんばかりに五人に木の剣と皮の防具を渡した。
五人「・・・は?」
突然装備を渡され、五人は目を丸くする。
全員意味がわかっていないのだろう。
それに答えるかのように村長は説明を始めた。
村長「もしも妖怪共がこの世界を支配しようとしているのならば、まだ妖怪共が勢いづいてない今こそそれを止めるチャンス。だがしかし、この世界の中で唯一妖怪と対等に戦える螺禰琉は今ここにはいない。幻想郷に頼るのもありだが、それはちょっとめんどくさい。そこでだ。君達はこれまでいろんな事を経験してきた。君達五人組の団結力があれば、妖怪を捻ることくらい容易いだろう。ということで・・・・・」
『妖怪退治、お願いします。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
五人「はあああああああああああああああああああああああ!?」
続く。

雫「次回予告!何故こうなった!何故こうなってしまった!何故こうならなければならなかった!どういう訳か妖怪退治することになってしまった私達!ほんとこれから一体どうすればいいんだ!大体村長は何で私達に頼ったんですかね他に人はいなかったのかよ!
次回!『こういうRPG的な展開で最初にするべきこと』
次回もゆっくりしていってね!」

というわけで始まりました意味不明五人組シリーズ!
書いてる自分も意味がわからなくなるほどハチャメチャなシリーズですけれどそれでも読んでくれるという神様のような人、次回をお楽しみにィ!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/06/02 (Thu) 20:51:02

五月中に投稿できなかったよちくせう!(殴

五人組の冒険(?)第二話「こういうRPG的な展開で最初にするべきこと」

さて視点は変わって例の空き地。
そこに集まっているのは当然いつもの五人組。
雫「・・・・で、勢いでおーけーしちゃったわけだけど・・・・・・・・どうしてこうなった!?」
雫奈がこれを見ろ!と言わんばかりに木の剣と革装備をカメラに押し付けてくる。こっち来んな。
沙「おおおお落ち着いてください雫奈さん!まだ焦る時間ではありませんとくりすとふぁーねいびす!」
沙李歌が必死に叫ぶ。お前が落ち着け。
入「さっぶ!」
秋「山田君炬燵一枚!」
雫「一『枚』・・・・?」
流「多分気にするとこそこじゃない!」
流れるように茶番をするこいつ等は一体。
雫「まあそんなことはどうでもいいわ!」
秋「いいんですかぁ!?」
雫「問題は!問題は!こういう時にまず最初に何をすればいいのかわからないのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
雫奈の叫びが青い空に響く。木霊でしょうか。
あまりにも五月蝿いので四人は思わず耳を塞ぐ。どうやったらそんな声出るんだとツッコみたくなる。
少し冷めたところを見計らって、秋架が手をパーにして大きく空に掲げた。
秋「はいはいはーい!私にいい案が」
雫「却下。」
秋「酷くない!?」
真顔で答える雫奈とそれに叫ぶ秋架。うんいつも通りだ。
雫「なーんて嘘よ嘘。で?その案って?」
秋「嘘つきはドロボーの始まりですよ奥さん・・・・」
入「テレビショッピングか。」
秋「まあなんでもいいよ!はいここで皆様に質問です!こういうRPG的展開でまず最初にするべきことはなんでしょう!」
秋架がやや強引に話を進め、皆に質問をふっかける。
雫「えーと、お買い物?」
秋「おかねが たりないですよ!」
入「ラスボス直行。」
秋「自殺願望者か。」
流「草むらに突撃!」
秋「博士に連れてかれるんですねわかります。」
沙「村民に話を聞く、とか。」
秋「村結構先なんですがそれは。・・・・ってか何で皆あれが出てこないの!?」
しばらく茶番が続いていたが、秋架の一声でそれは終わった。しかしよくこんなに茶番が続くなぁ。
雫「あれと言われてもわかんないわよ。」
秋「ほら。あれ。あのあれ。」
流「だからあれじゃわかんないって。」
入「祖母かな。」
沙「それグランドマザー。」
流石危険なネタ製造機β。下手したらこの小説が消されかねないネタをばんばん出してくる。ふざけんな。
秋「まあつまりあれですよ!レベル上げですよレベル上げ!」
雫「この世界にレベルなんて概念存在するのかしら。」
沙「中の人曰く存在するらしいです。」
流「おおメタいメタい。」
流石メタ発言製造機β。ばんばん危険なネタかましてくる。ふざけんな。
雫「でも別に他のでもよくない?レベル上げじゃなきゃいけない理由でも?」
秋「考えてみてよ。レベル上げしてればお金も溜まる。ラスボスにも勝てる。草むらは突っ込んでも何も出てこないし、村民はこの近くには居ない。会うためには妖怪ロード通らなきゃいけない。もうこうなったらレベル上げするしかないっしょ。」
秋架がべらべら説明する。噛まずに言えたなぁ。やればできるなぁ。
雫「・・・うーんそれもそうね・・・・んじゃちょっと行ってみますか。」
流「わーいはじめてのせんとうだー!」
沙「先頭?」
入「戦闘。」
そんなつまらん茶番を挟んで、五人は冒険の第一歩を踏み出した。
明るい明日と世界の平和と自分達の正義とお金のために。最後で全部台無しだよ。

スライムが あらわれた!(とうとつ)
秋「何で平仮名表記なんですかね。」
雫「それっぽさを求めた結果。」
秋「えー。」
入「それよりアレはRPGではおなじみのスライムか。」
入那がスライムをまじまじと見る。
雫「おなじみ、と言っても某有名RPGくらいにしか出てこなさそうだけどね。」
スライムの こうげき!
秋「悲しきかなスライム。」
流「一応他作品でもそれっぽいのは出てるけどね。」
沙「ちょっと皆さん相手が攻撃してきてるんですけどスルーですか。」
雫「ぎゃーいてー。」
5のダメージ!
秋「わざとらし過ぎない?」
入「新人役者かよ・・・・」
入那さんの呆れるような目。雫奈に効果はいまひとつ。戦闘とはなんだったのか。
沙「あの、いつになったらこちらから攻撃するんです?」
沙李歌が雫奈に聞いてみる。
雫「あ、これ戦闘だったわね。」
雫奈がぽん、と手を叩いた。忘れてたのかよ。
流「忘れないであげてくだせぇ。」
スライムは冷めた目でこちらを見ている。よくここまで我慢できたなぁとも思えた。
しかしそんなスライムにも容赦なく攻撃は飛んでくる。それも五回。
スライムと言ったら雑魚。五回も攻撃喰らったらお察し。ということであっという間にスライムは戦闘不能になってしまった。
流「やった勝ったー!」
子供みたいにはしゃぐ流々。
秋「正義は勝つのだ!」
カメラに向けて人差し指を突きつける秋架。こっち見んな。
雫「正義・・・・なの・・・・?」
そしてそれを頭に?マークを浮かべながら眺める雫奈。やっぱり戦闘になろうが何になろうが五人はいつも通りだった。

見事に初戦勝利を収めた五人組は調子に乗り、ガンガン敵を倒し、ガンガンレベルを上げ、ガンガン前へ進んでいった。いのちだいじに。
そうしている内に、次の村が見えた。やっと村だ村だと喜ぶ五人。子供か。
だがしかし、そのわいわいした空気をぶち破るかのように突然上から声がした。
?「ほほう。まさかここまで来れるとは。これは驚いた。おにーさんびっくり。」
とてつもなく低く、心臓に響く声。途中まではそれっぽい感じだったが最後の一言で台無しだ。
その声の主は、木の上から五人をゴミのように見下ろしていた。
雫「だ・・・・だ・・・・だ・・・」
五人「誰だお前はァッ!」
続く。

秋「次回予告!順調に進んでいた我々を止める声!闇に包まれる草原!そこに現れた謎の妖怪!そいつの正体は一体!?
次回!『地獄からの死者(?)』
次回も見ないであげてくださいね!
・・・・・・ふぅ。この台本書かれてるのが痛いなー。危ないネタ混ざってるし。まあいいや。」

はい今回も危険なネタ全開でした!ふざけんな笑えない!
そんな辺り一面氷河期になりそうなシリーズですけれどそれでも読んでくれるという仏様のような人、次回をお楽しみにィ!悟織屋さんはちょっとこれからのストーリー構成忘れたから待って!
・・・・見返してみて思ったけど日本語って何だっけ?()

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2016/07/06 (Wed) 20:07:57

いい加減悟織屋さん進めたがったがネタがあああ!ネタそのものがああ!ということでもう少しお休みさせてください(オイコラ
五月忘れた分消化できなかったんでもう五月分は無かった事にします。ふざけんな。

五人組の冒険(?)第三話「地獄からの死者(?)」
その五人をゴミのように以下略していた声の主は、黒いボディを輝かせながらニヤ、とすると口を開いた。
??「ふふ、よくぞ聞いてくれましたーらこーたーらk」
雫「蹴り殺すぞ。」
??「ごめんなさい許してくださいなんでもしませんから。」
流「ん?今なんでもするって・・・・」
??「言ってねぇよ。」
始まったばかりでこの茶番。画面前の皆さんもいい加減にしろよと思っていることだろう。メメタァ。
??「では今度こそ名乗らせてもらおう!俺の名前はチュウ・ボース!妖怪共のボスみたいなものだ!RPGでいう中ボスだな!そしてこっちは相棒の木!皆もぽk」
入「言わせねぇよというか相棒が木とか悲しい奴だなオイ」
チュウ「しょうがないじゃんボッチなんだよ!」
自己紹介を遮られたチュウ・ボースさんが涙目で入那に訴える。だが入那は見事にスルーした。
秋「ってかネーミングに関しては誰もツッコまないのね。おねーさんびっくり。」
雫「ツッコんではいけないと思った。」
秋「えー。」
チュウ「ツッコむなよ!絶対ツッコむなよ!」
五人「・・・・」
チュウ「ツッコめよぉぉぉぉ!?」
雫「い」
秋「や」
入「で」
流「す」
沙「!」
チュウ「ヒデー!ヒデー!」
謎のコンビネーションで相手に精神攻撃をかます五人組。ゲスい。しかもなんか一人何も喋ってねぇし。
チュウ「もう許さん!お前らにはここで死んでもらう!」
雫「そういうのは死亡フラグって言うのよ。」
チュウ「五月蝿い五月蝿い五月蝿いうるさいごがつなわーい!俺を怒らせたこと後悔するがいぃわぁぁぁ!」
チュウ・ボースは顔を怒りで真っ赤にさせながら言うと、木から飛び降りた。
ゴキィと音がした。
チュウ「いてぇぇぇぇぇ!?」

チュウ・ボースが現れた!
チュウ「ふはははははは!見てろよ!これが俺の旧・必殺技!」
秋「新じゃないんだ・・・・・」
チュウ「ええい!ごがつなわいわ!」
入「うるさい、な。あと作者使いまわしやめろよ。」
流石メタ発言製造機。今日も新鮮でもないメタ発言を持ってきた。ふざけんな。
チュウ「ええい!もうなんでもいい!五人組をこの世から消し去ってしまえー!」
チュウ・ボースはめんどくさくなったのか両手を組んで前に出し、力を溜めはじめた。
すると、その両手の真ん中から紫のエネルギー弾のようなものが出てきた。
そのエネルギー弾は、少しずつ大きくなっていく。
誰が見ても喰らったらやばいと思うだろう。
チュウ「喰らえェェェ!ネオアームストロングエキストラダイナミックハイパースーパーブーストトルネードストームゴゴゴゴゴブラスト!」
チュウ・ボースが技名を叫ぶと、エネルギー弾は五人組を簡単に覆えるほど大きくなった。それを五人組の方に向ける。
そしてそのエネルギー弾は。
次の瞬間。
ぱっと。
消えた。
と同時に。
チュウ「ほんきごーどふらいごみんごぉぉぉ!?」
チュウボースが宙を舞い、そのまま落ちていって地面に叩き付けられた。
そしてチュウボースが居たところには、雫奈が指をポキポキ鳴らせながら立っていた。
一体何が起きたのだろうか。
チュウ「オイ・・・・ゴラ・・・・卑怯だぞ・・・・」
チュウボースが地面にうつ伏せになりながらかすれた声で言う。
どうやらフルパワーで殴られたようだ。殴られたところが歪んでいる。どんな力してんだ。それともコイツが脆いのか。
雫「どっかの誰かさんも言ってたでしょ。最近の悪役はヒーローの変身を待ったりしないのよ。今回もそれと一緒。相手の必殺技が放たれるまで待つような奴は居ないのよ。そういえば何でヒーロー物の悪役は相手の合体技が放たれようとしている間わたわたしてるのかしr」
秋「雫奈さん雫奈さん。そこらへんでやめて。チュウ・ボースさん気絶してる今の内にととっと進んじゃいましょ。」
秋架がいつになく冷静だ。逆に気持ち悪い。
雫「・・・・ん、ほんとだ。じゃあさっさと村行きましょうか。なんか疲れたわ。」
ということで、倒れているチュウボースは放っておいて五人組はさっさと足を進めることにした。
沙「・・・・・そういえば私の台詞少なくないですか・・・・?」
流「気のせいじゃないかな。」
―――――――――――――――――――――――――――――
あの五人組が移動してから数時間後。
チュウ「ぐごごご・・・・アイツらぁ・・・・・アイツらぁ・・・・・よくもぉ・・・・許さんぞぉぉ・・・」
村の前に倒れていたチュウ・ボースは、なんとか残っていた力で立ち上がった。殴られたところがとてつもなく痛いが、まあいずれ収まるだろう。
そんなことより、あの五人組だ。
自分の必殺技を無理矢理不発にさせた上、無視してどっか行きやがった。
くだらん理由だなと思うかもしれないが、必殺技は男のロマンみたいなものなのだ。それを不発にさせられたこの気持ち。画面の前の皆さんには理解できるだろうか。まあ妖怪に性別があるかも怪しいが。
許さん。許さん。許さん。その言葉が頭を駆け巡った。
ともかく、こうしちゃいられない。こんなところで立ち止まってたら五人組に追いつけなくなってしまう。
まだ殴られたところが痛いが気にせず、チュウ・ボースはゆっくりと羽を開き、ふらふらしながらも空に舞い上がった。
奴らへの復讐のために。
続く。

入「じかいよこくー。とうとう村に着いた五人組。しかし村には人が居ないどころか妖怪だらけ。一体どうしたというんだ・・・・・
次回。『進撃の妖怪』
次回も見ないであげてくださいねー。
・・・・・・あーだるい。ってか私の次回予告なんか短くね・・・・・?」


今日はいつも以上に頑張ったつもりです!つもりです!
そんな嘘だッ!とか言いたくなるようなシリーズですけれどそれでも読んでくれるという優しさの塊のような人、次回をお楽しみにィ!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2021/03/17 (Wed) 10:03:58

人間誰しも、一時の気の迷いと言うのはあるものである。
それは人間に限らない、例えば最後の楽園とさえ喩えられる場所に住まう比類無き大妖怪であっても、決して例外とは言えぬはずであった。ただ同時にそれは、多くにとって受け入れられないはずのものでもある。それはひょっとしたら、彼女達にとってちょっぴり、寂しいことなのかも知れなかった。

これは、前代未聞冷酷無比暴虐非道最凶最悪の大妖怪の起こした、そんなほんのちょっとの気の迷いのお話。



番外『ゆうかりんののほほんフラワーパーティー・前編』






博麗神社。
その寂れぶりについてはこれまでに偉大なる先人達の手によって十分過ぎるくらいには語られた処であると思うので、今更特筆はしない。
何気無い日常。そんな題が付いてそのまま額縁に収まってしまいそうなくらいに、その縁側に腰掛け粗茶を啜る紅白巫女の姿は馴染んだものだ。

「暇ねえ」
温かみに少し緩んだ顔で溢した気の無い台詞でさえ最早テンプレート。口ではそう言っても、結局何も起こらぬに越したことは無いのである。暇を持て余していることに違いは無いが、そうであれば無造作に地面に転がっている竹箒を取って立てるくらいしてみてもいいもの、それさえしない横着ぶり。この巫女らしいと言えば、らしい。そもこれを巫女と世間様に向けて堂々と著せたものかは疑問符の多く付く処であるが。
そしてそんな巫女の思いが容赦無しに踏みにじられるのもまた、軌道に則った見慣れた流れであった。

「霊夢!やっぱり居たか…………こんな時に呑気なもんだな、朝から茶なんぞ呷りよって」
程好い量の雲が漂う清々しい朝晴れの風景、その向こうから風を切り文字通り飛んできたのは、こちらもお馴染み白黒魔法使いである。それこそ御伽噺の魔女みたく箒に跨がりながら勢いでずれた帽子の位置を正す彼女の様子は、何やら物々しげであった。息は僅かながらに荒く、左手にはくしゃくしゃのボロ紙、それを握る手はやけに力んでいる。
巫女は知っている。こういう時の彼女は厄介事の種を持ってくるだけ持ってきて、目に毒な花まで咲かせた挙げ句に仕舞いは骨折り損で完結する。そのパターンから外れた事は指で折る程しか無い。

「そう言うあんたも大概暇ね、朝から参拝たぁ敬虔なことだわ」
しかし巫女は冷静だった。魔法使いの言も蛙面に小便、我関せずの顔で再び茶を口に注ぐ。

「ほっとけ、何処の誰が何が悲しくてこんな辺鄙なオンボロ神社に朝一番手を合わせに来にゃあならんのだ。そんなことはどうだっていいんだ、こいつは事件だぜ霊夢。これを見ろ」
己から吹っ掛けた不毛な煽り合いを自らぶった切った魔法使いは、手に握っていたボロ紙を巫女の目の前に広げて見せた。

「…………先週号の文々。新聞?あんた取ってたっけ」
文々。新聞。娯楽誌としては人妖共々から一定以上の定評を博している一方で、肝心要の記事の信憑性に於いてはその辺の三流ゴシップ誌の方がマシレペルという、仮でも新聞という媒体の名を冠するには剰りに致命的な欠陥を抱えた焼き芋の薪である。その惨さたるや、この貧乏神社の巫女ならざる巫女の有り様に引けを取らない。格好だけならまだ此方の方が“らしい”だろう。当然、そんな物をわざわざ取り寄せるような輩は某古道具屋の店主の如く生粋の物好きにのみ限られる。
まさかそんなシロモノに載せられるあれこれを、目の前の彼女がそう喚くものとは思えぬのだが。些か怪訝な視線が魔法使いに送られる。

「三妖精からかっぱらってきた。いいからとにかく読んでみろ」
さも当然の如く引っ手繰りの自供を行った魔法使いに強引に催促されるまま、巫女は渋々それに目を通してみた。

曰く、吸血鬼の館が爆発四散、魔女の火の不始末か。
曰く、河童、異変の黒幕を探知する機械を改良。「ミコイラズ」と命名。
曰く、霧の湖のネッシー、今度は三途の川に出現情報。
曰く、厄神と疫病神のナイトメアマッチ、会場満員御礼。

全く以て眉唾な幻想郷の日常が、紙面いっぱいにまあまことしやかに語られていた。嗚呼、今日も幻想郷は平和です。

「これがどうしたってのよ、まさかこんな嘘臭い記事をソースにどうたら言うんじゃ無いでしょうね」
呆れで細んだ目がそのまま、目前の魔法使いに向く。もしこれに書かれた事が億の一にも事実なのだと言うのなら、あの河童、一度シめてやった方が良いかも知れない。きゃつら調子に乗るとロクなことしねぇ。
こちらは根も葉も無いと断言出来る爆発騒動の主犯に仕立て上げられた紫もやしも不憫だ。彼処はこのビラを購読する物好きの一角であったはずだが、それにこんな喧嘩を売るような行為が果たして許されるものだろうか。やはりあの天狗の考えることはてんで解らん。解りたくも無かった。

「そこじゃなくてここだここ。ほれ」
その様を焦れったそうに眺めていた魔法使いが堪らず指で差し示す方向を、すっかり億劫になったらしい視線が鈍い動きで追い掛ける。

刹那、その目が剥かれた。


それは虚構か、はたまた真実か。こればかりは前者であれと願う程に、目を覆いたくなるような世にも恐ろしき文字列が、そこにはあった。






『ゆうかりんののほほんフラワーパーティー、開催!
優雅な花の香りの下、のんびりお茶でも楽しみませんか?
人妖問いません、花を大事に出来る方なら誰でも歓迎!詳細はコチラ☆↓』






…………………………………………………。

「とんだ飛ばし記事ね」
「気持ちは分かるがよく見たまえ、そいつは広告欄だ」
「…………………」


ゆうかりん。もとい、風見幽香。
そのありとあらゆる生物を凌駕する残虐性、嫌らしい嗜虐嗜好は広く人妖達にも認知されており、かの稗田の幻想郷縁起に於いてただ一人、人間友好度「最悪」にカテゴライズされる、まさに妖怪の中の妖怪。当然危険度は「極高」。
しかし、そんな大妖怪の筆頭、とも言うべき存在でありながら、その出自、行動原理等についてははっきりしない部分も多い。そしてそういう意味でも、やはり彼女は“妖怪”であった。


そんな彼女が、パーティーを主催する。

しかも、のほほん。


「天地が引っ繰り返っても有り得ないわ……!!」
「私もそう思ったんだがなぁ」
「場所は太陽の畑、日付は…………今日じゃない!先週から出回ってたのになんで今の今まで気付かなかったんだ、勘が鈍ったわ……!」
「私も今日になって妖精共が騒ぎ出してから気付いてな。全くこんな愉快な話をどうしてもっと早くに気付けなんだ、魔法の森の情報通が堕ちたもんだぜ」
誰が言ってるんだそれ、等とツッコむ余裕も無い。
冗談ではなかった。こんな冗談みたいな話なのに。
この手の出鱈目はあの天狗が好みそうなところだが、それの載る場所が広告欄ともなるとそう放り投げても居られない。数だけは掃いて捨てる程に出回る紙切れだ、宣伝機能という面だけで見れば比肩するメディアはなかなか無いだろう。いともたやすく行われるえげつない誇大表現と情報改竄の雨霰にさえ目を瞑れば。余程の覚悟と成功の確信が無ければ、それに金を掴ませてまで宣伝を委任するような所業はこの上無き愚行と言わざるを得ない。それをするようなのは正しく、某吸血鬼の館の主の如き生粋の変人ぐらいなものだ。例の人里での決闘騒ぎの時には熱狂に乗じてやたらと号外の刷られた事があったが、その全ての広告欄が空白であった事実は、孕む危険性の何よりの証左と言って良かろう。

しかし奴は、それをやった。

天狗とて脳カラの阿呆では無い。寧ろあの鴉天狗は腹の立つくらいに頭が回る。そんな彼女がわざわざ、それを面白可笑しく脚色してかの暴力と鏖殺の権化をむざむざ敵に回すような真似は万に一つもすまいし、出来ないだろうと思われた。

つまり、奴は。


風見幽香は、本気だ。


「ど、どうした霊夢。血相変えて」
「出支度をする。あんたも一旦帰って出来る限りの準備をして来なさい。人の多い方が良いわ、次いでに話の分かる暇そうな奴を一人でも連れて来ること」
「アイツのやる事だからって何もそう事を荒立てんでも」
「判ってないわね」
魔法使いの言葉をそう遮り、暫時瞑目した博麗の巫女は、やがて鋭い眼光を宿した双眸で以て魔法使いを射竦め、躊躇い無く言い放った。

「これは異変よ」


Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2021/03/18 (Thu) 15:42:36

『ゆうかりんののほほんフラワーパーティー・中編』



「……覚悟はしていたけれど、マジでやる気とは」
思わずそう呟く。今目下にある現実を見る前であったならまだバカラスの体を張ったデマやのほほんパーティーの皮を被った血塗れ武闘会の可能性を捨てないことも出来たが、未だ道中の時点であるにも関わらず最早その疑念は幸か不幸か、持つだけ無駄なものとなってしまった。

紅白巫女と白黒魔法使いが並んで練り歩く太陽の畑への道程、それはご丁寧にも小綺麗に鋪装されていた。以前は道と言うより周囲に比べたらまだ比較的歩き易い程度の獣道、そんなレベルだった道途。それが今や、なんということでしょう。転がり放題だった小石は全て退けられ、道端に沿っては色とりどりの花が美麗に彩り、歩くにストレスの無い素晴らしい姿へと生まれ変わったではありませんか。
幻想少女の殆どにとって飛行は基本ステータス、歩道何ぞは悪目立ちする人里付近でも無い限り無用の長物であったはずなのだが、そんな彼女らをしてもこの道はわざわざ歩いていく価値も十二分にあると言わしめられよう。やや大袈裟ではあるが、そう思わせる程に道中はよく整えられていた。嘘八百や決闘大会では有り得ない。

「随分な張り切り様だこって」
「何を企んでいるんだか」
しかして彼女らの出で立ちと来れば、そんな趣深い背景には全くと言って似合わぬフル装備だ。片割れは左手にお祓い棒、右手にはアミュレットを握り、懐には退魔符と退魔針、そしてスペルカードをこれでもかと詰め込む、その形相は鬼のよう。片割れは右に八卦炉、左の指には十八番のスペルカードを既に挟み込んでおり、出会い頭にでも必殺の一撃を叩き込める臨戦態勢だ。先手必勝、撃つと動くを体現せんとする、彼女らしいスタイルである。
北の国の花園に放置された戦車の如くミスマッチした雰囲気を際限無く放ちながら、花誘う小路を闊歩する二人。魔法使いの呼び寄せた残りの一人とは、現地で合流する手筈になっていた。

__________________


太陽の畑と言うと、背丈以上もある向日葵が飽き飽きするくらいに犇めく光景が一般的に持たれるイメージである。しかし今時は啓蟄の候、シーズンから外れた向日葵畑に全盛の元気は無いし、どの道似通った花ばかりでは見るにも退屈する。
今回のパーティー会場には、向日葵畑から少し外れた空きスペースが選ばれていた。四季のフラワーマスターの手により入念に選りすぐられた花が地面いっぱいを賑わせている。主に白や桃の優しい暖色で包まれた一帯は、それだけで世界に二つと無い美術品のようだ。今は冬の終わり目ということもあり決して其処に派手さは無いが、豪華絢爛な桜に心を狂わされるより寧ろこの方が落ち着いた心地よい気持ちがする。冬から春へ、生物が覚醒するように変わり行く季節のコントラストをテーマにしたと後に語る花園は、例えるなら少し通俗的な天上だった。

果たして目的地に辿り着いた彼女達は、お目当ての相手を早々に見つけてしまうこととなった。それもそのはず、主催者である花の妖怪は、わざわざ会場の入り口に張り込んで来場者を歓待していたのである。愛想の良い花のような笑顔を振り撒いて来る者一人一人に応対する少女。そこに普段のサディスティックな微笑の面影は欠片程も無い。普通の、可愛らしい、健気な妖怪だ。
既に眩暈がしそうだった。


「……………………」
どうしたものか。
発見次第即刻直談判と言う名の折檻に持ち込んでやろうと息巻いていた二人は、何となく毒気を抜かれてしまいその場に立ち尽くす。道中とは比にならぬ位に漂う甘い花の匂いに惚けてしまいそうな頭に鞭打ち、一先ず周囲の状況を探って好機を待つことにした。

「なぁ、ここって石桜の時の会議場だよな?また何かあったのか?」
「そうだったっけ?まあそんなことはどうでもいいのよ、今日は遊ぶぞー!」
「私はもう少し寝てたかったんだけど……うぅ、さむ」
「チ、チルノちゃん。此処ってお花の妖怪さんのお家だよね、前向日葵薙ぎ倒した事、怒ってるんじゃ……」
「二人とも遅いわ!早くしないと置いてかれちゃうわよ!」
「私じゃなくてルナが遅いのよー、相変わらずよねぇ」
「はぁ……ね、ねぇ、やっぱりやめといた方がいいんじゃ……」
まず空を見ると、比較的力のある妖精共が大挙して群がっていた。地獄の妖精に氷の妖精、それにいつも着いて回っている緑の妖精、その他諸々。随分奇妙な取り合わせだ、いつの間に仲良くし出したのか。
こういうお祭り騒ぎは妖精の好む処と思ったが、他の野良妖精の姿はぽつぽつとしか見られなかった。大妖怪の纏う妖気に気圧されたのかも知れない。それならああいう力に頭の追い付かない者ばかりの集まる説明も付く。流石に命知らずだ。あの三妖精はまたロクでも無い悪戯を画策しているのだろうか、後日無惨な姿で発見されぬことを願うばかりである。

「あら?お二人共お揃いで。貴女達もパーティーに?」
ふと後ろから聞き覚えのある声が掛かる。

「あん?命蓮寺の入道使いじゃないか、なんでまたこんなところに」
これはまた珍妙な来客だった。尼僧のイメージに違わぬ、と思いきや微妙に外したやたらお洒落な頭巾に、傍らに従えた仏頂面の入道のおっさん。ここ最近妙に見る機会の増えた姿だった。

「そんな腑抜けたこと言い出しに来たんじゃ無いわ、そう言うあんたは何しに来たのよ」
其処の入道に負けぬくらいの鉄仮面で聞き返す。妖怪寺の僧侶が大妖怪主催のパーティーに、その意図の見当はそう付かない。パトロンか後ろ楯でも探しに来たのか、奴にその役割を期待するのは愚策な気もするが。協力するふりして後ろから突き刺してくるくらいしてきそうな女だ。

「姐さんに頼まれたのよ。花の妖怪が怪しい動きをしてるから、監視する次いでに接触を図れって。無茶ですよねぇ」
成る程、住職の命令か。彼処は人と妖怪の関係の調停役でもあるから、大妖怪の不穏な動向はそのバランスを保つ為には見過ごせぬと言った具合だろう。続く台詞を聞くに上手いこと身内に抱き込めればという目論見も少なからずあるようだが、まあ組織のしがらみを嫌いそうな奴の事だ、芳しい結果は出るまい。入道使いもそれが分かっているのだろう、覇気の無い苦笑いを浮かべていた。
ともあれ、と、巫女は僅かに表情を和らげた。彼女は比較的力のある妖怪だ。それが睨みを利かせてくれるのであれば好都合である。これなら奴とて不用意な悪巧みはそう弄せない。
結局その場は、他愛も無い世間話を土産に別れたのだった。

「おいおいこりゃどうしたもんだ、意外に人が多いぞ」
その後も会場の様子を確認してしばらく、魔法使いの垂らした言葉に巫女も思わず「ううむ」と唸る。
マサクルモンスターの開く長閑な会合。こんなアホらしい話に食い付く人妖なんぞ余程頭の可笑しい連中に限られるものと思っていたが、そうだ、元よりこの楽園には頭の可笑しい奴しか居ない事を失念していた。あの紙ぺらの集客力もなかなか馬鹿にならないらしい、自分等もそれに釣られた手勢であるし。連中の手の上に居るようで、何だか癪に障る。
そして彼女達は、思い知る。

その時二人は、完全に前方への警戒を怠っていたのである。


「…………あら?可笑しいわねぇ」

不意に、声がする。
それは、耳に潜り込むように。それは、肩に覆い被さるように。それは、臓腑に質量を持って落ちるように。
それは明らかに異質でありながら、しかしそれが摂理であるかの如く、否が応でも自然に二人の脳裏に刻み込まれて行く。

「“花を大事に出来る方”…………そう、書いたはずなのだけれど」

気付けば奴は、そこに居た。純粋な悪意に満ちた笑みを湛え、一歩、一歩、また一歩。
迫る凶気の瞳の紅に、思考が呑まれる。表情の宿す処は怒りか、呆れか、判らない。
大妖怪の底無しの邪気に当てられ、無意識下に周囲の者の脚が震える。例え歴戦の二人であっても、手に持つ得物を持ち上げるのがやっとだった。



「……やめてよもう、今回はのほほんパーティーなんだから。平和に行きましょう?こんな物騒な物は不要よ、私が預かって置きます」
二人が我に返ったのは、お祓い棒と八卦炉がその手から取り上げられてからだった。

「あっ、ちょっとあんた、何のつもりよ!あんな怪しい広告まで出して!」
慌ててそれをぶん取り返した巫女は、漸く調子を取り戻して恍けた顔した相手を問い詰める。危うく完全に向こうのペースに持って行かれるところだった。妖怪退治の専門家の名が聞いて泣く話だ、何たる不覚。

「何のって、書いた通りよ。幻想郷の皆と、のんびり花でも見ながら仲良くお喋りしたいなーって」
「笑止!それ以上つまらん御託を並べるようならこの場で退治するわよ、とっとと腹の中吐きやがりなさい」
「あら、まあ。野蛮だこと。折角のパーティーを台無しにされたら困るわね、どうしようかしら」
取り付く島も無い。巫女が今度はもどかしさに震える。今目の前の花の妖怪が浮かべる笑みはすっかり悪意とは無縁のものとなっており、そこに裏は感じられない。緩やかに波打つ緑髪が風に靡く。何も知らぬ者が見れば、第一印象はそのまま“優しそうな妖怪”になってしまうはずだ。
身の毛も余立つようなジョークである。コイツはこんななりして、実際その黒い腹には二百物くらい抱えていやがるのだ。こと幻想郷にて胡散臭さに於いては八雲紫の右に出る者は無いが、それを厄介さという括りに広げるのなら風見幽香は彼女を上回り得る。昔からそうだ、あの頃はまだ語尾にハートマークのくっ付く程度のほんの少しの愛嬌はあったが、今の彼女にはそれすら無い。ただひたすらに厄介な妖怪である。やはりコイツ、後々の為にもこの場で退治してやるのが最善策かも知れない。
脳筋染みた実力行使に繰り出そうと巫女が再びお祓い棒を強く握り締めた刹那、

「まあ、まあ、霊夢。良いじゃない、どうせ大妖怪のちょっとした戯れよ。貴女はもう少し寛大になっても多分罰は当たらないわ」
「あっ、レミリア!?」

それを制止する声に反応したのは、幻想郷屈指の実力者同士の小競り合いに着いて行けず空気になりかけていた魔法使いだ。見ぬ間にこっそり八卦炉も確保している。盗人魂の賜物か。
声の方に振り返った巫女がまず見留めたのは、春の朧な陽気には不釣り合いなピンクの日傘。花の妖怪の持つそれよりは白みが強く、何でも紫外線を99%カットする業物なのだと何時かに嬉々として説明された気がする。その下には腹立たしい微笑を浮かべてやはり居た、頼んでもない自慢話を繰り広げた例の乳臭吸血鬼である。こんな見た目で実力はあるので、先程のような偉そうな口が巫女相手にも叩けてしまう。これでも扱いは対等な方なのだから尊大なことだ。また面倒な手合いに絡まれたと、思わず顰めっ面になる巫女。

「誰かと思えば。あんたにどうこう言われる筋合いは無いわ。こんな下らん茶番に付き合うつもりも無い」
「連れないのね、微笑ましい話じゃない。周囲から隔絶された孤高の妖怪が、皆を招いて談笑したいだなんて」
「どうも花の薫りで頭が可笑しくなってるようね。コイツがそんなお花畑な理由で動く訳が無いでしょ」
「本当なのに」
「あんたは黙っとれ」
一向に話が進展しそうに無い。呆れ返った様子の魔法使いが、ふと思い出したように辺りを見回して呼び出したはずの人間の姿を探す。結局その姿は見えなかった。妙だな、遅刻するタイプの奴じゃぁ無いはずなんだが。

「うーん、残念ねぇ。私は今回のパーティー、楽しみにしていたのだけれど」
「私も楽しみたいのに、意地悪な巫女が邪魔するんだもの。そこの僧侶の方も何とか言って頂けないかしら」
「私に言われても」
「じゃあ入道の方」
「『知らん』だってさ」
「数を味方につけようとするな!兎も角こんな胡散臭い集まり、私は認めないわ。博麗の名の下に命じる、今すぐに会場を引き払いなさい!さもなくば退治するわ!」
「そういうの職権濫用って言うんじゃ」
「厄介事を未然に防ぐ手段よ!」
「……仕方無いな。風見幽香、こうなったら私と手を組もうじゃないか」
「そうね、レミリア・スカーレット。私も事を荒立てたくは無かったのだけれど……これは個人の権利の侵害だわ。私達が勝ったら、貴女には尻尾巻いて大人しく帰って貰うわよ」
「はぁ!?」
いつの間にか話が恐ろしく面倒な方向に展開している。よりによって幻想郷でも五つの指に入るレベルの危険生物を、しかも二匹同時に相手取れと言うのは、いくら博麗の巫女と白黒魔法使いのタッグとて苦戦必至だろうことは明白である。

「ちょっと、何でそうなるのよ!」
「何でって……ねぇ?」
「そっちが実力行使に出るならこっちも……ねぇ?」
「『ねぇ?』じゃない!ちょっと、あんたも何とか言いなさいよ!あんたもコイツを怪しいと嗅いで来たんでしょ!?」
「なんで皆私に振るの?……いや、私は姐さんに言われたから来ただけで、私自身は別に、どっちでもいいんですけれども」
「貴様裏切るか!許さないわ!」
「横暴だー!?」
風見幽香なんぞよりこの鬼巫女の方が余程乱暴だ、その場にいるほとんどの者がそう思い浮かべたのは言うまでも無い。

「さぁ、どうする?私達を相手取るか、それとも引き下がるか」
「言っておくけど私、負けるつもりは無いわよ。これまで通り手加減して貰えると思わないことね」
「ぐ、っ……………」
すっかり押し黙ってしまった。巫女が本気を出せば、決して勝てない相手では無いだろう。しかし、それには多大な労力を割く必要がある。たった一匹の妖怪のちょっとした暇潰しにムキになって体力を使い果たすなんざ馬鹿らしいこと極まりない。巫女の最も嫌う処だった。かと言って、奴の企みをみすみす見逃してやるのもこの上無く不本意である。

なれば、どうする。

散々に思慮を重ね結局、巫女は遂に腹を括った。

「あーもう、分かったわよ!パーティーでも何でも勝手にするがいいわ!」
「あら、業突張りの貴女にしては物分かりが良いのね。分別の出来る人は好きよ」
「但し!但しよ……それには私も参加させなさい、それで手を打ちましょう」
「あら?やっぱり霊夢もパーティーしたかったんじゃない。相変わらず捻くれちゃって」
「ちゃうわ!あんた達が妙なことしないか見張るのよ、少しでも変な動きを見せたら即刻のめすから覚悟しなさい!」
「あれ、今ちゃっかり私も巻き込まなかった?」
ねえ、と巫女の袖を引っ張る吸血鬼を眺めつつ、ふむと人差し指を口元に置き考え込む幽香。そのゆったりした一挙手一投足が一々巫女を苛つかせる。
そうする事、数秒。

「いいでしょう。でしたら……」
変わらず胡乱な笑みを残し、一度奥へと引っ込んだ幽香は、やがて紙とペンを一つずつ持ってきて戻ってくる。

「こちらの紙に記名の方、お願い致しますわ。二名様で宜しかったかしら」
いやに律儀な態度だった。気味の悪さに表情を歪めつつ、巫女がそれに頷こうとしたところで、

「んにゃ」
「?」

「三名様だ」
「です」

魔法使いが仲間を連れ、漸く会話の輪に帰ってきたのだった。


Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2021/03/26 (Fri) 16:56:25

『ゆうかりんののほほんフラワーパーティー・後編』



「この度はお誘い頂いて本当にありがとうございます!いやぁ、まさか魔理沙さんから誘って頂けるなんて思っても見ませんでした!」
「お、おう」

大妖怪の目をものの見事に潜り抜け(?)、会場への侵入に成功した巫女一向。その歩む姿のおよそ四半刻前と違うのは、二人の足取りの何やら重い事と、その横で一人の少女がそれとは真逆の浮わついたステップで長く整った濃い青髪を花風に靡かせながら並んでいる事であった。

「ねぇ、本当にコイツしか居なかったわけ?」
「魔法の森の奴には大体当たってみたが、アリスも香霖も連れなくてな。成子はまあ来ないだろうと思ったが」
「だからって何でコイツなのよ」
「たまたま見かけて暇そうだったからさぁ」
「?二人共どうされました?」
内緒話に歩のペースを更に落とした二人の方を振り返る青__藍の方が近いか__髪の少女。清楚な立ち居振舞いに何故か漂う間抜けた雰囲気は、かの山の上の風祝の姿を思い起こさせる。
その破咲亜流波という少女の名は、並大抵のネーミングセンスではなかなか付けられない希有なものだ。巫女はこれまでに何度かそれが本名か否かを本人に問い質したことがあるが、返答は常に「本名です」一辺倒。彼女の義姉妹とやらにも同じく問うてみたが、似通った台詞が返ってくるばかりであった。そんな都合の良い話があるだろうか、まこと奇っ怪なり幻想郷。
ややもすれば巫女の藍髪少女に対する当たりがいやにキツいように見えるだろうが、実のところ巫女は彼女に対してそこまでのマイナスイメージは持っていない。例えば彼女がパーティーの招待状を人里中にバラ撒いたとしても、巫女はわざわざ会場に殴り込みはしないだろう。その位の評価である。鬼巫女にしちゃかなりマシな部類だ。
ただ巫女は、彼女絡みで一度、しかも半ば彼女に(本人は無自覚だったとは言え)騙される形で痛い目を見た過去があるので、その顔を見るとどうしてもその苦い記憶がぶり返してくる。次いでにそこでは彼女のポンコツぶりも大いに目の当たりにした為に、イマイチ彼女への信頼感が薄いのが現状なのだ。実際彼女は人よりも学習能力が抜きん出ているという位で、少なくともあの花の妖怪相手にタメ張れる程の実力は無かった。最も昔よりは大分マシになっているという話だが。何れにせよこの状況で助太刀に呼ぶ人間としては不相応である。

「いや……何でもない。悪いな、付き合わせちまって」
「いえいえ、私は楽しんでますから。……それにしても幽香さんのパーティーかぁ。ふふ、前の異変の時も手伝ってくれましたし、やっぱり優しい方なんですね!」

朝茶を吐き戻しそうになった。
何度だって繰り返すが、あのジェノサイドモンスターが優しい等冗談にさえならない。この楽園でそんな口を抜かす奴はあっという間に宵闇妖怪辺りの餌である。幻想郷で無垢は大した美徳にならない、紅白巫女や白黒魔法使いのようなロクでなしの人間が世に跋扈している時点でそれは自明だ。どうもコイツは周囲の強者に護られて育ったからか思考回路の組み立てが甘い。
大体彼女の言う異変と言うのが前述した巫女が辛酸を嘗めさせられた例の事件なのだが、それの解決にあの花の妖怪が快く手を貸した理由というのがまるで見当が付かぬのだ。元より地獄の最高裁判長が繰り出してきた所から妙な話ではあるが、それはまだ楽園の要の危機を見過ごせなかったのだと説明は付く。ただあれは別だ、奴は純粋な善意で動き、況して巫女を救いに来る等決して有り得ない。聞けば創世神の立ち回りがあったとかいう胡散臭い話もあるが、思うにさては奴、己の醜態をいち早くに発見して嘲笑うべく参上したのではあるまいか。考えそうなことだ。
嗚呼、想起するだけでまた虫酸が走る。あのソンチョ、某易者の如くに妖怪に成り果ててその辺りに復活してはいないだろうか。今なら喜んでその脳天を叩き割ってやるものを___

「あら、平和なパーティーに随分物騒な心をお持ちですこと。乙女として如何なものかしらね」
「____って、うおお!?」
思わず下品な驚嘆の声。声のした道の脇に目をやると、芝に置かれた白の円いガーデンテープルを囲う椅子に座す人影一つ。その乳臭吸血鬼程ではないが矮小な身の丈には些か長い服の袖を口元に添え、巫女のその様子を嫌らしく笑うのは、この場に於いては飛び抜けて意外な人物であった。その正体は、目を凝らさずともその小柄な体躯から伸びる赤い紐状のもの、それを結節する巨大で不気味な瞳を見れば明らかである。完全に意識の外だった、妹の方かとも思ったがやはりこちらの注意が散漫だったらしい。日陰者の彼女が春の麗らかな光の下二季折々の花の彩りに破顔する様は、甚だ異質としか言いようが無かった。

「ふふ。実はね、主催者様から直々に招待状が送られてきまして。わざわざ頂いたからには無下にするのも忍びなくって」
何故あんたがここに。台詞を巫女が放つ前にそれに答えた地霊殿の主は、成る程確かに袖口から可憐な桃の封を一つ取り出して見せた。漂う甘ったるい花香のどギツいそれの送り主は、まあ見るまでも無かった。

「嬉しかったんですよ、鼻摘み者の私に地上の妖怪がわざわざこんなものを送ってくれるなんて。地上との不可侵条約も形骸化しつつありますし、そちらとの交流を持ってみるのも吝かではないと思いまして」
「あんたがそれを言うか」
「ペットには過剰に止められましたけどね」
「そりゃあ、そうだろ」
弾む声の主に呆れた視線を送ってやる。選りにもよって地上トップクラスの危険生物からのお誘いなのだ。主の靴なら喜んで嘗めそうな程忠実な連中が心中穏やかならざるのは当然と言えた。あれと交友を深めようものなら寧ろ、それきり他との繋がりが途絶えかねない気もする。

「まあ、それならそれで良いんです。私を忌避しない地上の妖怪の存在。それが確認出来ただけで、私としては大きな収穫ですので」
「……あんたの事なんざどうだって良いわ。厄介事だけは起こさないでよ」
「ふふ、心得ておりますとも」
見る者には邪にしか写らぬ微笑を浮かべる新たな頭痛の種。その下から足早に立ち去り、巫女は先行した二人を追い掛けた。
二人は少し離れた所で巫女を待っていた。察するに巫女が話し込んでいるのを気付かなかったではないが、魔法使いの方があれの近場に居るのを嫌ったものと見える。

「どちら様ですか?」
「覚り。お前は知らないんだっけか、心を読む厄介な妖怪さ。しかしアイツも来ているとはな」
「幽香の奴が直接呼び寄せたらしいわ。本当に__」
「何を企んでいるのやら。仲間を増やして幻想郷征服でもしようってのかしら?」
再び巫女の台詞を代弁するように割り込む声があった。また新手か、心底うんざりしながら其方を振り返る巫女だったが、今度は杞憂だったらしい。そこに居たのは、入場手続きを済ませたらしい先刻の吸血鬼だった。

「あんたか」
「ご挨拶ね」
「はいはい失礼しました。全く、アイツなら何しでかしても可笑しく無いのが嫌過ぎるわ」
「まあ、あれ一匹が何やったところでウチの館をどうにか出来る訳でも無いでしょうし。どうでもいいわ」
「あんたの館は良くても幻想郷と私が困るのよ。……ったく、スキマはいつまで寝てるんだか」
幻想郷の名を口にした時、刹那巫女の頭を過ったのは、かの妖怪の妖艶な笑みだった。勢いでそう続いてしまう。
本気の花の妖怪__それを見た事は無いので断言は出来ないが__それに真っ向から挑んで、かつ抑え得る幻想郷の人物は、巫女の知る限りでは彼奴だけだ。力の有る妖怪は数あれ、幻想郷の危機に際して極限までストイックになれる存在は、彼女を除いて他に無い、と思う。
……最後は結局妖怪頼みか。無意識に奴の姿が写ってしまったことが、何だか情けない。

「……そう言えば、あんたは何見て此処に来たのよ。そっちにも送られてきたとか?果たし状」
「果たし状ならそれはそれで愉快だったけれど。私も天狗の新聞読んだクチよ」
頭をもたげる雑念を紛らわすトークの題を探し、何となく気に掛かった疑問を表した巫女だったが、返ってきた台詞には大した面白味も無く、ふぅんと投げやりに受け答えるのみ。こいつの館はあれを何故か好んで購読しているから、理由として何ら不思議は無かった。何時かの紅魔館での宴ではかの花妖怪の姿を見掛けた記憶もあるし、私的な交流もあるのかも知れない。
空いた間をどう持たすか考えた処で、ふと、朝見た記事の内容を思い返す。

「………あんた、記事は読んだ?おたくの館が爆発四散とか、なんかとんでもないガセネタが書かれてたわよ」
「ああ、あれマジよ」
「は?」
「爆発四散と言っても大したもんじゃないわ。フランが陰から出てきた虫か何かに驚いたらしくて、つい物置を“破壊”しちゃって。それをたまたま天狗に激写されてねぇ」
「やっぱり嘘じゃない」
「でね、折角あの子も外に馴染んできた頃でしょ?下手に悪評を言いふらされてその障害になったら不憫だから、記事にするのを許す代わりにパチェの魔法実験が失敗したってことにして貰ったの。誇張表現を止めるまではしなかったから、それは失敗ね」
「………」
文字通り閉口する巫女。あの悪魔の妹、相変わらずロクなことをしない。今明かされた衝撃の真実を以てしても、主犯、場所、規模と、結局虚構まみれの記事であった。やはり真に不憫なのは親友にその妹のケツ拭かされた引きこもり大図書館の気がしてならない。遠慮の無い関係と言えば聞こえはいいが、この吸血鬼は少しくらい腰を低くすることを覚えてみても良いのでは無かろうか。一個人による交渉だけで記事の内容が二転三転するジャーナリズムの欠片も無い新聞擬きについては、今更なのでツッコまない。

「ま、仮に根拠の無い出鱈目だったとしても、どうせあれの書くことだしね。滑稽本読んでるのと同じに思えば良いのよ」
「………あっ、そ」
流石吸血鬼の館の主人、常人とは比べるべくも無い器量の広さ。
……と言うより、ただ無関心で適当なだけな気がしなくもない巫女だった。

何気なく左手を見ると、二人の姿が消えている。吸血鬼と雑談するばかりの巫女に痺れを切らし、先んじて行ってしまったようだった。

__________________


しばらく巫女と吸血鬼とが並んで歩いている内、やがて二人は開けた場所に辿り着いた。
先程覚り妖怪が使っていたタイプの円テープルと椅子四つが、十程の島になって随所に置かれている。どれも同じ色、質感、光沢具合とまるで代わり映えしないそれらは、見た限りで今回のパーティーの為に急遽纏めて買い揃えたものと分かる。巫女が苦虫を噛み潰した。
何より目を引き鼻を突くのは、その周囲を埋め尽くす見渡す限りの花、花、花。と、その香り。入り口付近のそれとはまた打って変わって、同系統の色の花が恐らく意図的に密集して植えられており、それらがまた一つの大輪を象るような、そんな一体感が強調される。そしてその一輪一輪がまた更に、根幹の主題である変遷する季節の無常を連ね現していた。
其正しく、大自然の彩華の集大成。
即ちここが、今回ののほほんフラワーパーティーのメインフロアであった。

「流石ねぇ」
「花馬鹿ここに極まれりね」
素直な感嘆の声を漏らす吸血鬼に相反して、巫女の顔は未だ厳めしい。

「貴女。さっきも似たようなことを言ったけれど、もう少し博い心を持つべきだわ。そんな捻じ曲がった見方じゃ楽しめるものも楽しめない、勿体無いじゃない」
「余計なお世話よ。植物に現を抜かして気付けばアイツの掌の上、なんて真っ平だわ」
普段はだらけ切ってる癖に、妙なところで強情な巫女だ。呆れ目の吸血鬼をしかし巫女は無視して、空間をざっと見渡す。既に結構な数の妖怪の姿があちらこちらに窺えた。

二人の姿を発見した。よく凝視すると、誰かと話し込んでいる。何奴か、と思えば、いつぞやの植物妖怪であった。あれなら放っておいてもいいだろう、あれの誕生には花妖怪が一枚どころでなく噛んでいた訳だし、花を大事に出来るという点では合致しないはずの無い人物である。両者の間の禍根の有無を気にしなければ、寧ろ居ない方が可笑しいくらいだ。
積もる話があるらしく、わいわいと談笑する彼女らを見ると、荒んだ巫女の気分も自ずと穏やかになっていく。
脇を見ると、吸血鬼が口端から涎を垂らして植物妖怪の方に視線を注いでいた。高潔なる吸血鬼がまあだらしないこと。半目でその頭に手刀を落とし、再度パーティーの平穏無事な終幕を願う巫女だった。


「あやや、これはお二人お揃いで。さてはおデートですか?」
「そんなところね」
「な訳あるか。ジョークにしてもつまらん」
「『博麗の巫女と夜の帝王、白昼の逢瀬!』、ふふふ、これは一大スキャンダルになりますねぇ」
「違うと言うのに」
「良いじゃない。隠し続けるのも窮屈だわ」
「あんたは悪ノリが過ぎるのよ」
加えてもう一発手刀を喰らわすと、流石に吸血鬼もきゅうと鳴いて沈黙した。てんで面白くもない茶番の火種になったのは、見ただけで嫌悪感の募る笑みを振り撒く幻想郷最速のトラブルメーカー、今回の一大騒動の元凶と言っても良い鴉天狗である。

「で、何であんたもここに居る」
見るからに不機嫌な巫女の問いも何処吹く風、変わらず飄々とした態度の天狗。殊更に巫女の神経が逆撫でられた。

「現地リサーチですよ。こんな興味深いネタを取り上げなくてブン屋を名乗れますか」
「自分の新聞百回読み返してから言いなさいよ」
「しかし参りました、あれにアポ無しで家に押し掛けられた時には流石の私も一巻の終わりを覚悟しましたが。まあ特ダネと引き換えだったと今思えば安いもんですね」
「有耶無耶にするんじゃない」
と言うかあの花妖怪、やはりと言うか脅しを掛けてあの怪文書を出させたらしい。話の感じだと広告料も踏み倒したのかも知れない。最後に物言うのは結局力だ、血も涙も無い話である。最も、この天狗もこんなふざけた人となりしながら幻想郷トップレペルの実力者ではあるのだが。相手が剰りにも悪過ぎたと言うだけで。

「っとと、どうやらもうすぐ始まるみたいですよ。ほら、風見幽香が戻ってきました」
「ずっとあそこで突っ立ってたの?暇ねぇ」
「……そう言えば、パーティーって具体的に何するのかしら。まさか花見て駄弁って終わりじゃ無いだろうけど」
「来客用のお菓子と紅茶が出るらしいです。後は本当にただ只管、会話に花を咲かせるだけと」
「フラワーパーティーってそういう?」
「あら、ただ飯が出るのね。アイツにしては気の利いたことするじゃない」
ここに来て初めてその顔が綻ぶ。今に始まったことでは無いが、全く現金な巫女だった。


戻ってきた花妖怪は会場全域を見渡せる位置に着くと、傾注を集めるように二拍してから何やら中身の無い演説を始めていた。その後各テーブルに菓子の隙間無く乗った大皿と紅茶入りティーカップが本人とどうやら事を為す前に引っ立てられたらしい妖精共により並べられ、そこで漸く花妖怪が任意の席に着くように促した。この辺りの過程は、巫女には特段の興味も無かったので割愛する。

巫女は魔法使いの方に合流しようとしたが、矢先に吸血鬼に裾を引っ張られ駄々をこねられた。コイツと相席なんて端から御免だったが、いざ三人の様子を見ると完全に輪からは和気藹々としたムードが醸し出されており、何だかそれに殺気を抱えたまま割り込むのも忍びなくなってしまった。

「それでね、フランったら、『何も無いところにいつの間にか人が居た』って言うのよ。おかしいでしょう?スキマが出た訳でも無いんだし」
「ふむふむ、成程成程。見出しは『怪奇、紅魔の祟り神』で決まりですね」
結局巫女は、望んでもない面子と円卓を囲む事を強いられる羽目になるのだった。
この時点で数秒前のらしくも無い遠慮をした自分をもう殴り飛ばしたい。吸血鬼は絶え間なく妹との惚気話ばかりをしてくるし、天狗はそれに適当な相槌打って性懲りも無く滅茶苦茶なメモ書きをしている。こんな場では和気藹々の和の字もあったもんではない。ストレスで脳血管がぶち切れそうだ。

「霊夢さん、紅茶足します?」
「あーうん、ありがと」
いつの間にやら解放され巫女の横の席に着いていた普段は小煩いばかりの輝ける日の光ですら、この期に於いては一番の癒しであった。
嫌な現実から目を逸らすように、手に持つティーカップに視線を落とす。

一杯に満たされた紅茶の紅は深く、素人目にも上質なものと分かる。フラワーマスターが茶葉にも精通しているなんて話聞いたことも無いが、常日頃瀟洒なメイドの淹れる一級品ばかり飲んで舌の肥えているブルジョワ吸血鬼が文句一つ漏らさないのだから、その味に偽りは無いのだろう。カップの渕には植物の蔓のような凝った意匠が施されている。オーダーメイドだろうか、近隣の人里にはこんな洒落た品はそう無い。
次いで、皿に据えられた菓子に手をやった。食器の類いは無い、手掴みで食せと。
それとなく手に取ってみた品は、脇の妖精によるとマカロンなるものらしい。女子力等と言うものに全く縁遠い巫女にはそれは勿論、他に並ぶ菓子の名前もとんと分からない。一先ずそれを口に放り込んでみて察せられたのは、どうにもこれもかの花妖怪のお手製らしいということと、大して上手い仕上がりでも無いということだ。詳細な形容はし難いが、手作り菓子特有の普遍的で俗っぽい風味が強い。寧ろこう言う肩肘張らないような(巫女は張りまくってるが)場では、これくらいが丁度良いのかも知れなかった。紅茶に合うのは間違いないのだし。
どの道強欲なる巫女にとっては、腹さえ満たせれば味等は二の次なのだ。逐一妖精に毒味させて害の無いものと知れてしまえば、天狗と吸血鬼の四方山話が終わらぬ内に皿の菓子が消えるのは時間の問題だった。



此度のパーティーでは、酒は出さない予定であった。酒に酔ってしまえば、誰しも肝心の花達を見ようともしなくなるのが目に見えていたからである。
しかし、花見酒の無きに花見あらじと一部妖怪が屁理屈並べてさんざせがんできたので、渋々ながらに倉庫から用意だけはしていた酒瓶を数本取り出してきた。どうせもう皆お喋りに夢中で花等見とらんのだし、今更一緒だ。花見ではなくフラワーパーティーであることは断って置きたいのだが、連中に取っちゃどうでもいいことだろう。幽香自身も何に拘っているのかは分からないのだから。

酒盛りが始まって早々、酒の回った妖怪共が騒がしくなってきた。

「へっへ、しっかし久しぶりですねぇー地霊殿の主様。いやぁー本当にその節は大変世話になり」
「ふふ、特別な事は何もしていないわ。あれからどう?地上では上手く行っています?」
「ぼちぼちっすかねぇー。ただ姐さんの考えることはちっとも分からんで。おたくの妹さんとか面霊気とか疫病神とか、片っ端から寺に誘ってくるもんですから」
「えっこいしが?なんで?」
ある一角では酔った入道使いが、旧知の間柄らしい覚り妖怪に絡んでいた。さっきまでメイン会場からは外れたところに居たはずの覚りだが、もしかしたらそれは彼女なりの配慮だったのかもしれない。やはり興味深い妖怪だ、最も今や入道使いに強引に連れられ堂々此処に腰を据えているが。周りは気にも留めないらしかった。と言うか、酒呑んで良いのかあの尼僧。禁酒の戒律のようなものはあそこの宗派には無いのだろうか。
まあ、あれが戒めを破って例の住職にこっぴどく叱られようが、幽香には全く関係の無い話だ。興味も無いのでそのまま見過ごすことにした。

「どうだ亜流波、最近弛んでるんじゃないのか?どれ私は今気分が良い、一つ見てやろう」
「ふふー、舐めて貰っちゃ困りますよ。これでも毎日鍛練は続けてるんです。お見せしましょう、私の必殺奥義、インフィニティスパーク!」
「あ、あの。止めた方が良いですよ、折角のお花が痛んでしまいます」
またある一角では、白黒の囃しに乗じて大技をぶちまけようとする馬鹿が居た。やめて頂きたかった。花園を用意するのだって一筋縄では無かったのだ、花一本一本の機嫌を測り、一番状態の良い日をわざわざ見繕って育てたと言うのに。その点あの植物妖怪はとても利口だ、あれと覚り妖怪だけ招いた方が変にわちゃわちゃしなくて楽しかったかもしれない。

「ちょっと妖精、そこ退きなさいよ。霊夢の横は私の特等席~」
「なんですか、誇り高き吸血鬼が独り占めですかぁ?大人げなーい」
「なーんですってぇ?妖精風情が楯突こうとは生意気ね、相手を選ばなかった事を後悔するが良いわ!」
「だーもうあんたら熱いし邪魔だし喧しい!!引っ付くな暴れるな!」
「両手に花ですねー、流石霊夢さん。魔理沙さんにも劣らぬプレイボーイぶり」
「馬鹿にしてんだろ、あんた」
これまたある一角では、吸血鬼と光の妖精が巫女の腕にしがみついてしょぼい争奪戦を繰り広げていた。傍からは今回のパーティーの興行に一役買ってくれた天狗が、その様を撮影しながらからかっている。あの巫女の見ていて飽きないのは分かるが、手元に置いておきたいというのは酒の入った場と言えど到底理解しかねた。あれなら物言わぬ花の方が可愛げのあるというものだろう。

その他でも、氷の妖精が乱痴気騒ぎするのを取り巻きの妖精が必死こいて宥めていたり、地獄の妖精と揚羽蝶の妖精とが残された月の光そして星の光と結託して各所の皿の菓子をこそこそ掠めていたり、やたら存在感の希薄な妖怪が空に踊る紋白蝶を千鳥足で追い掛けていたりと、会場の賑わいぶりは隆盛を極め、半ばノリは宴会の如くと化していた。
案の定、最早花に目を向ける者は誰一人として居ない。既にここに居る全員が、このパーティーの趣旨をすっかり忘れてしまっているのかも知れなかった。


たぶん、それでいいのだろう。


花は、常に見られている必要は無い。寧ろその生涯のほとんどを、見られるべくも無いみずぼらしい姿で過ごしている。その華やかな一輪が開くのは、ほんの僅かな時節だけ。
その、たった少しの間に。何処かの誰かが、ふと路傍に目をやって、それを見つけて、何となく心を和ませて。
そうやって、たまの時にその存在を思い出して貰う。

きっと、そんなものなのだ。
だから今は、これでいい。


「……さてと、私も何処かに混ざらせて貰おうかしら?」

最凶とは程遠い、うら若き少女相応の笑みを浮かべて。
四季のフラワーマスターは喧騒へと一歩、その細い足を踏み出して行った。

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昼に始まったはずのパーティーが主催の一声と共に終結したのは、既に日の隠れつつある黄昏時の末であった。
花の妖怪の目があったので平常の宴会より大人しめであったとはいえどんちゃん騒ぎだった妖怪共は、終了後も興奮冷めやらぬと言った様子で溌剌と去っていった。一部にはだらだら会場に居座ろうとする者や、フラフラに酔い潰れている者もあったが。巫女の両隣で好き放題していた連中が正にその後者で、妖精はお仲間が、吸血鬼は魔法使いが居宅に送り届ける運びとなった。巫女の横着ぶりはここでも発揮されたものらしい。良いじゃないか、どうせ魔法使いには乗り物があるんだし。

去り際、律儀にお辞儀をしてくる藍髪少女を最後に見送り、続けて会場を後にしようとする巫女。
その背中に一つ、掛かる声があった。

「……あんたか。まあ、今日はご苦労様」
「あら、貴女からそんな台詞が聞けるとは思わなかったわ。初めはあんな物騒に息巻いてたのに」
「いやまぁその。」
目を逸らす巫女の姿に知り合いの像を重ね、片手を口元に添え微笑した花の妖怪は、すっと何か思い出したようにその手を懐に突っ込んだ。

「そうそう、貴女には渡す物があるのよ」
「こりゃまたどういう風の吹き回しよ。人喰い植物の苗とか寄越してくるんじゃ無いでしょうね」
「そんなんじゃないわ。まあお騒がせしたお詫びみたいなものよ、はい」
大して悪びれた様子もなく語った花妖怪が取り出したのは、栞だった。暗がりの目にはよく見えないが、どうやら中に花が挟まれているようである。ベタだが、彼女らしい贈り物ではあった。

「ミモザを押してみたのよ。読書の習慣は無いかも知れないけど、まあ使わないなら何処かに飾るなりして頂戴」
「ふーん……ま、一応貰っとくわ」
礼の一つもせずにそれを手元に収める巫女。まあ害の無い物であるなら、わざわざ握り潰してやることも無いだろう。悪名高き鬼巫女とて人から送られたものを理由無くぞんざいに扱う程畜生ではない、はずだった。
その様子を何も言わずにこやかに見つめていた花の妖怪は、やがて再び、緩やかにその口を開いた。

「花言葉は『友情』」

その場で握り潰したくなった。

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結局のところ、花の妖怪はそれきり平常運転と化し、次の日以降パーティー当日と同じ心持ちで彼女の元へやってきた愚かなる妖怪は例外無く痛い目を見ることとなった。前代未聞冷酷非道暴虐無比最凶最悪の大妖怪の名は、僅か一夜にして返り咲いたのである。

何故彼女が、唐突にのほほんパーティーを開こうだ等と思い至ったのか。天狗の取材も空振りのようで、その理由を知る術は、最早無に近い。


ただ、客間の角に掛けられた友情の証(仮)を見ていると、あの日の出来事をほんの幻と片付けるのは、少し物淋しいような気もしてくる。そんな紅白巫女であった。



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はい、何の前触れも無く帰ってきたかと思えば唐突な駄文、大変失礼致しました。

お久しぶりです、私です。どの面下げて帰ってきやがったテメェ!ってところでしょうが、まずは今回執筆を再開するに至った背景をば。
私はあれからいろいろあり、某チャットサイトで成りきり活動を行うようになりまして(ここでも過去に話に上がったことがあるみたいですが、一応それとは関係無くてぶっちゃけると仲良雀を経由したものです)。
そこが転機と言っちゃ何なんですが、やはり利用者のごまんと居れば当然質の高い描写を伴った成りきりをする方に相見える機会も多くあり、私も段々とそういう嗜好に染まってきて、しかしそれをやるにはどうにも語彙が足りない、文章力も無いと来ました。私の過去の作品見れば嫌でも分かっちゃうと思います。キーは覚えてるので消しちゃっても良いんだけどね……うん……。
そういう訳で、勉強の一環としてハーメルンの東方関連作品を読み漁る内に湧き上がった創作意欲を抑え切れなくなり、ただいざ小説を書くにしても勝手がよく分からないってのでふとここの存在を思い出し、練習がてらに書き出したのが今回の作品だった訳であります。なんか支離滅裂ですが大体そんな感じ。
何故ゆうかりんを題材にしたかと言えば、理由は特に無いです。強いて言えば今自分の中でゆうかりんがブームだったってくらい。そんなもんですよね。ちなみに幽夢を去年辺りになって初めて聞きました。良い曲。
毎度の事なんですけどプロットらしいプロットなんてのは全然無くて、ただ大妖怪のわけわかめな思い付きを中心にその過程でいろんな、時には突拍子も無いようなキャラを絡ませてみたいと言う基本的な方針があるだけでした。なので肝心のパーティー場面が足早になっていたり、元々前後編の予定が後から三部構成になっていたり、キャラの活躍度合いに些か偏りがあったりします。亜流波とか何しに出てきたんでしょうね、わざわざ一話引っ張っといて。謎の霊レミ推しは気分だったり。やってて自然にこうなってしまった。その他二次設定と一次設定がやや混同されているところ等も散見されるものと思いますが、それはもう東方創作の常ということでご愛嬌……。
ちなみに旧シリーズについて再開する予定は無いです。何が書きたかったのかももうよく覚えていないので。これからは単発とか、今回みたいな短編とか、そういうものを中心に書いていくと思います。ペースは完全に気紛れ、今回も前中と一日置きに上げたと思ったら後編だけ異様に投稿が遅くなりましたし。ウマ娘たのしい、新生玉神楽たのしい。

最後になりますが、その節には多大なるご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ありませんでした。今振り返っても過去の私は、まるで周りが見えていなかったと思います(今も決して見えているとは言い切れません)。
妹のスレ(わざわざ建てるものでも無かった気はしますが)でも触れていますが、やはりこのような創作者さん同士の交流の盛んな場での経験は私達にとって大変貴重なものでありましたし、同時にそれを浅はかさ故により実り多いものに出来なかった事は我ながら惜しかったと考えています。
これからまた、練習或いは創作意欲をぶつける為に、此処を利用させて頂くことがあると思います。もしまだこれを見てくれている方がいらっしゃるのであれば、差し出がましい話ではありますがその時はまた、文章に関する批評なんかを頂けるととても嬉しいです。

以上、私のちょっとした独り言でした。長々と失礼致しました、それではまた!

Re: \(^o^)/の小説 - \(^o^)/

2022/01/05 (Wed) 21:09:29

「ひまだなぁ」

見目の重々しさと侵入者の数の明らかに釣り合わぬ門、その柱に背凭れ、右足をぶらぶら遊ばせて、吐いて出るのは独り言。
目に毒な程紅々したこの館の門番にはある意味相応しいとも言える彩紅の髪を弄くりながら、ふわぁと一つ欠伸する。紅美鈴というその名を、館の妖精メイド達は今になってもなかなか覚えてくれない。

そう、暇。free。boring。退屈。
医療技術の発達した現代の人間さえ容赦無く屠るというこの恐るべき病、ただでさえ時間の有り余る妖怪が罹患しようものなら死後までも祟られるのではあるまいか。
最恐の夜の帝王、吸血鬼の住まう城等というおどろおどろしいイメージのみが独り歩きするこの館、来訪者というのは一日に一人来るかどうかと言った処。勿論某白黒図書館強盗やらはそれに含んでいないが、そう言う厄介な手合いに限って毎日のようにやって来るので心底うんざりする。しかし今日に限ってはその影さえ無く、そうなると殊更に退屈は加速する訳で。知ってはいたがやはり気の利かない奴だ、いや仮にも門番である以上は何も無いに越した事は無いんだけれども。
日課の太極拳も済ませてしまった。庭いじりも一通り終えている。妹様は物置で宝探しと洒落込むという話だ。あそこに目ぼしい物なんぞ無かったような記憶があるが。

空を見上げる。気持ちまで照る快晴だ。疎らに浮かぶ雲が陽を程好く隠し、穏やかな風が肌を撫ぜる。静かな空気は遠山を囀ずる雀の唄を運んできた。湖の霧も珍しく晴れ、心地の良い昼下がり。
こんな日には、やる事は一つというものだろう。



「よし………寝るか!」

快眠無くして快生無し。妖怪に睡眠なんぞは本来必要無いのだが、それにつけても好きなんだからしょうがない。首を落として脱力すれば、早くも眠りの精がゆるりと鎌首をもたげてきた。慣れたもんである。
メイド長の折檻恐るるに足らず。胸に携えた覚悟は一筋。誠に眠く、夢見心地である。いざ、就寝____!!



殺気。
微睡みに落ちかけた瞼が、刹那を跨いで覚醒する。


「………何者だ」

メイドのナイフは飛んで来なかった。白黒ならこそこそと小賢しい手間はせず正面から門をぶち抜いてくるだろう。わざわざ溢してやった声は、見えぬ敵への牽制。
しかしどれだけ目を光らせても、一向に現れぬその姿。殺気は確実にそこにある、寧ろ近付いているようにも思えた。ただ一つ、源流である像のみを捉える事が出来ない。

すぅ、と呼吸を整え、両の拳を握る。


__【気を使う程度の能力】。

字面だけ見るとそれは主の吸血鬼やメイド長にへこへこ頭を下げつつ手揉みする際にその真価が発揮されそうにも思われるが、無論そんな中間管理職の悲哀を凝縮したようなつまらない代物では断じて無い。

それは、無の中を漂う流動を読み、掌握し、時に武器とする能力。
則ち、姿の隠蔽等は実際撃拳を妨げる一要素にも満たないのだ。気の微動を注視し、その歪みに対し決定的な一撃を抜き放つ、それで十分。相手には不幸だろうが、呪うならば紅魔の誇る守護神に挑みかかった己の愚行がまず先だ。



左、一歩前。


「_____ッ!!!」
「きゃぁっ!」

気を纏い、引き絞った鉄拳は、確かな手応えを心身に伝えた。
同時に聞こえた可憐な声は、明らかに女の声だった。幻想郷に於いて女だからと舐めた愚考を一時持てば夜雀辺りの胃に収まるが関の山だが、しかしこのような声は身の回りに聞き覚えが無い。

「ってててて……………」

気付けば殴打の瞬間まで視認出来なかったはずの姿が、数m先で明瞭に視界に写り込んでいた。大分吹き飛ばしたらしい、少し加減を誤ったか。まああれだけぴんぴんしているのなら妖怪だろう、この程度は明日にも響くまい。

やたらでかい黒帽子からは、白とも緑とも付かぬやや癖の有る髪が覗く。ファンシーな黄の服と緑のスカートに付いた土を払うのは木目細やかで華奢な手。身の丈は大きくない。館の主人相応、或いは辛うじてそれ以上かと言った辺りだ。
何より目を引くのは、その体の何処から伸びるのか、青い紐状の謎の物質。
そして、それを結節する、一文字の走った巨大な球体。


「……………ダレ?」

門番の疑問は、その一言に集約されていた。



おっかなびっくり、少女の方へとにじり寄る。

「隙あり」

ナイフが飛んできた。
隙等有るはずも無く、指で挟んで即座に投げ返される。

「ぎにゃーーーーー!!」


間抜けた悲鳴が、蒼天に木霊した。



番外『閉じた心の瞳でもわかる気使い術・マグロ一本釣り編』






「うぅ、乱暴だー。いきなり殴ってきた挙げ句にこの仕打ち」
「出会い頭にナイフで寝首を掻こうとするのとどっちが乱暴ですか」

肩口に突き刺さったナイフを涙ながらに抜き取ってまた情けない声を上げている妖怪に、呆れ混じりの視線を向けてやる。

初歩の疑問に立ち直ろう。
誰だこいつ。

容姿の奇抜な以外に特徴は見受けられない、先程の拳にナイフをオマケされて平気そうにしているから、普通より頑丈なのは間違いないようだが。
引っ掛かったのが、あんな遠くに居ても真っ先に目に留まりそうな奇抜な格好をしておきながら、妙にその存在感の希薄である事だ。注意していないとふっとまた視界から霧散してしまいそうな、そんな危なっかしさ。纏っている気も心無しか霞んでおり、事実殴ってみるまでその存在を確信出来なかった。或いは認識に干渉する能力だろうか。力量差を測りかねて、気安く距離を詰める事が出来ない。

おずおずと、顔を近付けて話し掛けてみる。再三の奇襲に備え気を張り巡らしていたが、どうやらもう攻撃の意思は無いらしい。

「あのー、どちら様ですか?紅魔館に何かご用事でも?」
「んー?…………あ!」

何かに気付いたように突然己を指差され、思わず肩が跳ねた。行動パターンが全く読めない、ビビるのでやめて頂きたい。
それは置いて彼女、自分の事を知ったような反応だが、はてかような者とは会ったような記憶がまるで無い。否、これ程影の薄い存在なら、一度会ったとして忘れてしまっていても可笑しくないかも知れない。

「貴女、その字、龍って。面白いのね!うちに龍のペットは居ないし、持ち帰ったらお姉ちゃんに自慢出来るかなぁ」
「あの」

文脈が繋がっていない。自分は一応紅魔に忠誠を誓った身だ、誰がペットか、誰が。
何処から手を着けたものか分からず、額の青筋を隠すように手を当てる。一先ず初対面という事には間違いないらしい。問題はそうなると余計にこの謎の生き物の思考原理も何もかもが分からなくなるのだが。
館の者ならこいつについて何か知っているかも知れない、図書館の魔女とか知識ばかりは無駄に蓄えているのだしこんな時くらい知恵の一つでも寄越してくれないもんか。早速伺って助言を求めたかったが、門番である自分が不審者から目を離す訳にも行かず二進も三進も行かぬまま出来る事と言えば棒立ち、ただ棒立ち。普段と何一つ変わらなかった。

「いやぁ、今日は絶好の散歩日和ねぇ」
「そのようです」
「こんな日にはお洗濯ものを干すに限るわ、まあ家は地底だから天日干しなんてしないけど」
「私は居眠りの方が好きかなぁ」
「そんなだから寝込み襲われるんじゃん」
「急に正論申されても」

全く虚無な時間が過ぎていく。どうしようか、目も冴えてしまったしさくっと門前払いにして本でも借りに行くか。

「こいし」
「………はい?」
「こいし。私の名前だよ。貴女は?」
「人呼んで中国と」
「ちゅーごくさんね」
「ごめんなさい美鈴です」

いきなり名乗られたので反射的にボケてしまった。自分がこの調子では妖精メイドが名を覚えぬのもやむ無しか。
ともあれ会話は一応の進展を見た。そこを糸口に現状打開を試みる。

「それでその、こいしさん」
「なぁに」
「貴女は何しに紅魔館へ」
「あっ見て、四つ葉のクローバー」
「馬の耳でも付いてんですか貴女」
「えへへー、こころちゃんは私が好き、嫌い、好き……____」
「ちぎる前に気付きましょうよ」

涙目で訴えて来られても困る、無惨にも敢えなく地面に散らばったクローバーに嘆息する事しか出来ない。いろんな意味で自分の無力さを痛感した。
もう、本当に、力尽くでも帰って頂こうか…………。

「つりざお」
「………はい?」
「釣竿。貸して貰いに来たの」
「………それならそうと最初に言ってください」

何だったのだ、さっきまでの不毛な問答は。
それより、釣竿か。館の主が時たま湖でレジャーに興じる際一振携えていくのを何度か見た憶えがあるので、無いという事は無いはずだが。物置に置いてあるだろうか。
返しかけた足が、ふと止まる。

「……それでなんで、ナイフで闇討ちする必要があるんです?」
「門の前に人が居たから、殺して入るのが一番早いかなーって」
「短絡的過ぎませんか」

危険思想の持ち主というか、善悪の分別は無いのだろうか。今回ばかりは寝てなくて良かった、切実に。

「…………たぶん庭の物置にあると思うんで、ご自分で探してきて貰えますか」
「はーい」

お喋りしていただけで随分と疲れた。面倒になったので投げ槍にも自ら門を開く事にした。どうせ例の認識阻害で中の妖精メイドは気付きもしないだろうから、大した騒ぎにはならないだろう。
そんな心情とは対照的な少女の軽く浮わついた足取りを見て、もう一つ溜息でも吐きたくなった。



「………こいし、か」

冷たい煉瓦に身を任せ、再び空の青に吸われる吾が心。

小石。
言い得て妙というか、ぴったりというか、ある種の皮肉のようにすら思える名前だ。路傍に佇むそれのように、気に留める機の無ければ、そのまま在る事さえ忘れ去ってしまうような。
この楽園で、“認識”は個々の形をも揺るがすまでの非常な力を持つ。そんな空間で、それでも彼女がその存在を保てているらしいのは、彼女の楔を繋ぎ止め続ける者達が居るからに他あるまい。

地底から来たと言っていたか。図書館の魔女が例の白黒をけしかけて異変解決ついでに調査をしたらしいという話だけは耳にしていたが、何分興味が無かったのと魔女は話が長い上に要所要所を無意味に勿体振るのでかっ怠く、詳しい経緯は一切聞いていない。しかしこうなってはそう蔑ろにするものでも無かった、何が切っ掛けで点と点が繋がるか分からない。こんな湿っぽい場所まで態々赴いて、そんなにアクティブなのか、地底の妖怪というのは。
まあ、用事を済ませてさっさと帰って頂けるのなら、地底だろうが何処だろうかどうだってよろしい。何事も平穏無事が一番


ドゴォォォォォォォォォォォン!!!!!



「ぉぉぉおおおい!!」



庭に駆け込めば案の定、我らが紅魔館の物置はしめやかに爆発四散していた。ナムアミダブツ。
主犯の心当たりは考えるまでもない。というかあれ、よく考えても白昼堂々ナイフ持ってほっつき歩くただの危険人物だろうが。それをみすみす、あろうことか此方から開門して侵入させてしまうとは、門番の名折れだ。嗚呼、ウチにもいる危険人物に殺される。殺人ドールで済むだろうか。

果たしてそいつは、その物置の方から庭を鼻唄交じりに歩いてくるところだった。派手に器物損壊かましといて面の皮の厚い奴め。

「ふんふふーん……あ、見て見てちゅーごくさん。あったよ釣竿」
「美鈴です。……止まれ!お前がやった事は分かってるんだぞ!」
「えっどしたの急に」
「とぼけるな!人の館にずけずけ入ってきたかと思えば、まあよくもやってくれたな!さしずめ物置ぶっ壊して紅魔館の物資源を絶やそうという魂胆だろうが、あそこにろくなもんは置いてない、残念だったな!大人しくそこに直って四千年の剛拳を受けるが良い!」
「貴女が入れたんじゃない!というか濡れ衣だ、あれやったの私じゃないよ!」
「この期に及んでまだシラを切るか!例えお前が身を隠せても、状況証拠は全てがお前の罪を指し示している!」
「本当だってばー!変な宝石?みたいなのぶら下げた娘が叫んだから、釣竿だけ取って逃げてきたの!何もしてないって!」
「痛まないと分からないらしい、つくづく愚かな妖怪め…………ん、なんて言いました、宝石?」
「そう、金髪の。何あれ、熱狂的なコレクター?」
「………あー…………はい、状況は読めました。疑ってすみません」
「何なのよもー。失礼しちゃう」

事件はスピード解決を見た。早とちりだったようである。責任の一端こそあれ、一先ず彼女は無実だったらしい。
こめかみの辺りが痛むのを感じた。失念していた、何と間の悪い邂逅か。まあ目に入れても痛くない妹様の事だ、がらくた置き場の一つ程度お嬢様は笑って赦してくださることだろう。私の命も当分は持ちそうだ。いや間接的の間接的な遠因は私だけど、えっ、赦されるよね?



「結局、こんなところにわざわざ竿借りてまで釣りしにきたんですか?貴女」
「この釣竿ぼろいわね、メダカ一匹釣れるかも怪しいわ」
「借り物に文句垂れないでくださいよ」

第一釣るのか、メダカを。

質問にも答えずに釣竿を宙に向けて振り回し歩く少女を、門番は涅槃の境地のような、諦観にも近しい心持ちで見ていた。何となくこの娘のいなし方が解ってきた。会話が成立すると思ったら負けなのだ、心を無にして中身の空っぽな言葉のドッジボールをするのが最適解なのである。たぶん。
哀れ塵芥と化した物置は己の手一つで直せる物でも無し、一旦は放置する事にした。どうせ元よりつまらないものばかり置いていたのだ、再びその姿を拝む事は無いかもしれない。それもまた主の御心次第だ。
それより今は、隣のお騒がせトラブルメーカーである。

「それで、何するんですか」

用件を問うてこれで四度、おざなりな声色は真っ当な受け答え等既に期待さえしていなかったが、案外あっさり、それは返ってきた。

「釣るのよ、マグロを」



「マグロですか、そうですか」
「うん」

マグロ。聞いた事がある。
自分の元居た処には生食の文化が薄かったので馴染みは無かったが、海の向こう、漁業の盛んな島国では一般に食材として用いられ、つい最近では至高の逸品と扱われる程にその価値を上げているとか、何だとか。
全長は1mを超えることもあるという巨大な赤身魚というが、実物は見ないので脳内の具象化は出来ない。しかし、見ないだけで周辺の海域には広く分布しているという。

そう、海。


「この辺りには、居ないかもしれませんね」
「ふふ、釣れたらお姉ちゃんにご馳走してあげるんだー」
「そしたらめっちゃラッキーですね。竹林の白兎がひっくり返るかも」
「おくうにも自慢してやるんだから」

…………………。

この無垢な生き物を前に真実を伝える勇気と労力は、無い。
幻想郷では“有り得ない事”は“確実に有り得る”。全ては運命の気まぐれの上にあるのだ。その以上は、端から諦めるものでも無いだろう。そう、言い訳させてほしい。



霧の湖。
その名の由来する処に偽らざる深い霧と震え竦むような冷気が、どういう理屈か春夏秋冬年がら年中渦巻いている。生物には如何にも酷な環境だが、しかし何故か妖怪の群生地と化しているそこは幻想郷指折りの危険地帯だ。お馴染み吸血鬼の館に騒霊屋敷と近辺に強大な妖怪勢力の点在しているのもその一因と言える。
とは言え、湖の周辺域に照らせば、現れる木っ端妖怪は取るにも足らず、脅威らしい脅威と言えば例の氷精くらいがせいぜい。況して今日は視界を遮る霧も無いと来ては、館の門番と地底の妖怪の往く道中はさながらピクニックにでも向かうような心地であった。


「……で、なんでついてくるの」
「いや、まあ」
「別に良いけどさ」

じろ、と投げ掛けられた三半目に苦笑いだけ返して、少女の斜め半歩後ろを歩く。
視線にもその疑念が孕まれていたようだが、勘違いしないでほしい、何も積極的にサボタージュを敢行している訳では無い。この少女、放っておいても一悶着起こしそうで視界の外に置くには不安しか湧かないので、責めて事の被害を最小限に抑えられるようこうして間近で監視しているのだ。目立つ行き当たりばったりの言動を見るに釣竿が借りパクされないとも限らないし。決して押し付けられかねない物置の残骸の事後処理から逃げたとかでは無く。


程無くして湖が遠目に見えてきた。澄み切った水は降り注ぐ陽光を宿して燦爛と煌めいている。山颪が涼しく躰を打ち、絶好の行楽日和と言って良い。この少女も良いタイミングで来たものだ。

「意外と広いのねぇ」
「島までありますからね」

あの島、勝手に主が別荘地と称して領有権を主張しているが、最近は赴くのを見た事が無い。自分で使わないのなら私にもバカンスさせてくれないかなぁ、なんつって。
ここで愚痴っても仕方無いので代わりに一人溢した虚しい笑みにも構わず、少女は地面に腰掛けてから下足と靴下を脱ぎ捨て、晒した裸足を水面にちゃぷと沈めると、何処からともなく餌らしきもの__虫に空目したが無視した___を取り出す。それを器用に竿に括り、早速湖へと投げ入れた。妙に用意が良い。そこまでやって何故肝心の釣竿が自前でないのか。

「よーし、一つでっかいの釣ってやるわー」
「まあ、せいぜい頑張ってください」
「お魚逃げちゃうから黙って」
「えー」

口では言いつつ素直に押し黙ってやると、少女は満足げに顔を綻ばせた後、向き直ってご機嫌に鼻唄を歌い始めた。もうツッコんでやる気力も失せた。片手を腰にやって、ゆったり事の推移を見守る。



待つ事、五分。


「ぜんぜん釣れない」
「まあ気長に行きましょう」

一転機嫌を損なった表情に気休めにそうは言ったものの、しかし能力を用いても魚の気配というものが殆ど感じられない。自分は釣りへの造詣が無いので実際こんなものなのかも知れないが、流石に不自然では無かろうか。



待つ事、三分。


「……………………」
「場所が悪いんですかねぇ」

語らずとも膨らました頬と組まれた脚とで不満をアピールしてくる少女に、歯に物挟まらせた具合で適当な見解を述べる。
手持ち無沙汰な間、試しに索敵範囲を湖の全域に広げてみたが、狡猾な妖怪が数匹こちらの様子を窺うのを捉えるばかりで水中からの反応は非常に薄かった。こういう場合は僅かばかり強力な妖怪が見境無く邪気を振り撒いて他の雑多な気を掻き消している例もあるが、今回に至ってはそれよりも至極単純な問題に思われる。それをわざわざ伝えてやってうら若き乙女の夢を踏みにじる程無粋ではないが。何よりこの見も知らぬ少女が手ぶらでとぼとぼ帰路に着こうが自分には関係の無い話だ。やらせるだけやらせれば良い。



待つ事、二分。


「それでね、おくうったら酷いのよ。私が二か月前大事に取って置いたのも忘れて、勝手にかすてら食べちゃったの」
「カビなくて良かったですね」
「ほんと鳥頭なんだから」
「そう言えば二か月前何食べたかなぁ」
「あれ?何食べたっけ」

呑気に雑談し始めた少女は、およそ十分前に自分の言った事も忘れたらしい。水の下の足は暇を持て余してゆらゆらと揺れていた。それで掛かる訳無いだろ魚が。さては当初の目的さえ忘れてしまったのか、鳥頭はどっちだ。
呆れて物も言えず出かけた何度目かの溜め息を噛み殺したのは、接近してくる一匹の気配に気付いたからである。

「おや」
「おー?お屋敷の門番じゃんか。なにしてんの?」

すわ奇襲かと尖らせた気合は、冷気が迫ると共にすっかり霧消してしまった。声が掛かるより先に振り向けば、お約束のように顔見知りの氷精の姿だ。こいつがこの辺りを根城にしているのはとうに知られた話、何一つとして不思議は無い。ただ、向こうから見た此方は当然とも言うかそうでは無かったようで、怪訝な目を作っていた。

「見ての通り、釣りよ。マグロを釣るんだってさ」
「釣りぃ?」

隠し立てする事も無いので赤裸々に述べると、訝む瞳が更に濃くなった。頭一つ抜けたレベルの知能に定評のある氷精と言えど、流石にマグロは首を捻るかと思ったが。

「つってもお前、この辺りに魚なんか全然いないよ。たまに山の方から流れてくるくらいで。たまに人魚は釣れるけど」
「あ、やっぱりそうなのね」

自然と何より密接な関わりのある妖精が言うのだ、例え語る本人の頭が残念でも説得力の程は凄まじい。予感した通り、この湖に魚はロクに泳いでいないのだ。道理で館の主が毎度の如くボウズで帰ってくる訳である。それで何が楽しいのかと聞こうとして、崇高なる吸血鬼の思想が不肖の我が身に分かる訳も無しと控えたのをふと想起した。結局あれは何がしたかったのだ。
今の話を真横で聞いていたはずの少女は、しかしまるで意にも介さず釣糸を垂らし続けていた。何を聞いていたのだろうか。何も効いていないのだろう。

「あの、今の話聞いてました?」
「聞いてたよ。人魚の肉を食べたら不老不死になれるんでしょ?ペットに食べさせてあげようかな」
「都合良いとこだけ聞いてるなぁ……不老不死はそれ程良いもんじゃないらしいですけど」
「さくっと捌いてネギトロにしましょ」
「あれわかさぎですし多分白身ですよ」

それどころか新たなる標的に矛先を変え、やる気を再燃させていた。人魚逃げて超逃げて。

「ところでそいつ誰?見ない顔だけど」

そこまで話して、漸く初顔に気付いたらしい氷精が指を指す。出来ればそのまま放っておいて欲しかった気もするが、あからさまに異質なその存在。見ぬふり出来る方が可笑しいというものだろう。むべなるかな。
と言うか、彼女には少女の姿が普通に見えるらしい。もしかして私が鈍いだけなのか。門番の矜持が消えてゆく。

「知らない。何でも地底からおいでなすったそうよ」
「地底?あー、あの熱っ苦しいとこかぁ」
「え、行った事あるの?どんな所だった?」
「えー?んーと、どうだったっけなぁ……あれ?」

考えているようでその実何も考えられていない阿呆面。こいつに記憶を辿らせようとした私がバカだった。バカの前でバカをやると生き恥を晒したような心地である。
こんな妖精でもぶらつけるような所なら、今度お暇を頂いて伺ってみるのも悪くないか。この少女の姉とやらに今回の件を引き合いに出してせがめばお料理くらいは出るかも知れない。例の巫女程がめついつもりは無いのでやらないが。

「それよりさ、どうせ居眠りばっかで暇なんでしょ?あたいと遊ぼうぜー」
「あれは居眠りじゃなくて古来より伝わる由緒正しき精神統一呼吸法の一環で」
「嘘こけ」
「……遊ぶって、何でさ」
「弾幕ごっこ」

でしょうねと、マンネリ過ぎて反応する気も起きなかった。
本来妖精等は門番からすれば片手間にも相手出来る雑魚だが、この無駄に頑丈で力を持て余した氷精に限ってはそう捨て置けたものでも無い。これまでも似たような流れで何度もボコボコにされているのに、それもとんと忘れてまたこうして無謀に挑みかかってくるのである。喉元過ぎた相手は良いが、やらされる此方としては厄介極まりない。眠気覚ましには丁度良いが生憎此度は間に合っている。
回ってきた面倒を如何に退けたものかと、されど諦め半分に捌け口を探したところで。

お誂え向きのが居るのを思い出した。

「こいしさん、こいしさん」
「なぁに、ちゅーごくさん」
「美鈴です。……そこの娘がちょっと遊んで欲しいそうなので、お相手してやってくれませんか」
「えー」
「お願いします。竿は私が見てますから」
「………………まあ退屈だったし、別にいいけど」

渋々と言った形で重い腰を上げる少女。釣竿をこちらに受け渡すと、相変わらず覚束ない足取りで息巻く氷精の前へと繰り出していく。

「お?なんだ、相手はお前か?」
「そうなんじゃない?貴女、ちゅーごくさんに比べるとあんまり強く無さそうね」
「美鈴です」
「何をー!好き勝手言ってられるのも今の内だぜ、最強は敵を選ばないってことを思い知らせてやる!」

好き勝手喚く氷精が腕を開いて構えると、少女もゆらりと固くなった上半身を解すように振れた。
体よく降りかかった霧雨を避ける事に成功した門番は、傍らでのんびりその様子を眺める事にした。少女とて妖怪だ。いくら相手があれとは言え、わざわざ背中を押さずともまさか妖精如きに後れを取る事はあるまい。

そうして、お粗末な決闘の火蓋は切られた。



結論から言うと、瞬殺であった。

「うわーん、覚えてろー!」

チープな小悪党臭い捨て台詞と共に退散する氷精は、少女に完膚無きまでに叩きのめされた。攻め手に回れば、思わぬ処で反撃を貰い。受け手に回れば、不規則な挙動で良いように翻弄され。紅美鈴の目を持ってしても予測不能なそれを、まさか一介の妖精が見切れる道理も無く。
結局氷精は、一撃たりとこの少女に有効打を与える事が出来なかったのである。

「弱いなぁ、つまんないの。あーさむいさむい」

駆け寄ってきたかと思えば、唐突にこちらの腰回りをホールドしてくる少女。一悶着終えた後とは思えぬ程活発だ。ひんやりと冷たい感触にぎょっと跳ねる。氷精にインファイト仕掛ければそうもなるだろうが、心臓止まるかと思った。

「えーと、お強いんですね?」
「別にー。あれの張り合いが無さすぎるのよ」

澄ました顔で言ってくれるが、ありふれた妖精とは一味違うあれを初見でああも手玉に取ってみせるというのは並大抵の所業ではない。ひょっとして先程寝入りを襲われかけた時、割と命の瀬戸際に立っていたのだろうか、自分は。
考えても栓無いので適当に打ち切った。現時点で敵意は持たれていないらしいし、それで安心するしかない。

「興が削げちゃったわ、もう。釣竿ちょうだい」
「まだやるんですか」

言うが早いか、返された釣竿を少女はさっさと湖に再び投げ入れてしまった。諦めの悪い。ふと見上げると、真上に在ったはずのお天道様が気持ち傾きつつあった。

これはどうにも、長くなりそうだ。



待つ事、三十分。


「お、やっと釣れた」
「マジですか」
「でもちっちゃいなぁ、何これ」
「これは…………ああ、山女魚ですか」
「えっ、ヤマメ?」
「はい。ああでも、湖まで下りてきたのはサクラマスって呼ぶんだったかな。塩焼きにすると美味しいですよ」
「病気とか撒くの?」
「え?いや、毒は無いと思いますが……虫とかは付いてるかもしれませんけど、ちゃんと調理すれば大丈夫でしょう」
「いらない、あげる」
「はっ?あっちょ、中に、つめたっ、あっ」



待つ事、一時間。


「あっ、掛かった!」
「………………」
「……あれー?大物かと思ったんだけど……ねぇ。おーい」
「……はっ、なんでしょう」
「……寝てた?」
「寝てません」
「どっちでもいいや。それよりちゅーごくさん、これなに」
「美鈴です。ええと……何ですかコレ。金属……の、筒?見るからにゴミですけど」
「こんぽた、って書いてあるよ」
「なんじゃそりゃ。外の世界の物ですかね……あーでも、描かれてるこれ、トウモロコシじゃないですか」
「美味しいの?」
「知らないんですか?此方じゃよく食べられてましたけど。甘くて使い勝手も良いんです」
「ふーん?……あむ」
「あーこら、変なの口に入れないの」
「がっ、ぺっ、ぺっ!不味いし、硬い!」
「言わんこっちゃない」
「貴女の国の人、日がなこんなもの食べてるの?物好きも居たものね」
「ああ、風評被害が」



更に、待つ事、数分。


「…………ん?」

川上から何やら異物が流れてくるのに、門番は気付いた。
湖のさざめきに乗り掛かったそれは、どんぶらこ、どんぶらこと此方まで流れてくる。
人、のようだった。水中なのに何故か脱げていない帽子の下の髪は青。背丈は小さい、ツインテールから察するに年端も行かない少女だ。背負い鞄を水面に浮かせ、うつ伏せになって漂ってくる。
土左衛門か、昼間っから縁起でもないもの見ちゃったなぁなんて目を逸らそうとした矢先。

突然、微動だにしていなかったはずの身体が翻った。

「……ふあ……げっ、湖まで流れちまったのか」
「……何してるんですか」

山の河童だった。


「お?ああ、館の門番か。何だってこんなとこに」
「こっちの台詞ですよ、河童ともあろうものがカナヅチですか」
「抜かせ。普段やらない事をやるのが気分転換なら、これが私流なのさ」
「はぁ」

言葉のニュアンスが掴めず気の無い返事を漏らす。天狗や守矢の巫女もそうだが、何故山の連中はこうも常人に理解出来る言語で喋らないのだろう。

「ん?もう一人居たか……お屋敷の妹さんか。こりゃまた珍しい取り合わせで」
「お知り合いですか」
「まあ、たまに決闘し合うくらいの仲さな」
「うーん」

決闘はここらでは日常茶飯事、それでは程度がてんで分からない。顔見知りと言った所だろうか。
片割れに聞くのが早いかと見ると、彼女は未だお目当ての掛からない竿の先に熱視線を注いでいた。空っきしで終わらなかっただけ幸運というのに、よくも飽きないものだ。

とすると、私一人でこの癖者を相手にしなければならないのか。ロクな話のタネも無いのだが。今日は一々面倒が絶えない、厄日だ。目の前のこれが流し雛だったら良かったのに……。

「あー、顔見てたら思い出した。貴女、いつぞやの神社の宴会で屋台出してたでしょう」
「おお、そんな事もあった気が。それがどうした」
「その日、帰ってきたお嬢様がくじ屋にハメられたって泣き喚いてて。一日拗ねて口聞いてくれなかったので大変だったんですけど」
「あー?知らねぇよ、日頃の行いだろ。第一金払った時点で契約は済んでんだ、苦情は聞かんよ」
「そうは言っても前科持ちらしいじゃないですか」
「前やったから今回もそうだろうって?言い掛かりも大概にしなよ」
「嘘。あれ当たりなんて入れてなかったじゃない」
「__うわびっくりした!」

別な声が割り込んで来たかと思えば、釣りを放っぽり出したらしい少女だった。突拍子も無い、全く気紛れな存在である。

「何を根拠に言うんだお前……待てよ、その瞳、まさか」
「だって屋台準備するの見てたし」
「げげっいつの間に!?」

余裕こいていた河童が一転青ざめる。良い気味だ。山の妖怪すら出し抜くその隠密性能、やはりこの少女、只者ではない。雑に追い返さなくて正解だった、情けは人の為ならざり。

「さて、何か申し開きはございますかね」
「ぐぅ…………知った事か、あれはもう私の金だ!渡さん、渡さんぞー!返して欲しかったら力ずくで奪い取るんだな!」
「うわ開き直った。……そういう事なら、仕方ありませんか」
「言っとくが門番風情が大妖怪様に敵うと思うなよ、況して水中は私の領域だ」
「別に弱いから門番やらされてる訳じゃないんですが……まあ結構、河の中の蛙の身分で後先考えず喧嘩を売った事、後悔するが良いわ」
「はん、凄んで背伸びしたって滑稽にしか見えんわ。後悔するのはどっちかね」
「弾幕ごっこするの?私も混ざるー!私ちゅーごくさんの味方ね」
「美鈴です」
「や、それは…………あー、分かった!分かった!私が悪かった、金は返すから待った!」

大妖怪三つ巴の血で血を洗う死闘は、その幕が上がる前に決着した。多勢に無勢となり、途中まで威勢良くふんぞり返っていた河童はあっという間に萎んで白旗揚げた。またしても少女に助太刀された形だ、ひたすら傍迷惑な小童かと思えば意外とお役立ちである。次会う時には甘露の一つでもくれてやろう。

河童は鞄の中を漁り、取り出した二つの紙袋を寄越してきた。何故か少女の分も一緒だ、口止め料だろうか。このサイズで収めるとは、一体どれだけ巻き上げたのだと覗いてみる。


袋一杯に、三本の胡瓜。


「ドタマに崩山彩極砲ぶち込みますよ」
「馬鹿言っちゃいけねえ。そいつはかの前代未聞冷酷非道暴虐無比最凶最悪のフラワーマスターの寵愛を受けて育った珠玉の逸品だぞ。生で良し和えて良し売って良しのとんだ代物だ。同胞が命懸けで頂いてきたブツにケチつけるのか」
「そっちの価値基準でもの言わんでください」
「わあ、美味しそう。ありがとう河童の人」
「ほら、そっちのは納得してるし、これで勘弁しておくれよ。な?」
「えー」

何だか腑に落ちなかったが、しかし少女はこれで満足らしい。完全にその威を借りた立場の自分が変に突っ込むのも妙な気がしたので、仕方無くその場は引き下がる事にした。

「うう、楽しみに取っといたのにさぁ」
「自業自得でしょうに」

最後に理不尽にも恨み節をぶつけてきた河童は、事は済んだとばかりにそそくさと川を上り去って行った。流石にそこは河童、逆流を物ともしない速度でその姿は消えていく。

同時に去来しのし掛かった徒労感は、またしても溜め息と化して吐き出されるのだった。



帰り道。振り返れば、紅蓮に染まった夕陽が行く道をほんのり灯している。
思えば長く付き合わされたものだ。この間を突いて某白黒辺りが侵入していない事を祈るばかりである。まあ、立っていても大抵敢えなく侵入されるのだが。

さんざっぱら振り回してくれた当の少女は、河童からぶん取った包みを抱え、鼻唄に合わせスキップ踏んでいた。終始緩み切った表情を眺めていると自分まで腑抜けてしまいそうだ。

「人魚、釣れませんでしたね」

独り言のように、そう呟く。ちゃっかり当初の目的とすり替えたのは、思い出させると熱を滾らせてまた釣り堀に齧り付きそうだったからだ。これ以上は付き合い切れん。
結局河童が去っても釣果は振るわず、あれから魚の一匹たりと釣れる事は無かった。最終的な戦利品は胡瓜が三本と、山女魚が一尾、ついでにガラクタが幾つか。うち山女魚は自分が譲り受けたので、果たして残ったそれらが費やした時間と夢見たマグロとに釣り合う成果なのかは甚だ疑問であった。

「別に良いわ、良いお土産も貰えたし。お姉ちゃんもきっと喜ぶよ」

それにも関わらず、変わらない具合でのほほんとしている彼女。どこまでもお気楽なものだと思ったが、暫く歩いた後、何気なくこんな言葉を漏らしていた。

「ちゅーごくさんみたいな親切な人が、私のお姉ちゃんだったらな」
「美鈴です」

それは、彼女なりの冗談のつもりだったのだろうか。今日の事を思い返しても、自分が彼女に親切らしい働きをした覚えなぞは無いのだが。

「お姉さん、好きじゃないんですか?」
「ううん、大好き。だから、ちゅーごくさんがもう一人のお姉ちゃんになってくれれば良いのにって話。最近のお姉ちゃん、お小言多いし」
「美鈴です。……そういう訳にも、行きませんでしょう」

不貞腐れたような表情を見ていると、何となく、身近にも居る姉妹の姿を思い出した。恐らくそのお小言とやらは、右往左往の末こんな所まで辿り着いてしまう花弁のような少女の行く先を憂いての事なのだろう。傍から見ているとただただ歯痒いこのすれ違いは、もしかしたらあらゆる姉妹に共通するものなのかも知れない。

つい苦笑しながらその頭を撫でてやると、少女はきょとんとした顔を向けてくる。

「多分、お姉さんも心配してくれてるんです。そう邪険にするのも可哀想ですよ」
「うーん……ちゅーごくさんがそう言うなら、聞くけどさ」
「美鈴です。……そうしてあげてください」


個人的にしんみりしたのはそれくらいで、後はいつもの他愛も無い会話ばかりが、別れ際まで続いた。
……終いまで、自分の名前が正しく呼ばれる事は無かったが。



解散するタイミングを見失ってしまい、雑談が止まる気配も無いのでそのまま地底探訪ツアーに連れ込まれるのかとも思ったが、道中で向こうから「私はこっちだから」と切り出してきたので、その場でお開きとなった。
最初に危惧した通り、あわや勢いで釣竿を持ち去られそうになったが、間一髪どうにか呼び止めて未然に防ぐ事に成功した。これだけでも今回あれに付いて行った苦労の価値はあったはずである。釣竿の一本ぐらいでどうと言う程器量の狭い方では無いだろうが。

次にあれと遭遇するのはいつになるだろう。神出鬼没な奴の事だ、明日にも鉢合わせるか、或いは年を跨いでもお目にかかる事は無いかもしれない。悠久を生きる妖怪には、どちらでも良い事だ。


それにしても。

「変な娘だったなあ」
「全くだな。随分とお楽しみだったようじゃないか、ちゅーごくさん?」
「美鈴です………………あれ?」

違和感に気付き、カク付いた動作でぎこちなく横を見る。

目を背けてもひしひしと身体を震わせる、小さな体躯から溢れる威厳とカリスマ。己もよく見知った、永遠に紅く幼きその御姿は。

「やあ、ご機嫌よう。河童の件はご苦労だったね」
「お、お、お、お嬢様……………」

普段のノリで体も無く叫び出したくなるのをどうにか堪え、平静を取り繕い、責めてもの沈着した応対を絞り出す。

「あの、今からお帰りですか…………?」
「ああ、ちょっと散策にね。門番も同じくとは、奇遇な事もある」
「い、いつから見てたんです?」
「見てた?まさか。知っているだろ、この館に於いて私の知り得ぬ運命は無い。さて、物置はどうしてくれたものかな」
「……ええと、もしかして、怒ってます?」
「いいや、怒ってはないよ。寧ろ良い具合にガスを抜いてくれたようで嬉しく思っているくらいさ。……私は、ね?」

貫禄に満ちた口調とは歪に、しかし不自然無く浮かべられた、見た目相応の悪戯っぽい笑み。
その言外に伏せられた“運命”とやらを悟り、美鈴は滝のように頬を流れる涙を錯覚した。

「まあ、胡瓜の恩もあるし、咲夜には多少なり手心を加えるよう口添えしておいてやろう」
「うう、有り難きお言葉」
「死ぬ程痛いか死にかねない程痛いかの違いだろうがな」
「それ変わらなくないですか……?」


気が変わった。次あの少女に会った暁には、懇切丁寧に社会常識というものをみっちり仕込んでやろう。
誓った拳は、待ち受けるメッタ刺しへの恐怖にどうしようもなく震えていた。



__________________


新年早々唐突な駄文、失礼致しました。明けましておめでとうございます、私です。今年も皆様方にとって良い一年になります事をお祈りしております。

そんな訳でまた適当なキャラを絡ませてみました。取り合わせで一瞬悪寒がした方、安心してください、作者はスプラッタ無理です。
タイトルは出落ち感だけで結局何一つ回収出来ませんでした。こんちくしょう。一度で良いからエモいタイトル回収とかやってみたい。台詞多めでお送り致しましたがそのせいか描写がなんか雑です、ごめんなさい。前回書いたやつ見てると普通に劣化しただけな気がしなくもない。時間も無駄に掛かりましたし。あと一人称視点むずい。
美鈴は妖夢辺りの苦労人気質の波動を感じるのか敬語の印象が強いんですけど、原作じゃそうでもないみたいでどうしたものか悩んだ挙げ句なんか中途半端になりました。ついでにこいしちゃんの口調も迷走してます。知性を低くし過ぎた感。そんな有り様ですが、これが私の幻想郷じゃいとゴリ押しさせて頂ければと思います。

前後編に分けなかったのでクソ程長くなってしまいました。ここまでご精読くださった方、本当にありがとうございました。

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